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【結成!】ファイアーモリブレム37【モテナイツ】
[902]森崎名無しさん:2012/04/29(日) 13:51:19 ID:??? ラーニングセーブつえー!
[903]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/04/30(月) 07:36:05 ID:??? >>901 例のアレがどんな形に発展するのかお楽しみに!? >>902 このスキルの真価を発揮するには、とにかく数多くのシュートを受けなければいけないのがネックですね。 それだけ森崎のセービング機会が増えて、ガッツ消費も激しくなるでしょうし。 ============ >A 期待に胸を膨らませて目を閉じる 森崎「(ついに来た。苦節20年。この俺にもついに春の足音がやってきた)」 初対面の頃は、やや陰気な女の子だと思っていたカタリナだが、 彼女と交流を深めれば深めるほど、意外と行動派で芯がしっかりしていることに気付かされたりもした。 実際のところ、彼女の本質は後者のほうだろう。彼女自身が自分に殻をかぶせ、 本心をさらけ出せていないだけなのだと、森崎は考えていた。 そしてそんな彼女に、森崎はただの後輩以上の好意を抱いているのも事実であった。 森崎「(ドラマとかだと、ここは間違いなく……アレだよな?期待しちゃってもいいんだよな?)」 高鳴る胸の音が実に心地よく、しかし舌が乾くほどの緊張を与えてくれる。 森崎は一度唾を飲み込むと、やがて訪れるであろうカタリナからの接触を素直に待つ。 だが、カタリナは特に近づくでもなく何やら小さな声で呪文の詠唱を始めた。 森崎「あ、あの……カタリナ?いったいなにを……?」 カタリナ「森崎さんの能力を高める呪文を掛けます。私からの選別です」 森崎「えっ!?(なんだよ……期待した俺が馬鹿みたいじゃないか……) だがその呪文って危険じゃないのか?」 カタリナ「大丈夫です…。私の最後のわがままだと思って言うとおりにしてください」
[904]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/04/30(月) 07:39:57 ID:??? もう出会った頃のような弱々しさなどまったく感じさせない、はっきりとした意思が感じられるカタリナの言葉が返ってくる。 森崎「……分かった。短い間だが、お前たちとの訓練、そしてアリティアカップは俺の最高の宝物だ」 カタリナ「……森崎さんに、どうか神のご加護がありますように……」 それがまるで今生のお別れを前にしたような、 カタリナの酷く悲しみを帯びていた表情を、瞳を閉じていた森崎は知ることはなかった。 ★サヨナラ、センパイ→!card★ !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します K→全能力+1。しかしなんだか強烈な眠気が…… Q〜7→HP・力・技・速さ+1。しかしなんだか強烈な眠気が…… 6〜A→幸運・守備・武器レベル・魔防+1。しかしなんだか強烈な眠気が…… JOKER→全能力+1。……何やら強烈な殺気が背後から感じる。森崎は素早く飛び退く!
[905]森崎名無しさん:2012/04/30(月) 07:40:29 ID:??? ★サヨナラ、センパイ→ スペード2 ★
[906]森崎名無しさん:2012/04/30(月) 08:57:17 ID:??? ラーニングセーブは【試合毎にリセット】ですか?また、【ブロッカーで止まったら無効】ですか?
[907]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/04/30(月) 09:01:05 ID:??? >>906 試合ごとにリセットはされません。経験はしっかりと蓄積されていきます。 経験が溜まる条件は、森崎のセービングが発動した時。 すなわち、シュートを止めるか決められるかのどちらかだけです。 ぶっとびカウンターの亜種のようなものだと思ってくれればOKです。 ============ ★サヨナラ、センパイ→ スペード2 ★ >6〜A→幸運・守備・武器レベル・魔防+1。しかしなんだか強烈な眠気が…… ※森崎の幸運17→18 武器10→11 守備16→17 魔防3→4 に上がりました。 ============ カタリナの指先が自分の胸の中心あたりを謎るように触れてくる。 その仕草が実に愛おしく、森崎は思わず抱きしめてしまいたい衝動を必死に堪える。 愛しの後輩からの最後の贈り物。確かに大きな力の躍動が体の内側から感じられる。 森崎「(ありがとうカタリナ。これで俺は間違いなくドイツで……一流の……プロ……に……)」 呪文から通じてくるカタリナの真心の暖かさに、森崎は心地よく微睡んでいった。 3日間の連戦とフードバトルでの疲労が、柔らかな布団のように包まっていく錯覚を覚える。 森崎「(……………)」 どさっ。 瞼の裏で、ウェルダーブレーメンの栄冠を掲げる最高の舞台を思い描きながら、森崎は深い眠りに落ちた。
[908]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/04/30(月) 09:02:24 ID:??? クライネ「ったく、ようやく片付いたのね。随分手間暇かけたわね」 ローロー「ウキキ。とっても気持ちよさそうに寝てるな」 横たわる森崎を見下しながら、柱の陰から現れた金髪の少女と、不気味な仮面をつけた大柄な少年。 暗黒司祭ガーネフの援助のもとで暗躍する、暗殺組織の一員、クライネである。 カタリナ「……こうでもしないと、きっとこの人は私たちを邪魔してきますから」 クライネ「ずいぶん高く評価しているのね。一緒に訓練している内に感情移入でもしちゃったのかしら?」 カタリナ「そんなことはありません。初めからこうなることは全て予測済みですから。 ……ですが、少し焦っていたのは事実かもしれません。 今日の試合前、私からの差し入れに全く手を付けなかったのには驚かされましたから」 クライネ「結局ただのアレルギー体質なだけだったんでしょ?ふんっ、贅沢な体質だことで」 カタリナ「それよりもクライネ。そちらの準備は万端なのですか?」 クライネ「アンタに言われなくてもばっちりやってるわよ。 既に大半の兵士はオネム。アンタの特性睡眠薬のお陰で動けなくなってるところだわ」
[909]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/04/30(月) 09:03:54 ID:??? カタリナ「そうですか。警戒なく厨房に入り込めるほどに王宮の方々の信用を集めたかいがありました」 ローロー「俺の兄弟たちも出番はまだかまだかーと言っている。ウキキ」 カタリナ「頼もしいことです。それでは作戦を次の段階へと移しましょう。 依頼は英雄王の暗殺。そして、その片腕の存在を抹消すること」 クライネ「むっ、アンタが仕切んじゃないわよ。ったく、ちょっと見ない間に偉そうな軍師になっちゃって。ねぇ『カタリナ』」 カタリナ「…………もう、その名は必要ありません。必要としません。必要とされませんよ、クライネ」 ローロー「じゃあ、もう普段通りに呼ぶぞ。『アイネ』」 静かな寝息を立てる森崎の安らかな顔を確認したカタリナは、 懐から見習い魔導師などでは絶対に使いこなすことなどできない上級炎魔法の魔導書を取り出す。 アイネ「行きましょう。あの人も言っていました。自分の夢を叶えるために、他人の夢を壊すことは悪いことではないんですから……」 そこにはもう、第七小隊軍師のカタリナの姿は無かった。氷のような冷たい表情の、凄腕の魔導師、暗殺者がいるだけだった。
[910]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/04/30(月) 09:05:10 ID:??? ラムカーネ「今夜は実にいい月が出てやがる。俺が力を取り戻す日にはうってつけってやつだな」 中山「ああ。そうだな森崎」 アリティア王宮の裏手に壮大に広がる丘。この丘は『アンリの丘』と呼ばれており、建国者アンリを祀る記念碑が立てられている。 その記念碑に堂々と跨がりながら、不気味に輝く赤い月を見上げるのは 森崎と瓜二つの姿をした男、ラムカーネ。そして彼を親友と呼び、付き従う中山の姿があった。 ガーネフ「ふぉふぉふぉ……まもなくやってくるそうじゃ。お主の贄、まがい物の森崎がなぁ」 ラムカーネ「うけけけ……ひゃっひゃっひゃっ!ようやく、ようやくだ! 『俺』という存在を無きものとし、甘っちょろい存在に成り下がろうとする、 『キャプテン森崎』にあるまじき愚かなことをする偽物野郎に天誅を下す時が来たァ!」 中山「そんなに昂らなくてもいいぞ森崎。偽崎は必ずここで叩き潰す。そして、今日ここで俺はお前に借りを返してみせるさ」 ラムカーネ「頼んだぜ中山。奴のサッカーに対する希望は、アリティアカップを通して無駄に膨れ上がっちまってやがる。 だが、期待に胸を膨らませているからこそ、それが弾けた際の絶望への転身はより大きくなるってものだ。 まァ見てなよ。俺がお前に本物の森崎と偽物の雑魚野郎との違いをはっきりと教えてやるさ」 中山「(……ああ、なんて自信に満ち溢れた顔をしてるんだろう。どんなに才能がなくとも、諦めることなく 自分の道を豪快に切り開いていく。やはりお前はそうでなくちゃな、森崎…!)」 この男のためなら、命さえ張れる。彼により運命を狂わされたのにもかかわらず、 こうして彼の側を離れないと決意できるほどの魅力が、この森崎という男から感じているのだ。 ガーネフ「この丘の名称にもなっている『アンリ』は、100年前にたった一人で マムクートの集団を斬り伏せたことで『英雄』と崇められておるのは知っとるか?」
[911]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/04/30(月) 09:06:28 ID:??? ラムカーネ「……たった一人でなんでもこなしちまう『天才』か。あーあー気に入らねぇ。 俺がこの世でもっとも忌み嫌い、そして叩き潰したい存在だぜ。 まぁ、そんな場所でヤツの力を奪い、生まれ変わるというのも一興かもしれんな」 中山「たとえ平凡だとしても……天才を上回る術はいくらでもあるってことだよな。 (ガーネフさんが授けてくれたこの『闇のオーブ』も、その方法の一つ)」 ラムカーネ「さて、そろそろ行くか相棒。俺たちの伝説……いや、野望はここから始まっていくんだ」 中山「ああ。俺はどんなことがあろうともお前と一緒にどこまでも突き進んでやるぜ」 ガーネフ「ふぉっふぉっふぉ。実に良い関係じゃのうお主たちは。見てるこっちが恥ずかしくなるわい。 (……相棒、か。ふん……なんとも都合の良い、取り繕った単語じゃろうな。 一見同等の立場と錯覚するが、実際のところは片方が片方を管理し、従えているだけじゃろうに)」 かつて自分にも『相棒』と呼んでいた存在がいたことを思い出しそうになる嫌悪感を吐き捨てるように、ガーネフは唇を噛む。 ガーネフ「おや、噂をすればなんとやら。どうやら準備が整ったようじゃよ森崎殿」 ラムカーネ「お?そうか。そんじゃまぁちょっくらかる〜く捻り潰してくるかァ。うけけ」 中山「よし、それじゃあ俺も……」 カポッ。 中山「(……これで余計なことを考えることなく、闇のオーブの力を存分に引き出せるぞ……)」 鬼のような不気味な仮面をかぶり、中山は堂々と歩く森崎の後ろをついていく。 そして中山と同じような仮面をした男たちがぞろぞろと行列を伸ばしていく。
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0ch BBS 2007-01-24