※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
異邦人モリサキ
[395]傍観者 ◆YtAW.M29KM :2012/06/17(日) 12:27:01 ID:??? うーん、個人的には更新スピード早いほうがうれしいので、痛し痒し。 CPとEPの使い方は、とりあえず自分は「常にCP5は残るように」と考えてる。振り直しがしたいw
[396]森崎名無しさん:2012/06/17(日) 18:38:07 ID:??? たしかに一番悪いマークが出たらリドローしたくなりそうだ。
[397]森崎名無しさん:2012/06/17(日) 18:59:58 ID:??? 【数値加算】も有るしね。
[398]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/18(月) 01:16:29 ID:??? 皆様、ご意見ありがとうございます。 >>391 はい、年単位で時間のかかる設計にはしておりません。 元々は周回プレイを視野に入れたシステムなのですが、物語性の強化という 語り手側のエゴで、シナリオ面がかなり増量されているのが現状です。 >>392 期限を短く区切っても、更新のできる時間はどうしても夜22時以降となってしまうのが 悩みの種ですね……。 重要な選択についてはもちろん丸一日に近い期限を設けておりますが、 それでも生活時間帯によっては厳しいという方もいらっしゃるでしょうし その辺りについては随時ご意見をお待ちしております。 >>393 更新回数が増えれば獲得機会も増えますが、特定の時間でしか参加できないという プレイヤーの方にご迷惑をおかけしてしまうんですよね……。 >>395 一日二更新、となると22〜23時頃に前日夜の選択からの続き。 そこから0〜1時頃までで区切った小選択……という形も考えられますが、 主に私の技量の問題で足踏みをしております。 CP/EPはそれぞれの方針が色濃く出る部分かと思いますが、 まず最初の戦争モードで様子を見てみるのも一手かと。
[399]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/18(月) 01:17:32 ID:??? *D26.5 フレーバーテキスト ◎ダナン返還問題 熱心に新聞の活字を追っていた森崎有三が思わず声を上げたのは、五月十四日の朝である。 「きな臭くなってきやがった」 『朝から物騒なことを言わないでよ……もう。で、何があったの?』 小さな眉をしかめるピコに、森崎が新聞から目を上げて答える。 「戦争の臭いだよ」 『戦争? ……でもプロキアって王様が変わっちゃったから、もう戦争しないんじゃなかった?』 「ま、王じゃねーけどな。そういう流れにはなってた」 言って僅かに渋面を作る森崎。 「このまま終戦……てんじゃ、こちとらおまんまの食い上げだからな。焦ったぜ」 『月のお給料はもらえるじゃない』 「違約金で契約解除って線が濃かったんだよ。そもそも俺らは何でこの国に来たと思ってんだ」 『何で、って……あ』 何かに気付いたようなピコに、森崎が頷く。 「そうだ。このドルファンは戦果次第じゃ傭兵だって騎士として取り立てるって触れ込みなんだよ。 だからわざわざこんな南の果てまで来たんじゃねえか」 『そっか、戦争がなくなったら……』 「賃金はあっても、仕官のクチはねえ」 『ど、どうするの?』 「そこで、こいつよ」
[400]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/18(月) 01:18:34 ID:??? 言った森崎が、手にした新聞をぱんと叩く。 見出しには、『ヴァルファ=プロキア会談破談』との文字が踊っていた。 「いいか? まず、今月の頭のことだ」 『うんうん』 「ゲルタニアの首相選挙が終わって、いつも通りコールっておっさんが勝った」 『ゲルタニアって、お隣の国だよね』 「そうだ。プロキアとも国境を接してる」 ドルファンの北東に位置するゲルタニアは十数年前に共和制へと移行した軍事大国である。 両国の間にはベルトニア山脈が聳えており、隣国とはいえ人的交流はそれほど多くはない。 政治的関係は、共和制移行の際に生じたゲルタニア=プロキア戦争にドルファンが ゲルタニア側として参戦した経緯もあって比較的良好である。 ベンヤミン・コールは現職の首相であり、共和制移行以来、実に四選を果たしていた。 『で、そのゲルタニアのおじさんがどうしたの?』 「ああ、そのハゲが余計なことを言い出したんだ。ゲルタニアはドルファンとプロキアの 休戦問題の早期解決を期待しており、仲介の労をとる用意もある、ってな」 『どういうこと?』 「要は、お節介を焼いてこの戦争をちゃんと終わらせてくれるってのさ」 『ふうん。いい人だね』 「だーかーら、そう簡単に終わっちゃ困るんだっての!」 『あ、そうか。……ひゃ!』 宙に浮かぶ小さな妖精が、悲鳴と共に天井近くまで舞い上がる。 指で弾こうとした森崎の手から逃れたのだった。 『何するんだよ、キミ!』 「話、戻すぞ」 『もう!』 ぷりぷりと怒ってみせるピコの様子を気にした風もなく、森崎が話を続ける。
[401]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/18(月) 01:20:55 ID:??? 「で、このゲルタニアの表明に乗っかったのがプロキアのヘルシオ公だ。 まあドルファンは賠償金だのをやたらとふっかけてたからな」 『戦争したいの?』 「駆け引きってやつだろ。取れるとこからは徹底的に搾り取ろうとするのが政治ってもんだ」 『ひどーい』 「ヘルシオ公はとにかく休戦の話し合いを前に進めたいってんで、せっかく雇い入れた傭兵団、 ヴァルファバラハリアンに改めて渡りをつけた。 まあ連中がダナンに居座ってちゃ、まとまる話もまとまらねえからな」 口を尖らせるピコを無視して言った森崎が、手にした新聞をもう一度掲げてみせる。 「その結果が、こいつよ」 『……破談?』 「そうだ。ヴァルファは雇い主のプロキアから要求されたダナン撤収を断りやがった。 何を考えてるんだか知らねえが、違約金を吊り上げようって腹かもな」 『プロキアも大変だねえ……』 「まあな。つっても、元々向こうから仕掛けてきた戦争だ。自業自得ってもんだぜ」 肩をすくめる森崎。
[402]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/18(月) 01:23:22 ID:??? 「何にせよ、相手はただの傭兵団じゃねえ、全欧最強のヴァルファ様だからな。 ドルファンもプロキアもこいつを無視して話は進められないってわけだ」 『ど、どうなるの……?』 「話し合いで終わりかけてたところに、カネと剣とが割り込んできたのさ。 一戦交えて白黒つけなきゃまとまらねえって雲行きだぜ」 『う〜ん……』 「納得いかないか? つっても、これが俺らの生業だからな」 そうして、事態は概ね森崎の想像通りに推移することとなる。 五月十七日、プロキアはヴァルファバラハリアンとの契約を破棄。 ダナン撤収に応じない場合は武力行使も辞さないとの姿勢を打ち出す。 これに対しプロキア側の対応を非難するヴァルファはダナン占拠の維持を強行、 ダナンを巡る情勢は一気に緊迫の度合いを増していくのだった。 ******
[403]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/18(月) 01:24:26 ID:??? *D26.5 訓練選択 「貴様らも知っての通り、ヴァルファの連中はプロキアの意向を無視してダナンに居座っている! これがどういう意味だか、わかるな!」 荒野に響き渡るヤング・マジョラムの大音声も、既に耳に慣れてきた感がある。 整列した三百の傭兵を前に朝の訓示を行うヤングが、大きな身振りで傭兵たちを指し示すと、 一拍を置いて続ける。 「そうだ、貴様らが地獄に叩き込まれる日が近づいてきたということだ! 一日でも長くこの世を楽しみたいなら、一層の訓練に励め! 以上だ!」 *** 『それで、今月は何をするの?』 森崎有三 称号:気のいいヒガシの山の仲裁屋 現在のガッツ:110 剣術・馬術・体術・魅力・礼法・墓守・休憩の中から『二種類』選んで下さい。 同じ訓練を二つ選んでも構いません。 その際【選択理由】を必ず付記していただくようお願い致します。 期限は『6/18 23:00』です。 ***
[404]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/18(月) 01:26:28 ID:AtiYrq+w 他所のお国事情、実は中盤から終盤にかけて森崎の運命に大きな影響を及ぼします。 といったところで、本日の更新はこれまでとさせていただきます。 夜遅くまでのお付き合い、ありがとうございました。 それではまた、次回更新にて。
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24