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【予測不能な】11人の戦士たち2【イレギュラー】
[721]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/31(土) 01:32:40 ID:??? それからしばらく、佐野はあまりの想定外の事態に思わず言葉を失い放心状態となるのだが……。 ブースター「キュ……フンフン……フンフンフン……!」 三つ編みの少女「ちょっとちょっと、くすぐったいってば。 にゃははは……」 佐野「ね……猫が人になったァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?」 三つ編みの少女「うわっ、びっくりした!?」 佐野「こっちの台詞じゃあ!」 佐野より早く気を取り直したブースターは、再び目の前にいる三つ編みの少女の匂いを嗅ぎ。 その少女が先ほどの黒猫と同じ匂いをしている事を確認した後、何かを納得したように一つ頷き。 少女はといえば、ブースターの体毛がくすぐったいらしくケラケラと笑いながら……やはりされるがままである。 自分だけを放っておいて無邪気に仲良さげにしている1人と1匹(2匹?)を見るなり、 佐野はようやく我に返り、遅れてやってきた驚きを絶叫という形であらわす。 これには三つ編みの少女、及びブースターも驚いたようだが、佐野の驚きを考えればその程度は驚いた内の範疇には入らないだろう。 佐野「剣崎さんじゃないが、誰なんだ一体! お前もあれか、妖怪か!?」 三つ編みの少女「ありゃりゃ、そりゃ妖怪だよ。 見てわかんない?」 佐野「いやそのほら、なんか話聞いてる限りだと幻想郷って妖怪以外にも神様とか妖精とか色々いるっぽいから……」 三つ編みの少女「んー、お兄さん外来人かい? 妖怪に関する知識が不足し過ぎだよ。 あたいはね、火車っていう妖怪さ」 佐野「……俺の事食べちゃったりする系統の妖怪?」 三つ編みの少女「食べないよ〜。 死体は攫うけど」 佐野「それはそれで怖いじゃねーかっ!?」 三つ編みの少女「あははっ。 お兄さんリアクション面白いね〜」 目の前の三つ編みの少女が……少なくとも、ただの猫でも人でもないと判断した佐野は、その正体を知るべく矢継早に質問をする。 これに対して三つ編みの少女は至って友好的に……しかし、どこかからかうように答えを返し。 その答えを聞いて盛大にリアクションを取る佐野をおかしそうにケラケラと笑う。 ただ、それもある程度過ぎると流石にこれ以上からかうのは可哀想だと思ったのか、 三つ編みの少女はコホンと一つ咳払いをするとニコッと人懐こい笑みを浮かべ、自己紹介をする。
[722]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/31(土) 01:33:42 ID:??? お燐「あたいはお燐。 火焔猫 燐(かえんびょう りん)ってんだけど……ま、長ったらしいからお燐って呼んでよ。 地底にある地霊殿ってトコに住んでる、さっき言った火車って妖怪。 死体には興味あるけど生きてる生物は専門外だから……お兄さんが特に死ぬ予定とか無いなら、何も心配しなくていいよ」 佐野「お、おお……。 ……俺を殺して死体にしちゃおうとか考えないの?」 お燐「考えない考えない。 そういうズルっこは嫌いでね」 正直に自己紹介をしても、それはそれで色々と物騒な所のある三つ編みの少女――お燐だが、 少なくとも見た感じではこちらに危害を加えるつもりも無いらしく、ひとまず佐野は胸を撫で下ろす。 佐野「ホッ……。 あ、俺も自己紹介しないとな。 俺は佐野、佐野満だ。 こっちはブースター」 ブースター「キュ〜♪」 お燐「うん、お兄さんの名前はともかくブースターの方はさっき聞いたから知ってるよ」 佐野「は? え、聞いたって……」 お燐「直接本人からね」 そして、今度は佐野がお燐に自己紹介をするのだが……。 その折、佐野がブースターの紹介に移るとお燐は既にブースターの事は本人から聞いていると言う。 当然、ブースターは人語を話せる訳が無く、佐野は一体何を言っているんだこいつはという目つきとなってお燐を見るのだが……。 お燐はその視線に気づいたか、呆れたようにため息を吐きながら説明をする。 お燐「お兄さん、さっきあたいが何から人間に変身して驚いたのさ?」 佐野「え? そりゃ猫……って……。 え、何!? お燐、猫の姿の方が本体なの!?」 お燐「そのとーりっ! だからこの子の言う事だってわかっちゃうんだよ」 佐野「(っていうか、動物同士なら種族が違っても会話できるのか……? って、そういやユーノ君もブースターの名前を聞く時イタチに変身してたような……あれ? ユーノ君の本性ってイタチ?)」 お燐曰く、お燐は今は人間の姿をしているが、元々本来の姿は先ほどの黒猫。 であるからして、同じ動物であるブースターの言語は理解できるらしく……ブースターがした、という自己紹介も聞けたというのだ。 これを受けて佐野は納得をするも、それと同時にユーノの正体に疑問を抱く。 とはいえ、今はそんな事を考えても仕方ない為、佐野は改めて目の前のお燐の事について話を聞こうと口を開いた。
[723]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/31(土) 01:34:49 ID:??? 佐野「で、お燐はなんでこの神社に来たんだ?」 お燐「いや〜、久しぶりに地上に出てきたからね。 ちょっくら霊夢の顔でも見てこうかと思って来たんだよ。 そしたら境内の方に見知らぬ人間と獣がいるじゃないか。 なーんかあったのかなー、と思って猫の姿で近づいて行ったって訳さ。 悪い奴だったらその場ではったおしてやろうかと思ったんだけどね」 佐野「おっかねぇな……。 って、霊夢ちゃんと知り合いなのか?」 お燐「うん。 ちょくちょく遊びに来てるんだよ、この神社にも。 で、お兄さんたちはなんでこの神社にいるの?」 佐野「うむ、実はかくかくしかじかでな……」 どうやらお燐は以前から霊夢と交友があるらしく、久方ぶりに地底から地上に出てきたので顔を見に来たらしい。 そして、神社にいる見知らぬ人間たち――佐野とブースターを発見し、何者かと猫の姿で観察。 悪い人間では無さそうだと判断をした所で正体を現した、という訳らしい。 これを受けて佐野は納得をしたのだが、逆にお燐は何故佐野達がこんな場所にいるのかと問いかける。 これに佐野は自分たちが突然外の世界から幻想郷へとやってきてしまった事、早く幻想郷から元の世界に帰りたい事。 帰る為に八雲紫を起こす為、サッカーをやっている事などを説明し……。 お燐はふむふむ、と食い入るようにして話を聞く。 お燐「へー……そりゃまた珍しいね。 10人と1匹が一斉に幻想入りなんてさ」 佐野「やっぱ珍しいか」 お燐「うん、珍しい珍しい。 ま、頑張りなよお兄さん。 話聞いてる限りじゃ、1ボスチームに勝って順調みたいじゃない」 佐野「おうよ! このまま連勝街道まっしぐらで、とっとと外の世界に帰ってやるさ!」 お燐「その意気だよ、うんうん」 佐野「(うーむ、話をしている限り……いい奴っぽく見えるなぁ。 どうしよう? 何か話でも振ってみるか?)」
[724]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/31(土) 01:35:55 ID:??? A.「そういやブースターと会話できるんだよな? ちょっと通訳してくれないか?」 ブースターとの通訳をお願いしてみる B.「地霊殿、ってどんな所なんだ?」 お燐の住んでいるという地霊殿という場所について聞いてみる C.「ところでお前もサッカーやってるのか?」 お燐もサッカーをやっているのかと聞いてみる D.「俺もお燐の匂いを嗅いでもいいですかね、フヒヒ」 お燐をクンカクンカしたい E.その他 自由投票枠 先に2票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[725]森崎名無しさん:2012/03/31(土) 01:36:22 ID:oXqLeFHE A
[726]森崎名無しさん:2012/03/31(土) 01:36:44 ID:z8ldJIME A
[727]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/31(土) 01:47:25 ID:??? >A.「そういやブースターと会話できるんだよな? ちょっと通訳してくれないか?」 ブースターとの通訳をお願いしてみる ==================================================================================================================== お燐「にゃ……この子の通訳?」 佐野「ああ」 佐野が思いついたのは、お燐を介せば間接的にブースターと意思疎通が図れるのではないか、という事であった。 現状、ブースターは実に佐野達によく懐き、サッカーにも真面目に取り組んでくれている。 とはいえ、お互いの意思や意見が交換出来ない、というのは最大のネックである。 こちらの言う事はブースターには伝わっているような気もするが、ブースターがこちらに伝えたい事がいまいち判別つかないのだ。 佐野「一時的とはいえ、滅多にないブースターと話せる機会だからな。 お願いされてくれないか?」 お燐「(あー、そっかそっか。 普通の人間って大変だなー)ん、オッケーだよ。 で、通訳はいいけど……何か聞いてみる事ってある?」 佐野「ん……そうだな……」 A.「イレギュラーズ……皆の事をどう思っているか聞いてくれないか?」 ブースターのイレギュラーズに対する感情を聞いてみる B.「サッカーをする事についてどう思っているか聞いてくれないか?」 ブースターのサッカーに対する思いを聞いてみる C.「元いた世界の事について詳しく聞いてくれないか?」 ブースターのいた世界について聞いてみる D.「昨日の試合の事をどう思っているか聞いてくれないか?」 ブースターの昨日の試合の感想を聞いてみる E.「何かやりたい事とかしたい事とか無いか聞いてくれないか?」 ブースターの希望などについて聞いてみる F.「結局オスなのかメスなのかハッキリさせてくれ」 オスかメスかハッキリさせる G.その他 自由投票枠 先に2票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[728]森崎名無しさん:2012/03/31(土) 01:50:00 ID:oXqLeFHE C
[729]森崎名無しさん:2012/03/31(土) 01:50:35 ID:xT1bmFmg C
[730]森崎名無しさん:2012/03/31(土) 01:51:28 ID:z8ldJIME D
[731]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/31(土) 02:42:22 ID:??? >C.「元いた世界の事について詳しく聞いてくれないか?」 ブースターのいた世界について聞いてみる ================================================================================================== お燐「オッケー、わかったよ。 それじゃ……。 にゃんにゃにゃにゃ、にゃにゃんにゃ、にゃーにゃ」 ブースター「キュー? キュイ〜! キュキュキュッ! ヴゥー……」 佐野「(シュールな光景だなー)」 考えてみれば、佐野はそもそもブースターがどのような世界から来たのか知らない。 ここはブースターの事をよく知る為にも、一体どんな世界から来たのか聞いておくべきだろうと判断し、その旨をお燐に伝える。 するとお燐はすぐにブースターに向けて「にゃんにゃかにゃん」と話しかけ、これを受けてブースターも「キュイキュイ」と返す。 ブースターはともかくとして、今は人型の姿を取っているお燐が猫語を話しているのはなんともシュールだったのだが……。 しばらくするとお燐はふむふむと頷きつつ、全てを聞き終えたか、佐野の方をくるりと向き説明しようと口を開く。 お燐「にゃにゃんにゃ、にゃーにゃ。 にゃににゃんにゃ!」 佐野「日本語でおk」 しかしお燐の口から出てきたのは猫語だった。 先ほどまでブースターと会話をしていた為なのか、思わず出てしまったそれに佐野は間髪入れずツッコミを入れ。 お燐はいけないいけないと言わんばかりに己の頭を小突いてから、改めて話し始める。 お燐「えっとね、まずこのブースターのいた世界は『シンオウ』って所らしいよ」 佐野「シンオウ? (聞いた事ねー国だな……)」 お燐「うん。 で、ブースターはその世界のどっかの家の裏庭で育ったんだって」 佐野「裏庭ァ?」 お燐「すっごく大きいんだってさ」 シンオウという聞いた事のない地、そしてその世界のどこぞの家の裏庭で育ったというブースター。 やはりブースターも自分たちの知る地球上からは来ていないのか、と佐野は考えつつ先を話すよう促す。
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0ch BBS 2007-01-24