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【天才と】キャプテン霧雨83【紙一重】
[428]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/11/30(水) 01:40:18 ID:??? 試合後のチャンネル選択や! というところで今日はここまで。 今まで一つのrtfファイルに書き溜めていたのですが、最近フリズることが多くなったので新しいrtfを作りました。 ファイル展開にも時間がかかっていたので、もっと早くやればよかったかなと思います。 それではまた明日ー
[429]森崎名無しさん:2011/11/30(水) 02:55:15 ID:dJq47ejs F
[430]森崎名無しさん:2011/11/30(水) 05:20:15 ID:UvZ8jSs6 B
[431]森崎名無しさん:2011/11/30(水) 06:40:50 ID:7z3U7IFI E
[432]森崎名無しさん:2011/11/30(水) 08:28:23 ID:E0EfJb0c B
[433]森崎名無しさん:2011/11/30(水) 08:29:08 ID:VHJgcVcE F
[434]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/11/30(水) 17:31:55 ID:??? >>F アル、試合後の夜 人里の端、喫茶店FOR YOU 寺にある程度近い一軒の家。 その居間に、座りにくそうにしている初老の男とアルの姿があった。 2人の間の空気はどこか緊張したものであり、無言が続いていた。 …それを破ったのは、静かな男の声だった。 初老の男「負けたな」 アル「…見ていらっしゃいましたか?」 初老の男「当然だろう。加減してとはいえ、お前の晴れの舞台だ。最後まで見ていたとも。 ………それで、お前は負けた。それも2点差で。…何故負けたか、考えたか?」 アル「ええ」 初老の男「よろしい。では、聞かせてもらおう。何故、お前のチームは負けたのだ?」 アル「単純な話です。こちらのFWが相手に比べ劣り、GKは向こうが優れていた。 …とはいえ、それでも、元フランスのFW陣を2点に抑えられたことは一応評価しますが…。 得点に関わる能力面で大きく水をあけられていたことが敗因でしょう」 初老の男「……ふむ。それだけか?」 アル「俺やセイガニャンニャンといった中盤に敗北につながる問題があったとは思えません。 ふとにゃんは失敗こそしましたが、あのFWが相手では仕方ない部分もあったでしょう。 チャンスの回数はこちらもあちらも大きく違いはありませんでした。 DFに関しても、あちらよりもとじにゃんの方が上だったと断定していい。 連携はどちらも急造チームであったこともあって、明らかな差はなかった。 となれば、やはり試合を分けたのは決定力の差でしょう」
[435]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/11/30(水) 17:33:16 ID:??? 初老の男「………なるほどな。お前の言うことも間違ってはない。 3トップと1トップ、この差がまずあり…FWとしての能力でもあちらが勝っていただろうな」 アル「でしょう」 我が意を得たり、と満足げな表情を見せるアル。 しかし、初老の男の気持ちとしては満足から程遠かった。 彼はアルと違って知っている。勝負に実力が関与することは大きい。しかし、それだけで測れぬものが存在していると。 初老の男「(…今のこやつに言っても、恐らく理解できないだろうが)」 アル「……それと、すみません。アクセルスピンを…」 初老の男「ああ…。別に構わんさ。あの程度の威力ならば、特に警戒もされないだろう。 あの曲りも受けたGKぐらいにしかわからんだろう。 ………それより、何故あの場面で使ったのだ?」 アル「……自分でも、上手く説明できません」 男の疑問は尤もなことであったが、アルにそれを答えることは出来なかった。 …今にして思えば、過去の自分が思っていたことがバカバカしく感じるのだ。 まさか、神子にディアスの影を見るなどと。 アル「(訳が分からん。奇特なドリブルすぎて俺の頭がどうかしたのか)」 初老の男「なるほど…ということは、理屈ではないのだな」 アル「……そうなります」
[436]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/11/30(水) 17:34:29 ID:??? 初老の男「言ったと思うが、感情でプレイを左右することは許されん。 個人的な感傷や思い込み、勝手な行動はチームのプレイを乱す。 お前はゲームメイカーなのだ。そのお前が感情で試合をかき乱してはならない」 アル「………(くっ…)」 そんなことは、改めて言われずともわかっていた。 この試合も、ほとんどチームの方針のために滅私してプレイしていた。 …ただ、あのドリブル、そしてシュートは何と繕っても彼個人の暴走と言えた。 だからこそ、何も言わずただその静かな言葉に頭を下げるしかないのだ。 アル「………」 初老の男「それほどまでに戦いたいのか?プレイの影を重ねるまでに」 アル「!?い、いえ……そんなことは…」 男の言葉に、冷静な表情を崩し慌てるアル。 ……これは重傷だな、と思いつつも初老の男は視線を上げ天井を見つめる。 初老の男「(……正直、今のあやつと戦わせる理由はないが…。 偶然にも話が入った以上、機会は与えてみるか。 …無論、そのためには奮戦してもらわなければならないがな。…あの烏合の衆に)」 あくまで戦えるかも、というレベルの話ではあるが…。 それで、この話にアルがやる気を出すならばそう悪い話でもない。 初老の男「(……と、なると。まずはあの男…いや。 その保護者から先に話を付けるとしよう。そして、今すべきことは……)」
[437]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/11/30(水) 17:35:32 ID:??? アル「………ジョアンさん?」 急に無口になった男に、アルが訝しげな目を向ける。 名を呼ばれた初老の男は、口元の笑みを深くし、まだも言い訳を続けそうな。 彼の本当の名を、呼んだ。 ジョアン「――朗報だ、アルシオン」
[438]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/11/30(水) 17:36:39 ID:??? ――キャプテン霧雨 神霊殿編 FIN
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