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【崩落のステージ】Another-C_9【 後篇 】
[957]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/01/23(月) 20:18:14 ID:??? ナポレオン キャノンシュート( ハート10 )72+( 6 + 5 )=83 アモロ 天地魔闘( スペード9 )79+( 1 + 1 )=81 【シュート】−【セービング】≧2 → キャノンシュートがゴールネットを突き破る。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ナポレオンがキャノンシュートを放つ直前、アモロは自分の身に起きている異変の動揺していた。 異変など後で考える事にして、今は目の前のシュートをセービングに行こうと・・・ 出来る物ならば、彼はそうしていただろう。 アモロ「ちょっ! か、身体が動かない!」 (めんごめんご、ちょっとシンクロに手間取ってる。 いや笑っちゃうよな、シンクロ率まだ20%とか。 オレとお前、どこでこんなに差がついた?) アモロ「何だそれ、ふざけっ・・・ああっ!!」 ナポレオン「キャノンシュートだあぁぁぁぁぁっ!!!!」 バシュウゥゥゥゥゥゥゥッ!!!! アモロが身動き取れない事を知る筈も無く、ナポレオン自慢のウイニングショットが放たれた。 ブロックにいったギルバートが紙のように吹き飛ばされる・・・そんな光景がアモロの視界に映る。 『今までのとは違う・・・これがホントのキャノンシュートの威力だ』と戦慄を覚えるアモロ・・・その時。
[958]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/01/23(月) 20:19:16 ID:??? (・・・よし、シンクロ率40%! いけるぜっ!) アモロ「(えっ?)うわぁっ!?」 ババァッ! 今まで体験した事もないようなダッシュ、そして跳躍・・・ アモロはこれ≠ェ自分の身体によって生み出されているとは思えなかった。 それだけでない・・・彼には頭の中でクッキリとしたイメージが固まっていた。 アモロ(まず右の掌で前進のベクトルに対抗・・・) 続いて、独特の回転によって暴れるボールに対して手刀を振り下ろす。 地面に叩きつけられたボールは素直さを取り戻し、我が軍門へと下り・・・ 返す刀でもう一度の手刀、今度は水平に切り裂く。 するとボールはカウンター性のパスとなり、味方へと渡るのだ。 (どうだ・・・これが天地魔闘だ!!!) アモロ「・・・って、届かないしっっっっ!!!!!」 (はっはっは、ちょっとシンクロに時間かかり過ぎちまったな。) バシュルルルルr・・・!! ズバァッ!!!!! ピィィィィィィィィィ!
[959]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/01/23(月) 20:20:39 ID:??? ワアアアアアアアアアア! ワアアアアアアアアアアアアア! チャーリー「これは凄い! ナポレオンくんのキャノンシュートがネットを突き破りました! 遂にシャンゼリゼが1点差にまで追いつきました!! 勝敗の行方も混沌としてきたぞー!」 ナポレオン「っしゃぁっ!!! これ以上ないジャストミート・・・いけるぜっ!!!」 アモロ「あばばばばば・・・・」 ガッツポーズを繰り出すナポレオンとは対照的に、アモロは愕然と四つん這いの体勢を見せていた。 (いや、ごめ、悪かったって。 でもほら・・・識る事が出来たろう? お前の努力は、お前が垣間見たイメージを実現する事が出来る!) アモロ(無理だ・・・あんなの、オレに出来るわけないよ・・・。 キミの力なんだろ? どんな手品か判らないけど・・・) (そんな訳ねー。 お前には出来る、死ぬ気で頑張れば・・・出来ない理由はないんだ。) アモロ(何でそんな事が言えるんだよ・・・! オレは今までも死ぬ気で頑張ってきた! ピエールに迷惑をかけないように、ピエールが安心して攻められるようにって!!) (何でそんな事が言える・・・か。) アモロ(・・・・・・)
[960]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/01/23(月) 20:21:59 ID:??? (簡単な理由だ。 お前がオレで、オレがお前だからだよ。) アモロ(はいっ!?) (ピエールの為に頑張るとか・・・そういうのは止めろ。 もっと貪欲に、セルフィッシュになれ。 GKは傲慢で好いんだ。 ただし・・・) アモロ(ただし・・・?) (仲間を・・・DFを頼れ、信じろ。 本当に思いきったプレイは信じる事から生まれる。 馬鹿だ無茶だと思われても、そういったプレイがオレの・・・いやお前のポテンシャルを啓くぞ。 ちょっとまあ・・・今回は恥かかせちまって悪かった。 悪気はなかった。 オレでもあるお前に、自分の可能性って奴を知って欲しかったんだが・・・) アモロ(・・・・・・・・・) (まっ、こんなとこだ。 努力無しにいきなり強くなるなんて嘘だよな。 お前の事を強くするのはお前自身しか居ないんだから。 ・・・・じゃあな、オレ。) アモロ「まっ、待って!!!」 ――その瞬間、白昼夢から醒めたようにアモロの視界は広がった。 気がつけばチームメイトに取り囲まれており、皆心配そうにアモロの顔を覗きこんでいた。 ボッシ「大丈夫かよアモロ、日差しにやられちまったのか!?」 ギルバート「悪い・・・オレ達がナポレオンのシュートを防げないからお前に負担が・・・」 アモロ「あ・・・・・・」
[961]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/01/23(月) 20:23:57 ID:??? 夢・・・・・・だったのだろうか? 今の今まで聞こえていた声・・・それは全て幻想で・・・。 情けない気持ちでいる自分を変えたいという思いが、あんな幻聴を聴かせたのか・・・と。 しかし違和感に気付く。 アモロ「ポケット・・・」 ボッシ「はいぃっ!? ポケット? マジで貧血とか日射病的な!?」 アモロ「あっ、いや、何でもない・・・大丈夫、大丈夫だから。」 そう言って、仲間達をなだめて元のポジションへ返すアモロ。 不思議な白昼夢・・・それが現実だったのではないかと、彼は考え直していた。 ジャージのポケットに入っているカードが、アモロにそう言っている気がしたのだ。 ・・・結局、この試合はボルドーの勝利で終わった。 キャノンシュートを何本も放ち、しかも上がり下がりを繰り返していたナポレオン・・・ 彼の体力が間もなく底を尽き、ボルドーゴールをこじ開ける手段が失われたからである。 またアモロの体調を心配したボルドフィールダーの再奮闘も大きかったと記述しておく。 こうしてピエール不在のユース・オリンピコは、それでもボルドーが優勝を飾って終えたのである。 結局ナポレオンは決勝で1得点しか上げられず、得点王の座もボッシに譲る事となった。 彼にとっては非常に大きな屈辱であったと共に、これまでに無かった危機感を抱かせる結果であった。
[962]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/01/23(月) 20:25:20 ID:??? 今日はここまでです。 明日は新スレ立てられる・・・かなあ?
[963]森崎名無しさん:2012/01/23(月) 22:10:16 ID:??? 乙でしたー まさかこんな結果になるとはなあ アモロは次章で強力な敵になる事が出来るだろうか それ以前に出番があるのだろうか
[964]森崎名無しさん:2012/01/23(月) 22:11:17 ID:??? これだけ持ち上げまくってフランス丸ごと出番なし、というのもそれはそれでキャプ翼っぽくはあるけどねw
[965]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/01/25(水) 15:19:00 ID:??? 次のスレを立てたので御報告〜、次回も宜しくお願い致します。 【この借りは】Another-CU_1【必ず返す】 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1327392716/l50 >>963 乙感謝です。 結局努力の無い強さなど空っぽという事ですね。 私は物語に結果よりも過程を求め、才能より努力が好きなので、この結果は逆に良かったのかも。 >>964 打ち切りを決めたらフランス戦は見開き1ページにしますねw あと>>894さんの質問に対してレスしておきます。 一応ネタバレに位置しますのでスペース空けます、閲覧は自己責任でひとつ。 Jカップは駄目になった訳ではありません。 これに限っては全日本ユースとして出場する道が発生します。 発生してもガン無視、第三部無視という事も出来ます。 どういう経緯で今更三杉に全日本ユースの話が飛び出すかは第二部で明らかになる予定です。
[966]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/01/25(水) 15:20:00 ID:??? <ボルドー・ピエール邸> フランシス「…って感じみたいだぜ?」 ピエール「3−2、しかしナポレオンの得点は1つ……か。 なるほど。」 フランシスはピエールに決勝の最終スコア、そしてナポレオンのゴール数を伝えていた。 彼等は試合結果について重要視していなかったが、それでもこれは満足出来る物だった。 要はピエールもフランシスも居ないボルドーに対し、ナポレオンが苦戦すれば良かったのだ。 ナポレオンとしては、ピエール抜きのボルドーなど雑魚の集まりの筈だったのだろうから。 フランシス「流石にナポちゃんも現状の拙さを実感したんじゃない?」 ピエール「恐らくな…これでナポレオンも、強くなる為に形振り構わなくなるだろう。 海外の強豪への留学…プレミアへのレンタル移籍も今ならば飛び付く筈だ。」 フランシス「ふん〜ん……それでもアイツが今までと違うプレイスタイルに目を向けるとは、 オレには到底思えないんだけどねぇ。」 ピエール「その可能性もある…。 だが、環境が変われば自分のプレイも見直さざるを得ない。 お前だってそうだった筈だぞ、フランシス。」 フランシス「まあ……否定しないよ。」 ピエール「それにプレミアにはアルバート・シンプソンが居る。 ナポレオンのヤツならば・・・シンプソンのパスに何か感じる物がある筈だ。」 フランシス「……だと好いけどな。」
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0ch BBS 2007-01-24