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私の巫女様
[880]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/03/04(日) 01:38:18 ID:??? クッソ退屈なNPCパート、恥ずかしくないの? ------------------------------------------------------------ 退屈な役員による台本棒読み、形だけ行われる前年度全国出場校、 【南諏訪浜中学校】によるカップ返還……形だけの整列(ベンチ・スターティングメンバーのみ)の元行われる。 君代 「…昨年の優勝校が対面だったって……」 菜々子 「実際黄金世代らしいからねぇ〜…」 大矢監督のあの自信満々振りから見るに、真実なのだろう。 涼 「ただし、それ以下の育成は難航しているらしいという噂であります。 無理矢理1年、2年から上げて使おうにもミスが多すぎるとか何だかと言う噂でありまして」 菜々子 「あららぁ、それじゃあ来年からは弱小かしらぁ?」 涼 「それは…流石に無いと思うでありますが。 ただ、この辺りで抜けた存在では無くなるでありましょう」
[881]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/03/04(日) 01:48:29 ID:??? 君代 「(…どうやって調べてるんでしょう?) ……あ!」 諏訪社中の列を見ていると…いかにもやる気の無さそうな列の中、 青みがかった長髪を肩まで伸ばした男…【橘 風華】が『にいさん』と 呼んでいた男が居る事を発見する。 菜々子 「知り合いでも居たのかしら〜?」 君代 「え、ええ…… 橘さんと、ちょっと…言い争い?をしていた人が居たんですよ」 涼 「どれであります?」 双眼鏡を覗きながら聞く涼先輩に、 命ちゃんはあの青みがかった髪の人ですと指をふりふり教える。 涼 「……わたくしの隣のクラスで、見た事がある気がするであります。 それよりも、その前に居る【草加 雅人】が居るのが驚きでありますね」
[882]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/03/04(日) 01:49:39 ID:??? 君代 「草加…… 確か、涌井先輩と……もう一人、あの人が言っていたような…」 涌井先輩曰く"アクの強い奴" 切れ長美人さん曰く"危ない奴"……。 碌な噂を聞いていないじゃないか!(絶望) 涼 「まぁ、どんなサッカーをするか見物でありますね」 菜々子 「そうねぇ〜…… 見るからにやる気のないメンバーが殆どなのは気になるけれど…」 君代 「…そういえば確かに」 前のほうに居る数人は、やる気が伺えるのだが…… 後ろに行けば行くほどやる気が見えなくなっていく。 菜々子 「これで毎年一回戦を勝ちあがるって言うのが不気味だわぁ… たぶん、ろくでも無いサッカーが見れるんじゃないかしらぁ……」
[883]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/03/04(日) 01:51:53 ID:??? こうして勝手な感想を疑問を言ったりもしたが、開会式は終わった。 無駄に広い土地から繰り出される3面コートによって、3試合を同時にこなすこのグラウンド… (とは言え天然芝のグラウンド+電光掲示板は第一コートにしかないのだが) それを生かし、早速諏訪社中の名前がコールされる。 その場所は、第三コート……諏訪社中学校vs花真瀬中学校の試合となった。 君代 「すわやしろ中学校 って名前も面倒くさいですけれど… 相手校の名前も良くわかりませんね……」 菜々子 「かませ中学校…って読むらしいわよ」 涼 「その学校なら知っているでありますよ…… 留学生の【クロコダイン】と言うGKがそこそこで、 あとは現役読者モデルを勤める【鎌瀬 一】って男が実力者でありますね ただ、それ以外は正直実力不足であります」 君代 「……それは、強いんですか?」
[884]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/03/04(日) 01:54:59 ID:??? どう見てもワンマン、或いはそれに順ずるチームへ疑問を投げ掛ける命ちゃん。 涼 「中の上…いや、上の下といった所でありますね。 サイドアタックを中心に組み立てればそこまで得点は難しくないであります。 しかし【鎌瀬 一】の万能性には驚くしかない、と言うチームであります。 スケールを小さくした【大空 翼】とも…まぁ、それは言い過ぎだとも言われているでありますが」 菜々子 「長野の翼ねぇ、なんだか不安なネーミングぅ〜」 涼 「まぁ、見れば判るであります。 ……しかし第三グラウンドでありますか、機材を動かす必要があるでありますね…」 がしゃんがしゃん、と手際よく撮影・集音機材を片付け始める。 どう見ても異様です、本当にありがとうございました。 菜々子 「涼ちゃん、機材以外は私達が持って行っちゃうから〜 ちゃんと追いかけてくるのよ〜?」
[885]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/03/04(日) 01:57:03 ID:??? 涼 「了解したであります」 菜々子 「じゃあ命ちゃん、貴女はこっち〜」 君代 「はい、おっととと」 菜々子 「れっつ、ごぉ〜★」 君代 「あ、アレだけの機材を持ってこれるんですかね…?」 当然の疑問。 菜々子 「持って来れなきゃ持ってこないわよぉ〜。 おうちには、もっと大掛かりなものもあるのよぉ〜?」 君代 「えっ!?」
[886]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/03/04(日) 01:58:42 ID:??? そう言えば手で持って行ける大きさのものしかない。 ……どうなってるの、この家族? 菜々子 「だからぁ、私達に出来るのは早めに行って〜… 場所を確保する事よぉ〜。どうせ私達が触っても、危ないのだしねぇ〜?」 君代 「な、なるほど……一理ありますね」 そう言った理由で一旦涼を置き、第三グラウンドへと向かうのであった……。 観客A「オイ、あの二人あの男置いて行ったぞ!?」 観客B「チャンスなんじゃね!?」 観客C「お前行けよ!ほら!」 観客A「Cこそ行けよ!何安全な所から楽しもうとか考えてんだよ!」 観客C「そ、そんな事考えてねぇよ!」 観客B「…言い争ってる間に消えたよあの二人」 観客A 観客C「「」」 どっとはらい。
[887]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/03/04(日) 02:00:02 ID:??? 今日はここまで。 明日は……試合、やろうと思えば…
[888]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/03/05(月) 00:09:46 ID:??? 君代 「今日は巫女の日ですよ!」(フンス) えへん、と胸を張って褒めて欲しそうに 自信満々の顔で言う光景。
[889]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/03/05(月) 03:19:17 ID:??? 第三グラウンド。 そこには片方の観客席にのみ、集中して観客が居る異様な光景が広がっていた。 それも―――全員、女。 君代 「……なんですかねこれは…」 菜々子 「いいんじゃないかしら〜…紛れ込めば隠れる必要もないわよぉ」 こそこそっ、と同姓の群れに紛れ込む二人… その同性達の目線は、全て大声で叫ぶ花真瀬中学校の10番に向けられていた。 鎌瀬 「やぁ! 今日は僕、【鎌瀬 一(かませ はじめ)】の 華麗なる一回戦突破を見に来てくれてありがとう!」 観客席 「キャー!」「鎌瀬様ー!」「愛してるー!」「抱いてェー!」 鎌瀬 一と名乗る男の煽りに乗って、同性同年代のファンたちが叫ぶ。 その光景を、いかにも苦々しそうに諏訪社中メンバーが睨みつけていた。
[890]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/03/05(月) 03:27:05 ID:??? 鎌瀬 「諏訪社中の皆! 悪いけど、今年全国に行くのは僕たち花真瀬中だ! でも安心したまえ!君達の分も僕が戦う!」 観客席 「キャーッ!」「カッコイーっ!」 鎌瀬 「ハハハハ! まぁ見ていてくれ!この鎌瀬一ある限り、花真瀬中に負けは無い!」 ハーハハハハ!となおも続く高笑いに二名どん引き。 諏訪社中イレブンからの熱い殺意がびしびし伝わってくる…。 君代 「……なぁんですかね、これは…」 菜々子 「私頭痛くなってきたわぁ〜…とんだ茶番ねぇ」 サッカーを見に来たわけであって、アイドルの公演など見に来たのではないのだ。 しかし実際に繰り広げられているのは、軽そうな頭から繰り出される軽そうなスピーチである。 顔は流石に読者モデルだけあって整っているのだが、それがサッカーの何に繋がるというのか…。
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0ch BBS 2007-01-24