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【混迷からの】Another-CU_3【脱出】
[943]森崎名無しさん:2012/07/07(土) 16:13:19 ID:AKRrvuJk A
[944]森崎名無しさん:2012/07/07(土) 16:33:09 ID:nILrIxnc A
[945]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/07/07(土) 18:00:43 ID:??? > A ミュラーのアメフト時代の話を聞いてみる ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 三杉「ミュラー、良かったら昔話を聞かせてくれないか?」 ミュラー「昔話…?」 三杉「うん、アメフトをやっていた頃の事とか…」 ミュラー「ああ、そういう事ですか。」 三杉の言葉の意味を把握し、ミュラーは『えぇと…』と悩み始める。 話すかどうかではなく、どんな事を聞かせようか迷っているのだろう。 やがて小さく『うん』頷くと、三杉の方へ顔を向けて語り出した。 ミュラー「以前、そしてついさっきも言いましけど、ボクはアメフト選手として体格が劣っていまして… お陰でポジションは専らセーフティかラインバッカーでした。 どちらもディフェンスチーム のポジションでして、セーフティは言わばスイーパー、ラインバッカーは守備だけが仕事の ボランチ或いはサイドバックと言えば想像がつくでしょうか?」 三杉「なんとなく解るよ。 当時のポジションが今の君の血肉となっている事もね。 今君がクリアを得意とするのは、アメフトで放り込むパスプレイへの対処が得意だったからだろう?」 ミュラー「まあ…そうなんでしょうね。 事実、そのプレイは得意でした。」
[946]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/07/07(土) 18:05:20 ID:??? 三杉の言葉に対するミュラーの返答は、何故だか歯切れが悪いよう感じさせた。 ただ三杉としては何となくの直感であり、取り敢えず今はその点に突っ込まずに黙って聞いておく事にする。 ミュラー「セーフティというのはスイーパーと同様と言った通り、チームの最後の砦です。 そしてアメフトの特性ゆえ、最も危険なサイドでの1対1守備が求められるんです。 マッチアップする敵のポジションはテールバックまたはランニングバック…。 サッカーで言えばドリブル突破を積極的に仕掛けてくる事が仕事のポジションです。」 三杉「1対1の守備か…。」 ミュラー「考えている事は判ります、ボクはサッカーにおいて1対1の地上戦が殊更に下手くそです。」 三杉「いや、下手くそとまでは……確かに決して得意でない事は判っているが。」 ミュラー「言い訳するつもりはありません…だからハッキリと思ったように言ってくれて構わないんです。 それはともかくとして、現状ボクの守備はクリア以外は本当に力不足となっています。 中山が居た頃はそれでもなんとかなりましたが、今後はそうはいかないんですよね。」 三杉「ふむ………それじゃ言うが、何故君は1対1の地上戦を苦手としているんだい? 聞けばアメフト時代の経験を十分に活かせるプレイの筈だけど…。」 ミュラー「トラウマ…みたいな物でしょうか?」 三杉「トラウマ?」
[947]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/07/07(土) 18:08:52 ID:??? 只ならぬ単語が飛び出した事に、三杉は驚いて聞き返した。 見ると、ミュラーの表情は言うべきかどうかを迷っている人間のそれだった。 しかし彼はヤケになったかか、或いは振り切りたいと願ったか…更なる言葉を紡ぎ始める。 ミュラー「絶対に勝てないと諦めてしまった相手が居るんですよ。」 三杉「ほう……。 それはどんな奴だい?」 ミュラー「相手のチームはブーフホルツ・ソレスタルビーイング=Aその選手の名はテオドール。 彼のポジションはスプリットエンドかテールバック…ですが、ボクのチームとやる時は 必ずテールバックに就いていましたよ。 そうすれば必ず勝てると思っていたのでしょう…」 三杉「テオドール……。 なるほど、君にとって彼は壁で、君はそれを乗り越えられなかったのか。」 ミュラー「ええ…しかもアメフトからサッカーに移った事で、ボクは彼から永遠に逃げてしまった。 ボクがいつまで立っても地上戦が苦手で居るのは、精神的に尾を引いているからなのでしょう。」 三杉「でも、それならば乗り越えれば良いさ…。 高い所へ行くんだ、そのテオドールが辿りつけない所までね。 練習での協力ならば僕も惜しむつもりはない。 大丈夫、今からだって越えられる。」 ミュラー「ありがとうミスギ……。 その励ましは心に響きます。 ボクだっていつまでも今の儘で良いとは思っていませんからね。」 三杉(良かった………。 何となく怪しい気がしてアメフトの事を聞いてみたが、ハッキリ言って正解だった。 ミュラー自身が感じている問題点、中山が抜けた事で彼が感じている思い…全て聞く事が出来た。) ※ 三杉とミュラーの相互感情が3上昇、補正LV1になりました。
[948]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/07/07(土) 18:10:09 ID:??? ミュラー「さて、そろそろ宿舎に戻りましょうか。」 三杉「そうだね、気付けば昼食時も過ぎた時間だし。」 ミュラー「そうだ、もし良かったら午後はボクの部屋へ来ませんか? アメフト時代の友人からビデオレターが届いてまして… それを見ながらなら、もっと色々と話す事も出てくると思います。」 三杉「おや、そうなのかい? それじゃあ、どうしようか…」 A 午後の自由行動を消費して、ミュラーの部屋を伺う。 B いや、午後は午後で別の選手と交流を持つ。 2票選ばれた選択肢で続行します。(メル欄空白でお願い致します)
[949]森崎名無しさん:2012/07/07(土) 18:13:02 ID:q3UwsQlg A ミュラーのトラウマの相手はカペロマンの事かな?
[950]森崎名無しさん:2012/07/07(土) 18:15:25 ID:DiWo/M5c A 名前違ってたな。双子も兼ねてるのか?
[951]森崎名無しさん:2012/07/07(土) 18:15:32 ID:AKRrvuJk A
[952]森崎名無しさん:2012/07/07(土) 18:18:06 ID:??? ヨーロッパのアメフトってアメリカでのサッカー人気と逆の感じなのか
[953]森崎名無しさん:2012/07/07(土) 18:26:21 ID:??? そもそも「アメリカンフットボール」という名前の時点で以下省略。
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