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異邦人モリサキ
[568]源氏 ◆rLDAH8Hy8Y :2012/07/03(火) 00:27:55 ID:??? CPを使うの初めてなのでこれで良いのか分かりませんが >>566の二番目にCP3を使用して77に+5で82にすると大成功に出来るのかな? 合っていたらCP3使用でお願いします。
[569]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/03(火) 00:32:00 ID:??? >>567,568 はい、両宣言とも承りました。
[570]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/03(火) 02:01:33 ID:??? *** 皆様、ご回答ありがとうございます。 それぞれEP1を進呈いたします。 *訓練結果 前半(剣術)1 07 + 66 + 13(+10) = 成功2 失敗1 前半(剣術)2 97 + 77(+5) + 28 = 大成功2 成功1 →大成功2 成功3 失敗1
[571]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/03(火) 02:02:34 ID:??? //剣術訓練 「百九十一、百九十二、百九十三―――」 汗の臭いと熱気の充満する屋内訓練場に谺するのは、数をかぞえる声である。 ぶうん、と風を切る音が響くたび、その数は増えていく。 「……うへえ。モリサキのヤツ、気合入ってるなー」 「出撃が近いという緊張感の現れだ、お前も見習え」 遠くからはそんな仲間たちの声が聞こえる。 しかし、剣を振るう森崎の精神はそれほど研ぎ澄まされているわけではない。 むしろその内心は焦りに乱れ始めていたのである。 走り、投げられ、悪夢の如き筋肉痛と戦い続ける内に身体は少しづつ元の通り動くようになってきた。 しかし剣の勘はまだまだ戻っているとは言い難い。 これで戦えるのか、幾多の敵と刃を交え、いくさ場から生きて戻れるのか。 焦りは迷いを生み、迷いは剣筋を鈍らせ、鈍った剣筋がまた焦りを呼ぶ。 そんな悪循環から目を逸らすように、森崎は闇雲に剣を振るっていたのである。 腕が軋む。肩が痛む。背筋が引き攣る。しかしそれ以上に、胸の奥に澱む何かが、重かった。 「―――そこまでだ、モリサキ」 数が三百を超えた頃、彼を止めたのは鋭く重い声。 主任教官、ヤング・マジョラムであった。
[572]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/03(火) 02:03:36 ID:??? 「……」 「そこまでだ、と言っている。これは命令だ」 ちらりと目線を動かしただけで再び素振りを再開しようとした森崎を、ヤングが重ねて止める。 「邪魔すんなよ、ヤングのおっさん。……ほら、おっさん呼ばわりしたぜ。 懲罰でもう三百ばかし追加だ、文句はねえだろ」 「お、おいモリサキ……」 「少しは口を慎め、相手は上官だぞ」 「構わん、フロレンシオ、コンセイソン。貴様らは自分の訓練に戻れ」 険悪な空気に、さすがに割って入ろうとするネイとトニーニョ。 それを制したヤングが、大きくため息をついて森崎を見やる。 「そんなに懲罰が食らいたいか」 「ああ、地獄の特訓とやらをお待ち申し上げてるぜ」 「そうか」 頷いたヤングが、その大きく傷の入った左目だけを見開いて、森崎に命じた。 「……モリサキ。貴様に謹慎を命じる」 「な……なにィ!?」 思わず絶句する森崎に、ヤングはすぐに背を向けて歩き出そうとする。 「話はそれだけだ。分かったら宿舎に戻れ。メシは部屋に届けさせる」 「な……おい、待てよ! 待てって、おっさん! 何で謹慎なんだよ! ふざけんな!」 「馬鹿者! やめろモリサキ!」 「お前、何しようとしてるのか分かってんのか!」 「さすがに剣持って上官にバックアタックは、ちょっとシャレになんないよ〜」
[573]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/03(火) 02:04:54 ID:??? 詰め寄る森崎を、今度は傭兵たちが身をもって止める。 そうしなければ何をしでかすかわからない、それほどの剣幕であった。 (畜生……もう少しで何かが掴めそうだったのに……! 畜生……!) 数人がかりで取り押さえられながら、森崎は歯噛みするのだった。 ※剣術が上がりました。 ガッツが20下がりました。 //休憩 「クソッ……復隊は明日だと!? 身体がなまりきっちまうぜ、あの傷モノ野郎!」 『……ようやく悪態をつく元気は戻ってきたみたいだね』 森崎の声の他には物音一つしない部屋の中で、ピコがふわふわと退屈そうに舞いながら言う。 「俺は最初から元気だぜ。そうでないように見えたなら、剣を振れないからかもな」 『よく言うよ。謹慎って言われたその日はベッドに倒れて動けなかったじゃない。 無理しすぎたっていい結果は生まれないよ』 「チッ……このせいでくたばったら、あの野郎の枕元に化けて出てやるぜ」 『じゃ、このおかげで生き延びられたら教官には死ぬほど感謝しないとね』 営倉にぶち込まれないだけでもありがたいと思え、と告げたヤングの差配で 愛剣から遠ざけられてはや一週間。 酷使しすぎた身体と精神を休めた森崎が、再び鍛錬の日々に戻ろうとしている。 ※ガッツが100回復しました。 ******
[574]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/03(火) 02:05:54 ID:??? *D26.6 訓練所イベント 「―――貴様らが外国人傭兵か! なるほど、聞きしに勝るとはこのことだ。 あまりに貧相で、俺としたことが不覚にも驚かされたわ!」 そんな声と共に下卑た笑い声が響いたのは、森崎が復隊した数日後の昼下がりである。 何だなんだ、と耳目を集めたのは一人の男だった。 晴天の下にぎらぎらと輝く白銀の板金鎧。 初夏の太陽に照らされて陽炎すら揺らめかせるその表面には精緻な獅子の彫刻が刻まれ、 瞳の部分にはご丁寧に象嵌すら施されている。 「……自由騎士か」 ジョアン・エリータスの凍り付くような殺気どころか、港で対峙した棒使いにも遠く及ばないであろう 気構えのない顔つきを一目見るなり、関わるのも馬鹿馬鹿しいとばかりに踵を返そうとする森崎。 そういえば午前中には遠くでまた馬上槍試合の大会が開かれていた気がする。 参加者や従卒は三々五々解散したようだったが、まだ残っていた物好きな、あるいは暇を持て余した者が 傭兵たちの訓練する一画にふらりと立ち寄ったようだった。 『放っといていいの?』 「金持ちの洟垂れ相手にしてる暇なんざねえよ。こちとら遅れを取り返さなきゃならないんだぜ」 『ま、それもそうだね……って、何か騒いでるよ?』 ピコの言う方へと目をやれば、その中心にはやはり無闇にぎらぎらと輝く鎧姿がある。 小脇に兜を抱えた男が、座り込んだ傭兵の一団に近づくと、あからさまな侮蔑を込めて何かを言ったようだった。 ざわり、と空気が変わる。 言われた男たちの目が次第に据わっていくのが、遠目からもわかった。 貧乏人、だの、捨て駒、だのといった単語が、風に運ばれて切れ切れに聞こえた。
[575]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/03(火) 02:07:03 ID:??? 『ちょっと、雰囲気よくないね』 「……面倒なことになりそうだな」 男たちが、目配せをし始める。 白銀の鎧の男はまるで気付いた風もない。 森崎からも離れた場所にたむろしていた男たちが、座り込んだ一団を、ひいては白銀の鎧の男を 遠巻きに囲むように、しかし目立たないように少しずつ動き出していた。 鎧の男は、それでも気付かない。 もう少しで包囲が完成し、人垣が周囲からその一団を隠すことに成功しようとしていた、そのとき。 「やめましょうよ〜、ねえ」 輪の中に飛び込んで気の抜けた声を上げる男がいた。 「……ネイ!? あいつ、何やって……」 森崎の驚く間もあればこそ、褐色の肌の優男はヘラヘラとおどけたように笑顔を浮かべながら、 鎧の男に近づいていく。 周囲の傭兵たちが呆気にとられる中、 「ね、旦那。いつまでもこんな辛気臭い野郎どもを見てたって面白かぁないでしょ? ささ、少しは退屈も紛れたところで、お帰りはあちらですよ、っと」 身振りを交えながらそんなことを言うネイの、褐色の手が白銀の鎧に触れた、瞬間。
[576]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/03(火) 02:08:30 ID:MmjyUQVY 「……ッ!」 ぱしん、と。 白銀の手甲に包まれた、鉄の拳が。 ネイの手を、乱暴に払った。 「気安く触るな! 折角の鎧が汚れるわ、西洋圏の―――」 愚かな男は気付いていなかった。 「―――『奴隷上がり』が!」 それが、取り返しのつかない一言であることに。 *選択 A 割って入ろうとする B 殴り飛ばす 森崎の行動としてどれか一つを選択して下さい。 その際【行動理由】を必ず付記していただくようお願いいたします。 期限は『7/3 23:00』です。
[577]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/03(火) 02:11:45 ID:??? ****** ちなみに先述通り、この世界での「西洋圏」とは新大陸を指します。 ややこっしいんですが、そこは原作の用語をそのまま使用しております。 といったところで、本日の更新はこれまでとさせていただきます。 夜遅くまでのお付き合い、ありがとうございました。 それではまた、次回更新にて。
[578]さら ◆KYCgbi9lqI :2012/07/03(火) 09:19:29 ID:??? 【ピココール】 この自由騎士を、殴った場合この塲が収まると思うか? それともこれをきっかけにコイツを皆でリンチしてしまうと言うことは有り得るだろうか?
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0ch BBS 2007-01-24