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異邦人モリサキ
[59]森崎名無しさん:2012/06/02(土) 14:35:23 ID:??? 既に してる という事実からして、不可とは考えにくいかもね。 なんでも雑談スレとかもあるし。 ここまでトリついてる人居ないけど、テストしてる人は何人か居たっぽいね。 とにかく楽しみだ・・・俺も作っておこう。参加しないで読むだけになるかもだけど。
[60]森崎名無しさん:2012/06/02(土) 14:58:40 ID:??? 積極的に参加して再判定、数値の加減算、ヒントなどのポイントを溜めるのがいいんじゃない? 再判定でも負けたら別のプレイヤーがポイントを支払って再々判定を行ったり 協力するにもポイントがいる
[61]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/02(土) 19:23:42 ID:??? >>53 現実の欧州にある程度まで準拠した世界ですので、魔法や異能は使えません。 またRPGなどのいわゆる「中世」的なイメージよりも近代寄りの時代設定になっています。 >>54 基本的にはGMが一括して管理いたしますが、ルールを掲載しているサイトに 情報として載せ、定期的に更新することで対応しようかと考えています。 >>55 悩んだ点ではありますが、雑談については名無しでも結構です。 攻略などの相談は、できればコテトリ有りでしていただければとは思っていますが。 >>56 導入に伴う質問などについてはできるだけお答えしていきたいと思っております。 プレイヤーとしてのご参加もお待ちしておりますので、是非ご検討下さいませ。 >>57,58 もちろん可、というよりも推奨いたします。 互いに情報の見落としを防いだり、多面的な考え方を楽しみながら遊んでいただければ幸いです。 ただし相談の結果をどう判断し、選択するのかは各プレイヤー個人の裁量ですので、 他のプレイヤーの判断や意見に対する否定などはご遠慮願えればと思います。 >>59 ありがとうございます。 ご参加をお待ちしております。 >>60 はい、基本的にはゲームにご参加いただければポイントが貯まっていきますので、 参加人数が多ければ多いほど総付与EPは増え、攻略難易度は下がっていきます。 そういう意味でも皆様、お気軽にご参加下さいませ。
[62]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/02(土) 19:26:54 ID:??? それでは、ゲームを開始いたします。 まずは初回のフレーバーテキストで、森崎が傭兵として降り立った地域の 現状と展望をご覧下さいませ。
[63]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/02(土) 19:28:01 ID:??? *D26.4 フレーバーテキスト ◎プロキア=ドルファン戦役 ・プロキア公国 南欧の火種、プロキアに平時なし。 他国からそう揶揄されるのが、南欧トルキア半島の中央に位置するプロキア公国である。 大トルキア帝国よりの独立以来二百年、国号を改めること実に十ニ回。 地方を治める領主の力が強く、中央集権体制を確立できなかったこの国家は、建国当初より 幾多の離合集散を繰り返してきた。 元首家の世襲による統治をよしとせず、諸侯の中で最も力の強い者がその時々の盟主として 外交権を持つという危うい体制で周辺諸国との強い政治的摩擦を生じ、また内部的にも 諸侯同士の歴史的遺恨や個人的反目、地政血縁経済宗派、凡そありとあらゆる亀裂によって 年中行事のように国内のどこかで内戦を行ってきたこの地方が、プロキア公国という枠組みを まがりなりにも維持してきたことは奇跡に近い。 その綱渡りの奇跡を現出させてきた公国歴代盟主の十八番が、外征である。 国内での政治的失策により盟主の地位が揺らぎかけたとき、ほぼお決まりのように行われるのが 威信回復を賭けた隣国への宣戦布告であった。 ドルファン、ゲルタニア、ハンガリア、ヴァン=トルキア。 過去百年に区切っても、周辺にこれまでプロキアの宣戦を受けていない国家は存在しない。 南欧の火種と呼ばれる所以である。 もとより確固たる勝算があっての宣戦ではない。 戦勝の暁には威信回復と賠償金による国家財政の立て直し、よしんば敗北するにしても参戦諸侯に 兵力的・財政的疲弊を強いることができる、いわば最後の悪足掻きとしての対外戦争。 十数年、短いときは数年に一度行われる、その宿痾ともいうべき政治手法の標的として この度白羽の矢が立ったのがプロキアの南に位置する国、ドルファン王国である。
[64]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/02(土) 19:29:41 ID:??? ・ダナン占領 ドルファン歴デュラン二十六年(以下D26年)、三月二十五日。 プロキア軍の侵攻によりドルファン王国北部の国境都市、ダナンが占領される。 王国の北方防衛拠点であるこの堅牢な都市の陥落はドルファンに衝撃を与えたが、 同時に不可解な噂が一部流通商人を通じて王都を駆け巡った。 ダナンは、無血開城したというのである。 ダナンという都市、そしてその周辺地域はドルファン王家の直轄領ではない。 ドルファンの国政を司る五家評議会の一、ベルシス家によって統治される自治領である。 慢性的に内乱と外征を繰り返す隣国プロキアと接し、幾度もその侵攻を受けてきた歴史を持つ この都市は、王都騎士団にも匹敵する精強な騎士団を有している。 そのダナンが騎士団による抵抗もなくプロキア軍による占領を受け入れたとなれば、 統治権を持つベルシス卿の真意を測りかねるのも無理からぬことであった。 ダナンに真紅の鎧を纏う一団を見た、という新たな情報が王都に齎されるのは、 この直後のことである。 傭兵騎士団、ヴァルファバラハリアン。 真紅の鎧の一団と聞いて、軍事や政治に明るい者が一様に思い浮かべたのが、この名であった。 古トルキア語で「血の河を渡る者」を意味する名を冠したこの軍団は欧州一の勇猛をもって知られ、 先のシベリア=オースティニア戦争では圧倒的不利とみられたオースティニア側に雇われて参戦するや 獅子奮迅の活躍で見事にシベリア軍を撃退し、改めてその力を全土に轟かせていた。 その全欧最強とも称えられる傭兵団がプロキアに雇用されたとなれば一大事である。 否、何かの間違いであろうという者もいた。 先の戦争での痛手もいまだ癒えきらぬであろうかの傭兵団が、南欧の小国同士の小競り合いに わざわざ乗り出してくるはずがない、と。 しかし、その楽観的観測はすぐに裏切られることになる。 三月二十七日。 ヴァルファバラハリアン―――通称ヴァルファは正式にプロキアとの契約締結を表明。 ダナン占拠の意を明らかにしたのである。
[65]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/02(土) 19:30:52 ID:??? ・プロキア内乱 D26年3月。 プロキア公国盟主としてドルファン王国に宣戦を布告したのはフィンセン公アーツである。 欧州最強と噂される傭兵集団ヴァルファバラハリアンとの契約を成立させ、これまでプロキア軍が 幾度もその出鼻をくじかれてきた頑強な国境都市ダナンを陥落させたフィンセン公の手腕は あるいは高く評価されるべきだったかもしれない―――ヘルシオ公の反乱さえ起こらなければ。 三月二十八日、ドルファン出征に騎士団の多くを南方へ移動させたフィンセン公領を急襲したのは プロキア北西部に勢力を持つ有力な地方領主、ヘルシオ公の軍である。 急報を受けたフィンセン公の軍は一斉に転進を開始。 ドルファン攻撃に参加するため前線に兵を送っていた諸侯も、内乱により変化する情勢の見極めを行うべく 次々に兵を撤収させ、手元へと戻していく。 フィンセン公はドルファン領ダナンを占拠している傭兵団ヴァルファにダナンよりの撤退と転進、 ヘルシオ公軍への攻撃を命じたが、ヴァルファは対ドルファン戦争のみが締結された契約の範囲であり、 内戦への加担は契約効力外であるとして撤退命令を拒絶。 フィンセン公は孤立を余儀なくされる。 三月三十日、趨勢の逆転は不可能と悟ったフィンセン公とその一族は隣国ゲルタニアへと亡命。 プロキアはプロキア=フィンセン公国からプロキア=ヘルシオ公国へと国号を改める。 この時点で今回のドルファン=プロキア戦役は事実上終了したかに見えた。 ヴァルファバラハリアンによるダナン占拠の継続という一点を除いて。
[66]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/02(土) 19:32:00 ID:??? ・プロキア賠償問題 前盟主であるフィンセン公を亡命させプロキアの政権を奪ったヘルシオ公であったが、 ドルファンとの講和は足踏みを続けていた。 休戦条件を巡って交渉は平行線を辿っていたのである。 いまだヴァルファバラハリアンの占領下にあるダナンの返還は勿論のこととして、 主な争点となっていたのは多額の賠償金であった。 近年のプロキアの外征失敗に対する諸国との講和に際して支払われてきた賠償額の、 およそニ倍近い金額をD26年四月頃のドルファン側は提示していた。 名目上では西洋圏(新大陸を指す)からの銀の流入による銀相場の下落によるとしていたが、 実態は誰の目にも明らかだった。 一刻も早く休戦を取り付けて国内の安定化を図りたいヘルシオ公に対し、ドルファン側は 徹底的に相手の足元を見る戦術に切り替えたのである。 両国の政治的思惑は、結果的にこの戦争を三年間もの長きに渡り継続させることとなった。
[67]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/02(土) 19:33:01 ID:??? *** ★システムメッセージ★ システムルールで説明している通り、本来はフレーバーテキストの後に訓練選択を行う手順ですが、 今月は初回ターンのため、メインイベントを前後編に分けてお送りいたします。 訓練選択はメインイベント前編が終了した後で行います。 ***
[68]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/06/02(土) 19:34:02 ID:??? *D26.4 メインイベント 『少女の騎士(前編)』 夕暮れの港を歩く男がいる。 流浪の傭兵、森崎有三である。 「ふうむ……今ここにいるから、兵舎は……あの倉庫の裏手か?」 すっかり人気のなくなった倉庫街を歩きながらぶつぶつと呟く森崎の手には、女性事務官から渡された ドルファン首都城塞の地図があった。 地図を右に回し、左に回しながら悪戦苦闘する森崎を見かねてか、ピコが身を乗り出してくる。 『ね、あたしにもちょっと地図、見せてよ』 「目の前をブンブン飛ぶな、鬱陶しい」 『何よ、人をハエみたいに! キミが地図読むの苦手だから助けてあげようっていうんでしょ!』 「……えーっと、シーエアー地区の四番通りを入って……」 『人の話を聞けーっ!』 金切り声を上げるピコを無視して、森崎が地図をためつすがめつしながら目指す兵舎の見当をつけていく。 「あー……っと、やっぱりこの向こうあたりに、俺の入る宿舎があるみたいだな」 『あたし達、ね!』 「はいはい、そうだな相棒」 『わかればよろしい』 えっへん、と小さな胸を張る妖精。 そんな相方の姿に肩を竦めてみせた森崎の耳に、飛び込んでくる声があった。 「―――いやっ! は、離して! 離してください!」
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0ch BBS 2007-01-24