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私の巫女様
[609]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/01/30(月) 01:47:19 ID:??? 君代 「? ……有栖…あ、桃子さんに聞かれるとまずいんですか?」 涼 「有栖、と呼ぶとあの子は喜ぶでありますよ…… …ええ、妹君様に聞かれるのは、あまりよろしく無い話であります」 そう、前置きをしてから語り始めた。 涼 「妹君様は過去に、長女たる姉方… いや、【有栖 菜々子】様とイタリアでチームに所属をしていたであります。 そして、半年ほど前に日本に帰ってきたのであります」 君代 「カルチョの国、イタリアですか!?」 びっくり。 サッカーの強豪国の一つであるイタリア、その国でプレーしていたのだと言う。 それならば…日本で完全に無名であっても、あの実力を持つ理由が納得できる。
[610]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/01/30(月) 01:54:48 ID:??? 涼 「しかし……姉方様はその才能が元で、体を壊してしまったのであります。 今となっては、ある程度運動もこなせるまでに回復したのではありますが…… チームからは、妹君もろとも放り出されてしまったのであります」 君代 「クビ……ですか」 涼 「……ええ。 怪我持ちの若手なんて飼う余裕は無いでありましょうし、 人生を棒に振る前に、違う道へ進めという温情もあったでありましょうが…」 ぐぐっ、と拳に力を込めながら涼先輩が続ける。 涼 「……妹君様はその、姉方様の事でチームメイトと強く衝突していまして… ストッパーとなっていた姉方様を切る以上、同時に切る必要があったと聞いているであります」 君代 「有栖さんが、衝突していた…」 気まぐれなねこのようでいて、気性の激しさを時折見せる有栖さん。 衝突を起こす…と言うのも頷ける。
[611]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/01/30(月) 02:01:11 ID:??? 涼 「ええ。実際、かなり失意の中の帰国でありました……。 その後、てっきりサッカーから離れていたと思っていたのでありますが…」 君代 「え、えっ…サッカー、やめちゃってたんですか?有栖さん…」 涼 「ええ、わたくしの記憶では。 少なくとも、日本で練習している姿は見た事が無いであります。 ……ただ、最近頻繁に出かけているので、走り込み位はしているのかも知れないではありますが」 有栖さんは、練習を断っていた……? 君代 「それにしては…動きにキレがありました、が……」 思い出すのは、キレがあり基礎の固まったドリブル。 一級レベルの動きをしていた。 涼 「ふむ……? まぁ、前置きはこんな感じでありまして…わたくしの要求は一つであります」
[612]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/01/30(月) 02:06:14 ID:??? すっ…と居住まいを正し、真っ直ぐに命の目を見据える。 君代 「(ゴクリ)」 涼 「……きっと、妹君様はご迷惑を掛けるとおもうであります。 昔からは考えられない位、意地っ張りで自己顕示欲が強くなってしまったであります… きっと言う事なんか聞かないでありましょうしスタンドプレーにすぐに走ると思うのであります どんな時でも妹君様一人で突っ走ることもあるでありますしきっとパスは相手の事なんて欠片も考えない 自分勝手で強烈で強引なパスを出すであります守備には興味を持たずチームの為に走ることも無く ドリブルは派手で見栄えが良くても長続きせずすぐに囲まれて奪われてしまうかも知れない 筋力も体格相当なのに無理矢理強烈なシュートを撃とうとするかも知れない 練習では適当おざなりなプレーをするかもしれないであります! でも、でも、きっと、きっと…… 妹君様は、元の優しくて、可愛い妹に戻る筈であります。 だから…だから、妹君様を除名する事だけは止めて欲しいのであります!」 マシンガンの様に喋り、 がばっ、とその場で土下座を始める涼先輩。 ほぼ初対面の相手にも、躊躇い無く土下座した先輩に慌てて駆け寄る。 君代 「ちょっ……! やめてください、頭を上げてください!」
[613]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/01/30(月) 02:12:07 ID:??? 涼 「叱ってあげても良いであります! けれど、けれど見捨てないであげないで欲しいのであります……! …それさえ守っていただけるのであれば…… この【有栖 桃子】が姉、【有栖 涼】……この身、名に賭けて。 そちらの手伝いを、全力で行わせていただくであります……!」 ……顔を下げたまま、震える様な声色で、血を吐く様に言い切った涼先輩。 それきり、何も言わず頭を下げたまま…ボールはそちらに渡した、決断は任せると言わんばかりであった。 君代 「(【有栖さんを除名しない】これが有栖 涼先輩の条件……)」 ------------------------------------------------------- どうしますか? A 「わかりました、見捨てないと約束しましょう」 B 「…すいません、やめておきます。あまりに重くて…」 C 「チームの和が壊れる様なら、除名もありえますが…それでも良いですか?」 D 「…菜々子さん、と言う方もサッカーが出来るんですよね?その方もお願いします」 E 「えい」 緊張をほぐすべく胸をまさぐってやる。 (IDが確認できる書き込みで、二票入った選択肢で進行します)
[614]森崎名無しさん:2012/01/30(月) 02:14:11 ID:fz2mwgKk A
[615]森崎名無しさん:2012/01/30(月) 06:02:17 ID:KP3ItKOo A
[616]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/01/31(火) 01:54:36 ID:??? 「エクスプローラー は動作を停止しました」 と言うバグでPCが動かなくなっていました。 解決、長すぎるファイル名が原因でした。
[617]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/01/31(火) 16:14:42 ID:??? A 「わかりました、見捨てないと約束しましょう」 ------------------------------------------ 君代 「……わかりました、見捨てないと約束しましょう」 そもそも、戦力的に外せない。 パスを出せる人物が命、有栖…本加入していない人を含めるなら菱形先輩しかいない。 (その菱形先輩はメンタルに不安があるのだが……) 君代 「(そう考えると、やはり道は遠いですね…… GKもまだ決まっては居ないですし……)」 涼 「……それでは。 わたくし、【有栖 涼】はサッカー部に転部し…… サッカー部のために活動を開始するであります。 末永く、宜しく願うでありますよ」 君代 「こちらこそ、よろしくお願いしますね」
[618]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/01/31(火) 16:17:40 ID:??? 涼がスッ、と伸ばした手を命が取る。 キメ細やかで、絹の様な肌触りが優しかった。 君代 「……ちょっと、ボール遊びでもしていきますか? どれくらいやれるか、見てみたいですし」 涼 「良いでありますよ…… ただ、あまり期待はなさられないよう願うでありますが」 そうして、マットの上ですやすやと寝ていた有栖さんを起こし。 有栖 「へっくち!」 有栖のシンガードを涼に貸し、軽くボールを使った遊びが始まった。 君代 「大体で構わないのですが、涼さんはどんな事が得意ですか?」 君代が問うと、涼は淀み無く…考えることも無く答える。
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0ch BBS 2007-01-24