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【風に成る為】キャプテン霊夢19【ひと時の別れ】
[163]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/03/11(日) 18:23:07 ID:m3qMiAoc >>161さん 乙ありです!白蓮と神綺様が知り合いという設定は最初から決めていたんですが、 こうもあっさり読まれるとは思っておりませんでした。特に伏線っぽい事も 書いていなかったのですが。ちなみにマリオとヨッシーFCの時とは違い、 キャプテンではない霊夢が指示をしても受け入れられるかは微妙ですので、ご注意下さい。 (ここが自チームと助っ人の大きな違いでもあります。自チームは基本的に指示を受け入れますので) >>162さん なるほど。森崎と中里の解説とかも面白そうですねw ★白蓮と神綺の関係?→ クラブ10 ★ ハート、スペード、クラブ→白蓮が封印されている時に出会った友達 神綺がどう説明したものかと悩んでいると、白蓮の方から先に喋り始める。 白蓮「神綺様とは、私が法界に封印されて少しした頃に出会いました。 とは言っても、私は封印されていたので、結界越しではありましたが……」 神綺「だから様付けなんていらないってばー。普通に呼んでよー」 白蓮は当時の事に想いを馳せる。性急な人間と妖怪との融和が人間に受け入れられず、 他ならぬ人間の手によって自分は法界に封じ込められてしまった。 霊夢「……ねえ、さっきから何で白蓮はアリスのお母さんに様付けしてるの?」 先ほどから白蓮が「様」付けしているのを見て、不思議そうにアリスに問う霊夢。 アリスは少し言いにくそうにしながらも、理由を述べる。
[164]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/03/11(日) 18:24:42 ID:m3qMiAoc アリス「えーと……(一応、あれでも)お母さん、魔界の神様だから」 言葉に霊夢は思わず「は?」と返してしまうが、 神綺は気にする事もなく笑顔のままである。 神綺「そうよー。これでも魔界一偉いんだからー!」 アリス「……夢子姉さんに頭が上がらないお母さんが?」 えっへん、と胸を張る神綺だが、続くアリスの一言にううーと涙目になってしまう。 その様子はとても魔界の神様には見えない。 神綺「それにしても、聖ちゃんとこうやって向かいあって話すのは初めてよねー。 昔は結界越しでしか話も出来なかったし。 あの時は力になってあげられなくてごめんね、聖ちゃん」 白蓮「いえ、とんでもありません。あの暗闇だけが広がる状況下で千年間を過ごすのは、 お恥ずかしながら、一人では恐らく耐えきれなかったと思いますので」 神綺「……でも今はこうして普通に話せる状況になったのよね。貴方を助けたのは?」 白蓮「私の大切な家族です。彼女達のお陰で、こうして神綺様ともお話する事が出来ます」 そうしてお互いにふふっと小さく笑いあう神綺と白蓮。 その様子を見て、アリスが「霊夢、もしかして知ってたの?」と問いかけるが、 霊夢は「まさか、本当にたまたまよ」と返す事しか出来ないのであった。 ※神綺と白蓮が知り合いである事が分かりました。 後の霊夢と神綺との会話イベントが若干変化します。
[165]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/03/11(日) 18:25:46 ID:m3qMiAoc そこからは堅苦しい話は抜きにして、本格的にお茶の時間となる。 テーブルにはアリスの人形がせわしなく動き、瞬く間にテーブルには 綺麗な色をした紅茶とショートケーキが並べられる。 紅茶は余り飲んだ事ないんだけどなぁ、と思いつつカップを手に取る霊夢。 霊夢「うわ……」 口にした瞬間、思わず霊夢は驚きの声を漏らしてしまう。 ふわっと口の中に広がる柔らかい香りに、口の中で溶けるようなすっきりとした甘さ。 それに紅茶特有の苦みが香りと甘さを引き立てる。 アリスの紅茶は以前にも飲んだ事があり、それも十分に美味しいと思っていたが、 この紅茶の味はそれを遥かに上回っている。 白蓮「良い味ですね。紅茶は余り嗜んでおりませんが、素直に美味しいと思います」 ナズーリン「ああ、私も普段は緑茶中心だが、そう思う。 こんな美味しい紅茶は初めて飲むよ」 神綺「ふふー、お気に召したようで何よりだわ」 霊夢だけではなく、白蓮も表情を崩してカップを口に運んでいる。 ナズーリンも彼女にしては珍しく柔らかい笑みを見せている。 それだけこの紅茶が気に入ったのだろう。
[166]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/03/11(日) 18:27:02 ID:m3qMiAoc 隣のアリスを見ると、何やら悔しそうな顔で「茶葉は同じなのに……」と呟いている。 その様子を見た神綺は少し得意げな顔で「要精進」と言っている所を見ると、 この紅茶を入れたのは神綺という事になるのだろう。 その様子に霊夢は何となくアリスに親近感を覚える。 霊夢「(あー……何かアリスの気持ち分かるかも。私も紫相手に同じような経験あるし。 私の場合は紅茶じゃなくて緑茶だけど)」 そんな事を考えながら、霊夢は手に持ったフォークを動かし、ケーキの欠片を放りこむ。 あ、このケーキも美味し、と相好を崩す霊夢。何だかんだで甘い物が好きなのは、 博麗の巫女も一人の女の子と代わりは無い。 アリス「……いずれ必ずこの味を越えてみせますからね、お母さん」 神綺「ふふふ。アリスちゃんも最近腕が上がってきたけど、私もまだまだ負けないわよー」 ナズーリン「命蓮寺では洋菓子はほとんど作ってはいないが、これはたまに食べたくなるな」 白蓮「確かに自分で作ってみたくなりますね。神綺様、レシピを頂いても宜しいでしょうか?」 神綺「いいわよー。別に隠すような事でもないしー」 霊夢「あ、私もちょっと欲しいかも……」 アリス「そういえば、前のバレンタインの結果はどうなったのよ、霊夢! 報告してくれるって言ったのに、全然来なかったじゃない」 霊夢「え、ええ!?そ、それは、その、えーと……」 神綺「ふふー。何だから面白そうな話ねー。お母さんにも聞かせて頂戴」 そんな感じの会話を交わしながら、5人のティータイムは和やかに過ぎていくのであった。
[167]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/03/11(日) 18:28:20 ID:m3qMiAoc ティータイムに夕食も終わり、5人は再び客室に集まる。 明後日からはもう大会だが、決まっていない事がまだいくつかあるのだ。 アリス「まず霊夢達に説明してなかった事から話すわね」 (以下、ゲームシステム的な説明になります) ・チーム名は『魔界神ドリームス』 ・I番のキャプテンは神綺。 ・上海、蓬莱を出場させる場合、行動する度にアリスのガッツが15減少する。 (上海、蓬莱自身の消費ガッツとは別) ・霊夢は基本的に指示は出せないが、自分でボールを持った際の行動選択は可能 (アリスや神綺から指示が出る事もある) ・チームメンバーの交代やフォーメーション等の指示も同様だが、提案する事は可能 ・試合後の選択はあるが、休息日の練習システムは助っ人編では無し。 基本的に試合中心で進んで行く アリス「とまあ、こんな感じかしら。何か質問は?」 ナズーリン「一つ良いか?キャプテンは君じゃなくて君の母君になっているが、 これはどういう意図があるんだい?」 霊夢「あ、それは私も思った」 これまでの流れを見る限り、キャプテンはアリスが務めるものだろうと思っていたのだが、 そうではなく、アリス自身も「初心者」と評する神綺がキャプテンをするらしい。 また神綺が何か言ったのだろうか、と霊夢・白蓮・ナズーリンの3人は一斉に そちらを見るが、神綺もまた不思議そうな顔で首を横に振る。
[168]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/03/11(日) 18:29:42 ID:m3qMiAoc 神綺「私じゃないわよー?私は慣れてるアリスちゃんがキャプテンをやった方が良いって 言ったんだけど、アリスちゃんがどうしてもって言うからー。 理由を聞いても教えてくれないのよー。 あ、でもフォーメーションとか選手交代とかはアリスちゃんに任せるわよー。 私、そういうの良く分からないし」 神綺の言葉からすると、別に自分からキャプテンにして欲しいと言った訳ではなく、 アリスが神綺にキャプテンをやって欲しいと頼んだらしい。 アリス「そ、それは、その……」 何やら言いにくそうにどもるアリス。常に冷静沈着をモットーとしている彼女にしては、 こういうしどろもどろな反応は珍しい。気のせいか、少し頬も赤くなっている気がする。 霊夢「(?アリスにしては珍しく動揺してるわね。話しにくい理由でもあるのかしら? うーん……)」 A アリスに堂々と理由を聞いてみる B アリスにこっそり理由を聞いてみる C 分かったぞ!その理由はこうだ!(具体的にあれば明記して下さい) D まあ特に追及するような事でもないか E その他(何か霊夢に取らせたい行動があれば明記して下さい) 先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 ※大した理由ではありませんので、お気軽に選択して下さい。
[169]森崎名無しさん:2012/03/11(日) 18:35:34 ID:CYrFITpA C魔界の神として、神綺が魔界の住人のチームを率いる時のため キャプテンとしての経験を積ませるため
[170]森崎名無しさん:2012/03/11(日) 18:36:49 ID:0C3iFpRc B 自分の名前を出したくないんじゃない?
[171]森崎名無しさん:2012/03/11(日) 19:03:31 ID:VD7t3Ods B
[172]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/03/11(日) 19:25:51 ID:m3qMiAoc >>169さん そんなにまともな理由じゃなかったりしますw B アリスにこっそり理由を聞いてみる アリス「ほ、ほら、私ってキャプテンって感じじゃないでしょ? どちらかと言えばサポート役の方が性に合ってるし……」 ナズーリン「私はそうとも思わないが……君の人形を操る手腕と見てると、 キャプテンになっても良い指揮が出来ると思うが?」 アリス「い、いいから、この話はお終い!次行くわよ!」 アリスは形勢不利と見て、強引に話を打ち切る。 ナズーリンも相手の嫌がる事を無理やり聞き出す趣味はないので、 その場でそれ以上追及するような事はしなかった。 霊夢「(こりゃ今は無理かしら。後で聞いてみようっと)」 その場では答えてくれそうになかったので後でこっそり聞いたところ、 「絶対にお母さんには言わないでね?」という台詞と共に教えてくれたが、 内容は霊夢にとって全く予想外……というよりアリスらしくないものだった。 アリスが神綺をキャプテンにした理由。それは、 「尊敬する母を差し置いて、自分がキャプテンをやりたくない」 という何とも子供じみた理由だけだったのだから。 それを聞いた霊夢は呆れると共にアリスのイメージを改めるのであった。
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0ch BBS 2007-01-24