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【混迷からの】Another-CU_3【脱出】
[550]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/06/16(土) 03:14:20 ID:??? >>533 中山と言えば消えるフェイント…しかし私は敢えて技術よりも発想の出処にこだわりたいです。 >>534 ブンナークの人気に嫉妬!! >>535 ネタ提供ありがとうございますww 完成していないようですが、まあ中々厳しいですよね。 しかしああいう感じの中山とリグルも初々しく新鮮で良いですなあ。 >>536 ほほう、それならば安心。 >>537 岡山姉が私の嫁である事を世界のyhooとgoogleが認めているこの事実。 事実婚というわけですね、幸せ。 そして岡山姉マジ有能!!
[551]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/06/16(土) 03:16:56 ID:??? >>541 少なくとも中山さんの汎用性は急上昇です、なんでも出来子ちゃん。 ユーティリティ(笑)とは違うんです。 >>542-543 フィオ時代はゴール前特化でしたしね。 ローマ戦ではキーの一つでしたが機能しなかった悲しみw >>544 GKのオーバーラップ? ロマンですねえ。 >>548 乙感謝でしたー …いやはや、予想出来たとはいえ本当にここまで更新出来ないとは。 大いに間隔が空いてしまった事、改めて申し訳ありませんでした。
[552]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/06/16(土) 03:18:50 ID:??? > 《JOKER》 ??? ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 頼りになるイメージが中山政男という少年には固定されている。 小学生時代しかり大友中時代しかり…フィオレンティーナに所属していた頃も格別そんな印象が強かった。 実際フィールドに立った彼は、守備だろうが攻撃だろうが冷静かつ情熱的な対処で仲間をまとめていた。 しかし意外ではあるが、フィールドを離れた中山政男という少年は全くもって年相応の少年なのである。 中山「ふっふっふ…。 潜むぜぇーーーーちょお潜むぜぇーーーーー」 先ほどの『練習に水を差すのは悪い』という独り言はなんだったのか… 久々の再会となる旧友をビックリさせてやろうという気でいっぱいだったのである。 その悪戯心が自身をあのような不可思議と遭遇させようとは、中山はまさかにも考えていなかった。 中山(うん?) グラウンドへと続く校舎裏の通り。 運動部の部室小屋が立ち並ぶ、今時分は丁度日陰となっている通路の脇…中山は一つの人影に気が付いた。 なんの気にする必要もない、見過ごしてもおかしくない普通の人影だった、少女の姿であった。 ただ……一目見るだけで分かる2つの違和感が、中山にそれ≠見過ごさせなかった。
[553]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/06/16(土) 03:22:11 ID:??? 中山(制服じゃない? それに金髪だなんて…こんな場所でか?) ジッ 中山は南葛高校の制服デザインについて既知ではなかったが、その少女の服装は明らかに制服でなかった。 そしてもう一つ、髪の色が見事なブロンドであったのだ。 フィレンツェに居た頃は見慣れた物であったが、ここは日本の静岡県…そうそう見られる特徴ではない。 …頭の回転の早い人間によっては演劇部の人間が練習から抜け出して来たと考えたかも知れない。 そう考えなくては常識の辻褄が合わないほど、その人影は現から乖離していたのだ。 そして幸か不幸か、中山はこの類の思考について、決して明敏とは言えなかった。 気が付いたら中山は少女に向けて話しかけていた。 中山「あの……外国の方ですか?」 ???「!?」 ピクツ 瞬間、驚いたような反応を示して少女は中山の方へ視線を向ける。 それから少女は中山を上から下まで一瞥すると、怪訝そうな色を強めた。
[554]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/06/16(土) 03:24:08 ID:??? 中山「あの…?」 ???「貴方…私の事が視えるの?」 中山「えっ、何を言って…?」 ???「…気にしないで、私とした事が失言だったわ。 迷惑じゃ無ければ教えて頂きたいのだけれど、ここはどちらかしら?」 中山「(ああ…なんだろ、観光していて迷い込んできた外人って事でFAかな?) ここは南葛高校ですよ、ナンカツハイスクール、分かります?」 ???「南葛………日本国静岡県西部に位置する南葛の事かしら?」 中山「ええ、そうです。」 ???「そう…」 少女はそれだけ言うと口許に指を当て、困った仕草を中山に見せる。 彼女の物憂いに耽っている(?)様子は溜息を吐きたくなる程に儚げな美があった。 あまり女性関係に縁がなく、意識もしてこなかった中山は少々ドキリとさせられていた。
[555]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/06/16(土) 03:26:01 ID:??? 中山「(……………落ち着いて見てみるとメチャメチャ綺麗な人だな。) ……あの、何か困っているなら力になりましょうか?」 ???「あっ…そうねぇ………それじゃあちょっとした実験に付き合って貰えるかしら?」 中山「えっ、実験? ですか?」 ???「私の事を見つめていてくれればいいわ、決して目を逸らさないでね?」 中山「「はっ、はい!」 馴染みのないような事を言われて少なからずドキマギし始める中山。 そもそも彼を女性をジッと見つめる事態が初体験であるため、ドキドキは加速する一途である。 しかして直後、中山は自らの目を疑った。 フッ…………… 中山「!?」 目の前に居た筈の少女の姿が一瞬にして中山の眼前から消失していた。 視線は僅かたりとも外したつもりはなかった。 ありのままに言えば催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチな物では断じてなかった。 本当に最初から存在してなかったかのように消失したのだ。
[556]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/06/16(土) 03:27:10 ID:??? ???「この程度の事は出来るようね。 それなら…」 中山「!?」 クルッ 真後ろから聞こえた声に慌てて振り向くと、少女の姿がそこには在った。 ???「どうもありがとう。 貴方、名前は?」 中山「(イリュージョンです!)…って、い、いま何をしたんです!?」 ???「フフ、女性は秘密を持っている物よ。 そして出来る男はそれを無理に聞き出さない。 覚えておくと好いわ。 それより質問しているのは私の方、貴方の名前は?」 中山「……中山です、中山政男…。」 ???「そう、中山くんね。 …それじゃあ中山くん。」 スッ 中山「あっ…」 ドドドドドド
[557]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/06/16(土) 03:29:34 ID:??? 少女は中山の顔の方へゆっくりと手を伸ばす。 中山の頬に陶器の様に白く細い指が触れそうになり、中山の心臓はアラーキーに波打った。 一体何をされるのか、期待と不安が中山の頭によぎる。 ???「私はこの場所に来るつもりはなかった。 けれど現に此処に居て、そして貴方に出会った。」 中山「へっ!?」 ???「その事には意味がるのよ、私が此処に来たのは何かしら必然があった…」 中山「な、何を言って…?」 ???「だから…………貴方の軌跡を追わせて貰うわ。 今の私じゃ何かしら副作用を引き起こしてしまうかも知れない。 けれどそう悪い方には作用しないと思うわ。 理由はないけれど確信があるの。」 そう言って少女は中山の頬へ指を滑り込ませた。 その刹那―――
[558]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/06/16(土) 03:32:42 ID:??? バチィィィィィッ!! 中山「!!!?」 中山は突如カミナリにうたれたような意識を覚えた。 …と同時に走馬灯の如き映像、ハッキリとしないおぼろげな映像が一瞬の内に脳裏に描かれた。 何が何だか理解の及ばない、貧血等で意識を失う前兆か一瞬考えるが… 意識はハッキリとしており、拳を握ってみると感覚にも実感が十分にあった。 …やがてその感覚は消失し、何かが入って来たような後味だけが残った。 そして心なしか全身の筋肉に躍動を感じているのだ。 中山「な、なんだこれ……」 自分の身に何が起こったのか訳も分からず、中山は戸惑いを口にするだけだった。 そんな中山に目の前の少女は微笑を浮かべ…そして再び口を開いた。
[559]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/06/16(土) 03:34:29 ID:??? ???「お礼を言うわ、中山くん。」 中山「え、あ、いや……何が何だか分からないけれど、力になれたのなら良かったです。」 ???「フフ、それじゃ私と此処で会った事は忘れなさい。」 中山「え?………その、せめて名前だけでも…」 ???「悪いわね。」 少女の最後の言葉、『わるいわね』という5文字の声。 恐らく中山はその音の波動を末尾までは知覚出来なかったであろう。 ※中山が完全体に大きく近付きました。 [消えるフェイント(1/2ドリブル+4)]を取得。 [グランドタックル(1/4タックル+4)]が[グランドタックル(1/2タックル+4吹飛3)へと進化。 [鋭いパスカット(1/4パスカット+1)]が[フォーリングスター(1/4パスカット+5)]へと進化。 [ボレーブロック(1/4ブロック+2)消費80]が[反転ブロック(1/4ブロック+4)消費150]へと進化。
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0ch BBS 2007-01-24