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森崎ミニ劇場!
[681]森崎名無しさん:2011/12/30(金) 00:04:42 ID:??? 魔族の落し物→ ダイヤ2
[682]お試しβな人:2011/12/30(金) 01:01:16 ID:HJY4YFvI 魔族の落し物→ダイヤ2 ダイヤ 魔導師の杖 ショウゴ「これは…?」 動かない魔族が使っていた杖をまじまじと見つめる山森。 スコット「ヤマモリ殿、魔族の持ち物は呪われているものが多いと聞きます。あまりそのようなものに 興味はもたぬ方が…」 ショウゴ「いや、これでも商人見習いだからある程度の真贋は聞くから大丈夫。これは…多分 魔導師の杖だと思う。何度かトルネコさんのところで見たことがあるから間違いない。」 そういいながら魔族から杖を引き抜く。 ショウゴ(…杖の宝玉はまだ生きているな。これなら多分まだ使える) そう思うと今回の戦利品としてそれを手に取るのだった。 ぴこーん! 魔導師の杖を手に入れました。山森は装備できませんが、道具として使うと敵一体に対し メラと同様の(魔力+!card)効果を出します。 魔導師の杖 攻撃力23 耐久力26/30 〜〜〜
[683]森崎名無しさん:2011/12/30(金) 01:02:15 ID:??? このギリギリ感がたまらねぇ・・・w 一番いいルートではないにしろ、戦って勝っていいアイテムゲットで結果オーライな流れかな?
[684]お試しβな人:2011/12/30(金) 01:02:20 ID:HJY4YFvI 〜〜〜 ショウゴ「大丈夫ですか、村長さん?」 何とか敵のボスを倒し、一息ついたところで山森は村長と思われる老人…ではなく、半端に変化がとけ キツネ耳をぴょこんと出した金髪の少女へ話しかける。 村長「…大丈夫じゃ。見知らぬものに世話をかけてしまってすまなんだ……」 キツネ耳の少女は痛む体を無理やり起こし、ショウゴに礼をいう。 だが、その瞳は嬉しいというよりも数多の同胞がこの一戦でほぼ全滅してしまった事による悲しみに 包まれており、逆に『どうして自分だけ生き残ってしまったのだ?』という慙愧の念が篭っている ようにも見えた。 村長「…こうなってはあの方をこの地でお守りする事も出来ぬか。助けてもらったついでに 願いがあるのじゃが…聞いてはもらえぬか?」 片腕を押さえながらひょこひょこと歩く先は、ここの村人の全てが守ろうとした村長の屋敷、 そしてそこは魔族の手先が唯一襲おうとした場所でもあった。 スコット「ヤマモリ殿…どうなされるか?」 ショウゴ「このまま放っておくことは出来ないでしょう。」 自身の怪我もかなりのものだが、そうも言ってはいられないと村長の後に続き屋敷の中に入る。
[685]お試しβな人:2011/12/30(金) 01:04:15 ID:HJY4YFvI 〜〜〜 村長の屋敷の一角。そこは今までの陰惨な戦いの匂いからは程遠く、静かで厳粛な…そして清廉な 空気に包まれていた。 ショウゴ「それで、『願い』というのはなんですか?」 すでに半死半生の村長に改めて尋ねる山森。 村長「…頼める義理でないのはわかっておるのじゃが…とある人物をある場所まで送り届けて欲しいのじゃ」 スコット「それでは何もわからないな」 と村長の言葉を切り捨てるスコット。 村長「彼女の名前は迦陵頻伽(かりょうびんが)。天から落ちてきた天空人じゃ…そして 送って欲しい場所は彼女の故郷である天空城。途方も無い話を、見ず知らずのものに頼むのが いかに無謀な事であるのかはわかっておる。だが、この村が壊滅した今、頼めるのはおぬし達しか おらぬのじゃ…」 ショウゴ「……俺は商人です。商談であるのならばいかに難しい事であってもそれに見合う報酬さえ いただければ承りますが、今回報酬になるものはあるのですか?」 村長「…ない。恐らくこの村の生き残りは妾だけじゃろう。となると払えるものは何も無い。 …もう何もな……」 ある意味において達観したかのようにつぶやく美しい金髪の少女。
[686]お試しβな人:2011/12/30(金) 01:05:15 ID:HJY4YFvI ショウゴ「では、代わりに聞かせてください。何故この村の住人を犠牲にしてまでその天空人という ものを守っていたのですか?」 村長「我らキツネの一族は元々は天からの使いなのじゃ。だからマスタードラゴン様…ひいては 天空人のために働く事が務め。…それを果たしたまでじゃ」 ショウゴ「………」 どうしますか? A.その依頼を引き受ける。 B.何の得にもならない事を引き受けるはずが無い。 C.その他 先に1票入ったものを選択します。
[687]森崎名無しさん:2011/12/30(金) 01:11:57 ID:??? A
[688]お試しβな人:2011/12/30(金) 02:04:42 ID:HJY4YFvI A.その依頼を引き受ける。 実は天空城という言葉を山森は何度か聞いたことがある。 それはトルネコ商会の総帥であるトルネコが伝説の勇者と共に旅をしていた時の事であり、そこには 資格があるものしか行く事が出来ないという事で山森には関係の無い場所だと思われた。 しかし…恐らく『天空人』であるのならばその資格は十分にあると思われる。そして、そういうことで あるのならば、この世界の神である『マスタードラゴン』に会うことも出来るのではないか? そう思うのは当然だろう。そして、この世界の神であるのならば… ショウゴ(もしかして…元の世界に戻れる!?) それはこの一年間、元の世界に戻るための情報が何もない現状から一歩どころか十歩も百歩も 前進することを意味していた。 ショウゴ「…わかりました。ならば私どもが責任を持ってその方を天空城をお連れ致します」 多少の下心はあるものの、それを対価と考えれば後ろめたいものではなく、山森はそう回答する。 スコット「ちょ、ヤマモリ殿!?」 ショウゴ「袖擦る中も他生の縁でしょう?それにこのまま放っておいて次の魔族の襲来が来たら ただ蹂躙されるだけなんだろうし。…そういえば何故魔物が彼女を狙っているのですか?」 不意にもたげる疑問にそう尋ねる山森。
[689]お試しβな人:2011/12/30(金) 02:05:57 ID:HJY4YFvI 村長「…そなたは勇者の伝説というものを知っておるか?」 ショウゴ「まあ、常識程度には……まさか!?」 村長「恐らく思っているとおりだ。勇者とは『天空人』と『人間』の間に儲けられた子を指す。 そして勇者というものは他のものとは一線を画す強さを持つことは先の戦においても証明されている だろう。…もし、間に儲けられたものが『人間』ではなく『魔族』であったとして… もし、天空人と他の種族との子であっても特別な力が与えられるとすれば…彼女を絶対に魔族の手に 落とすわけにはいかない。」 ショウゴ(…これは……俺が思っているよりも大事になる可能性があるな…) 今更ながら断らなくて良かったと思う山森。どうやら彼女の運命は山森だけでなく、 この世界全体にも影響しえるほど強力なものであるようだった。 〜〜〜
[690]お試しβな人:2011/12/30(金) 02:07:01 ID:HJY4YFvI 〜〜〜 ???「そこにいるのは…紺子ちゃん?」 夜明け前のまだ暗い空間にまるで置物のようにたたずむ人影が一つ。それはまるで象牙によって創られた 人形のような美しい少女だった。 村長「ああ…私だよ、迦陵。ちょっと野暮用でね。朝も空ける前から失礼するよ」 山森の承諾を得たことでようやく彼女の守っていたものを守る部屋へ向かい そうできるだけ硬質な声をかける村長。 迦陵「紺子ちゃん?……どうしたの?」 村長「ああ…何時までもこの地で匿うわけには行かなくなってね。悪いけど出て行ってはくれまいか?」 迦陵「え?嘘でしょう?……突然…どうしたの?」 村長「所詮我らは獣だという事さ。玩具に飽きたから捨てようっていうだけの事。お前さんの引き取り手 がついたんだ。…聞いているのだろう?入っておいで」 背中から感じる気配はそれに応じるように姿を現す。 ショウゴ「………」 村長「先ほど言っただろう。この子が迦陵頻伽(かりょうびんが)。すまないが 天空城にでも捨ててきてくれないか?」 ショウゴ「……そんな言葉で別れてもよいのか?」
[691]お試しβな人:2011/12/30(金) 02:08:19 ID:HJY4YFvI 村長「………」 迦陵「う、嘘よね?紺子ちゃん?」 美しい声を悲しみの音色に乗せてまるで縋るように訴える美しい黒髪の少女。…彼女の背中には 特徴的な純白の大きな翼が生えている。 村長「………旅の人。はやく彼女を連れて行かないか。」 迦陵頻伽に見られないように彼女に背を向ける紺子と呼ばれた村長。その瞳には大粒の涙が溜まっている。 ショウゴ「………」 どうしますか? A.黙って迦陵頻伽を連れ出す。 B.村長に一緒に着いてくる義務があるはずだと訴える。 C.そうだ!彼女を連れる対価として村長の身を貰う事にしよう。 D.その他 先に1票入ったものを選択します。
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0ch BBS 2007-01-24