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【体は酒で】キャプテン霧雨86【できていた】
[705]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/02/16(木) 00:18:09 ID:??? 勝負は延長戦に突入! ……といったところで、例のイベントをぼちぼち始めますかね。 一旦試合中断しますので、試合以外はちょっと…と言う人は【キャフテン】をNGに放り込んでください。 書くので少々お待ちを
[706]森崎名無しさん:2012/02/16(木) 00:19:36 ID:??? 一瞬またサルバトーレがK引いたかと思った
[707]前々スレ987:2012/02/16(木) 00:25:57 ID:??? >>688>>689 何かもう色々と申し訳ありませんorz 忙しさにかまけて連絡を怠っておりました 今週末には必ず埋めさせていただきます おめぇ、そう言って何度目だゴルァ!されても仕方ありませんが、今回ばかりは本当です………
[708]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/02/16(木) 01:31:51 ID:??? >>701 決まっていれば文字通り終了でしたねえ >>704 まあ主得点源は彼女ですからね >>706 私もKかと驚きました。今回の判定ではK引いても覚醒しませんが >>707 了解です、楽しみに…ってなんか話が変わってるーー!?(ガビーン
[709]キャフテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/02/16(木) 01:33:16 ID:??? ――妖怪の山 ふもと 妖精GK「さ、サルバトーレさん!これを受け取ってください!」 頬を赤く染めた顔を見られないように俯きながら、両手を差し出す。 妖精の少女は今まさに、一世一代の勝負の時を迎えていた。 一方、受け取る側の男。 鈍感ヘタレ超新星、サルバトーレ・ジェンティーレは…………。 サルバトーレ「(ま、まさか…まさか、このチビ…) 信じられない、そう言った感情を映した瞳で、妖精GKを呆然と見ていた。 そう、彼には信じられなかったのだ。 妖精GK「………」 サルバトーレ「(こんなチビが、俺の事を……)」 サルバトーレ「(俺の事を殺そうとしているだと……!!?)」
[710]キャフテン怪文書 ◆2pV1gRdG.o :2012/02/16(木) 01:34:22 ID:??? ヴァン・アレン帯とは、地球の磁場にとらえられた、陽子、電子からなる放射線帯。 1958年にアメリカが人工衛星エクスプローラー1号を打ち上げ、衛星に搭載されたガイガーカウンターの観測結果より発見された。 名前の由来は発見者であるアメリカの物理学者、ジェームズ・ヴァン・アレンより。 ヴァン・アレン帯は地球を360度ドーナツ状にとりまいており、内帯と外帯との二層構造になっている。 赤道付近が最も層が厚く、極軸付近は層が極めて薄い。 内帯は赤道上高度2000〜5000kmに位置する比較的小さな帯で、陽子が多い。 外帯は10000〜20000kmに位置する大きな帯で、電子が多い。太陽風などからの粒子が地球の磁場に捕らわれて形成されると考えられている。 地球以外にも磁場を持つ惑星である木星、土星で存在が確認されている。 (某wiki先生より引用) ヴァン・アレン帯デーとは、この放射線帯が弱くなる日の事である。 その原因には地球の自転・太陽の引力・他の惑星の運行など様々な要素が絡み合っている。 だが、概ねその日時は決まっており、多くは日本でいう2月中旬…2月13〜15日がその日に当たる。 この日に何が起きるか…それを平たく簡潔にまとめると、宇宙線がやや多く地上に降りかかるのだ。 それは平常に生活する分には大きな問題は起きない。 ただ、とある食品に関しては尋常でない被害をもたらすのだ。 それは…チョコレートを始めとしたカカオ由来の製品である。
[711]キャフテン怪文書 ◆2pV1gRdG.o :2012/02/16(木) 01:35:23 ID:??? カカオ油脂の主成分は1,3-ジパルミトイル-2-オレオイル-sn-グリセロールなどの三種の化学物質。 これらは構造として非常に似通っており、物質として近い性質を持っている。 そして、その性質の中に、宇宙線の一種であるα粒子を取り込みやすいというものがある。 このα粒子は透過力は弱いのだが、内部被ばくした場合は危険である。 つまり、この時期のカカオ製品は恐ろしい物質へと変貌を遂げているのだ。 このことは古くから一部の人間たちに知られているが、 それを史上最も活用したのは、ルネッサンス期の悪女として名高いカトリーヌ・ド・メディチ。 彼女はこの毒物により、用済みとなった情夫を周囲に疑われることなく次々と抹殺していった。 そして、「チョコレートを贈れば、疑われることなく始末ができる」と、当時の貴婦人たちは知ったのである。 この一件は今も女性たちの中で暗黙の了解として知られている。 故に、バン・アレン帯デーの近日を狙って女性は始末したい人間へとチョコレート贈るのである。 この周辺日にチョコを贈られた男性諸氏は注意されたし。 君は命を狙われている。
[712]キャフテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/02/16(木) 01:36:23 ID:??? ―上記のような怪文書がサルバトーレの目に留まったのは、2月14日の早朝。 彼が目を覚まし、飲みかけで残していたコーヒーを飲もうと机に手を伸ばしたときだった。 サルバトーレ「なんだ?こんなもん置いたかな…………なッ……なにィ!?」 そして、手紙を読んで硬直した。 手紙に書いてある内容は彼にとって晴天の霹靂であった。 仰天し、手にコーヒーをこぼしかける。 サルバトーレ「うおっ、危ねえ…。 しかし…やべえな。今日なんてまさにその日じゃねえか」 カペロマン「おい、超新星。飯が出来たってサナエが呼んでるぜ」 サルバトーレ「あ、ああ……(どうする?この事実を皆に伝え……。 なくてもいいよな。今までチョコレートなんて見かけなかったし)」 わざわざ不安を煽るようなことを教えるのもどうかと思ってしまう。 そういうわけで、手紙を机にしまって食卓へ向かうことにしたのだった。 ……… 岡山姉「んー!おいしい!やっぱり巫女番長のご飯は最高だなあ!」 神奈子「だよねえ。ホッとする味だよ…」 カペロマン「確かに俺たちの中じゃ一番料理は上手だな」 早苗「褒めても何も出ませんよ」 いつもの守矢神社の朝食の風景。 (魔理沙とぬえ、そしてこいしとはたてはそれぞれ別の場所に住んでいるためいない) サルバトーレもすっかり怪文書のことなど忘れ、朝のブレイクタイムを暢気に過ごしていた。
[713]キャフテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/02/16(木) 01:37:26 ID:??? そんな時である。 早苗がふと気づいたように、手を打った。 早苗「ああ、そうそう。今日のお昼のデザートにチョコレートケーキを作ったんですよ。 今から持ってきますね」 (13)岡山「えっ」 岡山姉「キャッホーッ!楽しみだなあ!」 神奈子「早苗のチョコレートケーキかあ…。一体どんなケーキになってるんだろ?」 若林「何も入れないプレーンに決まっているだろ。それが一番美味いんだからな」 諏訪子「いや、それは違うよ!やっぱり果実をだね…」 サルバトーレ「……なん…だと…?」 日常に紛れ潜む闇。 それを見つけ、サルバトーレの身が震えた。 脳裏をよぎる怪文書。誰一人として気付いていない。 ―俺が何とかしなければ。そう考えた次の瞬間には、サルバトーレは行動に移っていた。 ダッ!! 早苗「えっ、まだ切り分けの最中…」 サルバトーレ「そぉい!!」 ガッシャアアアーーーーン!!
[714]キャフテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/02/16(木) 01:38:27 ID:??? 早苗「な、何をしやがりますかこのヘタレは!!」 ボゴォォォッ!! サルバトーレ「ぐへええっ!!」 ズザーッ!! チョコレートケーキをひっくり返したサルバトーレに、早苗の怒りの鉄拳が飛ぶ。 女性とは思えぬパワーの乗ったパンチに、床を転がる。 何事かと食卓に集っていたメンバーたちが野次馬に現れる。 カペロマン「なんだなんだ……おわっ!?」 神奈子「ひ、酷い…チョコレートケーキが流しに飛び込んでる!!」 (7)金木「…まさか、サルバトーレがやったのか!?」 サルバトーレ「お、俺は悪くねえ!……なあサナエ、悪いことはいわないから別のケーキにしようぜ。 なんならパスタでもいい。俺も作り直すのを手伝うからよ」 早苗「何を言ってるんですか…今日だからこそ、チョコレートケーキなんですよ。それなのに…」 サルバトーレ「!!?」 カペロマン「(今日だからこそ?)」 若林「(パスタはねーよ)」 (7)金木「(サルバトーレはチョコレートが嫌い…なのか? いや、それにしてもやりすぎだろう…)」
[715]キャフテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/02/16(木) 01:39:30 ID:??? 周囲の目のほとんどは、サルバトーレを咎めるようなものだったが…。 彼はそれに気づかなかった。 早苗の発した言葉に、それほど衝撃を受けていたのである。 サルバトーレ「(ま、まさか…サナエ、今日が……ヴァン・アレン帯デーって知って…!? そういうことかよ…!俺たち全員ここで亡き者にするつもりだったのか!) こ、こんなところにいられるか!!俺は出ていくぜ!!」 ダッ!! (7)金木「あっ、おい!?」 命を狙われていると知るや否や、サルバトーレは我先にと逃げ出した。 実に生粋のヘタレである。 そして、彼の考えはわからずとも、その行動で大いに評価を下げていた守矢の面々。 彼らはサルバトーレに呆れた視線を向けるだけで、追うことはしないのであった。 ……… ―人里 サルバトーレ「はァ……殺されるところだった…」 妖怪の山を駆け下り、気付けば里へと出ていた。 サルバトーレ「ああちきしょう…なんだってこんなことになっちまったんだ……」 独り言を呟き、昔の事を思い出す。 僅かな期間とはいえ、一緒にサッカーをした仲間ではないか。 甘い感傷を抜きにしたって、殺されるほどの事をしただろうか…? サルバトーレ「(訳がわからねえよ…)」
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0ch BBS 2007-01-24