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【幽玄なる】キャプテン霧雨81【死の香り】
[846]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/11/06(日) 19:40:54 ID:??? >>B 博麗神社に行こう 魔理沙「(敵方に会っておくか。さすがに私が妖怪側の助っ人とは知らんだろうし。 そのためには、霊夢に聞いてみるとしよう)」 この異変を解決したのは霊夢であり、恐らくはその後の処置も霊夢が行ったはず。 今かの聖人たちがどこにいるのか、それも知っているだろう。 彼我の戦力差を知る必要、そして果たして一輪の言うような敵であるのか。 それを見極めるため、魔理沙は博麗神社へ向かうことにしたのだった。 ……… 霊夢「あいつらに会う?……まぁ、いいけど…うーん……」 魔理沙「な、なんかすごく気乗りしなさそうだが…大丈夫か?」 会ってすぐに用件を伝えると、霊夢は妙な顔をしつつも承諾してくれた。 普段とは違うその反応に、魔理沙は少し心配になるのだが…。 霊夢「なんというか……私というか、あんたが頭が痛くなると思うわ」 魔理沙「えっ」 霊夢「一緒に行きましょ。行けばわかるわ」 魔理沙「あ、ああ………」 どこか嫌な胸騒ぎを感じつつ、霊夢に手を引かれて神社を後にする。 向かった先は……人里。
[847]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/11/06(日) 19:41:56 ID:??? 魔理沙「あれ、こっちなのか?聖徳太子のいるような建物は見かけなかったけど」 霊夢「どんな建物を想像してたのよ」 魔理沙「そりゃあ、御殿とかそんな感じ? 仮にもこれから一大勢力になるんだろ、だったらそのぐらい構えると思って」 霊夢「……色々と予想外だと思うわ」 歩くにつれ、疲労感の濃くなる霊夢の表情。 心配して声をかけるが、霊夢は体調が悪いわけではないと返す。 そして進んでいく先は、人里のメインの通りからやや外れた場所。 その一角に、それはあった。 霊夢「ここよ」 魔理沙「…………」 霊夢「魔理沙?」 魔理沙「………………」 周囲の日本式家屋に馴染まぬ洋風の建物。 平べったい屋根に、レンガ造りの壁。周囲には観葉植物がいくつかおいてあり、風景を和ませていた。 およそ聖徳太子という単語と馴染まぬその風景。 そして、極めつけは。
[848]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/11/06(日) 19:43:03 ID:??? 魔理沙「な、なななななな………」 『人妻ネコミミメイド喫茶 FOR YOU 寺』 寺を全力でバカにしているかのようなその店名の看板であった。 魔理沙「なっ、な、な、な、な、なんじゃこりゃあああああああああああーーーーーーーーーーっ!!!?」
[849]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/11/06(日) 19:44:04 ID:??? 霊夢「しっ。営業妨害になるわ。静かにしなさい」 魔理沙「静かに出来るわけないだろ!なんだこれ!?なんだよこれえええっ!!? 百歩譲って西洋家屋なのはいいとして、なんだよこれ!!?喫茶店じゃん!! しかもジャンルが何かおかしいっていうか致命的に何かが狂ってるよな!? 私のSAN値がこの一瞬で一体どれほど下がったと思ってる!! 一体何なんだよ、人妻ネコミミメイドって!色々とひどすぎるだろ! どこまで狭い層を狙ってるんですか、客って来るんですかァ!!?」 霊夢「まぁ……見た感じ、そんな来てないわね…。ほらでも、昼は混むほど来てるかも…」 魔理沙「来ねえよ!?この着地点がわからない店に来るかよ!! というか、なんで霊夢がフォローしてるんだ!?」 霊夢「いや…えっと、喫茶店やるって言い出した連中に、勝手にすればって言ったの私だし」 魔理沙「お前がGOサイン出したのかよ!!」 霊夢「いやでも、私だってこんなの予想外だったのよ…」 魔理沙「これを予想してGOサイン出したらお前の神経疑うわっ!!」 ぜぇはぁぜぇはぁ。 全力の突っ込みでもう喉というか肺が痛い。 ここまで突っ込みに回らねばならない展開が最近あっただろうか。 いや、ここまで酷いものもあるまい。 メイド喫茶。これならわかる。 ネコミミ喫茶。これはまぁ許容範囲内だろう。 人妻喫茶。何が売りなのかわからない。 この3種がミックスされ、店の存在は純粋な混沌としてそこにあった。
[850]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/11/06(日) 19:45:12 ID:??? 霊夢「……ま、まぁ…入りましょ。連中はここにいるわけだし」 魔理沙「……ちょっと待ってくれ。なぁ。中にいるってことは、店員がその…聖人?」 霊夢「…………まぁ」 目を背けつつ、霊夢は正直に答えた。 その瞬間、魔理沙の中にあった色々が崩れた。 妖怪の存亡をかけた戦い? 白蓮の敵たる聖人たち? ……その肩書きを持つ連中が…この色々と病んだ喫茶店の店員なのかと。 魔理沙「私は……どうしてこんなところに来てしまったんだろう…」 霊夢「あんたにシリアスは似合わないってことでしょ。 ほら店に入るわよ。この前の異変の件で飲み食いしばらくタダだし、遠慮しなくていいわ」 魔理沙「いやだっ!遠慮する!こんな店に入ったと知られたら何て噂されるんだ私!」 霊夢「あーはいはい、人妻ネコミミメイド好きって言われるんじゃないの」 魔理沙「そんなのいやだーーーーっ!!」 必死の抵抗も空しく、魔理沙は霊夢のパワーに引きずられていく。 もうダメだ。逃げることは出来ない。魔理沙は絶望した。 からんころん。 ???「にゃにゃ!お二人様ご来店にゃーん」 魔理沙「………」 目を塞いだ。耳は塞げなかった。
[851]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/11/06(日) 19:46:13 ID:??? 青い髪をまとめたネコミミメイド服を着た何かが、思いっきりキャラを作って話していた。 この空気に魔理沙はとてもではないが乗れない。 霊夢「席は適当に案内して」 ???「にゃにゃ。ちょうどオーナーが霊夢にゃんと話がしたいと言ってたにゃん。 オーナーの席の近くでいいかにゃ?」 霊夢「いいわよ。あと、霊夢にゃんは気色悪いからやめろ。 ほら、あんたも自力で立て!席に行くわよ!」 魔理沙「だ、だってぇ……このお店超怖い…」 霊夢「怖かないわよ。いつかの永琳のブルマのほうがよっぽど恐怖だっての」 魔理沙「どっこいで怖いよここ!」 抵抗する魔理沙を連れ、さっさと案内された席へと向かう霊夢。 その道々の席には、少ないながらも客の姿が見えた。 幻想郷にもそんな狭い需要があったのか。 ???「お席はここにゃん♪それじゃあごゆっくりにゃーん」 魔理沙「………」 霊夢「いつまで虚ろな目してるのよ。ほら、メニュー。 ただだから好きなの頼みなさい」
[852]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/11/06(日) 19:47:14 ID:??? 魔理沙「い、いやでも……。霊夢知ってるか?黄泉の国で物を食べると黄泉の住人に…」 霊夢「ギロッ」 魔理沙「ハイ。ワタシ メニュー エラビマス。 …………そ、そういえばさぁ。オーナーの席の近くって?」 霊夢「ああ。店長がフロアに出てお茶飲んでるのよ。仕事せずにお金貰えるっていい身分よねー。 オーナーってのがほら、あいつ」 そう言って、席を指さす霊夢。そこには……。 先着2名様で オーナー?→!card ひみつの判定→!card と書き込んでください。カードで分岐します 【オーナー】 ダイヤ・ハート→静かなる威厳を持つ薄紫の服を纏った少女がいた スペード・クラブ→青いジャージを着た見た感じ変な少女がいた JOKER→両方いる 【ひみつ】 ダイヤ・JOKER→イベント それ以外→何もなし
[853]森崎名無しさん:2011/11/06(日) 19:48:14 ID:??? オーナー?→ スペード6 なんぞこれ
[854]森崎名無しさん:2011/11/06(日) 19:52:12 ID:??? ひみつの判定→ ダイヤQ
[855]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/11/06(日) 20:08:50 ID:??? >>853 なんでしょうねぇ… オーナー?→ スペード6 >>青いジャージを着た見た感じ変な少女がいた ひみつの判定→ ダイヤQ >>イベント発生 霊夢が指さした先。そこにいたのは。 ???「はーっはっはっは!よく来たな博麗の巫女!この太子の重大な話を…。 あ、すいませーん。お茶のお代わりくださっ…ぬあばーっ!?熱湯が顔面にーっ!」 ???「ハハハ、すまぬ道士!我と道士の仲であろう、ご容赦なされい」 青いジャージを着たなんか変なのだった。 見た目は美少女だったが何かおかしい。いや、何もかもおかしい。 霊夢「まぁぶっちゃけ手伝おうとすると逆に邪魔になるから、ああして茶飲ませてるんだけど」 魔理沙「…………帰っていい?」 魔理沙は深く学んだ。 敵に幻想を抱いてはいけない。 ダメだこの敵。なんだこの向こう側とのテンションの落差。 敵対イベントでもっと盛り上がるべき場所だろここ。 何がどうなって喫茶店でジャージなのだろうか。理解が追いつかない。 霊夢「いやまぁ、ご飯食べてから帰りましょうよ。タダなんだから」 魔理沙「お前本当にタダって言葉に弱いよな…」
[856]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/11/06(日) 20:09:54 ID:??? なんだかんだで霊夢がメニューに注目している。 魔理沙はごく自然とオーナーから目を逸らし、周囲の客を見物してみる。 さっきも見た通り、客は少ないながらも入っているようである。 その中でも目を引いたのが、金髪の見るからにモテそうな美少年であった。 ???「アルにゃん、オムライスどうぞにゃーん」 アル「ありがとニャンニャン」 魔理沙「…なんか、若いのに道を違えた奴までいるよ……」 霊夢「幸せそうだしいいんじゃないの?…よし、やっぱり一番高いセットにしましょう。 あんたもそれでいい?」 魔理沙「(しかし、幻想郷の住人っぽくないな……外来人か?) …っと。あ、ああ。それでいいぜ」 先着1名様で 注文を取りに来たのは?→!card と書き込んでください。カードで分岐します ダイヤ→???「お待たせいたしました」 なんかマトモっぽい人が来たぞ! ハート→???「我らが開店を祝福に参られたか」 なんか変な人が来たぞ! スペード→???「お待たせにゃんにゃん♪」 なんか痛い人が来たぞ! クラブ→オーナー「おのれ布都め…私も注文が取れるというところを見せてやる!」 なんかバカが来たぞ! JOKER→紫「お待たせにゃんにゃん♪」 魔理沙「」 霊夢「」
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0ch BBS 2007-01-24