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【祐一の】もうひとつの物語2【憂鬱】
[876]もうひとつの物語 ◆Etq65eJh4c :2012/04/09(月) 20:57:05 ID:cCKwQc7o 祐一「みなとちゃん…何か不安な事があるのかい?」 みなとはそれをふるふると首を横にふる。が… みなと「今日みたいに、面倒を見ていただけるのはとっても嬉しいことなんです… けど、こんな日常がいつまで続くのか… それが怖くて…」 祐一「…そうだね。 俺達3年生は試合に負けたらそれでおしまい。 次の試合がもしかしたら引退試合になるかもしれない。 けど、俺はここに来て良かったと心の底から思うよ。 転校して数ヵ月間だけど、ここのみんなとサッカーをしている瞬間がとっても楽しいんだ。 だから…いや、だからこそかな。 みなとの質問に応えるのは、俺が部を引退する時。 それで…今はいいかな?」 そう言ってみなとの肩にポンッと手を置く祐一。 みなとは今にも泣きそうな、しかし気丈に答える。 みなと「はい、わかりました… その時、はっきりと答えてくださいよ… …後。明日の試合、私の命にかけても引退試合にはさせませんからね!」
[877]もうひとつの物語 ◆Etq65eJh4c :2012/04/09(月) 21:02:01 ID:cCKwQc7o みなと「まだまだあゆみ先輩達に比べたら頼りないかもしれません。 けど、先輩と一緒にサッカーが出来る期間を先送りにさせて見せます!」 祐一「ふふっ…つまり…?」 先ほどまでの不安を払拭したらしいみなとは、にっこり微笑んで答える。 みなと「先輩と少しでも長くいるために…南葛を日本一にします!私がさせます!」 祐一「(なんだか今日一日でぐっと成長したな…みなと…) よし、明日後ろは任せたぞ!」 みなと「はい!!」 ※祐一 ← → みなと間に相互補正が入るようになりました! ※みなとは祐一のピンチ時に能力がアップするようになりました
[878]もうひとつの物語 ◆Etq65eJh4c :2012/04/09(月) 21:05:27 ID:cCKwQc7o そして、時間は瞬く間に過ぎ。 翌日、試合の日… 監督「よし、皆そろったようだな! 準備ができた順からバスの中に入れ!!」 一同「ハイ!!」 ブルンブルン… ブロロロロロ… 時間が少しでも惜しいと言わんばかりに、バスが出発してまもなく監督が後ろを振り向き皆に話しかける。 監督「昨日も言ったように、あと2回勝てば我々の県大会優勝が決まる。 そして、今日準決勝で当たる相手は… 大友中だ!!」 ざわ… ざわ…
[879]もうひとつの物語 ◆Etq65eJh4c :2012/04/09(月) 21:14:42 ID:cCKwQc7o 監督「ここで改めて相手チームのおさらいをしておこう。 まずは、チーム全体の特徴からだ」 Bブロック 大友中 攻撃力:☆☆ 支配力:☆☆☆☆ 守備力:☆☆ コメント:FWには新田。MFには中山、浦辺。GKには一条と主軸は揃ってバランスはとれている。 が、如何せん中山以外は全国クラスとは言いがたく、 この程度のチームに苦戦しているようでは日本一は程遠い 監督「まずはFWの新田。 今までの試合を見返したところ、以前お前たちの前で見せた隼シュートがより鋭くなっているようだ。 森崎なら問題はないだろうが、用心に越したことはない。 新田の場合、そのシュート力より持ち前の快足を警戒しろ。 DF陣、いいな!」 DF陣「はい!!」 監督「次に、MFの中山。 …正直な話を言うと、翼と同じ程度の能力を持っていると見ていいだろう」 翼「!!」
[880]もうひとつの物語 ◆Etq65eJh4c :2012/04/09(月) 21:19:07 ID:cCKwQc7o 監督「攻めに関しては翼のほうが上だろうが、守備に関しては中山のほうが圧倒的に上手だろう。 大友中の得点パターンの9割が、中山がボールを奪い、浦辺が繋げ、新田が決める。 これに尽きる。」 監督「一条は…そこまで警戒するキーパーでは無いことは確かなのだが、 それでも堅実的な守り方をするキーパーだ。 生半可な打ち損ないは決まるとは思えん。シュートは常に全力で撃て、いいな!」 一同「はい!!」 移動中の簡易報告は終わり、各々緊張した顔で外の景色を眺めるもの。 隣の席のものと話し始めるものと様々。 もちろん、祐一達も例外ではない。 祐一の横に座っているあゆみが話しかけてくる。 あゆみ「先輩、帰り道何かあったんですか? 妙にみなとちゃん張り切ってる様な気がするんですけど… …まぁ、それは置いておいて。 昨日の大友中の人に頼まれた伝言でしたっけ。 キャプテンに伝えなくていいんですか?」 祐一「あ、そういえばそうだな…」 A 中山のことを森崎に言う B 新田のことを森崎に言う C 別にあとですぐ顔見せるんだし、言わなくてもいっか 先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください
[881]森崎名無しさん:2012/04/09(月) 21:20:08 ID:OjQofapo A
[882]森崎名無しさん:2012/04/09(月) 21:21:01 ID:99U6pDLY A
[883]もうひとつの物語 ◆Etq65eJh4c :2012/04/09(月) 21:29:19 ID:cCKwQc7o A 中山のことを森崎に言う 言っておいたほうがいいと判断し、後ろの席の森崎に声をかける。 祐一「おう、森崎。昨日の帰りにな、大友中のやつらとあったんだが…」 森崎「うん?」 祐一「中山ってやつが、お前によろしくいっといてくれっていってたぜ?」 森崎「以前見た時の中山は、お世辞にも動きが良いとはいえなかった… 今度は本気で来るってことか?くくく…」 あゆみ「きゃ、キャプテン…?」 森崎「いやいや、悪い悪い…。 あいつは南葛SCの時、不慮の事故により暫くの間まともにサッカーが出来なかったはずなんだ。 それなのに、さっきの監督の評価を聞いたか? 翼と同等だと!?面白くなってきたじゃねえか…!なぁ、祐一!」 祐一「(うーん、森崎も燃えてるな…!)」
[884]もうひとつの物語 ◆Etq65eJh4c :2012/04/09(月) 22:09:25 ID:cCKwQc7o 一方、同じバス内の滝… ネイ「(どうした、主よ。乗り物酔いでもしたのか?)」 滝「いや…大友中と当たるって聞いてからなんか寒気のような、嫌な予感がするんだ…」 ネイ「(ほう、主も中々に鋭いではないか。予感ではない。直感だよ、それは)」 滝「ど、どういうことだ!?」 ネイ「(その大友中とやらの中に、我の同類が存在する…ということだよ。 もっとも、根源はまったく違うがね。人間にとっては同じ現象には違いあるまい)」 滝「…!」 来生「(滝のやつ…女の子と会話してるみたいだけど…携帯でも隠し持ってんのか? 周りにこんな声した女の子いないよな…)」
[885]もうひとつの物語 ◆Etq65eJh4c :2012/04/09(月) 22:15:02 ID:cCKwQc7o 場面は変わって、大友中の選手たちの方へ。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 中山「南葛はたしかに手強い。だが、勝てない相手ではないはずだ」 浦辺「そうとも。俺らがいる限り、勝機はある」 新田「中山さん…キャプテン… 翼先輩もいない、不抜けた南葛なんかに全力を出すつもりなんですか?」 中山「例え翼がいなくても…あっちには森崎がいる」 浦辺「あくまで予感だが…森崎と、来生には俺達と似たような臭いがする。 力を隠し持っている臭いがな… 腐っても鯛というだろう。全力で挑むに越したことはない」 新田「はぁ… (それにしても、両先輩方…ほんとに、いつの間にこんなにサッカーが上手くなったんだろう…)」
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0ch BBS 2007-01-24