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【混迷からの】Another-CU_3【脱出】
[612]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/06/22(金) 21:43:51 ID:??? それでは>>610からの続きで再開致します。 ============================================ 今、そのシニョーリア広場 イル・ダヴィデに三杉淳は来ていた。 もちろんこのような店に単身では行く事はなく、今日は連れが一人居る。 ASローマ、およびカンピオーネに所属する守備的MF… 過去に三杉を、フィオレンティーナを散々に苦しめた強敵、タブリス・フィッツウォルタであった。 三杉「なかなか悪くない店だろう?」 フィッツウォルタ「確かにね。 しかし男二人で来るには少々ロケーションが過ぎるかな。」 三杉「フフッ、イギリス人らしいね。」 フィッツウォルタ「おや、馬鹿にしているのかい?」 三杉「いや、ただ日本には『郷に入っては郷に従え』という諺があってね。 つまりは『When in Roma, do as the Romans do』なんだけど…」 フィッツウォルタ「……なるほど、ミラノ司教に怒られたイギリス観光客をなぞっているわけだね。」 三杉「(ククッ)流石にキミは話が早いね、実に小気味良い。 まあ日本でもこれほどの店ならば、 普通は恋人同士とか、さもなくば家族サービス用だと思うよ。 でも、ほら…。」
[613]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/06/22(金) 21:51:52 ID:??? 三杉は視線と顎を使い、店の奥まった所にある席を指す。 フィッツウォルタが振り向く先には、年配男性2人が談笑しながら食事を楽しんでいた。 . -―‐-ミ ,: ::, -‐-ミ: :: ::` 、 / 〃[i∨i] Y: :: :: ::\ 〃´ ̄ ‐-ミ 、_ノ: :: :: :: :: :丶 {: :: ::__:: :: :: :\\:: :: :: :: :: :: ::、 、: : ヽ}_∠⌒ヽ \:: :: :: :: :: :. Y  ̄ ̄\_ヽ: :: :: :: :} { Y´ ト、: :: :: ::ゝ-、 j =ミ ァ≠ミ ノニヽ :: :: :: :: :. r〃⌒` ´ ィ (ニニニニノ⌒ヽ ノ (ニ乂 ノ-‐=ニニ) て_ノ⌒ 厶イ 辷_ニニニニニニニrォ' ___,ノ 丶`ー^ーく`ア´ ノ . -ニろ ≧=ヘ`ニ´ィア^ヾ¨´ ∠ア´: : ∠ニニア: :: :: ::ヽ _|\,,,_ _/,-. \l\ 冫 { :、-z-、,,|_ 」,_ ;-、 Z _人_) そ-、ヽz ┴-、 ;- _ | \__L,=´ ,>^´ ` ┴、⌒^′ 丶ヽ | >! ) ,′ / ´ | r┴< _ヽ__/ / { ノ´|>、_ ,ノ 入 i ,.- ´_/,ヽ、 \ ,ィ::|>‐r-ァ'´ ,. -‐1 ヽ_,ノ !/ ;-、 `X≧、 `┴-'厶 ^´ /| ` -、.| |ム ,≠‐-、Y_ (_丿、 , _,,) /丿 , ┴''⌒ヽ l'y_f .... -‐ X.// ̄ ` ''i<L_ // ──────────────( ⌒ )────( ⌒ )─────── ,-=-, ∠ヾゞゝヽ ,-≡-,l l-=二=-,
[614]森崎名無しさん:2012/06/22(金) 21:52:28 ID:??? 若いころのやんちゃを懐かしんでいるのか・・・w
[615]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/06/22(金) 21:54:03 ID:??? 三杉とフィッツウォルタには貴腐人的要素は皆無だった為、これは一例として挙げられた。 実際二人の関係性は知れない所だが、イタリアという国では割と見られる風景なのかも知れない。 フィッツウォルタ「なるほど…ローマで2年半過ごしていたけれど、これは初めて知ったかな。 ボクは外食と言えばピッツェリアくらいにしか行かないから。」 三杉「一応聞くけれど、気を悪くさせてしまったかな?」 フィッツウォルタ「いや、平気だよ。 知恵を働かせる会話は緊張感があって嫌いじゃないしね。 それを解って言っているキミの性格については多少辟易する物があるけど。」 三杉「フフッ、それは失礼。」 薄っすらと皮肉を利かせた会話を応酬させながら、二人はテラス席の一つに腰を落ち着けた。 すぐさま飛んでくるウェイターに対して三杉はリゾットを、フィッツウォルタはパスタをオーダーすると… 間もなくパン、オリーブオイル、バルサミコ酢、ミネラルウォーターが運ばれてくる。 フィッツウォルタ「それじゃ、落ち着いたところで早速話をさせて貰おうかな。」 三杉「そうだね。 …オジオでなく僕を指名したからには、それなりの用事なのだろう? まして御馳走してくれるとあらば猶更ね。」 フィッツウォルタ「さっきの言葉を返すけれど、話が早くて助かるよ。」 スッ 三杉の問いに頷きつつ、フィッツウォルタは鞄から一枚の便箋封筒を取り出した。 見たところ封筒は厚めであり、かなり長文の手紙が入っている事が容易に想像出来る。 フィッツウォルタは宛名を一目確認すると、それを三杉の前へと差し出した。
[616]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/06/22(金) 21:55:18 ID:??? 三杉「これは?」 フィッツウォルタ「ジョアンコーチがブラジル、サンパウロFC・ジュニオール監督に宛てた手紙だ。 宛名の人物へこれを手渡し≠ナ届けて貰いたい…それが僕からの用事さ。」 三杉「えっ…手渡しだって?」 サラッと無茶な事を振られ、三杉は思わず今の言葉を聞き返す。 ジョアン、そしてサンパウロという単語にも興味をそそられたが、それ以上に無茶振り加減へ仰天したのだ。 しかしフィッツウォルタは表情を崩す事無く平静であった。 フィッツウォルタ「ああ、手渡しで間違いないよ。」 三杉「ええと…ここの代金を持ってくれるにしたって、少々無茶過ぎやしないか?」 フィッツウォルタ「その通り…。だからボクが出来るなら自分でやりたかったけれど、残念ながら そうもいかなくてね。 だからやってくれるならば当然相応の謝礼はさせて貰うよ。」 三杉「いや、そういう問題じゃ…」 フィッツウォルタ「コーチがカンピオーネに仕込む予定である、パス戦術の練習方法を教えるとしてもかい?」 三杉「…なんだって?」 またもシレっと言ってのけるフィッツウォルタに対し、三杉は再びの聞き返しを余儀なくされた。 だがフィッツウォルタはやはり表情を変えずにこちらを見据えてきており、およそ冗談を言っている様子がない。
[617]森崎名無しさん:2012/06/22(金) 21:55:19 ID:??? マリオとクッパwww
[618]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/06/22(金) 21:56:18 ID:??? フィッツウォルタの突然の依頼は三杉にとって衝撃的であり、その謝礼とやらはもっと衝撃的だった。 一体この依頼にどのような目的があるのか、三杉には容易に想像が出来ない。 そして表情から意図の断片や感情の振れを覗(うかが)おうにも、それが易々通用しそうな相手ではない。 ☆ 三杉(これは………どうした物か?) A 二つ返事で承る B だが断る C 質問を投げてみる(更に分岐、会話数制限あり) D 皿を投げてみる(要5票) E その他(会話案、行動案どちらでも) [3]票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
[619]森崎名無しさん:2012/06/22(金) 21:56:59 ID:m+T6YkWk C
[620]森崎名無しさん:2012/06/22(金) 22:00:19 ID:K9r+G1/U C
[621]森崎名無しさん:2012/06/22(金) 22:06:26 ID:x7cyl/B+ C
[622]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/06/22(金) 22:33:28 ID:??? > C 質問を投げてみる(更に分岐、会話数制限あり) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― フィッツウォルタからの依頼は、流石に即決するには難のある代物であった。 話の大きさも然る事ながら、合点のいかない点が数多く存在するからである。 そこで三杉は先ず、フィッツウォルタに対して質問を返す事にした。 これについて断られる心配はまず無かろう、と予想して。 三杉「そうだなぁ…。 では、先ず、検討する為の材料と時間が欲しい。 よもや悪いとは言わないだろうね? ディナーという十分時間の取れる機会を選んだのはキミだ。」 フィッツウォルタ「賢明だね、当然構わないさ。」 三杉「良かったよ。 それじゃあ聞いておきたいのは…」
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0ch BBS 2007-01-24