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【燃えろ!】キャプテン松山30【厄オーラ】
[230]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2012/06/30(土) 22:46:51 ID:??? 松山「変則的な布陣だな。 てっきり四季映姫さんは中央最後の砦と思ってた。 右サイドに戦力を集中させすぎだし、左右からドリブル仕掛けられるうちなら苦戦しないかもな」 射命丸「いやあそれがそうでもないです。 あちらさん、とにかく士気が高く、要所のベテラン裁判官は通常の名無しより高い能力の持ち主。 閻魔様はどこでも顔を出し、彼女が奪えばすぐに横一線のMFが一斉に上がり攻撃に転じてきます」 松山「(守備のみならず攻撃も、四季映姫からスタートするまさに中心選手ってわけか……)」 靈夢「左は、H番の鬼のタックルをかいくぐりさえすれば、ぐっとゴールが近くなりそうね」 対戦した際の攻略法を軽く話し合ってると、ふぁと靈夢が小さくあくびをし、眠たげに目を瞬かせた。 靈夢「そろそろ地上戻るわ〜。 いろいろあって思った以上に疲れてるっぽいし、松山君もちゃんと体休めなさい」 松山「あ、ああ……うん」 射命丸「私は寝てるどころじゃありません。 さっさと朝刊刷らないと!」 松山「ぐぅ……(すまん霊夢さん……明日から、俺達はしばらく幻想郷中で噂の的だ……)」 いつか夢見るプロの舞台で活躍が叶うなら、会ったこともない人間が自分のことを知り噂することもあるだろう。 その夢想と、差し迫ってる暴露という形で新聞の二面性を認識すれども、松山には止める手段が考え付かない。 ひょっとしたら霊夢が新聞を読んで、明日の朝早々に家に怒鳴りこんでくることすら想定し、覚悟だけ固めると。 靈夢「あ〜ちょっとちょっとそのことなんだけど」 射命丸「はい! あややっ!? み、耳引っ張んないでくださいあなたやっぱり巫女ですね! (ゴニョゴニョ)ん、んん? ふんふん……」 靈夢に抗議しようとした射命丸の顔が、耳打ちする時間が流れるうちに何かを検討、納得する表情に変化する。 射命丸「う〜、ん……ええ。その程度なら付け足しますよ。今回のネタの真実味の補強になりますし。 やー松山さん、明日の新聞、期待しといてくださいね!」 松山「(絶望しか見えない……明日の太陽は何色に映るだろうか……)」
[231]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2012/06/30(土) 22:47:56 ID:??? 8月4日終了。 *博麗霊夢がトラウム・アドラーズを離脱し、妖々夢に加入しました。 *妖々夢のチーム名が、博麗連合に変わりました。 *博麗靈夢が新たにチームに加わりました。 *大会開催日は8月10日です。
[232]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2012/06/30(土) 22:50:06 ID:??? 【幻想郷・八月五日・朝】 それから結局、松山は体の疲労からくる睡魔には勝てず。 寝床につくやの快眠から目が覚めたのは……窓を突き割ってきた新聞の音によってだった。 松山「何だ、だっ誰だ! いつかの盗賊か!?」 シャンハイ「いえ違います……光様、これ」 松山を庇うように飛び込んできたブツに近づいたシャンハイが手に取ったのは、折り畳まれた新聞だった。 松山「(……)」 大丈夫だとっくに覚悟は完了していると念仏の様に繰り返し唱えながら、松山は新聞のスポーツニュースを読む。 『俺が勝ったら、俺の女になれ!』 新結成されたトラウム・アドラーズは四日、知識と歴史と鋼鉄チームと対戦し快勝した。 初勝利を祝う酒宴の場では、当記者も参加していた。 以降の出来事もこの目と耳で全て確かめたのだ。 トラウム・アドラーズ選手達は一様酔いしれ歓喜に包まれてたが、キャプテンの少年の声で一変した。 方針をめぐり、元から食い違いがあった司令塔の博麗霊夢と口論の末、霊夢の移籍が示唆された。 しかし驚きはこの後。なんとキャプテン松山光君の口からここで大胆な告白が飛び出たのだ。 シンプルかつ漢らしい告白は、同時にミラクルカップの勝敗にも関わってくる。 サッカーにかける想いに加え、熱く激しくシンプルな告白をした松山光選手(15)の活躍に期待しよう」
[233]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2012/06/30(土) 22:51:09 ID:??? やはり名前も何も隠れておらず、晴れて一躍有名人となった松山だが、記事に昨日と違う部分を見受けた。 松山「(ん……? なんでわざわざ射命丸さんが見て聞いたなんて強調されてるんだ? ……どうでもいいや。 はぁ、次に霊夢さんと、どんな顔して会えばいいんだ)」 スポーツ欄には他にも、守矢神社の記事らしきものが一瞬見えたが、松山は今は読む気力がなく新聞を閉じた。 いまだ心定まらず、揺さぶられる出来事だけは後から後から押し寄せてくる中で。 松山はこうなれば体を動かし汗を流そうと心を決めて、日課のランニングの支度にかかる。 新聞を部屋の隅に片付け、シャンハイに風呂の準備を頼み出ようとすると今度は玄関に見慣れぬ包みを見つけた。 松山「保存処置がされてる……これ、昨日届くと言ってたご馳走か。 いったい何かな?」 先着で ご → !sauceがけ!food 馳 → !sauceがけ!food 走かんけいないね → !sauceがけ!food 一番美味しそうな組み合わせが採用されます。
[234]森崎名無しさん:2012/06/30(土) 22:51:41 ID:??? ご → かつおぶし がけ トリュフ
[235]森崎名無しさん:2012/06/30(土) 22:53:56 ID:??? 馳 → カレー粉 がけ 筑前煮
[236]森崎名無しさん:2012/06/30(土) 22:54:29 ID:ADKc/Xh6 走かんけいないね → バニラエッセンス がけ 冷やっこ
[237]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2012/06/30(土) 22:55:43 ID:??? 一目で見た厳密な調査の結果、かつおぶし がけ トリュフに決定しました。
[238]234:2012/06/30(土) 23:00:01 ID:??? 醤油 がけ いくら丼 に続きまたsauce&foodが採用されたのかー
[239]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2012/07/01(日) 00:29:21 ID:??? >>238 これが噂の食運というものですかー 私の食運 ハバネロ がけ おにぎり をどうぞご堪能あれ! ご → かつおぶし がけ トリュフ 包みを開いた最初こそ適当な食材にかつおぶしで味付けした物と見て、ランニング後に軽く摂ろうと考えたが。 松山「こっ、これは……トリュフ! 高級にして珍味のトリュフ! ずいぶん前にほんの小さな欠片程度しか口にしてない食べ物がこんなに!」 無意識に感極まる声に自分で気付き正すと、松山はとにかく、傷む前に食べてしまおうとシャンハイに託す。 松山「ではシャンハイ、我輩は行くがその食材は貴重な物。くれぐれも大切に扱ってくれたまえな」 シャンハイ「(なんだか光様がいつもと違う……これってそんなに美味しいのかな?)」 予期せぬ嬉しいハプニングはあったが、日課は疎かにできないと、空腹をより良いスパイスとする為松山は走る。 夏の暑さに早々に汗を流しながら途中、博麗神社を見るといつもより一層活気どころか、人気が感じ取れない。 松山「(なんとなく……予感できる。 ミラクルカップが終わるまで、霊夢さんが家に用事があったり、遊びにくることはないだろう)」 そういえば、霊夢の姉を名乗る彼女は今どこで暮らしてるのか疑問がたつが、松山はそのまま神社を通り過ぎた。
[240]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2012/07/01(日) 00:30:21 ID:??? 松山「はっ……はっ……! よーし、今朝はこんなもんでいいか」 いつものコースを走破し、松山は汗まみれのままシャンハイが用意してくれたであろう風呂に直進する。 その途中で、不意に背中に声がかかった。 松山「はい、誰で……あれ……アリスさんか?」 アリス「そうよ、ん……」 そこにいたのは、青い日傘を刺して佇む人形めいた美少女……アリスだった。 アリス・マーガトロイドは、シャンハイの生みの親で何かと(シャンハイの為に)松山とも接触する機会が多い。 同時に、松山にとって仇敵の風見幽香と同じチームに所属しており、その点では歓迎できない客だった。 松山「(っていっても、別にアリスさんが何かしたわけじゃないしな)」 自分がアリスに、冷たい態度をとればシャンハイも弱るだろうと判断した松山は挨拶がてら近寄ろうとして……。 すんすんと、松山から発する猛烈な汗の匂いを察してアリスは逆に半歩下がった。 アリス「邪魔して悪かったわね。 入浴するならどうぞ。 用があるからその間、上がらせて待たせてもらうわ」 松山「(用?) ああ、どうぞ。 できるだけ早めに上がるから」 そのまま距離を離し、脱衣所〜風呂とでぱぱっと汗を流し落とすと、松山は爽快な気持ちで家の居間に向かった。
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0ch BBS 2007-01-24