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【崩落のステージ】Another-C_9【 後篇 】
[413]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/12/16(金) 11:57:55 ID:??? だが彼は・・・いつからそんなサッカーを求めるようになったか、自分の事ながら判らなかった。 それどころか彼は、自分が何者なのか・・・自分が何故今の立場に置かれているのかすら判らなかった。 だのに、チームでプレイした記憶などないのに、チームで創造力を共有するイメージが必ず片隅に存在する矛盾・・・ 物心がついた頃、彼は自身のルーツが無いと自覚した。 アルシオン(解るか? オレには最初から太陽なんかなかったんだ。 ・・・だから失う恐怖もない筈だった。) 彼の心理の奥底には、ルーツを取り戻したいという気持ちがあったのかも知れない。 だが少なくとも、彼の表層については常にそれを抑制して生きてきた…生きてこれた。 そして本当に最初から無かったのなら、いつまでもそれが可能だったろう。 しかし彼は知ってしまった。 自らのルーツを。 そしてそれが他者の暴力によって踏み躙られ、奪われた事を。 いや、それだけではない。 仮にそれが失われず、順調に平穏に生きて来れたとしても… それでも彼のルーツは…誇り≠ヘ踏み躙られてしまうのである。 奴等は大好きだったフットボールにまで介入し、誇り≠奪っていくのである。 アルシオンは願った。 彼の世界をこんなにしてしまった人々に。 彼の誇りをこんなにしてしまう人々に。 知らなければ良かった彼自身の記憶に。 いつまでもいつまでも彼の耳から離れないあの雑音に。 目の前を蠢く敵たちに。 そして自分の物ではない、自分を表すこの記号・・・星の名前を冠するこの記号に ただ一言―――――――
[414]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/12/16(金) 12:01:16 ID:??? アルシオン「く だ け ち れ ぇ っ ! ! !」 ド ッ ゴ オ ォ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ! ! ! 三杉は何も聞こえなくなった。 僅かな時間だったが、衝撃と共に宙へと投げ出され、何も聞こえなくなった。 次に聞こえたのはドサァッという音と、同時に発せられた自身の呻き声だった。 その後に遅れてきた甲高い笛の音を聞いても、三杉は苦痛によって現状を把握出来なかった。 そしてそれは、このシュートを防ぎにいった全ての者に共通した体験だった。 ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!! フィオレンティーナ 0−1 カンピオーネ ============================================= 後半 1分 アルシオン キックオフ→スターバースト[アシスト:オルミーガ] ********** 一旦ここまでです。 というか恐らく本日はここまでです。 なんだか精神的にキツイ事が起こりまくりで色々手がつかない状況でして、 暫くの間は更新が滞るやも知れません。 御了承下さい。
[415]森崎名無しさん:2011/12/16(金) 13:44:57 ID:??? 乙です 辛くても岡山姉がやさしく抱きしめてくれるはず
[416]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/12/16(金) 19:38:28 ID:??? >>415 乙グラッツェ。 でも岡山姉にそんなサービスはないよ! ============================================= ヤベッチュ「うわー・・・! うわー・・・! 見ました? ねえ見ました今の?」 ディッテンベルガ「見た・・・。」 イスラス「・・・ちゃんと実況しろ・・・」 ヤベッチュ「あーはい、えぇと、なんかドえらいシュートが飛び出したみたいなんですけどぉ・・・ ここはありの儘に起こった事を話します! 話しますと、カンピオーネがキックオフして、 アルシオンさんにボールが渡ったと思ったら、なんと1点入ってました! 何を言ってるか判らないとか、そーゆーツッコミは無しでお願いします。 いや、これほんまボケとちゃうんです、もっと恐ろしい物の片鱗なんですって。」 もしもヤベッチュの本業が実況アナウンサーだったとしたら、この場で左遷が決まっていただろう。 しかし観ていた者でも理解し難いほど、シュールな現実が起こったのだ。 普通に考えれば、キックオフ直後にシュートを撃つのが許されるのは小学生までである。 『パスかドリブルしかない』という先入観から、シュートを撃つ意図を理解するのは大分遅れるのが当然。 冷静に見たままを実況するのは難しく、それでも無理に実況しようとすればヤベッチュのようになって然るべきだ。 ディッテンベルガ(アルシオンのキック力が異常に強い・・・・・・なんて印象を持った事はなかったのだが。) イスラス(・・・・・・そもそもだ・・・幾らキック力があっても、あんなシュートが有り得るのか?) 高速での変化があるシュートだったわけではない。 反応の難しい軌道を描くシュートだったわけでもない。 そのシュートは空気抵抗により僅かに軌道が直線からブレただけで、ただ速く、ただ強かった。 そしてセンターサークルからのそれが、止めに入った7人全てを紙人形のように吹き飛ばしてゴールを射抜いた。 常識的に考えて有り得ない・・・とイスラスらが思考放棄しても許されるレベルであろう。
[417]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/12/16(金) 19:40:21 ID:??? ブンナーク「・・・っ痛・・・」 レントゥルス「ヴェ・・・・・・キュウ・・・」 中山「ごふっ・・・な、何だったんだ・・・」 三杉(せ、戦術の穴を突かれた・・・) フィオレンティーナの選手達が事態を理解できないまま、痛む腹を押さえながら立ち上がる中・・・ 三杉は血迷ったような冷静さで戦術論のミスを嘆いていた。 ラインを上げて中盤の密度を上げる戦術は、ドリブル主体の敵には十分な効果が得られるだろう。 しかし当たり前ながら、これは万能な戦術ではなく苦手とする戦い方も存在する。 中盤を省略するポストプレーや、ディフェンスの裏を抜けるキラーパスがその代表だろうが・・・ なんとシュートもその中に属していたとは、盲点と言うしかない。 DF、ボランチまでもがラインを上げるのだ・・・距離に対する優位の減少は当然否めない。 『何故そんな事に気付かなかったのか・・・!』と三杉は自らの迂闊さを悔やんだ。 しかしこれは現実から目を逸らす行為に近かった。 自らの戦術ミスが失点を呼んだと思わなければ、気が変になってしまいそうな現実。 非常識から目を逸らす行為だった。 パルマ戦にてファンタジスタの力を見せ付けられたとき、まずその現実を受け止めて・・・ そして跳ね返すべく覚悟を決め、策を考えたのとは決定的に違った。 三杉(とにかく1点のビハインド・・・だが試合はここから、借りは必ず返すぞ!) 先着で ★「隠れスキル・逆境に強い」発動?→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 《クラブ》 未発動、これは酷い。 《それ以外》 必殺技発動率上昇…炎の三杉モード入りましたー。
[418]森崎名無しさん:2011/12/16(金) 19:41:18 ID:??? ★「隠れスキル・逆境に強い」発動?→ クラブQ
[419]森崎名無しさん:2011/12/16(金) 19:42:18 ID:??? す、すまねえ…もうだめだ…おしまいだぁ…!
[420]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/12/16(金) 19:43:42 ID:??? やはりいつもの引きとは違う・・・! いつもの三杉とは違う・・・! ・・・という事で本日終了です、週末の更新は期待しないで下さると嬉しいです。
[421]森崎名無しさん:2011/12/16(金) 19:45:39 ID:??? もうだめだ…乙でしたぁ…!
[422]森崎名無しさん:2011/12/16(金) 23:36:34 ID:??? きついことあるときは無理しないでね乙でした
[423]森崎名無しさん:2011/12/17(土) 00:49:22 ID:??? ちょっと三杉は心身ともに負担が大きすぎたか 貴公子とは呼ばれていても、奴はまだ高校生なんだ
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0ch BBS 2007-01-24