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【混迷からの】Another-CU_3【脱出】
[311]森崎名無しさん:2012/05/20(日) 23:46:18 ID:??? >デュエット・デル・フィオ―レ(花の都の二人組) このスレのネーミング好きだなー乙でしたー
[312]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/05/22(火) 02:44:32 ID:??? こんばんちゃ。 今日から数日間、更新スポットは12時から13時になりそうですなれたらいいな。 皆々様の貴重な昼休みを侵食出来るよう頑張ります!(照) >>309>>311 技のネーミングが気に入って頂けたようで嬉しいです! 折角イタリアが舞台ですので、それらしく且つ分かり易い感じのネーミングが出来るよう、今後も頭を捻る所存〜 …何故か今日に限って先々の話の描写やネタがやたら浮かんできました。 しかしメモを取らないと忘れるオチ。 忘れる確率75%。
[313]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/05/22(火) 12:29:50 ID:??? ビッ ピィッ ピィィィィィィィィィッッ!!! ザワザワアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!! 審判の笛が鳴り止むが先か、たちまち大歓声がスタジアムの音世界を乗っ取った。 無理もない。 名が変わったとは言え、プロ4部のセリエC2所属とは言え… 本来なら失われてしまった筈のホームチームがミラン≠フ名を相手にこれだけの勝利を見せたのだ。 チャーリー「試合終了ーーーっ! フロレンティア・ヴィオラの勝ーーーーー利!!! 船出…というには規模が小さいですが、まあ無粋な事はこの際忘れて、 ミラン・プリマヴェーラとのテストマッチ、4点差をつけての大勝利であります!!」 フィオレンティーナ!! フィオレンティーナ!! フィオレンティーナ!! フィオレンティーナ!! フィオレンティーナ!! フィオレンティーナ!! 「よくやったお前達!!」「フィオレンティーナはオレ達の誇りだ!!」「みんな最高だったぞ!!!」 「次も頑張れよ!!」「アレ…次ってなんだ?」「知らねえけど…細けえこたぁいいんだよ!!」
[314]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/05/22(火) 12:31:00 ID:??? フロレンティア・ヴィオラ 5 − 1 ACミラン・プリマヴェーラ スコアボードの何処にもフィオレンティーナ≠フ文字はない…それは確かな事実だった。 それでもサポーター達は叫ぶようにコールを続ける。 フィオレンティーナ、フィオレンティーナと。 フィールド中央の三杉はそのコールを染み入るように聞いていた。 身体に圧し掛かる疲労よりも勝利の実感よりも、総身に感じられたのはサポーターとの一体感だった。 三杉「フィオレンティーナ…」 既に失われてしまった只の単語を呟く三杉。 三杉(…失われただって?) 首を横に振った。 続いてスタンドに向けて顔を上げ、グルリと一周サポーターの方を見回し…そして一礼した。 自分達の事をフィオレンティーナと呼んでくれた、フィオレンティーナ・サポーター達に向かって。 そして今度は仲間達の方へと身体を向け、こう言って聞かせた。 三杉「僕が…僕達がフィオレンティーナだ。」 「フッ」「へへっ」「ったりめーだぁ!」「やってやろうぜ、これからも!!」 少々照れくさそうに笑う者も、力強く拳を握る者も…全員が強く頷いた。 疑う事も誰に憚る事もない、自分達はこれからもフィオレンティーナだと受け入れたのだ。 フィオレンティーナとして前へと進んでゆく事を決めたのだ。
[315]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/05/22(火) 12:32:02 ID:??? 自らが何者なのか分からない事は何より辛い事である。 自らの使命が分からない事は何より不安な事である。 誰かが迷い、苦しむ間にも、時間は残酷に平等に過ぎてゆく。 その時間が更に人を不安に落とす。 だが三杉達は自らが何者かを今日知った。 目の前を閉ざしていた閉塞感は霧散したのである。 勿論、現実的な問題はまだまだ山積みである。 しかし彼等の晴れやかな表情は、そんな問題も全て乗り越えてしまうだろうという気にさせた。 今はそれで十分であろう。 ============================================= ※一旦ここまで
[316]森崎名無しさん:2012/05/22(火) 15:31:08 ID:??? スレタイ通り混迷から脱出したなぁ
[317]森崎名無しさん:2012/05/22(火) 19:47:20 ID:??? イイハナシダナー
[318]森崎名無しさん:2012/05/22(火) 21:03:17 ID:??? 惜しいなー デュエット・デル・フィオ―レ スレタイ候補出せる時期だったら
[319]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/05/24(木) 23:55:43 ID:??? >>316 一応そういう計算が立つようスレタイ案も出して頂いてます☆ >>317 ウルウル >>318 おお、スレタイになりますかね?
[320]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/05/24(木) 23:57:02 ID:??? アントニオ「ちくしょおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉっっっ!!!!」 ミランのGKであるアントニオの絶叫が響いた。 屈辱という言葉すら生温い5失点…彼にとっては受け容れ難い、しかし受け容れなければならない事実。 そしてその悔しさは彼だけのものではない。 ロデオ「ほとんど何も出来なかった…」 ディノ(5失点…か。 もっとボクが上手くできていたら…クソぉっ!!) ピエトロ(ケッ、オレがどんだけ点を取っても無理だぜこりゃ。 味方に足を引っ張られる事ほどバカバカしい事はねえな。) スタメンを与えられた若い選手全員に対し、この大敗は力不足を知らされる苦い機会となってしまった。 特に若き司令塔たるアンドレア・ファルコーニにとって、この敗北の意味する所は想像以上に大きい。 ファルコーニ(これがプリマヴェーラクラスとは言えイタリアNo.1を取ったチームの底力か… 全く、高い授業料になってしまったな。 トップへの昇格も暫くはお預けだろう。) ジョカトーレにとって、プリマヴェーラでの栄光などトップに上がれねば無意味に等しい。 そしてミランはなまじビッグチームゆえトップ(一軍)への門が狭いのだ。 チーム内で一、二を争うほどトップ昇格を望んでいるファルコーニにとって、この大差は大きな烙印だった。
[321]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/05/24(木) 23:58:07 ID:??? デヤン「…………」 バンビーノ「お前は悔しさを表に出さないのか?」 デヤン「自分の未熟さは一刻も早く、尚且つ正しく受け入れなければならない。 感情を昂ぶらせる間に正確さは失われる、オレがやるべき事は今を正しく認識する事だけだ。」 バンビーノ「フッ、お前も変わっているな。」 年長組であるデヤンとバンビーノは(内心は知れないが)結果に対して比較的冷静なようであった。 バンビーノはその後もデヤンと一言二言交わすと…今度は三杉の方へと近付いてきた。 当然その事に三杉は直ぐ気が付いた。 三杉「バンビーノ。」 バンビーノ「取り敢えず…終わったな、ミスギ。 今日の所は完敗だ。」 三杉「………」
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0ch BBS 2007-01-24