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【魔王の足音】幻想のポイズン55【天才の意地】
[750]森崎名無しさん:2011/11/29(火) 23:34:10 ID:??? 翼「分をわきまえなきゃいかんよ。たかが第3FWの分際でリグルを外そうなんて」 ビリビリと紙を破いたー!?
[751]森崎名無しさん:2011/11/29(火) 23:34:27 ID:??? そこまで豆腐メンタルではないだろw
[752]森崎名無しさん:2011/11/29(火) 23:35:02 ID:??? 三杉「君は何を言っているんだ」
[753]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/30(水) 00:47:16 ID:??? >★名将輝夜の戦術眼→ ダイヤ3 =輝夜「なるほど……よーく考えてるわ、あいつも」 輝夜さん、魔理沙の意図を理解した!★ ==================================================================================================================== 蓬莱山輝夜は選手としては三流以下のゴールキーパーである。 しかし、監督としての手腕、戦術眼に関しては一流と呼べた。 その輝夜はこの魔理沙の考案したスタメンを見て関心したかのようにため息を吐き、反町にも見えるよう机に置く。 反町「考えてるって……これが、ですか?」 輝夜「サッカーは力押し……ってのがあいつの心情だと思ったんだけどね。 少なくとも、かなり練られてるものであるのは確かよ」 反町「……そう思う理由を聞いてもいいですか?」 輝夜「そうね……じゃあいいわ、教えてあげる」 輝夜がこのスタメンを見て関心をする理由が、いまいち納得できない反町は説明を要求。 これに輝夜は快く答え、立ち上がるとぺたぺたと音を立てて部屋の壁際に置かれていたホワイトボードを引っ張り。 キュポン、とホワイトボード用のマジックのキャップを取り。 ホワイトボードにフランスのフォーメーションを上下逆の形で書きながら反町に言う。 輝夜「ホワイトボードを使った方が説明しやすいから、これを使って説明するわ」 反町「は、はい……(そんなに長くなるのか?)」 輝夜「まず、明日のフランス戦で戦う上で大前提となるもの……それが……」 ……… …… …
[754]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/30(水) 00:48:37 ID:??? 〜 幻想郷Jrユース宿舎内 ミーティングルーム 〜 魔理沙「審判のフランス贔屓だ。 まず間違いなく、明日の試合でフランスの反則は取られない。 それどころかこっちが何もしてないのに反則を取られる可能性も高い。 それ自体は……よくはないが、まあ、いい。 問題は反則を取られて抗議する奴、文句言う奴が出てくる事。 自分が笛吹かれてないのに抗議して、共倒れされちゃ困ったってレベルじゃなくなる。 だから明日の試合、そういう奴は使えん」 夜も深まったミーティングルームで、霧雨魔理沙は改めて己の考えたフォーメーションを見直していた。 付添人は、このチームで随一の知識人でもあるパチュリー=ノーレッジ。 彼女を前にしながら、魔理沙はホワイトボードに黒いマジックで幻想郷Jrユースメンバーの名前を羅列していく。 魔理沙「具体的にはリグル、チルノ、お空……こいつらは出せん。 グレーゾーンだと、妹紅と妖夢、それにメディスンだな……まあ、ここは予め言っておけば大丈夫だとは思うが」 パチュリー「……水橋パルスィは大丈夫、と判断したの? あなたは」 魔理沙「お前らの話だと、イタリア戦で反町とスイッチを決めたんだろ? それにヤマメの話じゃ、しっかり抑える所は抑える……勝つ為になら何でもやるタイプ。 なら、問題はねぇ。 しっかり言っておけば下手こかねぇよ。 ……妬むだろうが」 気性が荒い、或いは性格が単純――隠し事や搦め手を苦手とするタイプや、そもそも人間を嫌う妖怪は、明日の試合で出すのは不安が残る。 それは明日の試合で審判がフランス贔屓の判定を多くしてくるという前提から来るもの。 魔理沙はまずそれを説明してから……では何故、パルスィを出していないのかについて説明を始める。 魔理沙「パルスィは完全なドリブラーだ。 だが明日の試合、ドリブラーは出しても殆ど意味が無い」 パチュリー「その心は?」 魔理沙「単純だ。 センタリングが殆ど意味ねぇんだ、フランスには」
[755]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/30(水) 00:49:38 ID:??? 言いながら、魔理沙はフランスの守備陣の中でさとりとベルジェルに○をつけた。 明日の試合では、彼女たちがいる為にセンタリングは殆ど意味をなさない、と魔理沙は考える。 魔理沙「ダイレクトシュートはさとりに通用せん。 ポストプレーもこのベルジェルっての相手だと分が悪い。 つまり、明日の試合でPA内でのハイボール争いなんてのは殆ど不利なんだ。 だからパルスィは使えん、あいつはサイドから切り込んでのセンタリングが主な仕事だからな。 その仕事に意味が無いんなら、アウトだ」 パチュリー「そして、同様にダイレクトとポストプレーが売りのリグルもアウト……という訳ね。 ……でも、それならスリートップにすればいいだけじゃないかしら? あなた、反町、リグルの3人がPA内に入ればベルジェルも全員をフォロー出来ないでしょう」 魔理沙「わかってて言ってんな? ……スリートップは下の下だ。 反町に高いダイレクトはねぇ。 いくらあいつのヘディングが強烈だからって、さとり相手じゃ決まらん。 トラップしてからPA外に出るのも、手間がかかるからすぐプレスがかかる。 それじゃ不利だ」 パチュリー「……パルスィがサイドを突破してから、中央の霊夢を継いで貴方達に繋ぐ、というのは?」 魔理沙「そりゃ駄目だ。 こいし、ルスト、ピエールってのが中央には固まってる。 どいつかが来れば、パルスィのパスは通らん」 ドリブルは優秀だが、パスは並レベルと言えるのが水橋パルスィ。 その彼女の幻想郷Jrユースでの主な仕事は、サイド深くからのセンタリングか、そのままドリブルゴールを狙うかのいずれか。 だが、その両方はフランスの守備陣に対して有効な手段ではない。 結果、パルスィを試合に出す必要はない……というのが、魔理沙の弁である。
[756]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/30(水) 00:50:41 ID:??? 魔理沙「そもそもサイドハーフは明日の試合で出しにくいんだよ。 うちでサイドをやれるのは静葉・パルスィ・うどんげ……後は妖夢ってトコか。 こいつらは全員ディフェンスが弱い。 フェレーリってのやジョルジュってのと張り合うにしても対抗できる可能性は低いんだ。 それで下手に接触プレーでもして反則貰っちゃ馬鹿らしいだろ」 パチュリー「接触プレーを避ける為の静葉のOMFとしての起用、という訳ね」 魔理沙「センタリングが意味ねぇ以上、 明日の主なボール運びの手段はパスでの前進かドリブルでの中央突破……からのFWへのスルーパスだ。 ある程度こなせる、OMFの位置における選手は静葉しかいねぇ」 攻撃をする上で、接触プレーは避けられるものではない。ドリブルで攻め込まなければ、相手陣営に進む事は出来ないのだから。 だが、ある程度はパスを絡めて前進する事が出来る。それを主体として攻めるならば、起用すべき人材は静葉しかいない。 魔理沙「攻撃はそれでいい。 ……次に守備だが。 ここでダブルボランチなのは当然意味がある」 パチュリー「……どういった?」 魔理沙「これも単純だ。 相手のボール運びの手段は数多い。 おまけにやっぱ反則が怖いってのがある。 まずは前者について説明してくが……」 言いながら、魔理沙はボッシとフェレーリ。 こいしとジョルジュ。 ピエールとナポレオンを違う記号であらわした。 −−★−− ★こいし ■−▲−★ ■フェレーリ ▲ピエール ★ジョルジュ −−−−− −▲−■− ▲ナポレオン ■ボッシ 魔理沙「……これが明日、戦う事になった時のフランスの位置関係だ。 もしヒューイだけのワンボランチだと……」
[757]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/30(水) 00:51:41 ID:??? −−★−− ★こいし ■−▲−★ ■フェレーリ ▲ピエール ★ジョルジュ −−−−− −▲−■− ▲ナポレオン ■ボッシ −−○−− ○ヒューイ 魔理沙「こうなる。 ……まあ霊夢や静葉が戻って守備にも参加するだろうし、 こいしもボランチだからそこまで積極的に攻めんだろうが……。 戻りきれなかったら、或いはこいしが攻めてきたらヒューイ1人で相手する事になる」 パチュリー「………………」 魔理沙「こいつはまずい。 何がまずいって……両側にそれぞれパサー・ドリブラーが配置されてる事だ」 高速ドリブルの使い手であるフェレーリに、今日の試合で華麗なドリブルを見せたボッシ。 守備にばかり目が行くが名パサーでもあるこいしに、大陸一のパス精度を持つジョルジュ。 フェレーリは幻想郷から見れば左サイド、ボッシは右サイド。 こいしは中央ではあるが……ジョルジュは右サイドに配置されており、 どちらかもパスをどちら側にも供給出来るような陣容となっているのだ。 魔理沙「こいしからナポレオンへの縦のパス。 こいしからジョルジュへつなげて、そこからボッシへ縦パス。 逆サイドのフェレーリに振る、ってのもある。 そのままフェレーリが突破してくる可能性もある。 ボッシが突破する可能性もある。 おまけに中央のピエールとナポレオンはワンツー持ち。 これをヒューイだけで止めろってのは無茶だ。 あいつがどれだけ凄くても体は一つだからな。 だからここはダブルボランチじゃなきゃ駄目だ。 咲夜を入れれば……」
[758]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/30(水) 00:52:41 ID:??? −−★−− ★こいし ■−▲−★ ■フェレーリ ▲ピエール ★ジョルジュ −−−−− −▲−■− ▲ナポレオン ■ボッシ −○−○− ○ヒューイ ○咲夜 魔理沙「どう攻められても対処は出来る。反応が出来る」 そう、ダブルボランチならばどちらから攻めてきても対処が出来る。 そして、ヒューイと共に中盤を守れるだけの実力を持つのは――咲夜しかいない。 パチュリー「……待ちなさい、それでは少し穴がある」 魔理沙「言ってみな」 パチュリー「もしもジョルジュからナポレオンに向けて長いパスが出たらどうするの? ……咲夜が反応出来ない深い位置から。 ヒューイ1人だけでは、止められないわよ」 魔理沙「……だからわかってる事を人を試すような言い方で聞いてくんなよ。 あのなぁ……」 ■−▲−★ ■フェレーリ ▲ピエール ★ジョルジュ −−−−− −▲−■− ▲ナポレオン ■ボッシ −○−○− ○ヒューイ ○咲夜 ○−○−○ ○穣子 ○にとり ○妹紅 魔理沙「何の為に私が穣子を左のサイドバックにしたと思ってんだよ」
[759]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/30(水) 00:53:44 ID:??? タックルは得意であるが、パスカットだけはどうしても一流とは呼べないヒューイ。 その彼女を補佐すべく魔理沙は左サイドバックに穣子を据えた。 魔理沙「……かなり前にしてなきゃ短いパスには穣子でも反応出来ん。 だが、長いパスなら十分カット出来る」 パチュリー「ふむ……。 ……トリプルボランチで3バック、という考えは?」 魔理沙「ねぇな、全然ねぇ。 そいつは咲夜をDFで使えないのと同じだ。 3バックならうちのCBとSBの数の関係上、3人のCBが中央に寄る形になるだろ? そうすると反則取られたらPKだ。 だから駄目だ。 フランスの攻撃は中盤で止める。 或いはサイドで止める方向でいくしかねぇんだ」 パチュリー「……なるほど」 魔理沙「だからCBもにとりとレティ。 ブロックが得意な連中でミドルを撃たれてから止める方針にした。 ……キスメも候補っちゃ候補だが。 ……こっちがPA内で止めない、という方針でも突っ込んでくる可能性あるからなぁ。 そうなりゃキスメじゃ役に立たん。 だからにとりとレティだ」 そこまで言うと、魔理沙は言いたい事は全部言った、と言いたげに盛大にため息を吐き……マジックを置いた。 魔理沙「……ってのが私の考えだが、どうだ、パチュリー? 何かおかしい所はあるか?」 パチュリー「どれだけ優れた戦術、戦法も……実際にやってみなければどう出るかわからない。 この大会で私はそれを痛感したわ。 ……ただ、少なくとも、見た限りでは……………………」
[760]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/30(水) 00:54:47 ID:??? ……… …… … 輝夜「……相手の長所を見切り対策を練った、ベストな布陣……だと、私は思う」 反町「……………………」 マジックを置き、説明を終えた輝夜は感想を述べた。 フランス贔屓の審判の存在、フランスの攻撃手段の多さを考慮したダブルボランチシステム。 フランスの守備陣を意識した、パスを重視した攻撃法。 これらを考慮すれば……輝夜としては、ベストな布陣である……という感想を抱かざるを得ない。 それに対して、反町はしばし呆然としながらホワイトボードを見つめていたのだが……。 輝夜「……とはいえ、これは私の感想。 あなたの考えも、出来れば聞きたい。 どうかしら、反町君?」 反町「………………」 A.「……はい、俺もこれがベストだと思います」 B.「やはりリグルがいないのは決定力で不安です。 リグルは入れましょう!」 C.「いや、パルスィの突破力こそ不可欠です。 パルスィは入れましょう!」 D.「咲夜さんはDFで使うべきですよ! 咲夜さんをDFにしましょう!」 E.「穣子を上げてボランチにしましょう! これで中盤は盤石です!」 F.「このオーダーはできそこないだ……とても見れたものじゃないよ……」 G.その他 自由投票枠 先に2票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
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0ch BBS 2007-01-24