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キャプテン森崎外伝スレ10
[585]もう1つの野望:2013/01/12(土) 23:00:12 ID:??? >>582 そのあたりのことも描いていくつもりです。 応援していたチームが日本人に買われ、そこまではいいとしても、 選手全員総とっかえの全員日本人になった日にゃ、実際は暴動が起きるレベルだと思われますので。
[586]もう1つの野望:2013/01/12(土) 23:01:18 ID:??? 『キャプテンEDIT』さんの魅力的なオリキャラをお借りしています。 自分がこうして創作をしたいと思うようになったのは、ひとえに鳴紋中の活躍を読んで刺激を受けたからです。 あのまま終わってしまうのは惜しい・残念だと思う気持ちと、代表の話になるといつも決まった選手しか出てこなくなる、 弱小キャラにも光を当てたい、一風変わったメンツの代表を見てみたい、という気持ちから、 こういったプロットが生まれました。 『キャプテンEDIT』の後日談を描く気はさらさら無いですし、あくまで「if」としてとらえて下さい。 また、擬似鳴紋中となるのも困るので、 『キャプテンEDIT』さんのオリキャラ・チーム在籍人数は半分の7人までとします。 ……そこまで説得が成功するのも難しいと思いますが。 導入部が長くなってしまい、申し訳ございませんでした。 ようやく皆様に活躍してもらえるところまで来ました。 まずは1人目のスカウトからです。 先着1名でスカウトしたい選手の名前を書き込んで下さい。
[587]森崎名無しさん:2013/01/12(土) 23:02:58 ID:??? じゃあ大前兄
[588]森崎名無しさん:2013/01/12(土) 23:24:17 ID:??? 老婆心ながら一つ。 キャプテンEDITさんも『IF』や『スピンオフ』は可と仰っていたのでこういった新外伝は十分ありだと思います。 けれど、多数ある外伝の中から一つを選択してこういった作品を立ち上げる以上 一応先方、この場合キャプテンEDITさんの元スレの方にも 作者様本人が見る見ないを限らず一報入れておいたほうがいいのではないかと愚考します。
[589]もう1つの野望:2013/01/14(月) 19:45:59 ID:9n3fHQU2 大前良 中学校卒業とともに、スペインに飛び、デポルティーボのユースに入団。 その当時、オールラウンダーなフォワードに成長していたが、デポルではポストプレイヤーとして磨きをかける。 日本人としては大柄な大前も、外国人のなかに入ってしまえば、ずば抜けたフィジカルを持っていたわけではない。 それでも、彼の技術に目を向け、ポストプレイヤーとしての大成を後押ししたデポル首脳陣の英断であり、 自分の原点でもあるプレーの可能性を信じてくれ、辛抱強く育ててくれたことにいたく大前も感謝した。 トップデビュー後はクラブ一筋で、クラブ愛も公言してはばからず、サポーターから絶大な人気を誇っている。 代表では不本意な形でキャプテンを森崎に譲ることになったが、その悔しさを内心で押し殺し、 ワールドカップ優勝に貢献。 その時の賀茂によるハードトレーニングによるダメージの蓄積がありながら、代表辞退を1度もすることなく、 日本とスペインの往復を続けている。
[590]森崎名無しさん:2013/01/14(月) 19:49:34 ID:??? 選手として何時終わってもおかしくない みたいな煽り文句に不安
[591]もう1つの野望:2013/01/14(月) 19:50:50 ID:9n3fHQU2 大前と会うのは、いつもデポルティーボのクラブハウスであった。 賀茂がまだ日本代表のために動いていた時も、それは変わらなかった。 自分はあくまでクラブの一員であるという意思表示を、日本サッカー協会にも、クラブに対しても送り続けている。 そんなクラブへの愛情を隠そうとしない大前が、申し出に簡単にうなずくとは思えなかった。 そんな賀茂の予想通り、賀茂の話を聞いた大前は、軽く顔をしかめた。 賀茂「(ふん、だが、これぐらいは覚悟の上さ)」 いきなり大前、というのは性急過ぎると自分でも思う。 本当に大前が欲しいのなら、まず鳴紋中出身者を何人かスカウトして、 彼の好感度を上げてから挑戦すべきなのがセオリーだとは思う。 それでも、ここで日本代表主力中の主力である大前を獲得できれば、今後のスカウトに大きな前進があったと云える。 リスクを背負ってでも調整すべき対象なのである 賀茂は、伊達メガネのフレームに軽く手を添えた。 片桐財閥、秘蔵の発明品である。 その名を「スカウター」と云う。 人の感情を読み取る機械だ。 どんな原理で読み取っているのか、賀茂は知らない。 (以前、片桐に聞いてみたこともあったが、 「世の中には知らないでいた方が長生きできることもあるんですよ」と脅された)・ 小型スイッチを押すと、眼鏡の裏側で大前の回りに幾つもの文字と数値が現れる。 もちろんこれは大前からは見えない。 わずか数秒後に動きの止まった映像を見て、賀茂は思わず声を上げそうになる。 賀茂「(げげっ、なんだよ。これじゃあ、無理ゲーじゃねえか!!)」
[592]もう1つの野望:2013/01/14(月) 19:57:27 ID:9n3fHQU2 大前良の感情値 (日本代表離脱 -2) (日本代表主力 -5) (ビジャレアルの知名度 -1) (中堅クラブ在籍 -2) (クラブへの愛情 -3) (賀茂への忌避感 -2) 賀茂「(ま、マイナス15だと。奇跡でも起こらない限り、こんな数値ひっくりかえせないぞ。 っていうか、やっぱり俺、大前に嫌われていたのか!?) そんなふうにして大前の顔を覗き込むと、確かにかつての監督と相対している割には友好的ではないように思える。 ……実際は、急に似合ってもない眼鏡姿になった元監督が目の前で身もだえているのに、 大前が不信感を抱いてるだけなのであるが、 賀茂「(い、いや、落ち着け、賀茂港。そう簡単に事が進まないのは判っていたはずだ。 こっから如何にこっちに引き込むかがお前の腕の見せどころじゃねえか)」
[593]森崎名無しさん:2013/01/14(月) 20:20:28 ID:??? あー、直接交渉から始めるのはキツイな―。大前の場合、先に嫁から接触したかったのだが。
[594]もう1つの野望:2013/01/14(月) 20:20:29 ID:9n3fHQU2 賀茂「昨シーズンはチームの成績も上がって良かったじゃねえか(まずは世間話でジャブを撃つ)」 大前「ええ、うん、まぁ、そうですね」 賀茂「ん? あまり嬉しくないのか?」 大前「いえ、そんなこともないですよ」 それが真実だと云わんばかりに、大前は笑みを見せた。 大前「UEFAカップとの2足の草鞋を履きながら、リーガ3位を確保し、 予備予選からながら、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場を決めたんです。 あの時の街の盛り上がりったら、凄かったんですよ。みんなが広場に集まって……。 今や、本当に大きな大会なんですね、チャンピオンズリーグは。 ……でも、それ以上に僕ら優勝したかったんですよ、国内リーグを」 賀茂「勝ち点差8だったっけ、首位バルサとは」 大前「そうです。でも、勝ち点差ほどの差は感じなかった」 賀茂「ああ、そうだったな。直接対決では互角以上だった」 首位バルセロナ、2位レアル・マドリーとの対戦は、2勝1分け1敗だった。 あのサンチャゴ・ベルナベウでは大金星も挙げている。 単純な「強さ」だけで云えば、昨シーズンのリーガエスパニョーラで最も優れていたのはデポルティーボだったのかもしれない。 だが、それだけで決まらないのがリーグ戦と云うものである。 大前「下位相手に取りこぼししすぎましたね」 そう云い、大前は自嘲気味に笑ったが、そこに込められた後悔の念を賀茂は見逃さなかった。
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0ch BBS 2007-01-24