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私の巫女様
[66]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2011/12/25(日) 02:08:37 ID:??? 「頼むよ、命…… 俺と付き合ってくれよ、なぁ?」 迷う命に、次々と催促の言葉を浴びせる少年。 とは言え、迷っている時に催促のされればそちらに傾くのが常であって。 彼女も例に漏れず、どこまでもYESに近い妥協を選んだ。 まずはお友達として二人で遊び、それから彼氏だとかそう言った話にしようとした。 君代 「わ、わかりました。 ではまず、お友達から―――」 チャ・ザ神 「(―――命! その言葉、その先を紡ぐのを止めなさい!)」 感覚的には、強く首根っこを引かれたかのような感触を伝えて来る。 チャ・ザ神様のお言葉だ――そう考える間も無く、命の口は止まった。 君代 「―――むぐっ!」 「えっ?」
[67]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2011/12/25(日) 02:16:12 ID:??? 戸惑いの表情を露にする少年。 ――どこかその表情に、舌打ちをするような物が混じったのは気のせいだろうか? 君代 「(な、何をするんですかチャ・ザ様! 私の恋愛までには、口を出さないで頂け――)」 幾ら神様でも、自分の色恋まで口を出される謂れは無いと内心憤慨する命だが。 チャ・ザ神はそれを諭すような声色でなだめる。 チャ・ザ神 「(命の人生にまでは、こんな強引な事は言いませんよ―― ただしそれは、良い物ではないにせよ…悪い物でなければ、です)」 君代 「(……どういう、ことです?)」 チャ・ザ神 「(この少年、確かに命に感情を抱いては居ますが。 それはどちらか言えば、劣情の類の物です)」 君代 「(た、多少は仕方ないのではないでしょうか。ちょっと、まぁ、その、アレですけれど)」 目の前の少年は、自分に邪まな考えを抱いている。 その事その物は、巫女としての業務をしている時ですら受けた。 半ば偶像として、巫女としての命しか見られないよりはマシなものではないか?
[68]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2011/12/25(日) 02:24:24 ID:??? チャ・ザ神 「(それだけではありませんよ、命――― この少年、何者かに脅えている…何か、半ば脅しを掛けられている様に見えます)」 君代 「へ?」 「きゅ、急に黙っちまったけどさ、返事はさ―――」 目の前の少年が、何か言っている。 その間にも私に、チャ・ザ様の言葉と思念が伝わって来た。 チャ・ザ神 「(……私の記憶が正しければ、確かこの少年は柄の悪い中学生と交流がありませんでしたか)」 君代 「(う……ん、ウワサとして、あった、様な)」 チャ・ザ神 「(推測ではあります。 しかし、何事か、きな臭い物を感じる… 命、ここは保留した方が良いでしょう。後日、返事をするとでも言えば引き下がる他無い筈です)」 君代 「(た、確かに。 そもそも、悪い噂もあるような相手と二人で遊ぶのもどうか…です、ね。 そのウワサ、確かめてからでも遅くは無いですね)」
[69]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2011/12/25(日) 02:31:02 ID:??? 「なぁ、返事、さ」 君代 「ええ、返事ですね。 申し訳ありませんが、こんな事は初めてで…… 3日ほど、待っては頂けませんでしょうか?」 「3日―――!? いや、それ、それは、こまるんだよ。 頼むよ、一日、いや二日で―――」 君代 「3日です。 すいませんが、今日はそれ以上は」 ……その後も何事か粘られたが。 最終的に、命の一喝によって追い返したのだ。 3日間の間に、その少年と仲の良い者やウワサ好きな友人に話を聞いて回った所―― どうも、中学に上がっている少年の先輩に当たるワルに脅され…… "最後に使わせてやるから、君代 命のガラを持って来い。 年の〆に、お高く止まった巫女で遊ぶのは楽しいだろう。年越し巫女だ―――" …だなんて、阿呆な話があったと言うのだ。 その少年が自信満々に、「年内に、先輩と命とするんだ」だなんて吹聴していたそうな。
[70]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2011/12/25(日) 02:36:22 ID:??? そんな事があった、卒業前のクリスマス・イブ――― しみじみと、雪振る諏訪の湖畔でそんな事を思い出していた。 釣り糸を、垂らしながら。 君代 「うーん、釣れませんねぇ」 チャ・ザ神 「(そんな、悪い事を考えながらでは釣れる物も釣れませんよ。 魚は、いえ生き物は人間の感情なんてお見通しなんですからね)」 君代 「あんまり釣れない所に、雪なんて降るからいけないんです。 はぁ、折角のホワイト・クリスマスだったのに…妙な事思い出しちゃいましたね」 チャ・ザ神 「(帰りますか?)」 君代 「うーん。 そうします、えいやっ…と」 ちゃぷ――と竿を引き上げ、立ち上がろうとした時。 足元がぬるりと滑ってしまう。
[71]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2011/12/25(日) 02:40:14 ID:??? 「あ―――!?」 「(命―――っ!?)」 ざぶーん! と妙に軽快な音と共に水没してしまったのでした。 君代 「ひぃん、ひんひん……」 チャ・ザ神 「(これが本当の、水も滴る良い女……? 濡れ美人と言うのは好きですよ、命)」 君代 「うれしく、ないですーっ!」 ちゃんちゃん。 ------------------------------------------------- さくっと構想だけは書かれていた小学生編の異性絡みイベントを軽く改変しまして。 つたないつたない、クリスマス外伝はこれにてお終いです。 おそまつさまでした。
[72]森崎名無しさん:2011/12/25(日) 09:20:54 ID:??? 乙でしたー 結構不幸が影響してるなぁ…… 早いとこ神力貯めて消さんとあかんな
[73]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2011/12/27(火) 17:40:27 ID:??? >>72 まぁ、不幸は結構ストレスの溜まるマイナススキルだと思いますね。 幸いにチャ・ザ神はその手は得意分野なので、中盤頃には消えているかと思いますよ? チャ・ザ神 「(乞うご期待、ですかね)」
[74]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2011/12/27(火) 17:50:35 ID:??? 6が出たらもう一回とか無いですから→ 2 --------------------------------------- 【中学一年生】 【4月前半】 【残り神力:50】 イベント発生!【入学式】 諏訪温泉で新たな友人を得た命は今、【諏訪社中学校】の入学式を迎えていた。 慣れない校歌をたどたどしく歌う新一年生、やや面倒くさそうに歌い上げる在校生… 期待と不安、半々程度に小さな胸に詰まった入学式。 チャ・ザ神 「(結局、ちゃんとサッカーに触れないまま入学を迎えてしまいましたね命)」 君代 「(まぁ、引っ越して一月の間ですから大丈夫ですよ…多分。 サッカー部としてバリバリやって行けば、すぐに取り返せますね)」 チャ・ザ神 「(過ぎた事を後悔しても仕方ない、ですね)」 結局、サッカー部の動向はさっぱり解らず、一人でのボール遊び程度しかサッカーに触れなかった命。 しかしその分きっちりと走ったりはしたので、体のキレに変わりは無い。 そうして何の変哲もトラブルも無く、粛々と入学式は終わり…… 正門近くの壁で、クラス分けが発表された。
[75]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2011/12/27(火) 17:51:36 ID:??? 先着二名様で クラスメイトは?→!card 教師はどうだ?→!card --------------------------------------------- クラスメイト ダイヤ→美月「命おねーちゃんっ!みぃぃ♪」 仁科さんと同じ、A組だ! ハート→??「ふん……」 な、何か威圧感のある人が居るB組だ。 スペード・クラブ→あれー、特に誰も居ないぞーなC組。 教師 ダイヤ→「始めまして!」 若々しい女性教師だ。 ハート→「えー、どうもこんにちは」 若い男性教師だ。 スペード・クラブ→「えー、私が皆さんの…」 普通の人ですね…
[76]森崎名無しさん:2011/12/27(火) 17:52:25 ID:??? クラスメイトは?→ クラブQ
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0ch BBS 2007-01-24