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【行く者】キャプテンEDIT36【残る者】
[89]森崎名無しさん:2012/05/28(月) 23:50:31 ID:??? 確かに多少歪になっているけど、この試合はこのままの流れでもいいと思う。 ワンパターンな攻めも見方を変えれば、ほかの攻撃パターンを温存しているとも見て取れるし。 それに引き気味の相手に対してミドルシュートを打つのは戦術的におかしいわけではないし。
[90]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/05/29(火) 00:31:42 ID:??? 遅くなって申し訳ありません、本日の投下です ……いつものことながら、埋めネタは遅くなりそうですorz ★金成→ドリブル 55+ クラブ5 =60★ ★大前→タックル 64+ クラブ6 =70★ -2≧ 鳴紋中ボールに … 交通安全お守りの効果発動! ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 金成「どけ……どけ、どけ、どけっ!!」 大前「おいおいっ!? 本当に前が見えてるのかお前!?」 尋常ではない殺気を撒き散らしつつも、心ここに在らずという風情の金成。 彼は今、追い詰められていた。 一年目の夏、相手エースを負傷に追い込む謀略でもって出場した全国大会。緒戦で南葛相手に大敗を喫し、全国の壁を知った。 ……それはいい。あの大会は金成にとって初めての全国大会。未体験の領域故に、敗北も一つの糧と受け入れる余地があったと言える。 金成は自分の才能を信じていた。 あの敗北は、自分が腕を磨くのを怠った所為だ。夏に感じた壁は、所詮壁。己の力が本領に至れば、破ることも越すこともできる、と。 金成(そうだ、あの敗戦から俺は変わったはずだ……今までのような、井の中の蛙じゃないっ!) だが、その年の秋に状況は一変する。夏にはほぼ自分のみで崩せた鳴紋中。相手主力の一人が、自滅の末にレッドカード退場。 そんな有利な条件を揃えておきながら、結果は0−5の完敗。 その後も二年目夏1−4、同じく秋1−6と鳴紋中に圧倒され続けて、とうとう中学最後の夏を迎えてしまった。 おまけに鳴紋中は自分たちを倒して進んだ全国にて、堂々の長野県勢初の決勝進出まで決めてみせる。
[91]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/05/29(火) 00:32:51 ID:??? そして今や、最後の決戦でも前半だけで0−2と敗色濃厚である。 金成(だからおかしいだろ? この状況は!? どうしてなんだ! 俺は強くなったはずなのに、何故また負けそうになっている!? それに相手は、俺の策で――えっ?) そう、鳴紋中は金成の策によって大きく戦力を殺がれている。 .・ .・ .・ .・ .・ ・ .・ ・ ・ ・ ・ 二年前の夏と同じように。 金成(な、なんだ? つまり、俺は――本当は何も変わっていない? 小豆沢を負傷させて、全国出場を掠め取った時と? 敵わない相手を策で葬って、その後に馬脚を現したあの時と?) ……思考が停止する。 考えるな。それ以上考えてはいけない。 その事に気づいてしまえば、今日までの全てが崩れ去る。 大前「……おいっ! 何なんだよ、お前は!? いきなり突っ掛けてきたかと思うと、今度は棒立ちか!?」 金成「――はっ!?」 気がつくと、ボールは足元に無かった。思考が停止した隙に、大前が奪っていったのだった。
[92]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/05/29(火) 00:33:55 ID:??? 金成「お、大前――」 女子アナ「ああっと、どうしたことでしょう!? 清栄の10番くん、あっさりとボールを奪われてしまいましたっ!」 染岡「ば、馬鹿っ! 何をやっているんだ金成ィ!?」 大前(試合前の勝ち誇ったような顔に、押され始めてからのこの混乱。やっぱり末松たちが思った通り、お前が犯人だったんだな……) 金成(な、なんだよ大前? その憐れむような顔は? 可哀そうなもんでも見る様な眼は!?) 試合前の妨害が金成の手によるものだという疑惑を、完全に確信に変えた大前の表情。 その顔に、金成はカッと頭の芯が熱くなる。 金成(お、お前なんかが……氷潤程度にてこずってたお前が、何度もシュート決められなくて泣きそうになってお前なんかが……っ! お、俺を、俺を俺を俺をぉ!!) そして、クルリと背を向けて攻めに掛かる。まるで金成と言う人間を、完全に見放したかのような所作である。 少なくとも、背中を見せられた金成にはそう見えた。 ――ブチィ!! 金成(お前ごときがっ! 俺を見下してるんじゃねえっ!!)
[93]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/05/29(火) 00:34:57 ID:??? 激昂した金成は、その背に向かって飛びかかろうとする。 バックチャージの恐れも何も、全てが金成の頭からは消え失せていた。 気付きかけたアイデンティティの揺らぎ。崩壊寸前のプライド。 精神の動物的根源から沸き起こるそれらが、人間的な理性を怒涛の如く洗い流していった。 金成「死ィ――」 だが、その瞬間。 金成「(ペチッ!)――ねっ?」 顔面に何か軽いものがぶつかった拍子に、金成はたたらを踏んで踏み止まった。 その隙に大前は、金成の射程外に出てしまう。 金成は、呆然とそれを見送りつつ、顔にへばりついた何かを引き剥がした。 金成「何だこりゃ……? お守り?」 場末の神社で売っていそうな、ちゃちなお守り。 大前が何かの拍子に落としたのだろうそれが、何の偶然か金成の顔面に当たり、凶行を寸での所で食い止めたのだった。 ※ 交通安全お守りが効果を発揮し、力を失くして消滅しました ※
[94]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/05/29(火) 00:36:04 ID:??? 雪村「大前くん、金成の様子が変だったけど、どうしたのさ?」 大前「……さあな。大方、小細工を弄しても負けそうになってるから、パニクってるんだろ」 汚い手で中学生活における県内最後の試合を穢された思いが、いきおい大前の語調を荒くする。 比良山「ということは――」 宇津木「や、やはり金成だった! き、汚いな流石清栄きたない……(グキュルキュル)」 あの金成が下剤騒動の下手人だという疑惑。限りなく黒に近い灰色が完全な黒であったと確信し、憤りを深める一同。 大前「胸が悪い気持ちになるが、今は試合が優先だ。とりあえず、清栄から3点目を取る。その方法は――」 染岡「おい、大前っ! 金成に何があったって言うんだ!?」 江藤「そんなことはどうでもいい! 大前を倒すチャンスだ!」 池垣「……何か裏があるみたいだが、お前をこれ以上攻めさせられないのには変わらないぜ!」 金成のフォローの為に進出していた、清栄のスリーボランチが大前の前に立ちはだかる。 大前「――コイツらを何とかしてから考えよう!」
[95]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/05/29(火) 00:37:11 ID:wjOl1DfA 先着4名様1行ずつで以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。 【攻撃】 ★大前→ドリブル 64+!card=★ 【守備】 ★染岡→タックル 51+人数補正-軽傷治療済(+-0)+!card=★ ★池垣→タックル 49+人数補正(+1)+!card=★ ★江藤→タックル 49+人数補正(+1)+!card=★ 攻撃側 - 守備側の数値の差で分岐します 2≦ 大前がドリブル突破 1= 雪村がフォロー 0= こぼれ球の奪い合いに ランダム -1= 上遠野がフォロー -2≧ 清栄学園ボールに 【備考】 ドリブル対タックルは接触プレイです。両者のカードがクラブで一致した場合、カードの数字の低い方の反則になります。 大前のカードがダイヤの時【ダブルヒール(+5)】が、ハートの時【華麗で強引なドリブル(+4・吹っ飛び係数2)】が、 スペードの時【頭脳的なドリブル(+4)】が発動します。 スキル・フェアプレイ精神により大前は反則を犯さず、替わりに反則の条件を満たした時は-3のペナを負います。 スキル・ダイヤジスタにより、大前がダイヤのA〜3を引いた場合はKに、4〜6を引いた場合はJに変化します。
[96]森崎名無しさん:2012/05/29(火) 00:37:21 ID:??? ★大前→ドリブル 64+ クラブQ =★
[97]森崎名無しさん:2012/05/29(火) 00:37:27 ID:??? ★大前→ドリブル 64+ クラブJ =★
[98]森崎名無しさん:2012/05/29(火) 00:37:29 ID:??? ★大前→ドリブル 64+ ハートA =★
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0ch BBS 2007-01-24