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【冥府への扉】森崎の聖戦13【大解放】
[492]森崎名無しさん:2012/06/30(土) 23:16:15 ID:??? しゅらば→ ハート2
[493]森崎の聖戦 ◆VxJipbIygc :2012/07/01(日) 00:33:10 ID:??? それ以外→ エルトシャン「わかった。疑って悪かった。だが…」 アゼル「ねえ、なんとかならないの?! エルトシャン王と仲いいんでしょ?」 若島津「今口を挟むことが、良い結果を生むとは思えない…」 エルトシャン「グラーニェにも言っただろ? 親父からきつく言われてるんだよ」 グラーニェ「……!」 エルトシャンの表情が、少し和らぐ。 逆にグラーニェの顔色から…少しずつ、血の気が引いてゆく。 エルトシャン「ノディオンはアグスティ配下の一公家に過ぎねえ。それにもかかわらず 代々、魔剣ミストルティンを継承することを許されている。主家を差し置いてな。 これがどれだけ危険なことか…」 グラーニェ「……」 エルトシャン「その代償として、ノディオンは代々、アグスティ王家への絶対の忠誠を約束している。 神の血と、魔剣の強大な力を振りかざして…アグストリアを混乱させることのねえようにな」 フィン「……」 グレイド「…なるほど」 エルトシャン「そのことをゆめゆめ忘れるなって、親父に…耳にタコができるくらい、聞かされてんだ。 その頃は、それがこんな重大な意味を持つなんて知らなかったけどな」 レヴィン「…ちっ」
[494]森崎の聖戦 ◆VxJipbIygc :2012/07/01(日) 00:36:48 ID:??? エルトシャン「この訓えの意味を俺がようやく理解した頃…親父はもう、この世にいなかった。 死んだ親父に文句を言いに行くわけにもいかねえだろ? 約束は…守らなくちゃな。 騎士の国ノディオンの長が不孝者だったなんて、とんだお笑い草だ。悪いな」 グラーニェ「どうしても、シャガール王についていく…と? このような仕打ちを受けても?」 エルトシャン「くどいぜグラーニェ。俺の心はとうに決まっている。…おまえはどうする? これはあくまで俺と親父の話だ。お前は関係ない。ついてきてくれるってんなら、ありがてえが…」 グラーニェ「……!!」 ディートバ「…きな臭くなってきたな。フュリー」 フュリー「ええ」 静かに翼をはためかせ、飛び立つ2騎のペガサスナイト。 多くの物は会話に気をとられ、それに気がついていない。
[495]森崎の聖戦 ◆VxJipbIygc :2012/07/01(日) 00:38:38 ID:??? フィン「エルトシャン王、我らと敵対すると言うのですか?! なんという…」 グレイド「フィン、黙ってろ! 俺たちのかなう相手では…!」 キラッ… 絶妙のタイミングで、ミストルティンの刃に日の光が当たり、反射する。 エルトシャン「そういうことだ。すまねえが、邪魔しないでくれ。さて…」 グラーニェの方を向きなおすエルトシャン。先程よりもはるかに、表情は柔い。 グラーニェ「……」
[496]森崎の聖戦 ◆VxJipbIygc :2012/07/01(日) 00:41:20 ID:??? 甘かった。 夫の心など知り尽くしていると…自惚れていた。 若島津の忠告が無ければ、この程度の取り乱しようでは済まなかったかもしれない。 シャガールは暗愚な男だ。この後どう転ぼうと、アグスティは滅びる。間違いない。 少なくとも、アレス。ノディオンに残してきた一人息子を、巻き込むわけにはいけない。 ラケシスもそうだ。将来有望な可愛い義妹を、こんなところで失うわけにはいかない。 だが、自分はどうする? 自分が行けば、アレスは親無しとなってしまう。全てを任せるには、ラケシスは若すぎる。 アレスにはまだ、親が必要だ。 しかし…私は、エルが。エルトシャンが、好きだ。 どうしようもないくらい、好きだ。 嫁いできた自分を、あらゆるものから守ってくれた…エルトシャンが、好きだ。 無限の愛で包んでくれた、彼が。好きだ。 大好きだ。 狂ってしまいたいくらい、好きだ。 …殺したいくらい、好きだ。
[497]森崎の聖戦 ◆VxJipbIygc :2012/07/01(日) 00:42:52 ID:??? グラーニェ「エル……」 グラーニェが口を開きかけた…その時。 キュアン「その問答、待ってもらおう!!」 そこに現れたのは…遠くハイラインにいるはずの、キュアンだった。 グラーニェ「キュアン様…!!」 フィン「キュアン様?! なぜこちらに…」 キュアン「事情は後で話す。エルト、久しいな…というほど、時は経っていないか」 エルトシャン「よっ、キュアン! 俺にわざわざ会いに来てくれたのか。嬉しいぜ。 …すまねえ、どうやらお前とは、敵味方になっちまいそうだ」 キュアン「まあ待て。グラーニェ、君に話がある、実はな…」 グラーニェ「え……?」 えーりんの手土産→!card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。 ダイヤ、ハート→ 君の病は、まだ完全には癒えていない…! スペード、クラブ→ すまないな…だが、君を行かせるわけにはいかん! クラブA→ 見ろ! これが…ヤゴコロダンスだ!! JOKER→ 誤解があるようだが…この戦。死者は一人も出ていないぞ?
[498]森崎名無しさん:2012/07/01(日) 00:44:37 ID:??? えーりんの手土産→ ダイヤ8 ここでJOKERだったらえーりん神業すぎる・・。
[499]森崎名無しさん:2012/07/01(日) 00:44:39 ID:??? えーりんの手土産→ ハートQ
[500]森崎の聖戦 ◆VxJipbIygc :2012/07/01(日) 01:36:22 ID:??? JOKERはようするに「ディゾルブスペル」です。 ================================================== ダイヤ、ハート→ 君の病は、まだ完全には癒えていない…! グラーニェ「何を…そんなはずはありません。あれから一度たりとも体調は崩していませんし、 薬師様も、もう大丈夫だと仰っていましたわ!」 キュアン「その薬師殿から、直接聞かされたのだ。間違いはない」 グラーニェ「そんな…ばかなことが?!」 キュアン「彼女はノディオン城に向かわせてある。病を完治させる秘薬を持参しているそうだ。 疑うなら、直接聞いてみるといい」 エルトシャン「…そうか。病気が治ってないんじゃ、無理に連れて行くわけにもいかねえか」 グラーニェ「!! エル…」 エルトシャン「変なこと言っちまったな。悪かった。しっかり身体治せよ! さて…」 強引に話を打ち切り、キュアンの方へ向き直る。 エルトシャン「どうするかな、俺達。このままやり合うか? シグルドは来てねえのか?」 フュリー「…大事には、至らなかったようですね」 ディートバ「やれやれ、問題は先送りか」
[501]森崎の聖戦 ◆VxJipbIygc :2012/07/01(日) 01:38:00 ID:??? キュアン「そのことだが…提案がある。一度、会談の場を設けられないか? シグルドとシャガール王のだ。もちろん、俺とお前も同席する」 エルトシャン「会談か。今更まとまるものかねえ?」 キュアン「我らに侵略の意思はない。それに加えて、シグルドはあの性格だ。 やってみる価値はあると思うが…やりもせずに諦めるのは、忠義とやらに反しないか?」 エルトシャン「そうきたか。わかった、場は設けることを約束しよう。この剣にかけて。 だが…アグストリアを侮辱するような言動があれば、すぐさま交渉は決裂だ。いいな?」 キュアン「…承知した」 エルトシャン「よし! それじゃ、ここでの問答は終わりだな。一時休戦だ! おーいクリフォード、見てるんだろ? 戦はやめだやめだ! シャガール王のところへ案内してくれ!」 クリフォード「…はっ。こちらに」 エルトシャン「シャガール王の説得は骨が折れそうだからさ。お前も付き合ってくれよ! いいだろ、な! わっはっは!!」 クリフォード「……」
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0ch BBS 2007-01-24