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【職人が穿つ】ライ滝第二一話【ファンタジー】
[994]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/05/14(月) 22:21:46 ID:??? といっても中の人はローマについて全く知らない→スペードK →ジノと遭遇した 折角のオフをいつまでもケーキバイキングで過ごすのもアレだろうと、早速観光(ランピ的にはデート)に向かう事にした二人。 と、店から出た直後にランピオンは街道にジャージ姿の見知った男を発見した。 ランピオン「ん? ジノじゃないか」 ジノ「……ランピオンか。奇遇だね」 ランピオンが発見した人物。それはJrユース大会以降、以前と比べやや落ち着いた(冷徹なったとも言う)ジノ・ヘルナンデスだった。 そのヘルナンデス、今日はいつにも増して神妙な面持ちである。 ランピオン「奇遇ってのはこっちの台詞だ。なんだってお前がローマに?」 ジノ「特に理由はないよ。強いて言うなら気分転換の散策って所かな……所でそっちの彼女は?」 ランピオン「ああ、この娘は――」 響「初めまして。ランピオンの【友達】の北条響です」 ランピオン(フッ、友達か。恋人って言うのが照れくさいんだな。可愛い奴) 響が本心から友達だと思っている等とは露知らず、都合よくそう解釈する哀れな喪男であった。 ジノ「ヒビキか。僕はジノ・ヘルナンデス。インテルで控えGKをやっている。よろしく」 ランピオン(控え、ね)
[995]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/05/14(月) 22:22:57 ID:??? しれっとした表情で自分を控えと言い切ったジノにランピオンは複雑な表情を浮かべる。 そんなランピオンの様子に気付いたのか、ジノは僅かに表情を緩めた。 ジノ「ま、すぐに正GKの座は奪い取るつもりだけどね。さて、ランピオン。挨拶もそこそこだけど邪魔をしちゃ悪いし僕はこの辺で――」 ???「おーいジノ! そろそろ時間だぞ!」 ???「早く行こうぜ」 ジノ「……」 言葉短に立ち去ろうとしたジノだったが、そんな彼の元へとジャージを着た集団がぞろぞろと集まって来、ジノは天を仰ぐ。 ランピオン「なんだ……ってバサレロにフレッド!? それにマルコも……イタリアユースの奴らばっかりじゃないか!」 マリーニョ「ら、ランピオン!?」 トリノ「やべ」 ジノの元にやってきたジャージ集団は全員が昨年のJrユースでイタリア代表に選ばれていた面々であった。 そして全員が全員ランピオンの姿を見て「アチャー」という表情を浮かべているこの状況。どう考えてもただ事ではない。 ランピオン「ジノ、なんだこれは? 旧Jrユースメンバーが揃いも揃って一体何のイベントだ?」 ジノ「……ふぅ。黙って見過ごしてくれ、ってのは虫が良すぎるか。仕方ない、話すよ」 問い詰めてくるランピオンに観念したのか。ジノは一度息を吐くと事情の説明を始めた。
[996]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/05/14(月) 22:24:24 ID:??? ジノ「実は少し前に僕達旧Jrユースメンバーに協会の方からお達しがあってね。 今日、協会が用意したチームと僕達旧Jrユースメンバーで試合をやって欲しい、ってね」 マルコ「で、俺達ゃ負けたら全員Wユースへの参加資格を剥奪されるんだとさ」 ランピオン「な、なんだと!?」 ジノ達から語られたとんでもない話に思わず素っ頓狂な声を上げるランピオン。 エキシビジョンマッチ一試合の結果如何で参加資格剥奪などあまりに馬鹿げた話である。 バサレロ「ま、国辱級の失態を晒した俺達への協会からの発破って事なんだろうな」 ランピオン「だが俺にはそんな話一言も……」 トリノ「解雇されたサルバトーレは論外だけどお前やストラット、バンビーノなんかは大会には出てなかったからな。 協会的にはセーフなんだろ」 マリーニョ「だからお前には余計な心配をかけないよう内緒にしておきたかったんだよ」 ランピオン「……」 確かに話を纏めると自分は無理に発破をかける必要のない選手だと協会からは認識されているのだろう。 だがここでセーフと言われて喜べるかと聞かれれば、NOと即答できるのがランピオンという男である。 ランピオン「おい。確かタルデリやジェンティーレ(FWの方)みたいに何人かはJrユースの後チームから解雇されてるんだよな。 あいつらも今日は来てるのか?」 ジノ「いや……協会もそれを配慮して一応四人までなら助っ人を読んでも良いとは言っているが……」 ランピオン「なら俺が助っ人をやろう。FWは必要なはずだ」
[997]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/05/14(月) 22:25:33 ID:??? 即答したランピオンに、しかしジノは渋い表情を浮かべる。 ジノ「お前ならそう言うと思ったよ。だがそれで万一負けるような事があればお前にも害が及ぶ可能性がある。 巻き込むわけには……」 ランピオン「ふん、このメンバーで負けるんなら所詮俺達の世代はそこまでだって事だ。 それに俺やバンビーノだけが代表になるのも面白くない。それならお前らと心中するさ」 ジノ「……すまない。助かる」 なんやかんやでやはりFW不在には頭を悩ませていたのか、ランピオンの言葉にジノは深々と頭を下げた。 と、ここで更に一人の人物が助っ人に名乗りを挙げた。 響「話は聞かせて貰ったけど、それなら私も助っ人やるよ」 ジノ「なにィ」 ランピオン「ちょっと待てヒビキ、助っ人も何もお前カルチョ出来るのか!?」 響「当然。これでも私中学の時は色んな部活の助っ人やってたんだから。FWならちょっと自信あるよ。 それにここまで聞いてやらなきゃ女がすたるしね!」 ランピオン「いや自信あるって言ってもな……(正直日本の女子のレベルで俺たちについてこれるとは思えん)」 自慢げに胸を叩く響にオイオイといった様子のランピオンだったが、周りの面々は意外とそうでもなかった。
[998]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/05/14(月) 22:26:37 ID:??? ジノ「いや、頭数は多いに越した事はない。折角だし頼めるだろうか(通用しないにしても一発目までならマークを散らせられるしね)」 ランピオン「なにィ」 マリーニョ「賛成!(女の子万歳!)」 マルコ「右に同じく(女の子万歳!)」 割と人生かかってる試合の前だというのに全く持ってお気楽な集団であった。 こうなってはランピオンとしても無下に却下をするわけにもいかず、晴れて響も助っ人となる事が決定する。 ランピオン「はぁ……で、これで頭数は足りるのか?」 ジノ「いや、まだ11人にはちょっと足りない。それでも二人入ってくれただけ大分マシにはなったけどね」 とはいえやはり11人は欲しい。が、これ以上都合よく助っ人が来る可能性は低いだろう。 仕方ないと旧イタリアメンバー+2は試合会場へと向かおうとするが―― 【分岐】 先着一名様で、 【捨てる神あれば→!card】 !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの絵柄で分岐します 【〜】が最初から最後まで正確にコピペされていない書き込みは無効になります ダイヤ→バンビーノ「――話は聞かせてもらった。俺も協力しよう」 アズーリの10番を背負う男参上 ハート、スペード→バティン「話は聞かせてもらったぞ! 俺も一緒に戦うぜ!」 勇者王降臨 クラブ→イタリアの英雄「ハハハハハ! このパルコ・フォルゴレが君達に力を貸そう!」 チチをもげ 各マークのQ→???「響のピンチと聞いて飛んできました」 いつもの嫁 JOKER→ダイヤ、各マークのQ+マスクドnice boat「シュコーシュコー」
[999]森崎名無しさん:2012/05/14(月) 22:27:17 ID:??? 【捨てる神あれば→ ハート8 】
[1000]森崎名無しさん:2012/05/14(月) 22:27:57 ID:??? 【捨てる神あれば→ ダイヤQ 】
[1001]1001:Over 1000 Thread このスレッドは1000を超えました。 もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。
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0ch BBS 2007-01-24