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異邦人モリサキ
[757]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/20(金) 01:13:52 ID:??? 「ま、俺としちゃ言いたいことは一つだ。トニーニョにせよお前にせよ、部隊長に選ばれた暁には このネイさんのこともしっかり引き立ててくれよ?」 「ケッ、そういう話かよ」 呆れたように言う森崎だが、顔は笑っている。 「事前の根回しは円滑な人間関係のキホンってね。……ま、よろしく頼むよ。『切り込み隊長』さん!」 「調子のいいやつだぜ……まったく」 ****** ※称号が『気のいい切り込み隊長』になりました。 スキル『鼓舞』を獲得しました。 種別:部隊アクティブ 消費練度:10 効果:任意の味方一部隊の士気を+20する。 ******
[758]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/20(金) 01:14:56 ID:??? //休憩 『ねえ、今朝はこんなにゆっくりしてていいの?』 ピコが言うのへ、森崎が新聞から目を離して窓の外を見る。 日はすっかり城壁の上に顔を出し、爽やかな朝の訪れを告げていた。 常ならば早朝の走り込みや素振りに勤しむ頃合いである。 「来週にはここを発つ。いくさの本番を前に身体を休めるのも鍛錬の内さ」 『もう……休んでなんていられるかー! って、こないだは暴れてたくせに』 ピコの白眼視を無視して、森崎は新聞に目を戻す。 「プロキアがシンラギククルフォンを雇用……。シンラギ―――か」 呟いた森崎が見るのは、目前に迫った戦場か、その先の未来か。 あるいは、遥か遠い過去であったかもしれない。 ※ガッツが100回復しました。 現在のガッツ:230 剣術:68 馬術:10 体術:62 魅力:78 ATK:78 DEF:130 SPD:72 ini:14 ******
[759]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/20(金) 01:16:57 ID:??? といったところで、またもや選択まで届きませんで申し訳ないのですが、 本日の更新はこれまでとさせていただきます。 夜遅くまでのお付き合い、ありがとうございました。 戦争前最後の選択については明日の比較的早い時間に更新し、 少し長めに期限を取らせていただこうかと思っております。 それではまた、次回更新にて。
[760]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/20(金) 09:41:28 ID:??? ****** *D26.7 訓練所イベント 東洋圏の傭兵部隊シンラギククルフォンの参戦により、ヴァルファ麾下の兵団が 大幅に再編成されるのを見て取ったドルファン王室会議が王都騎士団第二、第四大隊、 および外国人傭兵大隊に出撃準備の命を下したのは、七月十日のことである。 「―――整列、点呼!」 大音声に応じるように隊列が組まれ、数を数える声が山びこのように谺していく。 夏季には珍しい曇天の下、訓練所の主任教官にして傭兵大隊隊長たるヤング・マジョラム大尉が 運動場に整列させた三百人の傭兵を前に口にしたのは、出撃に際しての長々しい訓示でも、激励でもない。 出撃が決まった、という事務的な報告と、更に散文的な軍の展開についての説明である。 「―――以上に述べたように、我々は先発隊の一翼を担う。主軸は王都騎士団第ニ大隊。 先発隊全体の指揮官は第二大隊長カイル・コーツ大佐が兼任される。 左翼には道中で合流する予定のトロサ騎士団。右翼は王都騎士団第四大隊。 傭兵大隊は最右翼に展開し第四大隊の援護に回る」 と、ヤングが言葉を切った瞬間に溢れ出たのは不満と疑問の声である。
[761]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/20(金) 09:42:30 ID:??? 「何だそりゃ? 俺たちゃ騎士様の尻ぬぐいでもしてろってことか?」 「第四大隊つったら、あの自由騎士どもで水増しされてる隊だって話だぜ」 「うへえ、あいつらがわんさかいるのかよ……」 「つか、トロサ騎士団って何だ?」 「この国の西の方にある都市だってよ。何でもわざわざそこの領主が私兵を出すって話だ」 「へえ……主君の求めに応じるなんざ、今時できた忠義心じゃねえか」 「いや、王室会議は別に招集かけてねえって話だぜ。勝手に押しかけてくるらしい」 「……相変わらずワケがわからねえな、この国の軍は」 蜂の巣を突いたような騒ぎを鎮めたのは、 「黙れッッ!!」 の一言である。 雷に打たれたように静まり返る場を見渡して、ヤングが再び口を開く。 「続けるぞ。今回の作戦にあたり、我が外国人傭兵大隊を二部隊に分ける。 騎兵を主体とした突撃部隊と、弓兵を主体とした後方支援部隊だ。 前者を第一分隊とし、俺が直接指揮を務める。そして―――」 一旦言葉を切り、その場に立つ三百の顔、六百の目を一つずつ見据えるようにたっぷりと時間を取るヤング。 固唾を飲んで立ち尽くす男たちの緊張が頂点に達しようとした、その瞬間。 「―――ユーゾー・モリサキ。第二分隊は貴様に任せる」 その名が、呼ばれた。
[762]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/20(金) 09:43:31 ID:??? 「なにィ!?」 「あのイカレ東洋人かよ!」 「コンセイソンじゃないのか……」 「いや、俺は最初ッからモリサキを推してたぜ」 「嘘つけ、この野郎!」 再び喧騒に満たされようとした曇天の下を、どん、と鈍い音が駆け抜けた。 無言で、しかし地を割るような勢いで足を踏み鳴らしたのは、勿論ヤングである。 ただの一挙動で静粛を強制すると、ヤングがぎろりと傭兵たちを見回す。 「これは決定事項だ。反論は許さん。辞退もなしだ」 言ってのけた眼光の鋭さ、声音の威圧感に誰もが言葉を失う中、 ざ、と。 一歩を踏み出した者がいる。 「コンセイソン……反論は許さんと言ったが、聞こえなかったか?」 アントニオ・コンセイソン。 親しい者からはトニーニョと呼ばれる男である。 長身の坊主頭から発せられる独特の迫力と仏頂面は常と変わらぬ。 「反論ではありません、教官」 「大隊長と呼べ。いつまで訓練生気分でいるつもりだ」 「申し訳ありません、大隊長」 動じた風もなく謝罪したトニーニョが、 「……モリサキ。先月の騒ぎを覚えているか」 振り返ると、友の名を呼ぶ。 ざ、と人垣が割れた。
[763]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/20(金) 09:44:32 ID:??? 「トニーニョ……」 遮るもののなくなった二人の間に、濡れたような風が吹く。 雨が近いのかも知れなかった。 「ネイが侮辱されたあの時、真っ先に飛び出したのはモリサキ、お前だった。 本当なら、俺がやらなきゃいけないことだったのにな」 その頬に僅かに浮かんでいたのは、自嘲の笑みだろうか。 「俺は躊躇ったんだ。一瞬、考えてしまった。貴族と俺たちの身分の差や、立場の違いや、 この先のことや、そういう、本当に大切なことに比べたらどうでもいい何かを、な」 「……」 「だが……お前は迷わなかった。あの糞野郎を、モリサキ、お前は正面からぶん殴った。 ぶん殴ってくれたんだ」 森崎の目を真っ直ぐに見据え、トニーニョは一言ずつを噛み締めるように言う。 「仲間の名誉のために真っ先に飛び出すような男になら、命を預けても悔いはない。 俺は、そう思う。皆は、どうだ?」 最後は、問いかけだった。 静寂は俄にざわめきを生み、ざわめきは次第に密かな相談になり、やがて相談は一つの声に結実する。 「……ああ、そうだな」 「俺たちも異論はねえぜ」 「第二部隊はお前が仕切ってくれや、モリサキ」 「頼むぜ、モリサキ!」 三百の同意が波となり、森崎に決断を促すように押し寄せる。 その波に背を押され、森崎は―――
[764]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/20(金) 09:45:39 ID:??? *選択 A 分隊長を引き受ける。 森崎の行動としてどれか一つを選択して下さい。 その際【分隊の公約】を必ず付記していただくようお願いいたします。 期限は『7/21 15:00』です。 ※【公約】システムについて説明いたします(ルールにも後ほど追記いたします)。 これは戦場で指定される部隊目標や戦術目標とは別に、部隊長が個人的に部下へ約束する項目になります。 達成された目標の難易度に応じて部隊員の支持や評価値が上がるなどのメリットがありますが、 未達の場合は逆にそれらの値が下がることになってしまいます。 できるだけ余裕を持って達成可能な目標を指定することをお勧めいたします。 【公約】は戦争パートごとに設定できます。 公約の例) 1.分隊員のスキルをすべて使用して勝利条件を達成する。(達成難易度:極めて易) 2.分隊員(名前あり)から戦死者を出さない。(達成難易度:易) 3.敵一部隊をこの分隊で撃破する。(達成難易度:易〜並) 4.分隊損耗率を40%以下に抑える。(達成難易度:並) 5.敵ニ部隊をこの分隊で撃破する。(達成難易度:並〜難) 6.部隊スキルを一切使用せず勝利条件を達成する。(達成難易度:並〜難) 7.分隊損耗率を0%にする。(達成難易度:難) 初の戦争パート前で難易度の感覚的な設定も何もない状態ですので、今回は上記から選んでいただいて結構です。 原則としては1〜4までから採用させていただきますが、勿論独自の公約を掲げていただいても構いません。 なお「易〜並」など、幅のあるものはEP/CPの使用有無によるものです。 難易度はあくまで机上の想定によるものですので、実際の展開とは大きく異なってくる可能性があります。 GMの事前想定と極端に乖離した場合は未達ペナルティを課さないなどの処置を取ることがあります。
[765]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/20(金) 09:50:45 ID:AV+9Romo ****** 公約通り早めの更新、といったところで 本日の更新はこれまでとさせていただきます。 お付き合い、ありがとうございました。 またスレ容量限界が近くなっておりますので、上記選択とは別に 次スレのタイトルを募集させていただきます。 形式は自由、森崎板の伝統を踏襲していただいても、まったく独自に 考案していただいても構いません。 勿論タイトルも作品の一部ということで、案を出していただいた方全員にEPを、 採用させていただいた場合にはCPを進呈いたします。 それではまた、次回更新にて。
[766]さら ◆KYCgbi9lqI :2012/07/20(金) 18:48:29 ID:??? 公約 2.分隊員(名前あり)から戦死者を出さない。 名前ありを死なせないってのは隊を強くする上でかなり大切だと思います。 【森崎隊】異邦人モリサキ2【出動】
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0ch BBS 2007-01-24