※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【行く者】キャプテンEDIT36【残る者】
[392]森崎名無しさん:2012/06/01(金) 21:59:23 ID:??? 長谷部ーの数値が逆さまじゃなくてよかったね それにしても鳴紋のダイスが止まらないなー
[393]森崎名無しさん:2012/06/01(金) 22:01:45 ID:??? さて全試合ボーナスはどれだけつくか
[394]森崎名無しさん:2012/06/01(金) 22:48:35 ID:??? 調子が悪いって設定にすると何故かカードにも反映されるのは良くあるよなぁw
[395]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/06/01(金) 23:21:14 ID:??? ★大前→シュート 64+ スペード6 =70★ ★柳川→ブロック 49+人数補正(+1)+ ハート4 =54★ ★舟木→ブロック 50+人数補正(+1)+ スペード2 =53★ ★長谷部ー→パンチング 55+ クラブ9 =64★ 2≦ 大前のシュートがゴールを奪う! -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- まるで薄紙に錐で穴を開けるようだった。 柳川「は、はy――」 舟木「駄目d――」 ディフェンダー二人によるブロックも、まるで用を為さず、 長谷部「さ、最後まで俺は――」 パンチングに行った長谷部も、ボールに掠ることさえできない。 長谷部「――お前の引き立て役だって言うのかよーっ!?」 そして呆気なく、本当に呆気なく、ゴールネットはその身を揺らした。 大前「ふぅーっ……」 一仕事を終えた大前が、長い息を吐くのと同時に、審判が笛を鳴らす。 ――ピィイイイイイイイイイイイっ!
[396]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/06/01(金) 23:22:52 ID:??? 女子アナ「ゴ――」 実況「(これだけは、これだけは譲れないっ!)ゴォォォォォォルっ! ……ゴール、ゴール、ゴールうっ!」 女子アナ「――わひゃあ!?」 実況「大前くん、ゴールですっ! 前半29分、大前くんがゴール! この試合でのハットトリック達成! 同時に! この夏の県大会、全試合でのハットトリック、記録達成! しかもこれは! 昨年の秋季地区大会と併せて、二大会連続! 全国への手土産に、満を持しての大記録を引っ提げていきます!」 観客「う、うおおおおおおっ!?」「とうとうやりやりやがったな、あの野郎!」「大前っ! 大前っ! おおっまえっ!」 実況「TVの前の皆さんも、ご覧ください! 彼こそ我が県の――いえ、日本の中学最強のストライカーだァ!」 日向(TV観戦中)「(最強、だと?)……気に入らねえ」 次藤(TV観戦中)「そんげん力ば入れとらんかったにも関わらずコレか。こいは歯応えがありそうな相手タイ」 松山(TV観戦中)「一度ポストを叩いたとはいえ、何て決定力だ! 去年も手強かったが、今年はまるで別人じゃないか!」 三杉(TV観戦中)「中学サッカーという環境で示した、この異常な成長力……彼が嫌がりそうな例えになるが、 まるで森崎を見ているようだ。やはり、興味深い……」 ※ 卓越したFWの証であるハットトリックを達成したので、幻想ポイントが+3されました ※ ※ …………全試合ハットトリック達成です! 幻想ポイントが+15されました! ※ ※ 現在の幻想ポイント:111 ※ ※ 『決勝戦でのハットトリック』ボーナスで、対立派閥以外のチーム関係者全員の好感度が上がりました ※
[397]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/06/01(金) 23:24:15 ID:??? 比良山「ふっ、やったな大前。二大会連続での大記録、達成おめでとう」 大前「あ、ああ。ありがとう比良山。それと、雪村もナイスアシスト」 雪村「? 凄いことした割には、随分と落ち着いてるね?」 冷静、というよりもどこかぼんやりとした雰囲気の大前に、雪村が疑問を呈する。 それに対して大前は、遠い目をしながらポツリと漏らした。 大前「なんていうか、妙に現実感が薄くってさ……二年前の今頃はさ、ほら、お前とも喧嘩中だったろ。 チームじゃベンチにも座れなくって、外からこの決勝の光景を見ることしかできなかった」 雪村「……。そうだね、そんな時期もあったんだね」 大前「それが今や……この大舞台で、キャプテンマークなんか巻いて、お前のアシストで、俺が全試合ハットトリック。 なんか、急に周りの風景が夢みたいに見えて……。 次の瞬間には、家の布団で寝ぼけてるところを早瀬さんに電話で叩き起こされて、気付けば二年前に逆戻りしてるんじゃないかって。 なんか、上手くいえないけどそんな感じがして、さ」 そんな茫洋とした不安感を吐露する。それに対して、彼の仲間たちは――
[398]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/06/01(金) 23:25:35 ID:??? 比良山「……はははっ。物事が上手く行き過ぎて、逆に怖くなってきたか?」 雪村「もうっ! 大前くんって、相変わらず妙な所で気が小さいんだなァ」 本多「やれやれ、まるでボーナスの給料袋を前に、畏まってしまったサラリーマンの様じゃないか。ぷくく……」 達也「だはっ! だーはっはっはっはっ! く、苦しい! 腹が痛いってのに、笑わせんなよ兄貴! 急に真面目腐ったと思ったら、何かポエムみたいなこと言い出してっ! や、やめてー! 本当に腹に響くーっ!」 ――大爆笑だった。 大前「ええっ!? い、今のは笑うところか?」 水守「え、えーっと……」 宇津木「ここはしっかりと正直に言ってやるべきそうするべき」 末松「まったくもう〜! 夢みたいって言うなら〜、俺がFWじゃなくCBやってる方がよっぽど悪い夢みたいだよ〜!」 渡会「大前、お前さ……笑いを取る時は今みたいに天然で行け。去年のあのときみたいに、狙い過ぎると駄目なタイプだよお前!」 輝林「ふ、ふふふ……」 大前「輝林っ、お前もか!?」 ゴールを決めた感想を素直に述べただけでこの有様。記録達成の感動とは別の意味で泣きたくなる。
[399]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/06/01(金) 23:27:41 ID:??? 村「大前さん、妙な所で格好付かないスねェ」 比良山「ふふふふふっ、浅村も言うじゃないか。……まあ、あえて真面目に返すとしたら、そんなものは杞憂だ。 お前は二年前と同じ、時々大ポカをやらかし、その度に気の毒なほど落ち込み、周りに尻を叩かれながらボールを蹴る馬鹿野郎だ」 大前「おい、真面目に返してそれかよ?」 比良山「だがなァ――それでも愚直に失敗を取り返し続け、ついには挽回どころか想像以上の大逆転をやってのけた。 馬鹿は馬鹿でも、無理難題をクソ真面目にやってのける稀代の大馬鹿。それがお前の本質だよ、大前」 すっと透き通った目で比良山が大前を見る。 比良山「何も不思議がることは無い。昔と同じことをしただけさ。 県外からひょっこり現れた、ちょいと背が高いだけの一年生が、三ヶ月で練習試合のスタメン。 そこで派手にやらかした落ちこぼれが、秋季地区大会では決勝でハットトリック。 夏の予選の決勝で一本も決められなくて半べそだった小僧が、一ヶ月後には全国得点王だ。このゴールも、それと同じなんだよ」 大前「今までと、同じ……」 相棒の言葉に、蟠っていたしこりの様なものが、ストンとあるべき場所に落ち付いた、気がした。
[400]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/06/01(金) 23:29:26 ID:??? 雪村「失敗する度に、それ以上に取り返す男……か。そのジンクスが本当なら、来月には一番大事なものがあるよね?」 本多「全国の優勝旗……去年取り逃がした、一番大きな目標だ。大仕事になりそうだなあ、キャプテン」 大前「そう、だな。……ははっ! 本当に何を馬鹿みたいなこと言ってたんだろ、俺。 夢見たような気分になるには、まだ早過ぎる。俺たちが果たさなきゃいけない夢は、まだ先にあるんだ!」 遠ざかっていた現実の景色が、しっかりと色づいて帰ってくる。 夏の太陽。芝から匂う草いきれ。熱い、熱い風の感触。 その全てが、まだ何も終わっていないことを告げていた。 そう―― 大前「俺たちの戦いは、これからだ!」 長 谷 部 「 そ し て 試 合 も こ れ か ら だ よ 馬 鹿 野 郎 ー っ ! ! 」
[401]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/06/01(金) 23:30:29 ID:??? 大前「…………あ」 長谷部「何を『感動の最終回! 作者の次回作にご期待ください!』みたいな気分に浸ってやがるんだ! まだ試合は半分残ってるぞ! 前半だって、まだロスタイムがあるぞ! こんちくしょー!」 染岡「お、落ち着け長谷部。またハットトリック決められて悔しいのは分かるから。な?」 池垣「ひとまず深呼吸、深呼吸をしようぜ! ゴールキーパーは冷静でいなくちゃ、だろ?」 長谷部「何が『失敗する度に取り戻す男』だよー! 俺の方こそ、お前に点を取られまくった三年間をどう取り返せってんだー!?」 盤成「あのー、すみません。これ、一応俺のデビュー戦なんです。それを終わった気になられちゃうのは、そのー……」 審判「鳴紋中の諸君。記録達成に浮かれるのは分かるが、彼の言った通り試合中だ。前半はまだ終わっていないから、守備位置に」 大前「あ、はい……。すみません……」 小さくなって、審判に頭を下げてから、小走りにハーフウェーラインの向こうへ駆け出す。 その途上、比良山と雪村がポンポンと肩を叩いて来た。 比良山「ほーら、さっそくまたやらかしたぞ」 雪村「やっぱり大前くんは大前くんだね!」 大前「いや、これ、お前らも連帯責任だろー!?」 結局のところ、どれだけ強くなっても、どれだけ記録を重ねても、大前良は大前良である、と言う話であった。 どっとはらい。 大前「……なーんか納得いかない」
[402]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/06/01(金) 23:31:44 ID:C8s3KbTw ※ 幻想ポイントが111のぞろ目になりました。何かが起きるかもしれません ※ 先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。 ★ゾロ目が偶然できると崩したくなくなる小市民な私→ !card=★ カードの絵柄で結果が変化します ダイヤ・111にちなんで各マークのA → 幻想ポイント+5! それ以外 → 特になにも無し JOKER・111にちなんで各マークのJ → 幻想ポイント+10
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24