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【魔王の足音】幻想のポイズン55【天才の意地】
[622]森崎名無しさん:2011/11/26(土) 22:51:38 ID:??? いつもどおりすぎる翼と三杉がいると何故かほっとするぜ
[623]森崎名無しさん:2011/11/27(日) 00:22:31 ID:??? つまりGKが弾いた場合のみオフサイドじゃなくなったという事で?
[624]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/27(日) 00:38:25 ID:??? >>619 どうも助言ありがとうございました。 書き直しも嫌だったので、大変助かりました。 >>620-622 三杉君は反町のライバルだった筈なのにすっかりツッコミ役が定着してお笑いポジションですね……。 こうなったら佐なんとかさんに期待するしかない。 >>623 そうですね。その解釈でおkです。
[625]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/27(日) 01:36:53 ID:??? フランスのDF、ブラボーの予想外に過ぎる秘密兵器――カウンターシュートを起点にし。 伏兵、ボッシの一撃で伊吹萃香が守るゴールから貴重な1点を手に入れたフランスJrユース。 このままこの1点を守り切れば、晴れて決勝トーナメントへの進出が決定をするのだが……。 当然ながらウルグアイもここからの同点、そして逆転を狙っている。 試合時間がまだ30分も残っている以上、それは当然の事でもある。 そして、ウルグアイJrユースの切り札は――。 ピピィーッ! バムッ バシッ 勇儀「………………」 いつになく真剣な眼差しをし、キックオフからのボールを受け取った山の四天王――力の勇儀である。 勇儀「(正直ね……この試合、楽に勝てると思っていたよ、地底のご令嬢……。 だが……よくぞ萃香から1点を取った。 それは褒めてやる……! しかし、問題はここからお前が私を止められるかだ!)」 ドンッ! ズザァァッ……! 勇儀「(萃香がやられて同じ鬼である私が黙っている訳にはいかん……! ここからは……全力で行ってやる!!)」 ドォンッッ!! ズザァァァッ……!!! 勇儀「(後悔するなら……)鬼を本気にさせた事を後悔しなァッ!!」 ドォォンッッッ!!! ズザァァァァッ……!!!!
[626]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/27(日) 01:37:55 ID:??? 一度、二度、三度……ゆっくりと地面を踏みしめながら、大きく右足を振りかぶる勇儀。 地面を踏みしめるたびにフィールドは振動し、巨大な爆音が周囲に響く。 ビリビリビリと得も知れぬ緊張感に包まれながら、フランス守備陣は慌ててシュートコースを防ぎに向かった。 ピエール「(くっ……完全にフリーになれるようにと下がった位置でボールを受けたか! それだけ自信があるのだろうが……)皆、中央に寄れ! ブロックだ!!」 ボッシ「お、おう!」 こいし「(くそっ、キックオフ直後じゃないとマークされると思っていきなり撃ってきたな〜!)」 ジョン「あ、ああああああああああああああああああああああああああああああ〜っ!? これは勇儀選手、キックオフ直後のロングシュートの構えだァ!! 杯を捨て、本気を出した勇儀選手! 果たしてこのシュートは決まるかァッ!?」
[627]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/27(日) 01:39:10 ID:??? 三杉「……! 久しぶりに見たが……相変わらず馬鹿げたシュートだ……!」 次籐「まさか……ただ助走をつけて思いっきりボールを蹴り抜くだけタイ!?」 藍「その通りだ……星熊勇儀のその真の恐ろしさは、ただそれだけのシンプルなシュートが強力なものとなるという点。 ……鬼らしい、なんとも豪快で力任せなシュートだよ」 若島津「(ここにいてもわかる……! あのシュートは……俺には取れん!! あれは……あれの前じゃ、日向さんのネオタイガーショットなんてかわいく見える程だ!!)」 日向「…………!」 レミリア「相変わらずふざけたシュートだ……! やはり東洋の鬼は野蛮だな」 シュナイダー「だが……どれだけふざけたものだろうと、ゴールに入れば同じ事だ。 記録にはふざけたシュートとも汚いゴールとも残らない」 神奈子「ミューラー君、アレ……止められると思うかい?」 ミューラー「……当然だ。 俺に防げぬシュートなど、無い」 幽々子「(……"あれだけの距離があれば"、でしょうけどね。 流石に至近距離で撃たれては、ミューラー君でも弾くのが精いっぱいの筈だわ……)」 観客たちの中にいる優れたストライカー、或いはゴールキーパー達は、そのシュートフォームを見ただけで確信をした。 この勇儀のシュートは、間違いなく今大会でも屈指の威力なのだと。 完全にフリーの状態でなければ撃てないという制約があるものの、その代償を補って余りある威力を持つシュートなのだという事を。 そして、その確信を持った次の瞬間に――勇儀はその右足をただただ強く打ち下ろし、蹴り抜いた。
[628]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/27(日) 01:40:12 ID:??? 勇儀「 四 天 王 奥 義 三 歩 必 殺 」
[629]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/27(日) 01:41:29 ID:??? ドバゴゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!! バギャガガガガンッ!! ピエール「!?!?!? ぐあああああああああああああああああっ!?」 ボッシ「いぎゃあああああああああああっ!?」 咆哮と共に蹴り放たれるは、鬼の力をボールに篭めた文字通り必殺の一撃。 ボールはひしゃげながらも超高速でフランスゴールへと襲い掛かり……。 間に入っていたピエール、ボッシは威力を弱める事など到底出来ず跳ね飛ばされる。 ズギャギャギャゴガンッ!! こいし「わ、私だってブロック技を……うわああああああああああああっ!?」 ドゴール「むがあああああああああああああああああああああっ!?」 ベルジェル「ひげげげげげえええええええええええええっ!?」 ルスト「くそぉーっ! まずいぜこいつはーっ!! ぐわああああああああっ!?」 ブラボー「シルバースキ……い、いかん! ぬわあああああっ!?」 そして、後方でシュートに備えていたボランチ・DFの者たちも衝突事故を起こしたかのように吹き飛ばされた。 ブロック技を新たに取得をしたが、そもそもブロック自体をあまり得意とはしていないこいし。 タックルとクリアー以外ではまるで役に立てないドゴールとベルジェル。 ……守備に関してはあらゆる面で万能であるルスト、 ブロックに関してだけは世界レベルのブラボーでも、そのシュートは止められなかった。 どれだけ距離が離れていようと、勇儀の放った三歩必殺は誰にも止められなかったのだ。 さとり「…………!」 フランスのゴールキーパー、古明地さとりを除いては。
[630]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/27(日) 01:42:50 ID:??? ギリギリギリギリギリギリ…………!! 勇儀「(そうだ、覚り妖怪程度が鬼に敵う筈が無い! 身の程を知らないから……!)」 さとり「(遠くて心が読めなくても、貴方が何を考えているかわかりますよ、星熊勇儀! その表情は恐らく……次の瞬間に、凍りつくのでしょうね!)ぐっ……うううううううううううううううううう!!」 小さく口元に笑みを浮かべる勇儀に、歯を食い縛りながら左腕を強く強く振り上げるさとり。 ブォンッ!! さとり「 と め ま す ! ! 」 グバッヂィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!! 振り下ろされたさとりの左腕はボールの上部を叩き、横から強烈な衝撃を加えられたボールは轟音を立ててから高くバウンドをした。 ……そのままゴールに入ってしまうというアクシデントが起こる筈もなく。 しっかりとフランスゴールから離れるような軌道で。
[631]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/27(日) 01:43:53 ID:??? キュッ ダンッ!! さとり「(ある程度は予想をしていましたよ……星熊勇儀! あなたなら、キックオフ直後にシュートをしてくるかもしれない……と! 確かに、あなたの知る私ならこのシュートは止められなかった……! 幻想郷にいた頃の私は、PA内以外のシュートにはまるで無力……! 距離があるシュートも、まるで止められなかった! しかし……!)」 勇儀「(ほう、前に出たか!)」 迫りくるボールに対し、さとりは果敢にも真っ向から挑みかかるようにして前に進み出た。 強く地面を蹴り、跳ねるようにしてボールに向かいながらそのか細い右腕を突きだす。 それは星熊勇儀の知る古明地さとりがしたならば、自殺行為としか思えない行動。 貧弱で、虚弱で、体力も筋肉もまるでついていない貧相な少女が、鬼の必殺の一撃に抗える筈が無いのだから。 ガチィィイイイイイイイイッ!! さとり「ぐぅっ……!!」 勇儀「(逃げなかったのは褒めてやる……! だが……その腕では弾き返せん!)」 さとりの右腕は、綺麗にボールの中心部を射抜いた。しかし、そこまでだと勇儀は思った。 さとりの細い腕は悲鳴を上げるようにして小刻みに震え、ボールのパワーを殺し切れていないのが遠目にも見えたからである。
[632]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/27(日) 01:45:00 ID:??? ギリギリギリギリギリギリ…………!! 勇儀「(そうだ、覚り妖怪程度が鬼に敵う筈が無い! 身の程を知らないから……!)」 さとり「(遠くて心が読めなくても、貴方が何を考えているかわかりますよ、星熊勇儀! その表情は恐らく……次の瞬間に、凍りつくのでしょうね!)ぐっ……うううううううううううううううううう!!」 小さく口元に笑みを浮かべる勇儀に、歯を食い縛りながら左腕を強く強く振り上げるさとり。 ブォンッ!! さとり「 と め ま す ! ! 」 グバッヂィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!! 振り下ろされたさとりの左腕はボールの上部を叩き、横から強烈な衝撃を加えられたボールは轟音を立ててから高くバウンドをした。 ……そのままゴールに入ってしまうというアクシデントが起こる筈もなく。 しっかりとフランスゴールから離れるような軌道で。
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0ch BBS 2007-01-24