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【愛が】黄金のジノ10【欲しい】
[667]森崎名無しさん:2012/05/15(火) 23:34:06 ID:??? ★貴様、見ているな *クラブA* ★
[668]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/05/15(火) 23:56:31 ID:2F9Qv17A ★貴様、見ているな *クラブA* ★ クラブA…空 空が太一に気付き、慌てて身を離す。太一は、一瞥もせずに走り去って行くが……… 空「太一!」 ………限りなく空気を読まない声に、呼び止められる結果となった。 太一「…………何だよ?」ランニング中に、あまり止まりたくはないが、太一はベンチに引き返した。 空「やだ!声かけてくれてもいいじゃない。」 上気した頬。慌ててスカートを探る空。そしてズボンを直すヤマト。 ヤマト「久し振りだな。卒業以来か?」 慌てて取り繕う二人。 太一「久し振り。」 太一の胸に、沸々としたどす黒い感情が浮かぶ。……嫉妬?……いや違う。これは…… 太一「(……嫌悪……憎悪……)」 どっちに?ヤマトに?空に? 空「太一は東邦だったわよね。まだサッカーしてるの?」 太一「一応。」 ヤマト「東邦は強豪だから、大変だろ。」 太一「まぁな。でも楽しいぜ。レベル高いし。」 …………胸が疼く。 ヤマト「そうだ、太一、クリスマス暇か?」 太一「あん?試合だよ。冬の選抜。一応は一軍だから、暇はねぇな。」 ヤマト「でも、夜は暇だろ?」 ヤマトは、太一にチケットを渡す。 ヤマト「俺ら、ライブやんだよ。良かったら見に来てくれよ。」 太一「…………………」 『2』票にて。 A 先約ありと断る B 時間があれば見に行く C チケットを受け取る D 了承する
[669]森崎名無しさん:2012/05/16(水) 00:10:32 ID:Nim/C31E A ウソは言ってないよね
[670]森崎名無しさん:2012/05/16(水) 00:49:26 ID:EnLiFsA+ A
[671]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/05/16(水) 02:12:49 ID:??? A 先約ありと断る 太一「……悪いけど、先約ありだ。」 ヤマト「そ、そうか…………」 ヤマトは、引き下がった。 元々、ヤマトも空も友達が多いタイプでない。ヤマトにしてみると……胸襟を開いて語り合える友人は、太一位だったのだ。 それを思い知ったのは、高校入学後である。 周りにうまく溶け込めない。 ヤマトは必然的に空と過ごす時間が多くなり、頼られるのが好きな空も、それに何の疑問も抱かなかった。 共依存状態になり、ヤマトも話す人間がいないので、前以上に音楽に熱中せざるを得なかったのだ。 太一「……悪いな。」 ヤマト「いや、こっちこそ………」 微妙な空気が流れる。 空「………何か、太一変わったよね。」 空の一言。それは本人にしてみると何の気ない一言だったが……… 太一「俺は、何も変わってねぇよ。」 太一に言わせると、寧ろ、変わったのは二人だ。いつでも昔に戻れる仲間の関係を、二人が自分でぶち壊したのだ。 その変革を望んだのが、空。そして変革を受け入れたのがヤマトではないのか? 太一は、我知らず強い口調になり、太一の様子に空が驚いた。 空「……そ、そんな怒らなくてもいいじゃない!」 太一「怒ってなんかねぇよ。」 空「いや、怒ってる!」 太一「怒ってねぇって言ってんだろ!」 ……売り言葉に買い言葉。二人にヤマトが割って入る。 ヤマト「やめろ!太一も、空も!」 二人を分け、ヤマトが太一を向く。 ヤマト「空にしても、悪気あったわけじゃねぇよ。……ほら、最近……俺ら会ってなかったし、久々だと相手が変わったように見えるだろ?」 太一「………………」 ヤマト「俺らは、お前の友達だからさ、やっぱり気になるんだよ。」
[672]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/05/16(水) 02:55:56 ID:??? 太一「……………………………………」 友達…………………一体誰が? 自分の思いを犠牲にし、そうでないと成り立たない関係を、友達だと呼べるのか? 太一「…………そうだな。試合も近いから、カリカリしちまった。悪いな、ヤマト。空。」 太一は、後ろを向いた。 泣き出す寸前の、情けない顔。これだけは見られたくなかった。 太一「ライブ頑張れよ、ヤマト。」 太一は駆け出した。 ……錆び付いたフェンスを越え、落書きの跡を見て………高架下から続く坂道を走る。 太一「……………ッ!」 胸に残る苦い感情。沢山の後悔。関係をぶち壊した要因は、確実に自分にもあるという自責の念。 太一「………俺こそ、タケルに合わせるツラがねぇじゃねーか………」 ヒカリにしても……身近な人間がおかしくなったという理由も、自分にあるのではないだろうか……… 太一「何が大人だよ、畜生…………!」 ただの背伸びが、周りの人間を救いようなく傷つけた。空の責任なんかじゃない。全て自分の責任だ。 自宅に帰った太一を迎えたのは、ヒカリだった。 ヒカリ「お兄ちゃん、お帰り。」 極上の笑顔を見せるヒカリ。 太一「ヒカリ…………」 ヒカリ「お兄ちゃん、何で泣いてるの?」 太一「…………え?」 太一は、慌てて鏡を見たが……どこにも涙の跡はない。 太一「………ヒカリ?」 ヒカリ「お兄ちゃん、私ならお兄ちゃんを泣かせないし、いつでもお兄ちゃんを見てるよ? 私はお兄ちゃんが一番大切で、お兄ちゃんさえいれば、あとは何もいらない。」 天使のような笑顔を見せるヒカリ。本能的に危ないものを感じた太一だが、ヒカリから目が離せない。
[673]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/05/16(水) 04:15:51 ID:lNRjxFGM ヒカリ「お兄ちゃん……」 ヒカリは太一に蠱惑的に囁いた。 ヒカリ「私はあの女と違って………お兄ちゃんを裏切ったりしないよ?」 太一「(あの女…………空の事なのか?)」 空が、自分を裏切った? ヤマトが、自分を裏切った? ならば、自分は空が自分に好意を持つ事が、当たり前のように思い込んでいただけではないか……? ……わかっている…… いや、わかってない…… 思考がループしだす。 ヒカリ「お兄ちゃん……………」 ヒカリが太一に囁く。 ヒカリ「私はお兄ちゃんの為なら、なぁんでもするわよ?」 太一「……………………」 妹を、ここまでブッ壊したのは、紛れもなく自分………… 太一「………ヒカリ…………」 『2』票にて。 A 「お前は大切な妹だ。」説得だッ! B 「俺のせい、なんだよな。」自嘲だッ! C 「なら、別の奴を探せ。」突き放すぜ! D 無言で部屋に連れていく(danger!) E 「ふざけんな。同情なんていらねぇ。」あえて怒るぜ! F 「………東邦の寮に入る。お前とは会えない。」拒絶だッ! G その他 ※本日はここまでにします。 デジモンには思い入れがありすぎるだけに、長丁場になりそうな悪寒が……。
[674]森崎名無しさん:2012/05/16(水) 05:10:49 ID:Fphq4T32 F
[675]森崎名無しさん:2012/05/16(水) 05:49:09 ID:EnLiFsA+ F
[676]森崎名無しさん:2012/05/16(水) 10:22:03 ID:??? こういう状況のときは下手に頭が回ったり空気が読めるヤツより大門 大みたいな熱血バカ(褒め言葉)が必要だと思う
[677]森崎名無しさん:2012/05/16(水) 10:23:13 ID:??? 最近のSEI武の中継ぎは俺達未満が多すぎるんだよなぁ……
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0ch BBS 2007-01-24