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【崩落のステージ】Another-C_9【 後篇 】
[915]森崎名無しさん:2012/01/20(金) 19:40:41 ID:??? もしそうなら、さっきの判定にも影響出てるんじゃないかな。 あるいは「新チームになってマイナスがつく」というのもなくはないが・・。 真面目な話、一選手にどうにもできない物事にそんなペナルティをつけるスレ主とはおもえないし (そういうタイプのスレ主を否定してるわけじゃなくて、ここは違うだろう、ということ)
[916]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/01/20(金) 19:50:22 ID:??? ボッシ フルーレ・ノワール( ダイヤ6 )72+( 3 + 4 )+(減衰-3)=76 ジュスト パンチング( ダイヤ2 )67+( 2 + 5 )=74 【シュート】−【セービング】≧2 → 無駄イケメンがゴールを守れる筈がない。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ボッシ(!) ルスト(置いてかれて堪るかよっ!) ドミニック(ルストの動きが良い・・・これならっ!) ASモナコの至宝<}リユス・トラムとボルドーのギルバートを除けば、 リーグ1ユースでもトップクラスの守備を誇る両名・・・ その彼等のポジショニングは適切で、動き出しもかなりの鋭さだった。 ・・・しかし成長したボッシのシュートを未然に防ぐには、それでもまだ足りなかった。 バシュゥゥゥゥッ!! ボッシ「クソッ、威力が!(まだまだオレは甘い・・・!)」 得意のダイビングボレー、フルーレ・ノワールは確かに蹴り出せた。 しかしながらルスト達にジャストミートを阻止されており、本来の威力が出せてない。 未だに未熟さを抱える自分にボッシは唇を噛むが・・・ ジュスト「オレはサッカ(作家)になる為にパリへ出てきた。 そしたらいつの間にかサッカーをやっていたんだ。 どーゆー事なの?」 サン・ジュストのダイビングはノッソリと鈍く、威力が落ちても尚このボールに届かない。 長く伸びた綺麗なブロンドは実に華麗だが、残念ながら無駄美形のプレイに華麗さはなかった。
[917]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/01/20(金) 19:51:23 ID:??? ピィィィィィィィィィ! ピッ ピッ ピィィィィィィィ! ボルドーの3点目を宣言する笛、そして前半終了を告げる笛が続いて鳴った。 まだ試合はタップリ半分残っているが、シャンゼリゼにとって苦しい終わり方である。 ユース・オリンピコ決勝戦は、観客にとって予想外のワンサイドゲームの様相を呈していた。 <フランス・ボルドー> ポロロン・・・ ポロ ポロロ・・・ タタタターーーン フランスの南西部に位置する交通の要所、ボルドー・・・ その郊外に建てられた雄大な屋敷から、美しいピアノの旋律が洩れている。 エマニュエル・フランシスはラジオのスイッチをオフの位置に戻し、 イヤホンを外し・・・しばしその音色に聞き惚れた。 だが鍵盤の弦が響かせる音を楽しみつつも、フランシスはラジオで聞かされた内容を思っていた。 フランシス(ガッカリしちゃうねえ・・・前半で3−0かよ、ナポちゃん。) 小馬鹿にしたような『ちゃん付け』で、フランシスはナポレオンの醜態を憂いている。 本来ならば、彼は自分の所属するFCボルドーの健闘を喜ぶのが筋である・・・ しかし当人にとってはカケラもそんな気になれなかった。
[918]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/01/20(金) 19:52:54 ID:??? タンッ! タンッ! ポロロロロロ・・・ ・・・と、ここでピアノの旋律が途切れた。 クライマックスに向けての盛り上がりの途上と言うべきか・・・ 一つの楽曲を終わらせるには強引・・・或いは半端だと、フランシスは感想を持った。 彼は疑問をそのままにせず、演奏者に対して率直に質問を投げる事にした。 フランシス「随分と中途半端な終わり方だねぇ、エル?」 ピエール「・・・・・・・・・」 フランスの将軍<Gル・シド・ピエールは答えず、視線を楽譜に固定して動かさなかった。 聞こえていない筈はなく、また悪感情から無視しているのではない事は判っている。 フランシスは追い打ちをかけようとは思わず、彼の返事を黙って待った。 ・・・沈黙は、そう長い時間続かなかった。 ピエール「組曲Champ de reves(※Field of dreams)≠ヘまだ完成しない。 最も重要なピースが今も欠けたままだからな。」 フランシス「間に合うかねえ・・・Wトーナメント開催までに。」 ピエール「間に合わなければオレ達は勝てない。 勝つ為には奴の力が絶対に必要だからな。」 フランシス「評価高すぎない? 前半終わって3−0だって言うぜ?」 ピエール「お前は奴の本当の実力を知らないんだよ、フランシス。 ルイ・ナポレオンはトップ下でなければその天撫の才を発揮できない。」 フランシス(・・・・・・)
[919]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/01/20(金) 20:00:54 ID:??? ピエール「奴は大砲などと道具として使われるような器じゃない、絶対王になるべき男だ。 そう・・・将軍さえ道具に使う、フランスのキング≠ノな。」 フランシス「ヘイヘイ、妬けちゃうねえ。」 ピエールの真摯な言葉をフランシスはおどけて受け流した。 ナポレオンの真の才能については以前も聞かされた。 そしてピエールの言が真実ならば、まさしく王様の器とも思っている。 しかしフランシスの見ているナポレオンの姿は癇癪持ちのガキ大将・・・裸の王様である。 いくら彼が最も評価するピエールが、ナポレオンに最上級の評価を寄せ続けているとしても・・・ その言葉への信頼は揺らぎ、疑いたくもなるという物だった。 気が付いたら、フランシスはピエールに対して疑問を投げていた。 フランシス「奴の天撫の才って何だったっけ? 未だにオレはチーっとも覚えられないんだよなあ。 ホラ、イメージに合わな過ぎるっての? キャラじゃないって言ってもいいけどさ。」 ピエール「・・・・・・・・・」 再びピエールは沈黙を置いた。 ・・・だが、彼はその後にゆっくりと口を開いたのだった。 そしてその口から語られた内容は、フランシスにとってやはり疑いたくなる物だった。
[920]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/01/20(金) 20:03:06 ID:??? 本日はここまでです。 また明日か来週に。 スレタイ候補を出してくださった皆様に改めて感謝! まだ募集は続いてますので、また何か思いつきましたら宜しくです! 【】Another-CU_1【】
[921]森崎名無しさん:2012/01/20(金) 21:31:58 ID:??? ナポさんの隠れた才能か 原作ではいとも容易く岬、ピエールと抜群のコンビネーションをみせてたもんな
[922]森崎名無しさん:2012/01/20(金) 21:52:06 ID:??? エリック・カントナきた ナポレオンの客席直撃キャノンキックに期待乙でした!
[923]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/01/23(月) 15:18:36 ID:??? >>921 原作Wユース編以降でもゲームでもキャプ森でもナポたんの評価されなさは異常w >>922 ルイ・ナポレオンはプレミアリーグに移籍するまで覚醒する筈ではなかった! しかしピエールがジョアンに鍛えられた事で、間接的にその時計が早まった! …みたいな感じの妄想でやってます。
[924]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/01/23(月) 15:19:21 ID:??? <パリ> バシャバシャバシャ・・・ ボルドー・ユースの控室から最寄りのトイレにて、彼は頭から冷水を浴びていた。 ドミニク・アモロ…ボルドーの、そしてJrユース時代はフランス代表でも正GKだった少年。 しかしJrユース代表と言っても、その評価はSGGK(スーパーがっかりゴールキーパー)≠セった。 アモロ(あれからピエールの…皆の足を引っ張らないようにって頑張って来たけど…) フランス国際での屈辱の敗戦から、彼は特訓を繰り返してGKとしての能力を上げてきた。 そして図らずもジョアンという名コーチの指導を受ける機会も得、 国内では押しも押されぬ第一GKとしての呼び名が定着しつつあるまでに成長した。 しかし… アモロ(前半のナポレオンのシュートは、どっちも決められておかしく無かったよね…) 今日は2本撃たれて2本止めているが、彼はそれが運が良かっただけと思っている。 たまたまコースの読みが当たり、素早く反応出来ただけなのだと…。 ピエールの言葉では、ナポレオンの真価はここからという事らしいし、 そして世界にはナポレオン以上のストライカーが存在する事もアモロは知っている。 …つまり今の状態で互角では、世界と闘うには実力不足なのだ。 アモロ(準決勝でも全然ダメだったし、やっぱりオレ程度じゃあ…) 一昨日のマルセイユとの準決勝で、ベルナール・デサイーにハットトリックを奪われた光景が脳裏をよぎった。 マルセイユはオーナーであるベルナール・タピの方針で、トップチームの補強を高額選手の移籍に頼っている。 つまりマルセイユでは、ユースクラスの選手の育成が疎かになっているのが現状だ。 ・・・故にフィールダーの能力はボルドーの方がマルセイユよりも上だった。 それでもアモロはデサイー相手に3点を奪われる醜態を晒したのだ・・・自信喪失は必然と言って良かった。
[925]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/01/23(月) 15:20:24 ID:??? (情けない奴だぜ) アモロ「えっ!?」 不意に耳に入ってきた声・・・アモロは驚き、顔を上げた。 周囲を見回したが誰の姿も無い、誰かが走り去った様子も無い。 『空耳だったか・・・』と、心境のせいでそんな言葉が聞こえた気がしたのだと思い込むアモロ。 しかし情けない≠ニ発した声・・・それが何処か聞き覚えのある声だったのが気になった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・ ワアアアアアアアアアア! ワアアアアアアアアアアアアア! チャーリー「後半戦に入ってボルドーの勢いがストップ、逆にシャンゼリゼは息を吹き返しました! ドミニックくんがマークでボッシくんを自由にさせず、レントンくん−モーリスくんのラインも 繋がり始めました。 またルストくんのフィードやイノサンくんのサイドアタックもキテます!」 前半の攻め疲れに依る物か、ボルドー選手達は脚が鈍くなっていた。 当然ながらシャンゼリゼはその隙を突いていく・・・前半の借りを返す為に。
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0ch BBS 2007-01-24