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異邦人モリサキ
[666]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/13(金) 00:42:07 ID:??? 「……そ、そうだよな! ありがと、ロリィ! ロリィがそう言ってくれるのは嬉しいよ」 「うん! お姉ちゃん、カッコ良くってステキ! ロリィ、お姉ちゃんだ〜い好き!」 ロリィが、という部分を露骨に強調しながら言ったレズリーは、森崎の方を見ようとしない。 まとわりつくロリィの、ふわふわとした髪を撫でつけるようにしている。 その感覚が心地良いのか、ロリィは満々の笑みでレズリーに体重を預けていた。 そんな様子に小さく肩をすくめた森崎が、じゃあ気をつけてな、と片手を上げて踵を返そうとする、 その背中をむんずと掴むように、ロリィの声が飛ぶ。 「そうだ! ねぇ、お兄ちゃんもいっしょにお祭りに行こうよ!」 「なにィ!?」 ****** ※称号が『気のいい無難派オサレ・三級』になりました。 効果:即時、魅力+5 ******
[667]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/13(金) 00:43:24 ID:??? 何が悲しくて疲れた身体で子守なんぞ、と。 答えようとした森崎の口を閉ざさせたのは、 「……どうせあの東洋人は失敗するって」 「だよな、なら次は俺たちが行こうぜ」 耳に飛び込んできた、ひそひそとした会話である。 そっと目線だけを動かせば、何やらこそこそと打ち合わせに興じる若者たちの姿があった。 冴えない風体にどんよりと薄暗いオーラ。 いかにも女っ気に縁がなく、飢えていそうな一団である。 「……あんなマブ、祭りの日に放っとく手はねえよ」 「けどよ、コブ付きみてえだぜ。妹かなんかしらんけど、あのガキ邪魔くさくね?」 「テキトーに撒いちまえばいいだろ」 「じゃ、じゃあ……あ、あの子はオ、オラが、デ、デートする」 「ゲェ、お前ナンデスだったのかよ……もしかして、キルト人って皆そうなのか」 「一緒にすんな! コイツだけだ、コイツだけ!」 楽しそうだな、と声をかけて、まとめて路地裏に引きずり込みたい。 真剣にそう思った森崎が、大きなため息をついて口を開いた―――。
[668]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/13(金) 00:47:31 ID:ZQ9+jM+g *選択 A 「仕方ねえ……ちょっとだけだぞ」 仕方なく同行する。 B 「……祭りと聞いちゃあ、黙ってらんねえしな!」 開き直って祭りを楽しむ。 C 「子供は家に帰って寝る時間だ!」 どうにか彼女たちを家に帰そうとする。 森崎の行動としてどれか一つを選択して下さい。 その際【選択理由】を必ず付記していただくようお願いいたします。 期限は『7/13 23:30』です。 ****** 今回提示された【手段】で「礼法」も少しだけ上がっています、といったところで 本日の更新はこれまでとさせていただきます。 夜遅くまでのお付き合い、ありがとうございました。 それではまた、次回更新にて。
[669]さら ◆KYCgbi9lqI :2012/07/13(金) 15:50:18 ID:??? A男達の声が聞こえてしまった以上、用心棒代わりに付き添ってあげるってのも良いと思います。 それにロリィに興味のある男はチェックしときたいですね。犯罪者予備軍かも知れませんので。
[670]◆W1prVEUMOs :2012/07/13(金) 20:15:44 ID:??? B 狼共の会話を聞いた以上スルーはできないが、Aだと好感度上げてしまう恐れがあるので 女性問題で苦労したくないのでヒロインは一人に絞りたい
[671]森崎名無しさん:2012/07/13(金) 22:22:25 ID:??? A「疲れているけど狼どもに喰わせるわけにもいかねえか」 という現在の心境に一番合致してそうなので。 あと、ツンデレにはツンデレ気味に対抗しようということでw
[672]◆9OlIjdgJmY :2012/07/13(金) 22:24:34 ID:??? すみません、>>671に名前を忘れてました。
[673]源氏 ◆rLDAH8Hy8Y :2012/07/13(金) 22:32:59 ID:??? B 大きな声で賑やかに楽しむことで周りの注目を集め、男たちへの牽制になるかもしれない。 森崎の声を聞きつけた知り合いが合流してくれたら更に助かるかな。 当然のことだけど帰りはちゃんと送り届ける!
[674]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/14(土) 20:37:11 ID:??? 皆様、ご回答ありがとうございます。 それでは早速、>>668の選択については…… >>669 さら ◆KYCgbi9lqI様の回答を採用させていただきます! 意識されてのものかどうかは分かりかねますが、二行目、大ファインプレーです。 このタイミング、この選択肢でしか切れない鬼札をピンポイントで切ってこられた回答には正直、脱帽です。 これでロリィのワーストエンドルートは七割方回避されたのではないでしょうか。 通常のCP3に加え、+CP3を進呈いたします! また>>673 源氏 ◆rLDAH8Hy8Y様の、ここで森崎の知り合いを投入するというアイデア、いただきです。 ちゃっかり本編に反映させていただきますので、CP2を進呈いたします。
[675]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/14(土) 20:38:26 ID:??? >>670 申し訳ありません、しっかりと説明してしまうべきかを迷っている内に思わぬ誤解を 与えてしまったかもしれませんので、ここである程度補足させていただきます。 特定のヒロインと積極的に親しくなろうとせず、距離を置くような選択をされたとしても、 (あるいはもっと思い切って突き放すような選択をされたとしても)その距離感を反映したままで イベントは展開され、森崎は否応なくその渦に巻き込まれていくことになります。 また各ヒロインの出番はいわゆる「お当番回」制ですので、好感度でそのヒロインの出番が減ることや (勿論、感情の積み重ね次第で経緯は大きく変わっていくことになりますが)ルートそのものが 消滅するといったことは、原則としてないものとお考え下さい。 この辺り、もし強いご要望がありましたら詳細に説明させていただきますが、プレイヤーの皆様との 認識の齟齬を防ぐべく公開させていただくにせよ核心に近い攻略情報となる可能性がありますので、 今回はここまでの説明に留めさせていただきます。 翻りまして、女性問題のみならず人間関係での苦難は……これは申し訳ありません、本作においては 避けては通れない難関であるとお考えいただければと存じます。 戦争馬鹿に徹しようとしても、名を上げれば様々な人間が様々な思惑を持って近づいてくるものです。 >>671-672 そうですね。損な性分ですが、それが現在の森崎のいいところでもあります。 果たして、ツンデレ合戦は吉と出るか凶と出るか……?
[676]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/14(土) 20:39:30 ID:??? *** A 「……ちょっとだけだぞ」 仕方なく同行する。 「わ〜い! お兄ちゃんもいっしょにお祭りだ!」 「……チッ」 無邪気に喜ぶロリィ、そして舌打ちするレズリーの前で森崎が油断なく目を配っていたのは、 先ほどからこそこそと女漁りの相談に興じる一団である。 つまらない連中ではあったが、その中でも一人、ロリィにちらちらと秋波を送る太った男の気配は 森崎の本能的な警戒心を呼び起こしていた。 あの男、どこか良くない目をしている。 そんな根拠もない直感であったが、しかし森崎をして幾多の戦場を生き延びさせてきたのは 紛れもなくこの直感である。 「……キルト人、か」 『中東圏に近い方の人たちだよね。確か、この国では……』 「建築、それも古い遺跡だの神殿だのの修繕を専門にするギルドを仕切ってるな」 口の中で呟く森崎に、どこからともなく舞い降りたピコが答える。 この数ヶ月で目にし、耳にしてきた情報を記憶から掘り起こす森崎。 多数派を形成し得ぬ移民や少数民族は、得てして同じ業種に身を寄せることが多い。 結果的にその特定業種における人種比率が逆転し、寡占を遂げる現象もまま見られることであった。 ドルファンにおけるキルト人もまた、その一つである。
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0ch BBS 2007-01-24