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【風神少女VS】キャプテン霊夢18【韋駄天兎】
[990]森崎名無しさん:2012/03/06(火) 01:04:49 ID:??? 【希の】キャプテン霊夢19【旅立ち】 【厄年?】キャプテン霊夢19【霊夢さん】
[991]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/04/08(日) 20:29:56 ID:??? もう前のスレの990を越えたという状況ですが、 埋めネタを投下させて頂きます。遅筆とかいうレベルじゃないrz 『幻想郷ホワイトデー縁起〜ウサギ編〜』 〜あらすじ〜 バレンタインデーに霊夢から手作りのチョコレートをもらったウサギ達。 彼女達は普段の感謝の意味も込めて、霊夢にホワイトデーの贈り物をしようと考えた。 しかし、まだ子供である彼女達には何を送って良いのかが分からない。 途方に暮れた彼女達は、とりあえず集まって相談してみる事にする。 これはそんなウサギ達のちょっとした物語である。
[992]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/04/08(日) 20:31:36 ID:??? (心視点でお送りさせて頂きます) 3月12日。バレンタインデーから約一カ月が過ぎ、 ホワイトデーというイベントが二日後に迫ったある日の事。 博麗神社の一室に、私達は集合していた。 ウサギC「という訳で、これから明後日に向けての作戦会議を始めるぞ!」 ウサギB「あれー?でもいまってもうしがつすぎ……」 心「ウサギBちゃん、それ以上言っちゃ駄目!」 ウサギB「え、なんでー?だってもうさくらがさい……」 鼎「せいっ!」 ドゴォッ! ウサギB「ふぎゃっ!?」 危険が危ない言葉を口走ろうとしたウサギBちゃんだったが、 その前に鼎ちゃんの強烈なボディが炸裂する。い、痛そう……。 ピクッ……ピクッ…… 希「わー!?ウサギBちゃーん!?」 ウサギA「き、綺麗に入ったね……」 ウサギBちゃんはちょっと痛そうにぴくぴくしている。鼎ちゃんの笑顔が何だか怖い。
[993]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/04/08(日) 20:33:04 ID:??? ウサギC「……えーと、とりあえず、作戦会議を続けるよ! キャプテンにホワイトデーの贈り物をするって話まではしたと思うけど……。 問題は何を贈れば良いかなんだよね……」 そう。今私達が悩んでいるのは、ホワイトデーに何をすれば良いか、という事である。 バレンタインにキャプテンが私達全員にチョコレートをくれた。 あの時は嬉しくて舞い上がってしまっていたが、もらった以上はきちんとお礼をしたい。 したいのだが……何を贈ればキャプテンに喜んでもらえるかが分からないのが問題だ。 鼎「キャプテンみたいに、皆でお菓子を作る、とかは無理だよね……」 焔「誰もお菓子とか作れないしね」 ウサギB「やったことないー」 希「というより、料理自体やった事あるのって心ちゃんくらいじゃない?」 心「わ、私もちょっとだけだよ」 最近キャプテンやルナサさんに教わって練習してはいるものの、 まだ一人では大した料理は出来ない。目玉焼きが良い所だ。 というかウサギBちゃん、何で何事も無かったように復活してるの? ウサギA「誰かに相談してみよっか?」 希「相談するって……例えば、鈴仙様とか?」 ウサギC「あ、それ良いかも」
[994]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/04/08(日) 20:35:00 ID:??? ウサギAちゃんの提案に希ちゃんが挙げたのは鈴仙様。確かに鈴仙様は家事全般を得意としている。 誤解のないように言っておくと、永遠亭の家事を鈴仙様が一手に担っている訳ではなく、 基本的に当番制であり、日ごとに炊事や選択等を分割して行っている。 焔「そだね。鈴仙様、料理とか得意だし……」 ウサギA「鈴仙様なら頼めば色々教えてくれるかも!」 ガタッ! 鼎「だ、駄目だよ!」 他の友達が賛成の意を示す中、大きな声で否定の声を上げたのは鼎ちゃん。 その声の大きさに、思わず私達はびっくりしてしまう。 皆で一斉に鼎ちゃんの方を見ると、鼎ちゃんは顔を赤くして俯いている。 鼎「あ、え、えーと、その……ほ、ほら。鈴仙様はいつも忙しそうだし……」 ウサギA「あ、もしかして鼎ちゃん……」 希「分かったー!鼎ちゃん、鈴仙様に何か渡したいんでしょー?」 鼎「い、いや、あの、そ、そうじゃなくてね……」 心「あれ、でも鼎ちゃん、バレンタインで鈴仙様にチョコ渡してなかったっけ?」 ホワイトデーは本来バレンタインデーのお返しをする行事であり、 バレンタインでチョコを渡した鼎ちゃんがまた渡すのはおかしい気もする。
[995]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/04/08(日) 20:36:51 ID:??? しかし、鼎ちゃんは赤い顔のままブンブンと首を横に振る。 鼎「い、いいの!私がいつもお世話になってる御礼をしたいんだから!」 ……まあつまり、驚かせたいから鈴仙様には相談したくない、という事らしい。 私達は本来鈴仙様と話す機会はそれ程多くないのだが、鼎ちゃんだけは 鈴仙様に格闘術を習っているらしく、一緒にいる時間も多かったようだ。 希「じゃあ鈴仙様はやめておくとして、誰に相談すれば良いんだろう?」 とりあえず鼎ちゃんの希望により、鈴仙様は保留という事になった。 そうなると、再び誰に相談しようかという問題が出てくる。 ウサギ達「「「「「「「うーん〜……」」」」」」」 キャプテンに相談するのは論外だし、ルナサさんはメルランさん、リリカさん達と ライブの練習をしている。そうなると、他に相談出来そうな人は……。 ★ウサギ達に救世主現る?→!card★ 先着一名様で引いて下さい。カードのマークによって分岐します。 ダイヤ、ハート→華扇「あら、可愛いウサギさん達ね。どうしたのかしら?」 スペード→白蓮「皆さん、どうかしましたか?」 クラブ→ウサギB「さなえさんはー?」 心「ピクッ」 クラブA→翼「話は聞かせてもらった!」 ガラッ! JOKER→紫「あらあら、仕方ないわね。ここは私が一肌脱ごうかしら」
[996]森崎名無しさん:2012/04/08(日) 20:38:18 ID:??? ★ウサギ達に救世主現る?→ クラブ3 ★ クラブA待てw
[997]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/04/18(水) 01:52:32 ID:??? ★ウサギ達に救世主現る?→ クラブ3 ★ クラブ→ウサギB「さなえさんはー?」 心「ピクッ」 ウサギB「あ、さなえさんはー?」 心「ピクッ」 ウサギC「あ、早苗さんだったら確かに良いかも。料理も上手だし、お菓子とかも作れそうだし」 焔「そうだね、私も賛成」 希「早苗さんの料理、おいしいもんね!」 ウサギBちゃんの言葉に皆が賛成の意を示す。確かに早苗さんは料理が上手だ。 元はキャプテンに教わったとの事らしいけど、今では普通に同じくらいに美味しい。 それに時々様子がおかしくなるけど基本的に優しいし、頼めば相談に乗ってくれると思う。 ……でも私は何となく抵抗を感じていた。 いや、私は別に早苗さんが嫌いな訳じゃない。むしろ好きな方だ。 ……ただ、何となく私は早苗さんにライバル意識を抱いている。 何に対しての、と言われれば、多分キャプテンとの事だろう。 キャプテンと早苗さんはチーム内でも仲が良い。 私と違って年が近いと言う事だし、何よりも巫女さん同士だ。 ウサギであり子供である私よりは話は合う筈だし、 過ごしてきた時間も私よりは多いだろう。 多分、私はそれが羨ましいのだと思う。
[998]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/04/18(水) 01:53:39 ID:??? とは言え、私の個人的な感情だけで反対する訳にもいかず、 とりあえず私達は早苗さんの所に行ってみる事にする。 早苗「ふふ、霊夢さんも人気者ですね。分かりました、私で良ければお手伝いさせて頂きますよ。 台所のお掃除をしていた早苗さんにウサギCちゃんが事情を話して頼んでみたところ、 早苗さんは二つ返事で了承してくれた。やっぱり良い人だ。 早苗「それで、何を教えれば宜しいのでしょうか?」 鼎「実はそれすら決まってなかったり……」 鼎ちゃんの言葉にふむ、と頷いて顎に手をやる。やがて何か思いついたらしく、パンと手を叩く。 早苗「それでは、皆さんでクッキーを作ってプレゼントする、というのはどうでしょうか?」 ウサギ達「「「「「「「クッキー???」」」」」」」 〜〜〜 私達が見守る中、早苗さんはボウルに薄力粉と砂糖、何かパウダーのようなものを加えてかき混ぜる。 そして小さな瓶を取り出し、数滴ボウルの中に垂らす。甘い香りが台所に広がる。 十分に混ざったと思ったら、それをビニール袋に入れて軽く揉みこむ。 早苗「出来ました。早苗特製、簡単ホットケーキミックスです」 心「ホットケーキミックス?……ホットケーキを作るんですか?」 早苗「いえいえ。作るのは先ほども言った通りクッキーですよ。これはあくまでタネです。 本番はこれからですよ、皆さん」
[999]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/04/18(水) 01:55:16 ID:??? 早苗「では、ここからは皆さんに作ってもらいますね。大丈夫です、何をすれば良いかは教えてあげますし、 難しいと思ったら聞いてお手伝いしますから」 早苗さんの指示に従い、皆でクッキー作りの作業を行っていく。 とは言っても、本当にこれで良いのだろうか、というくらい簡単なものだ。 ステンレス製のボウルにバターを溶かして、そこに早苗さんの作ったタネを入れてかき混ぜる。 それを何回かに分けて繰り返し、まとまってきたらまな板の上でそれを適当な厚さに伸ばしていく。 かき混ぜたり生地を伸ばすのは割と力がいる作業なので、7人で交代で行った。 早苗「はい、生地はこれでOKですね。ではここからはこれの出番です」 早苗さんがごそごそと台所から何かを出す。それはたくさんの型だった。 星型、ハート型、丸型、動物の型、花の型、葉っぱの型。 一体どこからこんなに出て来たのだろうか。思わず皆目を丸くしてしまう。 鼎「……こんなたくさんの型、何処から持って来たの?」 鼎ちゃんの最もな疑問に対し、ちょこっと奇跡の力を使っただけです、と舌を出してみせる早苗さん。 私達より年上なのに、こうした仕草は何だかとても可愛く見えてしまう。後奇跡って便利だなぁ。 早苗「型はたくさんありますから、皆さん好きなのを使って下さい。 勿論、一つじゃなくて色々な型を使うのも良いと思いますよ」 ウサギB「あ、じゃあわたしはほしがたがいいー!」 希「私この動物がいいなー!何だか速そう!」 私はどれにしようかな、とたくさんの型の前に悩んでいると、 後ろから早苗さんに声をかけられる。
[1000]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/04/18(水) 01:58:11 ID:??? 早苗「心さん」 心「は、はい?」 早苗「……お互い頑張りましょうね。私は負けるつもりはないですよ?」 悪戯っぽく笑いながら言う早苗さんに思わず固まってしまう。どうやらお見通しらしい。 多分、私が抱えている微妙な気持ちにも早苗さんは気付いているのかもしれない。 でもその言葉を聞いて、何故か私は心が軽くなるのを感じた。 早苗さんはチャンスをくれると言っているのだ。ならば、受けて立つのみ! 心「……はい!私も負けませんよ!」 そう返した私は、多分さっきよりも笑顔だったと思う。 そしてホワイトデー当日。 心「(キャプテン、喜んでくれるかな……)」 私は迷ったが、結局ハート型のマークを使う事にした。 焼き加減等が全然分からずいくつか駄目にしてしまったが、タネを多めに作っていた事もあり、 何とかキャプテンに渡せるくらいは出来たと思う。 皆も思い思いに袋を持って、どうやって渡そうか考えてるみたいだ。 ウサギC「……よーし、それじゃ皆!今からキャプテンの所にレッツゴーだ!!!」 ウサギ達「「「「「「「 おー!!! 」」」」」」 ……という訳で18スレの埋めネタは以上となります。あえて霊夢へ渡すシーンは無しにしてみました。 ウサギ達からクッキーをもらった霊夢がどんな反応をするか、それはご想像にお任せします、という事で。 ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。少しでもお楽しみいただけたならば、幸いです。
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0ch BBS 2007-01-24