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【行く者】キャプテンEDIT36【残る者】
[171]森崎名無しさん:2012/05/29(火) 23:13:18 ID:??? 良いクラブだw
[172]森崎名無しさん:2012/05/29(火) 23:13:58 ID:??? 江藤「楽しい宴会でしたね……」
[173]森崎名無しさん:2012/05/29(火) 23:17:04 ID:??? 怪我治療してもどってくるころにはダイジェストとかないよな?w
[174]森崎名無しさん:2012/05/29(火) 23:33:44 ID:??? いきましたー
[175]森崎名無しさん:2012/05/29(火) 23:39:54 ID:??? 楽しい試合でしたね……
[176]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/05/30(水) 00:20:07 ID:??? 嗚呼、清栄側の数少ない清涼剤が…… ★これは重くなりそうなお裁き→ クラブ6 =★ クラブ → 染岡、イエロー! 江藤、一発退場! ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 審判が掲げたのは……二枚のカードだった。 染岡「……え?」 審判「この試合、最初の負傷者が出た時にした注意は、清栄の11番一人だけに向けたものではない。 君たちピッチに立つ選手全員に向けたものだ。それは理解できていたはずだ」 江藤「理解できないし……納得できないよ」 審判「(こ、コイツは……)だというのに、君らは相手を止める為に片や服を掴み、片や危険なスライディングで負傷させた。 6番は次に問題を起こせば退場! 7番は即刻退場したまえっ!」 実況「ああっと!? これは重たい裁定! 清栄のボランチ三人の内、筆頭格の染岡くんにはイエローカード! そして江藤くんにはレッドカードです!」 観客「どういう……ことだ?」「大前のドリブル突破の時に、何かしたっていうことか?」「清栄がラフプレイで退場、か」 「これってまるで小豆沢の時――」「よ、よせっ! まるで大前が大怪我したみたいに言うなよ!?」 清栄応援団「な、なんでアイツらが反則なんだよ!」「鳴紋だって、こっちに怪我人してるだろー!」「下がれクソ審判っ!」 「鳴紋側から、いくら貰いやがったんだ!?」「くぁwせdfrgthじゅきぉ;p!?」 3−0と試合の趨勢を決めた一撃の後での退場劇に、場内は騒然となる。
[177]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/05/30(水) 00:21:43 ID:??? そんな中、清栄側はこの裁定に食い下がっていた。 江藤「い、今みたいに、力ずくで出場をやめさせるのが、正しい方法なんですか?」 審判「私としてもカードで試合をコントロールする様な真似は好まない。……が、君らが積み重ねてきた歴史もある。 二年前の夏は重傷者を出し、以後はシミュレーションや反則守備のオンパレードだ。なのに、ここに来て二人がかりでのこの反則。 カードを出さずに事態を収めるのは、私としても難しい。分かるね?」 江藤「でもそれって――モガモガ!?」 染岡「よ、よく分かりました! コイツは俺が責任を持って引き下がらせますっ!」 審判「う、うむ……」 江藤「むーっ! むーっ!(ジタバタ)」 染岡に引き摺られ、ベンチの関係者に引き渡されて控室に連行されていく江藤。 それを見届けると、審判はゴホンと咳払いをして大前の方を見る。 審判「勿論、彼らに言ったことは君らにも当てはまることを忘れないように。いいね?」 大前「はい。分かっています……ところで、一旦外に出て治療を受ける許可を貰えませんか?」 審判「了解した。では、行って良しっ!」 審判から治療を受ける許可を取りつけた大前は、とりあえず体調が無事なままの雪村に後事を託す。 大前「というわけだ。……少し出てくるけれど、その間は頼んだ」 雪村「オッケー。まあ、3−0だしね。ここから大前くんが戻ってくるまでに、そうそう詰め寄られることは無いでしょ」
[178]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/05/30(水) 00:22:51 ID:??? 大前「油断するなよ? 金成のことだ、点差を詰める以外にも、俺たちの嫌がりそうなことをしてきそうだ。 ラフプレイでの怪我狙いやマリーシア、どれもみんなが下剤でダウンしている今、させたら危険なプレイだ。 怪我も腹痛も無しで、ヤツとやりあえる地力があるお前が頼りだ」 雪村「……そういや、そうだったね」 達也「そんなにヤバいヤツなのか? 金成って選手」 スタメンの中で唯一、金成のプレイをまだ知らない達也が疑義を呈す。 比良山「ああ、おそらく俺たちをこんな体調に追い込んだ元凶な上、危険で嫌なプレイばかりする。 この試合は、まだ本領を発揮していないが、な」 本多「……そういえば、やけに大人しいな。大前の2ゴール目にこの裁定。普段のヤツなら、目を吊り上げて騒ぎそうなものだが……」 そう言い、本多は金成の方を見やる。 大前にボールを奪われて置いて行かれた位置で、金成はそのまま呆然と立ち竦んでいた。 清栄の選手のほとんどは、江藤の退場と警告を受けた染岡に気を取られている。 大前「何度も言うけど、気を付けろよ? 今年のアイツは、今まで以上に度を失くしてるみたいだ」 雪村「そうだね(次は何をしてくるつもりか分からないけど、何もさせない。去年の秋に良い様にされた借りは、全国に行く前に返すよ!)」 大前「ホント頼むぞ。熱くなるなよ……」 ※ 大前が一旦、外に治療へ出ました ※
[179]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/05/30(水) 00:23:55 ID:??? 女子アナ「鳴紋中のキャプテンくんは、一度フィールドを出て治療を受けに行くようです。交代が無いことから、軽傷だと――」 観客「清栄ーっ! またウチのキャプテンを怪我させたのか!?」「反則しなきゃ、勝てないってのかよー!?」 「さっさと負けを認めろやコラーっ!?」「BOOOOOOOOOOOOOOO!」 女子アナ「――きゃああああああっ!? ひ、酷い罵声です! 鳴紋サイドの観客が、声を荒げて怒鳴っています!」 騒然とした競技場の様子に耳を塞ぎながら、大前は鳴紋サイドのベンチに歩み寄った。 大前「菱野さん、悪いっ! ちょっとやっちまったみたいだ!」 菱野「はいっ! 準備は済んでおりますわっ! 今取りかかります!」 すぐそばの菱野とも、互いに声を張り上げなければ会話もままならない程の喧騒である。 国岡「くそ……腹に堪える騒ぎを起こしやがって……これも全部大前の所為だ」 やす子「やっぱ、二年前のことは尾を引いてるわね……今回は試合に戻れるぐらい軽傷なのが救いだけど」 落田「は、腹だけじゃなくて耳も痛てー! 監督も国岡も、何言ってんだか聞こえないぞ!?」 日向(TV観戦中)「おおっ!? 試合の展開は不愉快だが、このスタジアムの雰囲気は良いな!」 次藤(TV観戦中)「今にも凄か喧嘩が始まりそうタイ。ふふふ、血が騒ぐとよ……」 佐野(TV観戦中)「次藤さん、これサッカーの試合ですからね?」 弥生(TV観戦中)「ガクガクブルブル」 三杉(TV観戦中)「何を震えているんだい? ヨーロッパのフーリガンはこんなものじゃあないよ?(ニッコリ」 下手をすれば暴動になりそうな雰囲気の中、清栄の早くも三度目となったキックオフが蹴られようとしていた。
[180]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/05/30(水) 00:25:04 ID:??? 上遠野「あー、うっせー! 声張り上げんの、好きじゃないんだけどなー! 金成ー! 今度はどうすんだー!?」 金成「……。……あ?」 池垣(何が何だかわからんが、金成は心ここにあらずか。まったく! よりにもよって、こんな大事な試合で何たる様だ!) 菅原「だーかーらーっ! キックオフからどう攻めるかって聞いてるんですよー! 大前さんのいない今がチャンスなんですってー!」 金成「………!(ピクリ」 大前。その名前が金成の麻痺しかけた心に僅かな反応を呼び起こした。 金成「大、前……そうだ、アイツだ……あの野郎はどこに――」 染岡「だから! 怪我で一旦出ているって! 状況を分かっていないのか!?」 金成「――そう、か。はははは……」 池垣「? ……おい、どうした金成!」 途端、ひび割れた様な笑い声を上げ始めた金成に、池垣が訝しげな声を上げる。 だが、金成はそれに頓着することなく言い放った。 金成「おい、もう一度だ。……もう一度ボールを渡せ」 上遠野「あん? ……そりゃ構わねーけど! どーするんだよー!?」 金成「くくっ、くくくくく……っ!」
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0ch BBS 2007-01-24