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【崩落のステージ】Another-C_9【 後篇 】
[709]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/01/12(木) 15:43:44 ID:??? > A みんな走れ、ファストブレイクだ! ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― もはや選択の余地は無かった。 ここが勝負所と断じた三杉は仲間達に号令をかけていた。 三杉「みんな走れ、ファストブレイクだ!」 …言うや否や、ニ・三ヶ所に集中していたフィオレンティーナの選手達が散り散りに走り出した。 三杉も横へボールを流すと前線へ上がっていく。 アルシオンとの勝負で体勢を崩した新田とマルコだけは数歩遅れた物の、 フィオレンティーナ必勝のパス戦術ファストブレイク≠ェここで幕を開けた。 ディッテンベルガ「…とうとう出たか。」 イスラス「フィオレンティーナの連続パスカウンター…ファストブレイクだったか…… …アレを防ぐのは相当に厳しい。 だが……。」 ディッテンベルガ「ああ、クスタにフィッツウォルタ・・・そしてオレ達もあの大会で観て、そして体験している。」 二人は軽く歯噛みし、そしてフィールドを凝視していた。 今この時こそ、あの場に立っていたかった…そう言わんばかりに。
[710]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/01/12(木) 15:44:47 ID:??? ポンッ ポンッ スル… トトンッ ポーン バンビーノ(今のオレ達には選択肢が残されていない。) ポン 中山(フィニッシュは予定通りブンナークだ、喩え相手が想定しているとしても!) ポン マルコ(スタートが遅れたボクとニッタはフィニッシュに絡めない…) ポン 新田(そしてバンビーノさんもは傷を負った、 あの状態でミルチビッチの待つスペースからラストパスを出すのは厳しい筈。) ポン ブンナーク(…なら明白だ、オレにクロスボールを上げてくる奴はお前≠セろ!) ダダッ フィオレンティーナのファストブレイク単に速いだけのパス回しではない。 パスは前後左右、無軌道に行き交っているようだが、それは唯一つの収束へと向かっていた。 そう、ブンナークのフィニッシュに向け、意思を繋げつつ、彼等はその場の役割を果たしていくのだ。 いくらカンピオーネと言えど、これに対応しきるのは困難である筈だが… 先着で ★カンピオーネ側の様子→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 《ダイヤ》 ナムリス「うろたえるな、皆!」 アタフタ ※フィニッシュから 《ハート》 クスタ「うろたえるな、皆!」 ※フィニッシュまで1勝負 《スペード、クラブ》 フィッツウォルタ「うろたえるな、皆!」 ※フィニッシュまで2勝負 《ダイヤ絵柄、JOKER》 三杉(…なんだ、この違和感は…?) ※瞬間フリーでフィニッシュから
[711]森崎名無しさん:2012/01/12(木) 15:49:04 ID:??? ★カンピオーネ側の様子→ ダイヤ4
[712]森崎名無しさん:2012/01/12(木) 15:51:14 ID:??? ナムリスさんGJwwwwwww
[713]森崎名無しさん:2012/01/12(木) 15:52:04 ID:??? 安定と信頼のヒドラ(笑)さん
[714]森崎名無しさん:2012/01/12(木) 15:53:12 ID:??? ナムリスさん良いキャラしてるなーw
[715]森崎名無しさん:2012/01/12(木) 15:59:25 ID:??? (味方からの)信頼と(やる)実績の貴公子商店 (敵からの)信頼と(やらかす)実績のヒドラ商店
[716]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/01/12(木) 18:21:52 ID:??? >>712-714 これだけ見事に噛ませを引き当てるナムリスさんに驚きです。 ハート以下ならばそれなりの見せ場になったのに・・・w >>715 どこで差がついたのでしょう? 環境? 慢心? ============================================= > カンピオーネ側の様子→ ダイヤ4 > 《ダイヤ》 ナムリス「うろたえるな、皆!」 アタフタ ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― クスタ(いくら優れたパス連携であっても、最後にボールを渡す相手は明白です・・・!) フィッツウォルタ(そして今の状況に限っては、ラストパスを上げる選手まで判る!) イスラスやディッテンベルガと同様、ファストブレイクの中身を読んでいる者達が居た。 最後の肝要な部分だけを把握するクスタ、そしてほぼ全容を読み切るフィッツウォルタの2名である。 もしもイスラスとディッテンベルガがピッチに立っていれば、彼等は阿吽の呼吸でこれに対処しただろう。 しかし現実に彼等の姿は無く、止める為には彼らに代わる者達の協力が必要だった。 クスタ(ユブンタイ!) フィッツウォルタ(今ばかりはお前の力が必要だ!) 二人の視線は一つであった。 彼が本来有していたインターセプト能力、後天的に手に入れた強靭なフィジカル・・・ どう使うかはそれぞれ異なっているが、ナムリス・ユブンタイの力が必要なのは共通していた。 また彼等が味方を鼓舞しつつ支持を出そうと判断をしたのも、ほぼ同時の事であった。
[717]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/01/12(木) 18:22:59 ID:??? クスタ・フィッツウォルタ「うr ナムリス「うろたえるな、皆!」 しかし鼓舞の言葉は彼等の声に先んじて出された。 言葉を発したのは誰でもない、ナムリス・ユブンタイその人だった。 クスタ達は驚くと同時に、ユブンタイが対処方法を正しく判断している物と安堵も抱いた。 それこそが彼等のミステイクであった。 ナムリス「こんなパスはボクが軽く止めて見せる、ゆっくり見物していってね!」 ダァッ クスタ・フィッツウォルタ(!?) ガビビーン なんとナムリスは不用意にフィオレンティーナのパスワークへと飛び込んでいくではないか。 確かに彼のインターセプト能力は誇っても問題ないレベルであるが・・・ 問題はここぞ≠ニいう転機となる場面で使えるかどうかであった。 彼はラストパスをカット、或いはラストパサーへの供給をカットするべく動くべきであったのだ。 ダラピ・新田(フェイクのムービングっと・・・) シュタタタ ナムリス(フン・・・速いパス回しのつもりだろうが、オレにとってはトロくて眠たいくらいなんだよっ!) バンビーノ「・・・」 ポン レントゥルス「・・・」 ポン ナムリス「タコス!」 ムービングでデコイに動く者が複数存在し、無限に生まれては消えてゆくパスコース・・・ 当然の結果であるが、渦中に飛び込んでいったナムリスには為す術が無かった。
[718]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/01/12(木) 18:27:04 ID:??? フィッツウォルタ「(クソ、所詮は最初から負け犬ムードかッ!)止むを得ない、クスタ!」 クスタ「済まない! カルバリョ、ミルチビッチ、中央を固めて腹に力を入れるんだ!」 カルバリョ「チッ、敵わんわぁっ!」 ミルチビッチ「なにっ!?」 結局カンピオーネとしてはゴール前で阻止するしかなくなっており、必然として中央に人数を集めた。 そしてフィッツウォルタは吹き飛ばされるのを覚悟で(フリーで撃たせない為に)ブンナークへ走る。 シュルルルル・・・ 三杉(ブロックが4人にクリアが1人か! 流石に心得ているが・・・ここしかない!) ラストパスを上げる役割を担う三杉の姿は右サイドに在った。 三杉の号令を起とし、承ではパスワークにより崩しつつ形を創って行き・・・ ラストパスでリズムは転じ、ブンナークのフィニッシュへ帰結させる。 三杉がクロスを上げる転≠ワでは予定通りに来た。 そしてそれを阻止出来る選手の姿も無かった。 ゆえに彼は十分に体勢を整え、ノートラップでクロスを上げるべく脚を振り上げる。 三杉(後はお前に託すぞ、ブンナーク・・・!) ブワァ シュパァァァァァン!! 鋭く振り抜いた足は、ボールに確かな軌道を与えた。 それは寸分違わずブンナークの頭上を通る、絶好のハイクロスとなったのだ。 ブンナーク・フィッツウォルタ(来た!)
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0ch BBS 2007-01-24