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【魔王の足音】幻想のポイズン55【天才の意地】
[426]森崎名無しさん:2011/11/21(月) 16:28:13 ID:??? これだけ評価上がってると 穣子にアヘ顔させる日もそう遠くない気がするな
[427]森崎名無しさん:2011/11/21(月) 22:10:07 ID:??? >>421 三杉君がいい笑顔でそちらを見つめています
[428]森崎名無しさん:2011/11/21(月) 23:12:06 ID:??? 天才ファン・ディアス相手にウノゼロならぬ10−0とは なんかとんでもないことになってましたな、やはり魔王ぞ
[429]森崎名無しさん:2011/11/22(火) 10:49:01 ID:??? 次の試合はFWを三人、反町MFにしてブラボー君を即交代に追い込めばミドルシュート打ち放題だな 特化は強いが弱点は多いから一人ずつ潰していけば勝機は見えるはず
[430]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/22(火) 22:50:25 ID:??? >★来いよJOKER! かかってこい!→ ハート7 =魔理沙「……………」 魔理沙さんが一歩前に進み出た!★ ==================================================================================================== ザッ 魔理沙「…………」 リグル「! ひ、ひえぇ……」 チルノ「おっ、なんだ、やるかー!?」 ヒューイ「(ああやばい。 人間の後ろに隠れとこ……)」 その沈黙を破ったのは、魔理沙が一歩前に足を踏み出した音だった。 これを聞いた瞬間、リグルはひえぇと思わず情けない声を出しながら魔理沙と対照的に一歩後退。 逆にチルノは前のめりになりながら鼻息荒く腕まくりし……ヒューイはそそくさと避難をした。 彼女らは、彼女らが魔理沙らの加入に反対をした事により魔理沙が怒り、皆纏めて消し炭にするのかと思ったのである。 己を最強だと信じて疑わないチルノはともかく、サッカーならばいざ知らず実際の弾幕ごっこにはそんなに自信の無いリグル。 そして、同じく弾幕ごっこではただのザコ妖精と変わりないヒューイは身を縮こまらせて怯え竦むのだが……。 スッ ペコリ 魔理沙「………………」 リグル「あれ?」 チルノ「ん?」 ヒューイ「???」 何故か魔理沙は彼女らの予想と反し、被っていた帽子を外すと小さく頭を下げ……その口を動かした。
[431]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/22(火) 22:51:29 ID:??? 魔理沙「……いろいろと迷惑かけてすまんかった。 ……まあ、なんだ。 以後勝手に離脱するような真似はせんから、もう一度よろしく頼む……ぜ」 たどたどしくはあったが、しかし、はっきりとした口調でそう告げる魔理沙。 しばし誰もが一体魔理沙は今何を言ったのかと理解しかねていたのだが……。 しばらくすると、驚いたように頭を下げる魔理沙に対して視線を向ける。 ――あの霧雨魔理沙が謝罪をした。 しかも、頭を下げて、である。 天上天下唯我独尊、傲慢が服を着て歩いているような人物――というのが、この場にいる大多数の者たちの魔理沙に対する見解。 実際、魔理沙という人物はそういう言葉で表されるような人間でもある。 売られた喧嘩はすぐに買い、強力な魔砲であらゆるものを木端微塵に吹き飛ばす。 遠慮という言葉を知っているのかすら疑問になる程傍若無人だし、とにもかくにも、丁度反町の対極にいるような人物であった。 だが、そんな魔理沙にも常識はあった。 今回の一件が、チームに迷惑をかけたものだったというのも重々承知していたのである。 妖夢はともかくとして、霊夢はこのチームにとって必要不可欠である司令塔。 咲夜は守備面においては妹紅を凌駕する万能プレイヤーであるし、ロングシュートの使い手でもある。 早苗は一対一とスタミナに弱点を抱えるもののセービング技術は間違いなく今大会トップクラス。 そして、己を超えるストライカーである反町と己に追いつこうとするリグルがいるとはいえ、魔理沙もまた幻想郷有数のFWだった。 その5人が一斉に大会前にチームを離脱するというアクシデント、その起因となったのは霧雨魔理沙である。 彼女がそのことに対して負い目や責任を感じていないかと言われればそうではなく……。 彼女がこの一件に関して謝罪をしたというのも、彼女をよく知る者からしてみれば何ら不思議ではない事であった。
[432]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/22(火) 22:52:31 ID:??? にとり「……ま、まぁまぁ、今回のアレも事故だったんだし、魔理沙もそんなに気にしない方がいいよ! ねぇ、みんな!」 美鈴「そうです! それにちゃんと謝ってくれたんですし、私たちももう気にしてませんから!」 お空「うにゅ! 悪い事したらごめんなさい、っていうんだよ。 言ったら許してくれるってさとり様言ってた!」 魔理沙「(実際は事故じゃないんだが……ま、話ややこしくしてもしゃあないよな……それにあんな事言いたくもねぇし。 しかし……あの優男、何のつもりだ? てっきりリグルあたりをヨイショするかと思ったんだがな)」 そして、この魔理沙の謝罪は素直に受け入れられた。 元々魔理沙を慕っていたにとりの言葉を皮切りに、気を使う事に定評のある美鈴。 状況をよくわかってはいなかったが、純粋なお空がそれに続き、一気にムードは和やかなものとなり。 魔理沙や霊夢らを受け入れるという流れになってゆく。 輝夜「(……6ボスである私の出番かと思ってスペルカード思わずつかんじゃったわよ。 外の世界では弾幕ごっこは禁止って言われてたんだし、流石の魔理沙もしないわよね、そりゃ……)」 パチュリー「(やれやれ……なんとか丸く収まりそうね……。 ……あっちは少しややこしくなりそうだけれど)」 袖に手を突っ込んだ姿勢のまま固まっていた輝夜は、ふぅとため息を吐きながら額に流れる汗を拭き。 それを横目で見ながら、パチュリーは視線をリグル、チルノらといった魔理沙らの加入に反対していた者たちに向けた。 このような流れとなっては、彼女たちがどれだけ反対をしようと魔理沙らの加入はもはや覆りはしないだろう。 では、彼女らはこの流れに対して憤慨――或いは悲しみを覚えていたのかと言われれば……それとはまた違った反応を示していた。
[433]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/22(火) 22:53:31 ID:??? リグル「(……なんかよくわからないけど、白黒が私に頭下げた! よしよし、つまりアレだ! ……白黒もようやく私の凄さがわかってきたって事だね!)」 チルノ「(ふふん、やっぱりあたいってばさいきょーね!)」 そう、彼女らは魔理沙が「頭を下げた」という行為に強く反応し、いい気になっていた。 あの気が強く、絶対に頭を下げる事など無いだろうと思われた魔理沙が、「自分たちに頭を下げた」という事実に気を良くしていたのだ。 無論、その後の魔理沙の言葉も彼女たちは聞いていたが、そもそも彼女たちは魔理沙たちが離脱をした事を迷惑とも思っていなかったので。 「何言ってんだこいつ?」レベルで話を流してしまっていたのである。 結果、彼女たちに強く残ったこの件の印象は、魔理沙が頭を下げたというそれだけ。 リグルはこれを魔理沙がようやく自分の凄さ、エースとしての強さに気づき今まで馬鹿にしていた事を謝ったんだろうと解釈したし。 チルノもまたそれと似たような事を考えていた。 ……無論、魔理沙も彼女らの事を認めてこそいるものの、先ほどの謝罪はそんな意図など無かったのだが。 とにもかくにも、彼女たちはそう解釈してしまったのだった。 反町「(……意外だ。 てっきりリグルあたりに掴みかかるかと思ったんだけどな……。 何か企んでたりするんだろうか? 日向も裏でいろいろあくどい事してたし、ああいうタイプだからって裏工作をしないってわけじゃないんだし……)」 そして、反町はといえば魔理沙の謝罪に何か裏があるのではないだろうかと考えつつ……。 とりあえずは、丸く収まって良かった……と考えていた。 反町と魔理沙、お互いの性格上、裏なんて殆ど無いというのに何か裏がありそうだと考える辺りがやはり水と油のような性質の違いである。
[434]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/22(火) 22:54:33 ID:??? うどんげ「(あー……それにしても魔理沙が謝るなんて珍しいなぁ。 でも、ちゃんと謝ってくれたのは嬉しいかも……キャプテンもちゃんとリグルたちに反論してたし……よかったよかった)」 大妖精「(魔理沙さんってそんなに怖くないのかな? でも日頃チルノちゃんボロボロしちゃったりするし……。 でも基本チルノちゃんから喧嘩は売ってるから……でもでも、うーん……)」 静葉「(冷静に己の非を認め、それを口に出せるのは美徳ね……。 直情的な人間だと思っていたけれど、そうでもないのかしら? 一樹君もよくリグルちゃんたちを注意出来たわね……流石はキャプテンと言うべきかしら)」 美鈴「(こういう所があるから何度マスパ食らっても魔理沙さんを憎めないんだよなぁ……。 ……まぁ、たまにはちゃんと許可取って紅魔館入ってくれとは思いますけれどね。 しかし反町さん……普段温厚なのに言うべき事はちゃんと言えるんですね……)」 なんにせよ、こうして霊夢らは幻想郷Jrユースに合流を果たした。 ※反町の強い反論からいい流れで魔理沙の謝罪に向かい、それが受け入れられたので反町、魔理沙両派閥の支持率が上昇します。 反町支持率:54→55 魔理沙支持率:15→18 リグル・チルノの魔理沙に対する評価が+2されます。うどんげ・大妖精・静葉・美鈴の魔理沙に対する評価が+1されます。 うどんげ・静葉・美鈴の反町に対する評価が+1されます。静葉の評価は既に+5なので、反町の支持率が+1されます。 反町支持率:55→56 ※博麗霊夢・霧雨魔理沙・東風谷早苗・魂魄妖夢・十六夜咲夜がチームに合流しました!
[435]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/22(火) 22:55:35 ID:??? 輝夜「よし、みんなきけ! それじゃひと段落した所で……改めて霊夢らがこのチームに合流する事をここに認めるわよ」 霊夢「……ところでなんであんたそんなに偉そうなの? さっきまでおたおたしてたのに」 輝夜「……ゴホン。 で、とりあえず今からは予定通りしばらく自由行動にするからね。 試合に出た選手はシャワー浴びて着替えるなりなんなりしていいし、体力回復に努めてもいいわ。 あと、昼食も今の内に取っといてね。 そんじゃ、解散!」 ざわ…… ざわ…… ざわ…… その後、監督である輝夜は気を取り直して改めて霊夢らのチームへの合流を認可し。 この宿舎に戻ってきた当初の目的である短い自由時間をチーム全員に取らせる事となる。 試合に出場をした選手、出場をしていなくても一旦外に出た上、試合前のウォーミングアップなどで汗を流していた選手らは。 早々にシャワーを浴びに向かい、反町も当然それに習うようにしてシャワーを一人で浴びたのだが……。 反町「(……そりゃまだ誰も上がってないよなぁ)」 男がシャワーを浴びる時間と、女がシャワーを浴びる時間というのはやはり違う。 もしかしたら子供である妖精1やヒューイ、リグルやチルノらならば先に出ているかもと思っていたが。 まだ出ていない所を見ると、他のメンバーに強制的にしっかりと体を洗われているのかもしれない。
[436]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/22(火) 22:56:36 ID:??? 反町「(しかしどうしようかな……部屋に戻って……いや、時間が中途半端だよな。 ……もう食堂に行こうかな? いや、ロビーに早苗さんたちがいるかも?)」 湿り気を帯びた髪を撫ぜながらそう考えた反町は、ひとまず先にロビーに向かう。 そこでは反町に気づいた様子もなく、霊夢と咲夜、早苗がソファーに座り何やら談笑中。 そこで踵を返して食堂へと向かえば、とある一席で魔理沙と妖夢が食事を取りながら何かを話していた。 反町「(さてどうしよう。 どっちかのグループに混ざろうか? それとも皆を待とうかな?)」 A.ロビーに行く(霊夢・咲夜・早苗がいます) B.食堂に行く(魔理沙・妖夢がいます) C.皆を待つ 先に2票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
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0ch BBS 2007-01-24