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【フィオのアイドル】Another-CU_2【ぬこ監督】
[617]森崎名無しさん:2012/04/23(月) 19:36:27 ID:PAtetQbk C>>614
[618]森崎名無しさん:2012/04/23(月) 20:04:17 ID:??? >アーバックル「ぶにゃー。」 な、なんてかわいい監督だぁ…!
[619]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/04/24(火) 01:38:06 ID:??? > C>>614 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― その具体的戦術はと言えば…三杉の頭の中、明確に型を成していた。 結局のところミラン対策の原点は、始まりの戦術…すなわちロングカウンターに帰すのだ。 ただし前半戦で掴んだ実態から、当然それには細やかな修正が加えられる。 …結果、アンザーニ監督が居た頃と同様、敵チームへの対策は後半を前にして完成を迎えたのである。 三杉「皆、聞いてくれ。 後半は再びロングカウンター狙いに戻そうと思う。」 ブンナーク「ん…またか? オレは別に構わねえが…。」 チラッ 戦術について、三杉は再変更の意思を投げかけてみた。 それに対し、役割がほぼ変わる事ないブンナークが反対の意思を持たない事を先ず表明する。 しかし『だが…』とスッキリしない語尾を付けており、その視線が新田の方へ向いた事から… この語尾が何を意味しているのかを明らかにしていた。 そしてそれは他のメンバーも同様に感じている不安でもあった。
[620]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/04/24(火) 01:39:08 ID:??? 三杉「ああ…杞憂を抱かなくていい、勿論だが全てを同じに戻すつもりはない。 前と同じでは、WG役を兼ねていた新田やミハエルの体力が持たない事は判り切っているからな。」 ブンナーク「へえ…いーんじゃね?」 新田「………」 ミハエル「ふむ…それではどのようにするココロヅモリで?」 前半戦…展開の偶然性もあったが、先取点を決めた新田が早々とスタミナ切れを起こす事態となった。 ブンナークらが懸念していたのは、つまりはこの事である。 しかし三杉は既にこの基本戦術へ改善を加えており、順序立てて説明するのは容易かった。 三杉「百聞は一見にしかず。 先ずはWボードに…」 そう言ってスラスラとフォーメーション案を書き出し、メンバーへと示して見せた。
[621]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/04/24(火) 01:40:09 ID:??? −−−J−−− Jブンナーク −−−−−−− Q−−I−−F Q新田 I三杉 Fミハエル −−−−−−− −−−−−−− −−G−L−− Gオジオ Lレントゥルス E−−−−−B Eスペルマン Bダラピッコラ −−C−N−− Nオワイラン Cミュラー −−−@−−− @ラムカーネ 三杉「このフォーメーションを見てくれ、こいつをどう思う?」 新田「凄く…大きいです。」 三杉「はぇ?」 新田「あ、いや…そうじゃなくて、アタッカーが一枚増えているんですね。」 三杉「ああ、その通り。 5バックを4バックに減らし、その替わりに攻撃を一枚増やしたんだ。 これでボール運びの負担は分散するし、僕自身のフィニッシュも選択に上げられる。 攻撃については早期の息切れは心配ないと思うけれど、どうだい?」
[622]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/04/24(火) 01:41:56 ID:??? Wボードに描写されたフォーメーション表、そして三杉の口から聞かされた意図… それに対して選手達は概ね頷く様子を見せる。 しかしてもう一点…ヴィオラには懸念事項があり、それを気にする者達が居た。 ミハエル「ふーむ…」 オジオ「良いんじゃないかな? ただし…」 ミュラー「ええ、守備の問題が有ります。」 即ち5バックから4バックへと、単純に守備の枚数が一枚減る事に対する不安である。 後半からGKが半ば無力と化すフロレンティア・ヴィオラにとって… 前半でも敵の攻撃をシャットアウトしきれなかったゴール前の守備が、人数を減らして止められる道理は無い。 ある意味、三杉の意図が半ば守備を諦めたような所にあるのではと訝しむ者も居た。 だがアンザーニ監督の采配を間近で見て来た三杉に死角は無かった。 三杉「そう、だからゴール前まで攻め込ませる回数を減らす守備をしようと思う。」 ダラピッコラ「攻め込ませる回数を減らす?」 レントゥルス(あれっ、もしかして…)
[623]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/04/24(火) 01:42:59 ID:??? 三杉「まあ、恐らく僕次第になるのだろうけれど…ファルコーニの起点のパスを封じたい。 それが出来れば、ミランの攻撃は怖さが1〜2割程度減じられるだろうと思う。」 ミュラー(なるほど…) つまりは自身がファルコーニを抑えるという点に、三杉の狙いは存在していた。 三杉「ミランはファルコーニの起点となるパスが攻撃にリズムを与えている。 それを断ち切ってしまえば、バンビーノはダラピッコラが止めてくれると信じているけど…」 チラッ ダラピッコラ「そういう事ならやってやろうじゃんか。」 三杉「ふふ、そう言うと思ったよ。 …それと、デヤンについてはオジオとレントゥルスに何とかして貰いたい。 ボールを綺麗に奪わなくても、時間を稼いでくれればダラピッコラやスペルマンが支援してくれるから。」 レントゥルス「な、なんとかー……」 オジオ「うん、判ったよ。(とは言う物の……この守備の軽さ、どうにかしないとね…)」 続く守備の概要を次々に説明し、選手達を納得させていく三杉淳。 この辺りは長期間かけて組み上げて来た信頼関係の賜物か、それとも当人を巧く乗せているのか…
[624]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/04/24(火) 01:44:11 ID:??? 三杉「そうそう、ピエトロについては…新田、お前は相手にしなくて良いからな。」 新田「えっ? 相手にしなくてって…えっ?」 三杉「言葉通りさ。 お前には攻撃に体力を費やして欲しいと思っているんだ。」 新田「あっ…理解しました。 けど、それだと守りが…」 三杉「うん。 だからスペルマン、ピエトロをキミに何とかして貰いたい。」 スペルマン「うーん…言うと思ってたけど……。 まあ自信はないけどやってみるよ。」 何だかんだで一通り、守備の在り様を確認徹底した。 三杉がファルコーニを抑えられる事が前提だが、これでヴィオラの守備は整ったと言える。 また攻撃に関しては、試合前に検討した形に加え、三杉が攻撃に回る事での選択肢増加がダイレクトに寄与するだろう。 改めて考えてみれば『これが最良だったのでは』と今更に思うヴィオラ選手達。 しかし幾つかの実体験を交え、闘い方を徐々に完成させてゆくのがフィオレンティーナであった筈とも理解している… その事は、今も自分達がフィオレンティーナで在る事を、何よりも強く物語っているのだった。
[625]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/04/24(火) 01:46:36 ID:??? こうしてチームデータを変更し終えたフロレンティア・ヴィオラ。 選手達はハーフタイムの残りを、思い思いに体力回復に努めるところだが…。 先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で ★なにか描写することありますか?→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 《ダイヤ》 おや、スペルマンが… 《ハート》 おや、オワイランが… 《スペード》 おや、ミハエルが… 《クラブ》 無いデース! 《クラブA》 サカモト「監督、後半出ていい?」 監督「マモノが出たらな。(ホントはまだ水本にも出て来てないだろお前)」 《JOKER》 なんでか三杉はオジオと連れションする事になりました。
[626]森崎名無しさん:2012/04/24(火) 01:47:00 ID:??? ★なにか描写することありますか?→ スペード9
[627]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/04/24(火) 01:48:04 ID:??? 旅路から戻りつつ何とかここを書けました。 続きはまた明夜に… どうもありがとうございました。
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0ch BBS 2007-01-24