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【混迷からの】Another-CU_3【脱出】
[809]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/07/03(火) 19:09:22 ID:??? それは自分の横に一歩下がって立っている少女、即ちマエリベリー・ハーンの容姿のせいだった。 三杉の考える一般的な女子の容姿と比べ、彼女のそれはかなり優れた所に位置しているように見える。 …あくまで三杉の考える基準なのではあるが、少なくとも三杉は既に心に決めた相手(弥生)がおり、 その分だけ他の男よりもニュートラルな目線で見る事が出来ている筈である。 三杉(…その点を考えても、少なくとも容姿が悪いと感じる人はいなさそうかな。 こうチヤホヤされていても動じている気配が無いし。) チラリと横目で確認したが、メリーの表情には照れや戸惑いが見られなかった。 ついでに言えばウンザリした様子でも喜んでいる様子でもない。 こういう種の反応をする人間に、三杉は一人心当たりがあった。 三杉(…ま、それはそれとして。) ☆ 取り敢えずこの騒ぎをどうしようか? A 紹介は後、サッサと練習練習! B 名前と役職だけ紹介して練習に入る。 C 折角だからここは質問タ〜イム D ってか、もう今日は練習やめてひたすらメリーをチヤホヤしようず(要10票) E つーか、もはやメリーと結婚したい(要10票) F 浮気くらいならしてみたいかも…? ハッ、僕は何を考えてるんだ。 [3]票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
[810]森崎名無しさん:2012/07/03(火) 19:10:20 ID:8N6kSTkU B
[811]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/07/03(火) 19:10:58 ID:??? 一旦これだけ… ちょいと現実逃避投下でした。
[812]森崎名無しさん:2012/07/03(火) 19:12:27 ID:5/I05VPY BブンナークがDFの補助、わかるわかる
[813]森崎名無しさん:2012/07/03(火) 19:13:11 ID:FFq6chFM B
[814]森崎名無しさん:2012/07/03(火) 19:18:56 ID:??? G ハーン……アンコーナに屈強な兄弟がいるというが、関係者かな?
[815]森崎名無しさん:2012/07/03(火) 19:40:22 ID:??? >>814 残念! 世界が違う!
[816]森崎名無しさん:2012/07/03(火) 21:13:49 ID:??? >>815 デスヨネー てか、関係あったらイヤだw
[817]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/07/03(火) 22:33:13 ID:??? > B 名前と役職だけ紹介して練習に入る。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 三杉(まっ、考えずとも決まっているよな…。) ヤレヤレ チヤホヤと注目されている時に戸惑いもせず、喜ぶ素振りも見せず、まして媚びるような反応もない。 かと言って不機嫌さが表に出て来ている様子もく、ただ変わらず口許だけで微笑みを湛えている。 …ハッキリ言ってしまえば、恐らく彼女はこの状況に無関心に違いなかった。 三杉がそう確信するには理由がある。 このようなマエリベリーの反応に似た対応をする人物を知っていたからである。 それはつまり…… 三杉(そう、僕だ。) このように不特定の異性達に騒がれても特に優越感を持てる訳でないと知っている… 幼少時からそれなりに馴れた状況であり、今更戸惑いも困惑もない。 状況を利用する事を考えるでもなければ、敢えて媚びたり喜んだりする必要もない。 …つまりはモテのエリート。 三杉の感じる所では、きっとマエリベリーはそういう境地に達してしまっていると思われた。
[818]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/07/03(火) 22:35:29 ID:??? 三杉「(もしこの中の誰かと彼女の間に赤い糸があったとしても、この状況が長引けば絡んで千切れてしまうな…) みんな、紹介する。 こちらはマエリベリー・ハーンさん。 今日から僕達のチームのマネージャーだ。」 イエーーーーィッ!! イエス!! イエス!! 宜しくーーー! 三杉がメリーの名前を紹介するたび、マネージャーだと言うたびに上がる歓声。 予想出来たとはいえこれには三杉も堪えた。 三杉「イライラ(うるさいなあ…)まあ皆が騒ぐ気持ちも解らないでもないが、もう練習の時間だ… 先ずは気持ちを入れ替えろ。 そして彼女の事が気になるなら、自分の自由な時間を費やせ。 勿論迷惑にならない範囲でだ、学校のクラブ活動じゃないんだからな!) オケーーー!!! イエーーーー!! 後でねーーー!!! っしゃ、練習だーーー!!! 三杉「イライラ(だからうるさいんだよっ、免疫のない奴はこれだから…!!) それからブンナーク、君は今日から暫くDFに混ざって練習してくれ。」 ブンナーク「はぁっ!? オレ様FW、ストライカーなんですけど!? 蹴ってかましてゴールをブチ破る練習したいんですけどっ!?」 三杉「うん、判るよ。」 ブンナーク「そりゃ結構だ、納得のいく説明を要求するぜっ!」
[819]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/07/03(火) 22:37:53 ID:??? 三杉「お前は成長がケタ違いすぎて一人飛び抜けてしまった、これ以上FWの修練を積んでも効率が悪い。 今はDFの練習を補助しながら、同時に彼等の動きを学べ。 DFがどのような状況でどのような判断をするのかを知れば、新たな成長の切っ掛けになる。」 ブンナーク「OK、納得した。」 三杉「じゃあなんでDFの練習をした方が良いのか、今僕が言った事を反芻してみろ。」 ブンナーク「……………反芻ってどういう意味だ?」 三杉「チッ!(同じ事を二度繰り返し言葉にする事で理解を深めるという意味だよ、全くお前は…)」 ブンナーク「!!」 ガーン メリー「キャプテン、考えてる事と口に出す事が逆になっています。」 …と、この日は普段よりも練習前にやたらと賑やかになり過ぎた。 それでも練習が始まれば彼等はすぐに気持ちを切り替え、真剣な顔つきを見せ始める。
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0ch BBS 2007-01-24