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【闇のオーブ勢】ファイアーモリブレム36【分裂?】
[659]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/02/18(土) 23:42:11 ID:??? 井沢「それでも少しでも優勝の可能性が残っているんだ。いくぞみんな!」 南葛一同「「「おう!!」」」 勝つのは当然。優勝への希望をつなぐために出来るだけ点を奪わせてもらう。 ここまでなんとか互角の勝負に持ち込んできたフースバルではあったが、 まだまだ余裕の見えるウイングスの様子に、少しずつ心が折れ始めていた。 反町「先ほどのパワープレイの通りフースバルの中盤は貧弱だ。 キープレイヤーの動きが封じられた時、彼らに変わる動きができる選手がいないのは辛すぎる」 森崎「…これがチーム力の差ってやつなのか。意地や根性だけじゃ覆すことが出来ねぇもんなのかよ…」 カイン「それはやってみなければわからないだろうな。しかし、とても困難であることは事実だろう」 単純な手段では覆すことが困難な状況。今のフースバルの苦境が、森崎の目には辛く映っていた。 所詮タレント不足の弱小クラブでは、選手層の厚い、設備も整っている強豪クラブには勝てないのか。 それは持たざるものが持つものに絶対に勝てないことを暗に示しているようでもある。 『星』の力も『リセット』も無くしたら、やはり自分も今の彼らのように苦渋にまみれ現実を受け入れることしかできなくなるのだろうか。 どれだけあがいても、凡人は天才に勝つことはできないのだろうか。才能が全てを決定づけてしまうというのだろうか。 森崎「頑張れよ早田。悔しくないのか新田。負けたくないだろ栗栖。お前ら…このまま3連敗でいいとこなしで終わっていいのかよ!!」 森崎の願いにも似た悲痛な応援の叫びに、反町は顔をうつむかせる。 反町「(…でも、南葛ウイングスも、俺達東邦タイガースも、それこそ森崎、お前たちのチームだって 仲間同士の競争に打ち勝った、勝利を目指して選ばれた選手で組まれたものなんだ。 負けたくない、勝ちたいと願うのはどこも同じだ。皆必死に、一生懸命戦っているに過ぎない。 悔しいが、やはり南葛は強いよ。今なら分かる。どうして俺達東邦が6年間通してアイツらに勝つことが出来なかったのかが…)」
[660]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/02/18(土) 23:44:07 ID:??? 同じくらい努力しているのならば。やはり命運を分けるのはその人の持つ才能なのかもしれない。 あるいは勝負運か。だが、そんな不確定なものよりも優れた才能やセンスといったもののほうが分かりやすい。 反町「(アイツも。日向もそれを分かっているからこそ、絶対的な力をああも欲していたんだと思う。 努力。諦めない心。真の強さというのはやはりそれより先にあるものなのかもしれないな……)」 そして、試合は再開する。残り時間は30分ほど。優勝の望みをつなぐため、南葛の怒涛の追撃が始まろうとしていた。 そして試合は→!card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ→フースバルも最後まで諦めない!新田がマークを振り切りボールを運ぶ! ハート→フースバルも最後まで諦めない!だが、点を奪うまでには至らずに1対0で試合終了。 スペード→流れに乗る南葛が試合終了間際に追加点を決め、2対0で試合終了。優勝への望みを繋いだ! クラブ→流れに乗る南葛が試合終了間際に追加点を決め、3対0で試合終了。優勝への望みを大きく繋いだ! JOKER→そのとき観客席では…
[661]森崎名無しさん:2012/02/18(土) 23:44:58 ID:??? そして試合は→ スペード8
[662]森崎名無しさん:2012/02/18(土) 23:45:09 ID:??? そして試合は→ スペードQ
[663]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/02/21(火) 00:18:33 ID:??? そして試合は→ スペード8 >スペード→流れに乗る南葛が試合終了間際に追加点を決め、2対0で試合終了。優勝への望みを繋いだ! ============ その後の試合は、終始にわたってウイングスの怒涛の攻撃をフースバルが辛うじて防ぐ展開になった。 新田や栗栖も守備に回らなければならないほどに、南葛は攻撃のリズムを崩さずに攻めつづけた。 修哲トリオの連携。サイドアタック。高身長組のポストプレイ。少しでも気を抜けばミドルシュートが飛んでくる。 様々な攻撃パターンに早田や石崎が決死のクリアーで対応していく。それでもいつまでも完璧に防ぎきれるものではない。 井沢「俺だってドリブルで直接ボールを運べるんだぜ」 バッ! 早田「なにィ!」 これまで見せて来なかった大技、井沢のクリップジャンプで早田をかわし、 滝「そらっ!そろそろ決めてこい!」 滝の十八番、右サイドからのセンタリングが来生へと綺麗に繋がる。 ほんの数分前に顔面ブロックで体力を消耗した石崎のブロックも間に合わない。 石崎「うぐぐ…顔が歪んで力がでない…」 来生「ここで決めなきゃ点取り屋の名がすたるってもんだぜ〜〜〜っ!!」 土屋「し…しまった!」 バシュウッ!ズバアッ!
[664]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/02/21(火) 00:19:55 ID:??? アンナ「決まった〜!後半45分、ついに南葛が総合優勝の望みをつなぐ待望の追加点を獲得! エースのナポレオンくんを欠き、苦戦が予想された南葛でしたが 逆に息のあった連携をこれでもかと言わんばかりに発揮していますね〜」 ニーナ「どんなに良い選手といえども力を発揮できる環境でなければ活躍できません。 今日のウイングスは全員がハツラツとし、全力を出せているように思えますね」 来生「ハッハァー!見たか!俺が南葛の真のエース、来生哲平だぁ〜!」 滝「これこそ王者南葛って感じだよな。うんうん」 井沢「昨日はアイツのせいで俺の折角のプランがぶち壊されちまったからな。ハハハ」 早苗「(なんだか釈然としないわ。ナポレオンくんの存在は南葛ウイングスにとって邪魔でしか無かったというの…?)」 全力を出せる環境。それは昨日のアリティアへの敗戦の体の良い言い訳にしか思えなかった。 確かにナポレオンは南葛というチームの和を乱し、空気を悪くしていたかもしれない。 早苗「(でも、そんな悪い空気さえも絶対的な強さに変えてきたのが私達『南葛』じゃなかったの? ……翼くん。こういうとき、マネージャーはどうしたらいいのかしらね。 一緒に勝利を喜んで盛り上げるべき?でも、今の私は……なんだかすごく悔しい)」 翼がナポレオンのようにチームに馴染んでいなかったと言うわけではない。 だが、多くの選手は彼を異端の目で見つめていた。監督も、マネージャーも。あの森崎でさえも。 アイツは特別なやつだから。天才だから、サッカーの申し子だからと。自分たちとは別次元の人間だと。 早苗「(修哲小との対抗戦が懐かしい。あの頃は…そう、あの頃は皆が一生懸命力をあわせて戦っていたはずなのに)」 男勝りだった自分の初恋を奪っていった多くの人を惹きつけてやまない朗らかな少年の笑顔。 彼の素敵な笑顔の源が『サッカーの楽しさ』から『飽くなき勝利』へと変わっていったのはいつ頃だったろうか。
[665]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/02/21(火) 00:21:22 ID:??? 早苗「(おかしいよね。フィールドの外から見ている私からは……ボールを蹴っているのはみんな同じに見えるのに)」 早苗は笑った。チームの勝利が近づいたからではなく、無性に翼に会いたいと泣きそうになるのを我慢するために。 小豆沢「(ふっ…全力を出せる環境、か。これほど俺達にとって屈辱的な言葉はないかもな)」 常に全力を出すことでしか勝機を見つけることができない。 その程度のチーム力をキャプテンとして纏めている小豆沢は悔しさに拳を握った。 新田「まだ…諦めるものか!諦めるものか〜〜っ!!」 石崎「に、新田…」 後半戦ロスタイム。せめて一矢報いるために、それとも本気で追いつくためにだろうか。 新田は複数のマークを払いのけるように、ツートップの片割れ、栗栖へとボールを繋ごうとする。 長野「無駄だ新田。もう諦めろ!」 中里「勝負とは時に残酷なものなり…」 岩見「いくらお前が巧かろうとコレだけ囲まれてりゃどうしようもないさ」 新田「栗栖にパスを…栗栖にパスを〜っ!」 早田「(あいつ……泣いて……)」 特訓の成果もろくに発揮できずに、惨めな3連敗。負けず嫌いの精神を糧に成長してきた新田にとって許しがたいことだっただろう。 目尻を悔しさでにじませながら、新田はシュートのような速度のあるパスを前方に放り込む。 栗栖「(新田さん……くそぉ〜〜〜〜〜〜〜っ!!)」
[666]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/02/21(火) 00:22:55 ID:??? ピッピッピイィ〜〜〜〜〜ッ!! バッ!ギュルルルルルルン!バゴォッ!!ズシャアアアアアアッ!! 栗栖のマグナムトルネードがウイングスのネットに突き刺さったのは フースバルの敗戦を知らせるホイッスルが鳴り響いた後だった。 森崎「あ、ああ〜っ…」 反町「早田…残念だったな」 カイン「彼は奮闘していたほうだが、この戦力差は厳しいな。 俺たちの時は退場者が出てくれたことでそれほど強さは感じなかったが」 反町「言ってくれるな。まるでその南葛に負けた俺達なんて怖くもないってか」 森崎「別にカインはそこまでは言ってないだろ。あ、もしかして図星なのか?」 反町「……見ていろ。優勝するのは俺達東邦タイガースさ」 試合が近づいているからなのか、少しずつ緊張感が高まっている3人。 言葉の節々に刺々しさはあるものの、互いに全力を尽くそうという態度の現れだった。 森崎「よし、それじゃあ控え室に行くとするか!」 カイン「おう!」
[667]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/02/21(火) 00:23:57 ID:??? 〜アリティア選抜控え室〜 ジェイガン「よし、みんなきけ。第1試合でウイングスが2対0で勝利を収めた。 これにより、我々が総合優勝するための条件が確定したぞ」 ・タイガースに勝利、もしくは引き分け→アリティアの優勝 ・タイガースに敗北、しかし1点差以内→アリティアの優勝 ・タイガースに敗北、2点差をつけられる→ウイングスの優勝 ・タイガースに敗北、3点差以上つけられる→タイガースの優勝 ルーク「ふーん、なるほどなあ」 ぽかんと口を開けたまま、ルークはこくこくと首を頷かせている。 セシル「分かったふうな顔しちゃって。ほんとに理解してるのかしら」 ロディ「ルークはとりあえず置いておくとして、ジェイガン監督。やはり…」 ジェイガン「うむ。我々が目指すのはあくまでも全勝優勝。これを成し遂げてこそ前大会の汚名を晴らせるというものだ。 試合中少しでも不抜けた態度を取る者がいたら容赦なく交代させていくことを覚えておくように。 ……と、その前に大事な事を忘れていたな。森崎殿、今日の監督業に関してだが……」 ☆監督業はどうしますか? A ジェイガンに任せる(監督補正2がチームの指揮力に加わります) B 森崎が兼任する(チーム補正は受けられませんがオーダーを自由に設定できます) 2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
[668]森崎名無しさん:2012/02/21(火) 00:25:50 ID:aUGxlcDk A 新入りたちが支援のおかげでかなり伸びてるから、 一見トンチキな編成でも結構戦えることがここ二試合でわかったし
[669]森崎名無しさん:2012/02/21(火) 00:31:34 ID:nBze3EXc A
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0ch BBS 2007-01-24