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【狙ってないけど】キャプテン霧雨89【厄スレ目】
[497]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/05/22(火) 00:03:00 ID:??? >>492 (ドラクエの例のBGM) >>496 私がリア充という幻想 >>A ぬえをチームに溶け込ませたい 魔理沙がカぺロマンに相談したいこと。 そんなことは今一つしかなかった。 魔理沙「……ぬえをチームに溶け込ませたいんだ」 カぺロマン「…ま、そうだろうな。あの状況で俺に相談を求めるとしたらそれしかない。 ないんだが…一つ聞いていいかい?」 魔理沙「お、おう。なんだ?」 カぺロマン「それは本当に、あんたの望みなのかい?」 魔理沙「えっ……?」 チームにぬえが協力的になること、それは紛れもなく魔理沙の望みのはずだ。 だからこそこうしてカぺロマンに相談を持ちかけていると言うのに。 何故そんな言葉がさも当然のように出たのか。 カぺロマン「俺が見たところ、あんたがあいつのそういった気性を矯めようとしてるとは思えなくてね。 好き勝手にやらせてて、てっきりやることなすことに何の文句もないと思ってたぜ」 魔理沙「そ、そんなわけあるか!」 カぺロマン「じゃああんたは何かしたのかい?」
[498]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/05/22(火) 00:04:01 ID:??? 魔理沙「えっ……?」 カぺロマン「俺の見ていないところではどうだか知らないが…。 押し強く溶け込ませようって意図は感じなかった、少なくとも俺が見た限りじゃあな。 むしろ、あいつのそういった傾向を咎めず助長してるようにも見えたぜ」 そう言われれば、その通りだった。 ぬえが得点を取れば喜んだ、それは魔理沙なら当然のこと。 だが、その得点が独り善がりなもので。それすら魔理沙から認められるのであれば。 ぬえのプレイがどうして協調的なものになるだろうか。 魔理沙「………」 カぺロマン「俺の言いたいことは…。 溶け込めなくしている原因はあんたにもあるんじゃないかってことだ。 まずはそっからどうにかしなきゃ改善も何もないんじゃないか?」 魔理沙「私が………」 カぺロマン「ま、忌憚ない意見って言われたんではっきり言わせてもらったぜ」 魔理沙「………」 ぬえに甘いと言われれば、それが当然だった。 しかしそれこそ改善すべき点だと言われ、魔理沙の感情が大きく揺らぐ。 それほどまでに今の魔理沙にとってぬえというものは根幹に食い込んでいた。
[499]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/05/22(火) 00:05:02 ID:??? 魔理沙「…………」 先着1名様で 回想シーン入りまーす→!card と書き込んでください。カードで分岐します ダイヤ・ハート・スペード→魔理沙の師匠、魅魔様は厳しい師匠でした クラブ→魔理沙の師匠、魅魔様は魔理沙には甘いところのある師匠でした クラブA→魔理沙の師匠、魅魔様は魔理沙を猫可愛がりしていました JOKER→魔理沙の師匠、魅魔様はノートを魔理沙に残しました
[500]森崎名無しさん:2012/05/22(火) 00:06:27 ID:??? 回想シーン入りまーす→ クラブK
[501]森崎名無しさん:2012/05/22(火) 00:07:18 ID:??? ここでクラブ活動かよ
[502]森崎名無しさん:2012/05/22(火) 00:08:29 ID:??? 弟子に甘いのは師匠直伝ですね。
[503]森崎名無しさん:2012/05/22(火) 00:21:15 ID:??? 甘いぞっ魅魔!
[504]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/05/22(火) 01:20:49 ID:??? >>501-503 薄い方に行くのは宿命なんですかねw 回想シーン入りまーす→ クラブK >>魔理沙の師匠、魅魔様は魔理沙には甘いところのある師匠でした ―――― 魔理沙『みまさまー!』 魅魔『なんだい魔理沙、そんな走ったら転ぶよ』 魔理沙『だいじょうぶだいじょ……うわーん!いたいよー!』 魅魔『まったくお前は、本当に手のかかる弟子だねえ』 昔の遠い記憶。魔理沙がまだ幼く、魔法使いを志したばかりの頃。 魔理沙にも師匠がいた。 その名は魅魔。悪霊としてその名を轟かせていた存在であった。 だが、それは他の人妖にとっての話であり、魔理沙にとっては優しい師匠であった。 魔理沙『まほーはどうやったらうてるようになるんだぜー?』 魅魔『ただの人間のあんたにゃ難しいかもしれないね。けど、あんたが諦めなけりゃ絶対に出来るさ。 なんたって、あんたはあたしが取った唯一の弟子なんだからね!』 魔理沙『がんばる!』 魔法、そしてサッカーは全てその魅魔から教え込まれた。 その原理は魔理沙にとって何物でも書きかえることのできない絶対であった。
[505]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/05/22(火) 01:22:00 ID:??? 魔理沙『だんまくはパワーだぜっ!サッカーもパワーだぜっ!』 魅魔『(そうだ、魔理沙。あんたにゃ才能はないかもしれない。 けど、あたしが教えた魔砲がある。どんな壁でも貫ける力が)』 魔理沙『みまさまのサッカーは、かつサッカーだーっ!』 力こそが弾幕においてもサッカーにおいても至上。 普段の魅魔は現在における幽香のような存在ではあった。 この時に魅魔が自身の全てを魔理沙に注いでいたら…魔理沙はきっと幽香たちと同じ道を歩んだだろう。 しかし、魅魔は自身の悪評を良く理解していた。 だから魔理沙には己の技の全てを伝えず、あくまで初歩の魔法とマスタースパークを教えるだけに留めた。 そして………。 魔理沙『魅魔様、私に話ってなんなんだ?』 魅魔『あー、なんだ。その……ちょっと言いにくいんだけどね』 魔理沙『うん?』 魅魔『あたしゃ、しばらく隠遁生活を送ろうと思ってね。そういうわけで、お別れを言おうとね』 魔理沙『おいおい魅魔様、エイプリルフールはこの前終わったばかりだろ? 冗談が過ぎるぜ。お別れだなんて……』 魅魔『………そうだね、変な冗談言って悪かったよ』
[506]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/05/22(火) 01:23:35 ID:??? しかし、それは冗談などではなく翌日に魅魔は忽然と姿を消していた。 魔理沙は慌て幻想郷中を飛び回ったが、それでも見つけることは出来なかった。 絶望に沈む魔理沙は、魅魔からの手紙にようやく気付いた。 そして、そこに書かれていたのは……。 『急にいなくなってしまったこと、本当にすまないと思っている。 でも、今のあんたは立派に一人前の魔法使いだ。 もうあんたはあたしがいなくてもやっていける。そう信じているから、一人にしたんだ。 あたしの期待を裏切らず、頂点を目指して頑張ってみせてくれ。あたしはそれを望んでる。 ……それでも、不意に私を思い出して寂しくなる時があるかもしれない。 そんな時は、あの半妖の雑貨屋がくれたあの炉を手に取れ。強くまっすぐ前を見据え、魔力を込めろ。 あたしゃ、そこにいる。あんたに教えた魔砲の中にあたしはいる。 魔理沙がどうなろうが一人じゃない。あたしがついてることを忘れないでくれ。 これが師匠からの最後のお願いだ。魔法の使いすぎて体を壊すなよ。 魅魔』 魔理沙『魅魔様っ………!』 それから魔理沙は、一人で努力を重ねていった。 シュートを鍛え、ドリブルを鍛え、パワーこそが、師匠の教えこそがサッカーの基本だと信じ。 そして、幻想郷のトップクラスのFWへと上り詰め……そこから先は、よくご存じの事だろう。
[507]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2012/05/22(火) 01:24:55 ID:??? ―――― ぬえの事だけではなく、師匠である魅魔。 言うなれば魔理沙の甘さは魔理沙という存在の根源に深く根ざしていた。 故に、その否定は魔理沙の怒りを喚起させるのに十分なものだった。 先着1名様で 魔理沙の琴線→!card と書き込んでください。カードで分岐します ダイヤ・ハート→魔理沙「………ッ…!」 声を押し殺した スペード・クラブ→魔理沙「………甘くて…何が悪いんだよっ…!」 爆発した! JOKER→???
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0ch BBS 2007-01-24