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【フィオのアイドル】Another-CU_2【ぬこ監督】
[834]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/05/02(水) 18:37:26 ID:??? 何を言い出したのか解らない顔を相手はしたが、三杉は言葉を続けた。 どうしてもオーバーヘッドでゴールを決めたいと考えていたこと… その理由がスタンドで観戦している憧れの選手にあること… その為にチグハグな指示を出し、結局はガチガチなシュートを撃ってチャンスをふいにしたことも… 先をまるで読んでいなかった為、ブンナークに無駄撃ちを強いることになったのも自分のせいだと… 三杉は自らの過ちを包み隠さずに伝えたのである。 三杉「……と、言う事だ。 皆が勝利の為に一丸となっている中、僕はそれを裏切るプレイをしていたんだ。」 ブンナーク「うーん、あーーーーーー…」 三杉「済まなかった、本当に。」 伝えられたブンナークは少々困惑する破目になっていた。 聞かされた事実は驚くに値し、ブンナークの素直な心情でも酷いと感じるほど… だが彼は元々、三杉が判断ミス≠ニいう珍しい失態をした事に注意喚起を促す程度の心積もりしかなかった。
[835]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/05/02(水) 18:38:42 ID:??? ブンナーク「(…とは言えだ)相手が誰であれ、そして棚上げになってしまおうが、怒るべき所は怒るべきだよな?」 三杉「勿論だ。 間違いを間違いのまま黙認する事はあってはいけない。」 ブンナーク「んじゃ、どーしてくれるんだ? そいつに依っちゃあオレも簡単には引かないぜ。」 怒気によって表情を強張らせ、ブンナークが一歩前に出た。 もう中々見られなくなった暴力的な顔つきだが…故にこそ三杉は過ちの先を見る事が出来た。 つまりは自己嫌悪による落ち込みだけでは切り替え難い、『どう改善して償うか』という思考である。 三杉「僕は大前提を忘れていた…それを取り戻してみせる。」 ブンナーク「大前提?」 三杉「『チームとして勝つ』と言う事だよ…いま一度、僕はそれだけに全力を尽くす事を約束する。 もう自分だけの為なんかにプレイはしない。」 ブンナーク「むむ…。」 唸っている物の、この言葉が口だけのつもりでない事はブンナークにも伝わった。 三杉のサッカーへのストイックさは既知であるし、立場ゆえに今日まで被ってきた負担も想像に難くない。
[836]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/05/02(水) 18:40:01 ID:??? ブンナーク「…所詮、過ちは過ちでしかねえ。」 三杉「うん……」 ブンナーク「頼むぜキャプテン、次は点取れるようにオレの事を動かしてくれよな。」 三杉「ブンナーク…。」 意識してかどうなのか、ブンナークは表情を保ったままそう告げて…クルリと背を向けて行った。 許されたのではなく機会を与えられた…そのように三杉は受け取った。 …実際に言葉通り、同じ過ちを繰り返すようならば今度こそ信頼が離れて行くことだろう。 それこそブンナークだけでなく、他のチームメイトも同様にだ。 他者との信頼など、築くのには時間がかかっても崩れ去るのは一瞬なのである。 ゆえに三杉は戒めを解かず、『行動で示していかなければならない』と刻みつけたのだった。
[837]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/05/02(水) 18:41:58 ID:??? ピィッ! 試合再開の短い笛が鳴る。 ミランのゴールキック…アントニオからショートでパスが出された。 三杉(勝利への意思…そうだ、僕はそれを発する立場にあるんだった。 自分勝手に意思をばら撒くんじゃなく、伝わるように努力をしなければいけなかった。) ショートパスを回すミランの様子を確認しながら、三杉は思考を巡らせる。 そして今自分がやらなければならない事を、常時当たり前として実践しているだろう相手… 即ちアンドレア・ファルコーニへと自然と目が行った。 彼はボールを持っていない場面においても、顔を上げて周囲を見渡しつつ、細かいコーチングを投げている。 三杉(君を見習うよ、アンドレア・ファルコーニ。 このチームを勝たせる為に。) ファルコーニ(むっ、ジュン・ミスギの顔つきが変わったか? 先ほどよりも余裕が無くなっている… これが焦燥であるならば歓迎すべきだが、どうだか。) 視線を交わした所でファルコーニがパスを受けた。 状況を見れば遅攻…そして位置的にはパス選択(50-70-100)の70〜100辺り。 ドリブル突破はまず考えられず、キープで引き付けての縦パスかサイドに振るか、それとも…
[838]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/05/02(水) 18:46:18 ID:??? 先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で ★それとも…なんだよ?→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 《ダイヤ・ハート》 地獄のミサワ「キープ狙いだわ・・ま、いいよ続けて?後で指摘するから」 《スペード・クラブ》 地獄のミサワ「サイドに振ったわ・・うん端っこオレも好きだよ、羊羹とか特に」 《クラブA・JOKER》 ファルコーニ(この辺りでレイアウトを少々激しく変えていくか。)
[839]森崎名無しさん:2012/05/02(水) 18:46:49 ID:??? ★それとも…なんだよ?→ ダイヤJ
[840]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/05/02(水) 19:38:07 ID:??? > それとも…なんだよ?→ ダイヤJ > 《ダイヤ》 地獄のミサワ「キープ狙いだわ・・ま、いいよ続けて?後で指摘するから」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 間合いを目分しつつ、ファルコーニの狙ってくる展開を数パターン挙げてみた三杉。 選択次第で初手は変わってくるものだが、彼はそのいずれでも判断・対応出来るよう頭を整理していた。 三杉(スペース、或いはサイドへ出すつもりならば、必ず脚を振り上げる筈。 ドリブルの選択肢があるならばキックフェイントも懸念されるが…ここでは無い。) トラップ直後の配球に向け、予めスプリットステップの垂直跳びをしていたが… ファルコーニは脚を振り上げず、直ぐにはボールを手放さなかった。 …となると、ボールキープによって隙を作り出す事を狙う意図になる。 三杉(思い通りにはさせない…!) バッ! ファルコーニ「なにっ!」
[841]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/05/02(水) 19:42:57 ID:??? 着地した瞬間の体勢で…即ちダッシュの予備動作が完了した状態で相手の意図を見切った三杉は… 推進力を前方のファルコーニとの距離を詰める事に使用した。 敵が多少なり近付いて来れば、捉まる前にパスを放つ予定であったファルコーニの目が開く。 三杉の急な接近によって、パスの道筋を掴む事だけではいかなくなったのだ。 三杉「最適なパスコースを探しつつ、同時に僕を振り切る… どちらもやらなくてはならないのが君の辛いところだ。」 ファルコーニ「クッ、読んでいたか!」 三杉「逆の立場なら僕が読まれていた…だから両方をやってのける覚悟が必要なんだ。 覚悟はいいかい? ここからの僕は出来ているよ。」 ファルコーニのキープ技術の高さについては既に見ていた。 だからと言って、ここからの三杉に手をこまねいている等という選択はない。 チームを勝利に導く為、最善の対策を続けてゆくだけなのである。
[842]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/05/02(水) 19:44:08 ID:??? 先着2名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で ★ファルコーニ 銀色のキープ(!card)71 +(!dice + !dice)=★ ★三杉 タックル(!card)68 +(!dice + !dice)=★ と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。 【攻撃Max】−【守備Max】 ≧0 → ファルコーニがボールを奪わせずに振り切った、パスを出されるぞ。 ≦-1 → 三杉がボールを奪った。 【基本ルール以外の補正・補足・備考】 三杉のマークがダイヤで[クリップタックル(+3)]、ハート・スペードで[ディレイドタックル(+2)]が発動。
[843]森崎名無しさん:2012/05/02(水) 19:44:35 ID:??? ★ファルコーニ 銀色のキープ( JOKER )71 +( 1 + 2 )=★
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0ch BBS 2007-01-24