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【再び】キャプテンEDIT37【全国へ】
[448]森崎名無しさん:2012/06/20(水) 13:24:58 ID:??? 今度の休日に大前はコーチ特訓できるみたいだけど、監督とマネージャーもできるのかな? できるなら、ハーフタイム中にでも依頼しておきたいが。
[449]森崎名無しさん:2012/06/20(水) 22:46:05 ID:??? 少なくとも去年はなかったな好感度ボーナスでの練習はあったけど 無難に決勝前だけじゃない
[450]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/06/21(木) 00:35:56 ID:??? >>447 乙どうもです! >>448-449 はい、監督・マネージャーのコーチ特訓は決勝前ですね あんまり回数を増やすと、またバランスが崩壊しそうですので 遅くなりましたが、本日の投下です 一回戦、始まるかな?(汗) ----------------------------------------------------------------------------- そして夜が明け、全国大会が始まった。 実況「さあいよいよ開幕しました。静岡南葛中学の史上初の大会三連覇なるかで注目される第16回全国中学生サッカー大会。 昨日沖縄では台風の被害もあった様ですが、ここ埼玉は晴天、8月の灼熱の太陽がグラウンドに照り付けています。 各地の都道府県大会を勝ち抜いた精鋭47チームが、ここ大宮サッカー場に集い、7日間に渡る熱戦が繰り広げられるのです。 そしてその選手達が目指す物はただ一つ。今南葛中学森崎有三くんによって返還されるこの真紅の大優勝旗それだけではないでしょうか!」 実況の煽る様なアナウンスに乗って、全国から集った猛者たちが、ギラリと瞳に野心の炎を灯す。 政夫「今年は俺たちが頂くぜ」 和夫「そうともよ!」 早田「フッ……」 次籐「心配せんでもあれはワシらのもんタイ」 佐野「へへへ……」 松山「今年こそあの優勝旗を北海道に持ち帰るぞ! なあ皆!!」 ふらのメンバー「おう!(とでも言って、話を合わせておかないとな)」
[451]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/06/21(木) 00:37:15 ID:??? 森崎(誰にも渡さない、あの優勝旗は大会最終日もう一度俺が手にするんだ) 翼(くそっ……本来あの優勝旗を持っているのは俺の筈なのに……森崎め……) 大前「こんなにも何かを欲しいと思ったのは、人生で二度目だ。森崎……悪いがその優勝旗は、力づくでも奪い取る!」 達也「二度目? それじゃあ一度目は……ああ、そうだったな。聞くまでも無かったな……けっ」 菱野「?」 実況「続きまして大会委員長米川吉太郎氏の挨拶です」 大会委員長・米(ry「え〜〜本日は………」 ここで式次第は、お偉方の挨拶に移る。 選手たちの野心を刺激する優勝旗の返還と比べると、どうにも興が乗らない催しだった。 その為か、よそ見をする者やはたまたチームメイトと何やら囁き交わす者まで出始める。 輝林「……見て下さい、あそこを」 大前「ん、何だ? 輝林が無駄話なんて珍しい」 笑いを滲ませて応える大前に、輝林はいやに真面目くさった表情で他校の列を指す。 その先にいたのは東京代表・東邦学園であった。
[452]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/06/21(木) 00:38:57 ID:??? 反町(……日向がいなくなったのは良いけど、替わりに若島津がピリピリしてるなァ) 若島津(日向さん、貴方が戻るまで東邦は俺が守る!) 輝林「……東邦の列に、ヤツの姿が見えません」 雪村「ヤツっていうと……ああ、あの末松くんよりも太ってたキャプテンの人?」 比良山「日向小次郎、か。確か昨日読んだ雑誌にも失踪したとかいう噂が載っていたが、本当だったとは」 大前「……まァ、いなくて良かったんじゃないか? 去年はチラッと見ただけだけど、どうにもうるさいヤツみたいだったし」 鳴紋中の大部分にとって日向とは、自分はまともにサッカーも出来ないコンディションを改めない癖に、 金に飽かせて全国から選りすぐったチームメイトを働かせ、自分では特に何もしない。 それどころかミスや敗北を安全地帯から野次り倒す、いけすかない成金男に過ぎなかった。 輝林「……そうですね。顔を合わせることが無ければ、それに越したことは無いんですが(でも、何か嫌な予感が……)」
[453]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/06/21(木) 00:39:58 ID:??? 〜数時間前・沖縄〜 台風一過の砂浜に佇む、二人の男の姿があった。 一人は怪しげな風体の中年。もう一人は、獰猛ささえ感じさせるほどに引き締まった体つきの、精悍な少年であった。 吉良「……見違えたぞ、小次郎。いまや豚の様に肥えていた、かつてのお前はおらん。その屈強な肉体、正しく獲物を狩る虎よ」 日向「ええ……俺自身でも驚いていますよ。まさかこんな短期間にここまで身体を絞れて、オマケに……クククっ」 そう言い見る者に怖気が走る様な凶笑を浮かべる男こそ、日向小次郎である。 中学に上がってからの贅沢な暮らしと運動不足、それによって膨れ上がった脂肪は、どこへ消えてしまったのか。 全身を鋼の筋肉が覆う姿は、正に肉食の獣。都大会決勝からの僅かな期間に、日向の肉体は以前の全盛期をも上回る屈強さを備えていた。 日向(あの日……吉良監督を狙った流れ弾が俺の×××を穿ったあの日から、何かが変わった……。 どんなに苦しい特訓の中でも、何故か身体の奥から深い喜びが沸き上がってくる。 キツければキツいほど『次はどんな特訓が?』とワクワクしてしまう……一体、何がどうなっているんだ?) 自分の身に、いやそれ以上に心に起こった変化に、僅かな戸惑いを見せる日向。 それを知ってか知らずか、吉良監督は凄惨にニタリと笑う。
[454]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/06/21(木) 00:41:02 ID:??? 吉良「ふっ、後は生まれ変わったお前の力を、全国大会に集った生贄どもに味わわせてくるがいい。存分にな。 今から東京行きの飛行機に乗って帰れば……開会式には微妙じゃが、試合には間に合うじゃろ」 日向「はい…………。 (そうだ……東京に帰るんだ……あのクーラーが効いた、何でも飲み放題食い放題のあの世界へ……。 暴風雨と大波の代わりに、執事とMIBがついてまわる東京へ……。 何故だ……ちっとも嬉しくない……もう寿司だって食い放題だしコーラも好きなだけ飲めるのに……)」 吉良「では、お前の活躍を楽しみにしておるぞ? ……それと、ワシのスクールへの援助金もな」 日向「はい…………」 ちゃっかりと吉良が金を要求したことにも気付かず、日向は空港へ向けて覚束ない足取りで歩き出した。 ……その後、東京に帰ったは良いが、余りの変わり様に本社の人間から日向本人だと信じられず、チームと合流するのに手間取るのだが、 それはまあ、語るまでも無いことである。
[455]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/06/21(木) 00:42:10 ID:??? 〜再び、大宮サッカー場〜 実況「さぁ開会式も終わり、ここ大宮サッカー場では早くも一回戦――前回優勝の南葛中学と、 大会初出場の○○県代表△△中学の対戦が控えているのです。 開幕式当日の今日はこの試合と浦和市の駒場競技場の東邦対金子中学、 大宮陸上競技場での昨年度準優勝校・鳴紋中対大阪代表・東一中の三試合だけとあって出場チームの殆どはここに残り、 南葛の試合を観戦する模様です」 早田(あれ? 俺たちの試合会場ってここじゃなかったのか? 何だかそんな気がしてたんだけどな) 沢木「今年もメイン会場でのオープニングは、ヤツらのもんかよ……けっ、気に入らねえぜ」 成田「ま、まあまあ。その分、最大の注目校をいち早く偵察出来ると思おうじゃないか」 大前(お? あそこにいるのは沢木と成田じゃないか。懐かしい顔ぶれだな) 観客席に向かう面子の中に憶えのある顔を見つける。 だが、鳴紋中は一回戦に備えて速やかに別会場に向かわなければならない。 松山「さあじっくり見させてもらおうか」 政夫「さて南葛はどんな試合をするかな」 大前(松山に立花兄弟も……なんだかんだで、去年戦った連中はほとんど今年も出てきてるな。知ってはいたけど。 そういえば、江東学院のユニフォームが見当たらないけれど、今年の千葉代表はアイツらじゃないのかな?) 不思議な感慨深さを覚えながらも、別会場へ回ることにする。
[456]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/06/21(木) 00:43:20 ID:??? 比良山「おい、トーナメント表を見たか? 今年も酷い組み合わせだったぞ」 雪村「一回戦相手は放送通りに東一中。『サッカーイレブン』でも初出場の中では有力視されてたところだね。 でもって、二回戦はまず間違いなく花輪中。三回戦は……これまたあの雑誌に載ってた比良戸中が勝ち上がってきそうだよ」 本多「でもって、ベスト8にはほぼ確実にふらの中が上がってくるな。その前に三回戦で南宇和とぶつかるようだが」 輝林「……オマケに準決勝に来そうなのは東邦か明和東です」 達也「まじかよ先輩っ!? 県大会でも有力校とばっかり当たってたじゃねーか! 全国でくらい、楽させてくれよなァ……」 宇津木「だがこれは逆に俺たちが主人公である証ではないのか? 少年漫画では主役だけ死のブロックに入ることは稀によくある」 大前「……まあ、一番の問題である南葛とは決勝まで当たらなそうなのは有り難い。そう思っておくことにしよう」 菱野「そうですわね。強敵ばかりのブロックではありますが、逆に言えば死力を尽くして試合に挑む経験に恵まれたとも言えます」 やす子「そこで更なる成長を積んで、万全を期して南葛に挑む。そのチャンスが来たとでも思っておきなさい。 も・ち・ろ・ん、それまでの相手にも要らない油断をしないで、キッチリ勝つことが第一条件だけどね!」
[457]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/06/21(木) 00:44:22 ID:??? 渡会「分かってらァ、監督(当たりそうなのは去年もやり合った連中と、守備型と噂のダークホース二校、か)」 末松(この攻撃力でそいつらに負けちゃったら〜、俺たち守備陣の名折れだよ〜!) 気迫を滲ませながら、別会場の大宮陸上競技場へ急ぐ鳴紋中の面々。 その背を、密かに追う他校の選手もいた。 次藤「ワシらは陸上競技場の方へ回るタイ」 佐野「ケケケ。そうですね。南葛とは決勝まで当たらないのは俺たちも同じ。なら同ブロックで厄介な鳴紋の偵察の方が優先、ですね?」 三杉「南葛の緒戦も気になるが、より興味をそそられるのは向こうだな。ほら、着いてくるんだ。ぐずぐずしないようにね」 弥生「は、はーいっ!(キャプテン、病人なのになんでそんなに足が速いんですか〜っ!?)」
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0ch BBS 2007-01-24