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異邦人モリサキ
[404]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/18(月) 01:26:28 ID:AtiYrq+w 他所のお国事情、実は中盤から終盤にかけて森崎の運命に大きな影響を及ぼします。 といったところで、本日の更新はこれまでとさせていただきます。 夜遅くまでのお付き合い、ありがとうございました。 それではまた、次回更新にて。
[405]さら ◆KYCgbi9lqI :2012/06/18(月) 10:09:44 ID:??? 剣術・魅力 まず戦争が近いと思うので攻撃力と守備力を強化出来る剣術を選びました。 前の訓練選択の時に言われてたんですが魅力というのは重要なものだというので序盤に上げておこうと思いました。
[406]◆W1prVEUMOs :2012/06/18(月) 19:47:26 ID:??? 体術・魅力 最初のうちは目に見える成果が出るまで同じ訓練を繰り返した方がいいかと思い
[407]ノータ ◆JvXQ17QPfo :2012/06/18(月) 20:36:34 ID:??? 体術・魅力 理由:上と同じような感じ。 それとこの戦いは、死なない、逃げない、負けない戦いをしないとまずいからね 回避と防御に特化したら序盤は楽になりそう
[408]◆9OlIjdgJmY :2012/06/18(月) 22:01:13 ID:??? 体術・魅力 前回、とてもよい判定結果ならスキル習得かもとおっしゃっていたので ポイントの蓄積で習得できる仕組みなら、今回まず間違いなく習得できるから。
[409]Q513 ◆RZdXGG2sGw :2012/06/18(月) 22:43:53 ID:??? 体術・休憩 体術のスキル狙い。それと、ガッツも多いほうがいいんじゃないかと
[410]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/19(火) 03:38:53 ID:??? 皆様、ご回答ありがとうございます。 それでは早速、>>403の選択については…… >>407 ノータ ◆JvXQ17QPfo様の回答を採用させていただきます! 目的意識のはっきりした育成方針の提案、ありがとうございます。 CP3を進呈いたします。 ただ次回からは、他の方と似たご回答でもご自身の言葉でお願いいたしますね。 同様にスキル取得を意識された>>406 ◆W1prVEUMOs様、>>408 ◆9OlIjdgJmY様も CP1を進呈いたします。 >>405 はい、戦争の足音は迫っています。 そろそろ攻撃力のアップも意識していきたいですね。 >>409 そうですね、休憩はとても重要です。 戦争が起こる月にはその旨が告知されますので一応の回復は可能ですが、 イベント内で突発的な戦闘やガッツの上下が発生することも多いので ギリギリを維持するのは非常に危険ですね。
[411]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/19(火) 03:39:54 ID:??? *** 「なあ、ヤングのおっさん」 「教官と呼ばんか! モリサキ、貴様は今日明日の基礎訓練を倍にしろ!」 汗まみれの森崎がヤング・マジョラムをつかまえて尋ねたのは、とある昼下がりのことである。 耳どころか下腹にずしんと響く大声を受けながら、森崎は平然と肩をすくめてみせる。 「はン、いつものことじゃねえか」 「……俺も段々と、貴様に懲罰を与えているのか特訓をしてやっているのか分からなくなってきた。 で、何だ。気になることでもあったか」 眉根を寄せるヤングに、森崎が視線で遥か彼方を示す。 「や、あちらさんは何をやってんだと思ってよ」 「あちら……? ……む」 つられて見やったヤングが、途端に渋面を作る。 荒野の向こうにあったのは、きらびやかな一団の姿であった。 遠目にも分かる、選びぬかれた駿馬。 それにまたがるのは種々様々な趣向を凝らし、しかし一様に陽光を反射してぎらぎらと輝く 銀細工と思しき鎧を纏った男たち。 周囲には馬の口を取る者や馬上の男たちに何かを命じられて走っていく者、或いは大量の荷を背負って 側に控える者たちなど、おそらくは馬上にある男たちの従卒と思しき取り巻きが溢れていた。 「……気にするな。訓練を続けろ」 「って、言われてもよ……こないだまであんなの、いなかっただろ」 食い下がる森崎に、ヤングが大きくため息をついて重い口を開いた。
[412]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/19(火) 03:41:40 ID:??? 「……彼らは自由騎士だ。訓練は義務ではない」 「自由騎士……?」 耳慣れない言葉に森崎が首を傾げる。 つい最近どこかで聞いた気もするが、思い出せない。 少なくともこれまで渡り歩いてきた各国には存在しない階級だった。 そんな森崎に、ヤングが説明を加える。 「自身で騎士の称号を得たわけではなく、また軍属としての階級も持たない世襲の騎士のことを、 我らがドルファンでは畏敬を込めてそう呼んでいる」 その口調に込められていたのは、無論のこと畏敬などではない。 明らかな侮蔑。 そしてまた我らが、と口にしたときに滲むのは、諦観であった。 同時に、そこまで言われてようやく森崎の脳裏に浮かぶ記憶があった。 夜を纏うように現れ、自らを自由騎士と名乗った男。 「……ジョアン・エリータス」 「ん? 奴を知っているのか?」 「……」 にわかに表情を険しくした森崎の無言をどう取ったか、ヤングが続ける。 「エリータス家はドルファンの西、エローという都市を所領に持つ大貴族でな。 武門の代表として王室会議……この国の政治の中枢にも名を連ねる、名家中の名家だ。 官僚や宮廷貴族を束ねるピクシス家と並んで『旧家の両翼』などと呼ばれることもある。 ジョアン・エリータスは、現当主の三男だ」
[413]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/19(火) 03:42:55 ID:??? 華々しく並ぶ言葉の数々を聞いた森崎が、ボソリと漏らす。 「さしずめ老中の子……ってとこか。道理で偉そうなわけだ」 「ロージュー? 何だそれは」 「いや、こっちの話だ。続けてくれねえか」 呟きを耳にしたヤングが怪訝そうな顔をする。 森崎が小さく首を振って、先を促した。 「……まあ現当主といっても、聖騎士として名を馳せた奴の父親は既に他界しているから、 いま家を切り盛りしているのはその妻、つまりジョアンの母であるエリータス卿夫人だ。 女傑と呼ばれる方だが、ジョアンのことは猫っかわいがりしていたらしいな」 「カネもコネも使い放題ってわけだ」 「……」 無言のまま、ヤングは大きな傷痕の走る左の片眉だけを上げる。 それは森崎の言に対する、明快な肯定であった。 「そんなわけで、ジョアンという男は自由騎士どもの中心……ある意味では その象徴とも言える存在だ。わかったら訓練に戻れ」 「つまり、だ。大貴族サマのボンボンが、似たような脛かじりどもを集めて 七光りで騎士ごっこをしてるってことだろ」 「お前は……」 引き下がらない森崎に、ヤングが天を仰ぐ。
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0ch BBS 2007-01-24