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【体は酒で】キャプテン霧雨86【できていた】
[712]キャフテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/02/16(木) 01:36:23 ID:??? ―上記のような怪文書がサルバトーレの目に留まったのは、2月14日の早朝。 彼が目を覚まし、飲みかけで残していたコーヒーを飲もうと机に手を伸ばしたときだった。 サルバトーレ「なんだ?こんなもん置いたかな…………なッ……なにィ!?」 そして、手紙を読んで硬直した。 手紙に書いてある内容は彼にとって晴天の霹靂であった。 仰天し、手にコーヒーをこぼしかける。 サルバトーレ「うおっ、危ねえ…。 しかし…やべえな。今日なんてまさにその日じゃねえか」 カペロマン「おい、超新星。飯が出来たってサナエが呼んでるぜ」 サルバトーレ「あ、ああ……(どうする?この事実を皆に伝え……。 なくてもいいよな。今までチョコレートなんて見かけなかったし)」 わざわざ不安を煽るようなことを教えるのもどうかと思ってしまう。 そういうわけで、手紙を机にしまって食卓へ向かうことにしたのだった。 ……… 岡山姉「んー!おいしい!やっぱり巫女番長のご飯は最高だなあ!」 神奈子「だよねえ。ホッとする味だよ…」 カペロマン「確かに俺たちの中じゃ一番料理は上手だな」 早苗「褒めても何も出ませんよ」 いつもの守矢神社の朝食の風景。 (魔理沙とぬえ、そしてこいしとはたてはそれぞれ別の場所に住んでいるためいない) サルバトーレもすっかり怪文書のことなど忘れ、朝のブレイクタイムを暢気に過ごしていた。
[713]キャフテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/02/16(木) 01:37:26 ID:??? そんな時である。 早苗がふと気づいたように、手を打った。 早苗「ああ、そうそう。今日のお昼のデザートにチョコレートケーキを作ったんですよ。 今から持ってきますね」 (13)岡山「えっ」 岡山姉「キャッホーッ!楽しみだなあ!」 神奈子「早苗のチョコレートケーキかあ…。一体どんなケーキになってるんだろ?」 若林「何も入れないプレーンに決まっているだろ。それが一番美味いんだからな」 諏訪子「いや、それは違うよ!やっぱり果実をだね…」 サルバトーレ「……なん…だと…?」 日常に紛れ潜む闇。 それを見つけ、サルバトーレの身が震えた。 脳裏をよぎる怪文書。誰一人として気付いていない。 ―俺が何とかしなければ。そう考えた次の瞬間には、サルバトーレは行動に移っていた。 ダッ!! 早苗「えっ、まだ切り分けの最中…」 サルバトーレ「そぉい!!」 ガッシャアアアーーーーン!!
[714]キャフテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/02/16(木) 01:38:27 ID:??? 早苗「な、何をしやがりますかこのヘタレは!!」 ボゴォォォッ!! サルバトーレ「ぐへええっ!!」 ズザーッ!! チョコレートケーキをひっくり返したサルバトーレに、早苗の怒りの鉄拳が飛ぶ。 女性とは思えぬパワーの乗ったパンチに、床を転がる。 何事かと食卓に集っていたメンバーたちが野次馬に現れる。 カペロマン「なんだなんだ……おわっ!?」 神奈子「ひ、酷い…チョコレートケーキが流しに飛び込んでる!!」 (7)金木「…まさか、サルバトーレがやったのか!?」 サルバトーレ「お、俺は悪くねえ!……なあサナエ、悪いことはいわないから別のケーキにしようぜ。 なんならパスタでもいい。俺も作り直すのを手伝うからよ」 早苗「何を言ってるんですか…今日だからこそ、チョコレートケーキなんですよ。それなのに…」 サルバトーレ「!!?」 カペロマン「(今日だからこそ?)」 若林「(パスタはねーよ)」 (7)金木「(サルバトーレはチョコレートが嫌い…なのか? いや、それにしてもやりすぎだろう…)」
[715]キャフテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/02/16(木) 01:39:30 ID:??? 周囲の目のほとんどは、サルバトーレを咎めるようなものだったが…。 彼はそれに気づかなかった。 早苗の発した言葉に、それほど衝撃を受けていたのである。 サルバトーレ「(ま、まさか…サナエ、今日が……ヴァン・アレン帯デーって知って…!? そういうことかよ…!俺たち全員ここで亡き者にするつもりだったのか!) こ、こんなところにいられるか!!俺は出ていくぜ!!」 ダッ!! (7)金木「あっ、おい!?」 命を狙われていると知るや否や、サルバトーレは我先にと逃げ出した。 実に生粋のヘタレである。 そして、彼の考えはわからずとも、その行動で大いに評価を下げていた守矢の面々。 彼らはサルバトーレに呆れた視線を向けるだけで、追うことはしないのであった。 ……… ―人里 サルバトーレ「はァ……殺されるところだった…」 妖怪の山を駆け下り、気付けば里へと出ていた。 サルバトーレ「ああちきしょう…なんだってこんなことになっちまったんだ……」 独り言を呟き、昔の事を思い出す。 僅かな期間とはいえ、一緒にサッカーをした仲間ではないか。 甘い感傷を抜きにしたって、殺されるほどの事をしただろうか…? サルバトーレ「(訳がわからねえよ…)」
[716]キャフテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/02/16(木) 01:40:39 ID:??? 頭を抱え、人混みを避け、道の端で立ち止まる。 これから自分はどうするべきか。 サルバトーレ「俺は……」 A あれは…ジノ? B マリサに相談してみるか… C …ハクレイだったっけか。現世へ帰る方法… D 里をぶらついてみるか… E なんだこの喫茶店…?!チョコレートパフェ半額、本日のみだと!? F 「ぱるぱるぱる…」 あれ?どっかで見たような奴が… G 行きたい場所があればどうぞ *先に【2】票入った選択肢が採用されます。ageで投票してください。sageではカウントできません
[717]森崎名無しさん:2012/02/16(木) 01:41:03 ID:MgQtPNjA F
[718]森崎名無しさん:2012/02/16(木) 01:48:11 ID:OrXgyyUc E
[719]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/02/16(木) 01:54:52 ID:??? ジハイドロジェン・モノオキサイドとかよくできてるよなー というところで今日はここまで。 とりあえず明日〜伸びても明後日までの予定です。 それではまた明日お会いしましょう
[720]森崎名無しさん:2012/02/16(木) 02:41:12 ID:dFr+nxkc E 俺のチョコパフェ
[721]森崎名無しさん:2012/02/16(木) 07:57:48 ID:??? 更新乙です 悲しみを繰り返しサルバトーレは一体どこへ行くのでしょう……
[722]森崎名無しさん:2012/02/16(木) 17:58:46 ID:??? 北海道
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0ch BBS 2007-01-24