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【燃えろ!】キャプテン松山30【厄オーラ】
[231]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2012/06/30(土) 22:47:56 ID:??? 8月4日終了。 *博麗霊夢がトラウム・アドラーズを離脱し、妖々夢に加入しました。 *妖々夢のチーム名が、博麗連合に変わりました。 *博麗靈夢が新たにチームに加わりました。 *大会開催日は8月10日です。
[232]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2012/06/30(土) 22:50:06 ID:??? 【幻想郷・八月五日・朝】 それから結局、松山は体の疲労からくる睡魔には勝てず。 寝床につくやの快眠から目が覚めたのは……窓を突き割ってきた新聞の音によってだった。 松山「何だ、だっ誰だ! いつかの盗賊か!?」 シャンハイ「いえ違います……光様、これ」 松山を庇うように飛び込んできたブツに近づいたシャンハイが手に取ったのは、折り畳まれた新聞だった。 松山「(……)」 大丈夫だとっくに覚悟は完了していると念仏の様に繰り返し唱えながら、松山は新聞のスポーツニュースを読む。 『俺が勝ったら、俺の女になれ!』 新結成されたトラウム・アドラーズは四日、知識と歴史と鋼鉄チームと対戦し快勝した。 初勝利を祝う酒宴の場では、当記者も参加していた。 以降の出来事もこの目と耳で全て確かめたのだ。 トラウム・アドラーズ選手達は一様酔いしれ歓喜に包まれてたが、キャプテンの少年の声で一変した。 方針をめぐり、元から食い違いがあった司令塔の博麗霊夢と口論の末、霊夢の移籍が示唆された。 しかし驚きはこの後。なんとキャプテン松山光君の口からここで大胆な告白が飛び出たのだ。 シンプルかつ漢らしい告白は、同時にミラクルカップの勝敗にも関わってくる。 サッカーにかける想いに加え、熱く激しくシンプルな告白をした松山光選手(15)の活躍に期待しよう」
[233]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2012/06/30(土) 22:51:09 ID:??? やはり名前も何も隠れておらず、晴れて一躍有名人となった松山だが、記事に昨日と違う部分を見受けた。 松山「(ん……? なんでわざわざ射命丸さんが見て聞いたなんて強調されてるんだ? ……どうでもいいや。 はぁ、次に霊夢さんと、どんな顔して会えばいいんだ)」 スポーツ欄には他にも、守矢神社の記事らしきものが一瞬見えたが、松山は今は読む気力がなく新聞を閉じた。 いまだ心定まらず、揺さぶられる出来事だけは後から後から押し寄せてくる中で。 松山はこうなれば体を動かし汗を流そうと心を決めて、日課のランニングの支度にかかる。 新聞を部屋の隅に片付け、シャンハイに風呂の準備を頼み出ようとすると今度は玄関に見慣れぬ包みを見つけた。 松山「保存処置がされてる……これ、昨日届くと言ってたご馳走か。 いったい何かな?」 先着で ご → !sauceがけ!food 馳 → !sauceがけ!food 走かんけいないね → !sauceがけ!food 一番美味しそうな組み合わせが採用されます。
[234]森崎名無しさん:2012/06/30(土) 22:51:41 ID:??? ご → かつおぶし がけ トリュフ
[235]森崎名無しさん:2012/06/30(土) 22:53:56 ID:??? 馳 → カレー粉 がけ 筑前煮
[236]森崎名無しさん:2012/06/30(土) 22:54:29 ID:ADKc/Xh6 走かんけいないね → バニラエッセンス がけ 冷やっこ
[237]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2012/06/30(土) 22:55:43 ID:??? 一目で見た厳密な調査の結果、かつおぶし がけ トリュフに決定しました。
[238]234:2012/06/30(土) 23:00:01 ID:??? 醤油 がけ いくら丼 に続きまたsauce&foodが採用されたのかー
[239]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2012/07/01(日) 00:29:21 ID:??? >>238 これが噂の食運というものですかー 私の食運 ハバネロ がけ おにぎり をどうぞご堪能あれ! ご → かつおぶし がけ トリュフ 包みを開いた最初こそ適当な食材にかつおぶしで味付けした物と見て、ランニング後に軽く摂ろうと考えたが。 松山「こっ、これは……トリュフ! 高級にして珍味のトリュフ! ずいぶん前にほんの小さな欠片程度しか口にしてない食べ物がこんなに!」 無意識に感極まる声に自分で気付き正すと、松山はとにかく、傷む前に食べてしまおうとシャンハイに託す。 松山「ではシャンハイ、我輩は行くがその食材は貴重な物。くれぐれも大切に扱ってくれたまえな」 シャンハイ「(なんだか光様がいつもと違う……これってそんなに美味しいのかな?)」 予期せぬ嬉しいハプニングはあったが、日課は疎かにできないと、空腹をより良いスパイスとする為松山は走る。 夏の暑さに早々に汗を流しながら途中、博麗神社を見るといつもより一層活気どころか、人気が感じ取れない。 松山「(なんとなく……予感できる。 ミラクルカップが終わるまで、霊夢さんが家に用事があったり、遊びにくることはないだろう)」 そういえば、霊夢の姉を名乗る彼女は今どこで暮らしてるのか疑問がたつが、松山はそのまま神社を通り過ぎた。
[240]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2012/07/01(日) 00:30:21 ID:??? 松山「はっ……はっ……! よーし、今朝はこんなもんでいいか」 いつものコースを走破し、松山は汗まみれのままシャンハイが用意してくれたであろう風呂に直進する。 その途中で、不意に背中に声がかかった。 松山「はい、誰で……あれ……アリスさんか?」 アリス「そうよ、ん……」 そこにいたのは、青い日傘を刺して佇む人形めいた美少女……アリスだった。 アリス・マーガトロイドは、シャンハイの生みの親で何かと(シャンハイの為に)松山とも接触する機会が多い。 同時に、松山にとって仇敵の風見幽香と同じチームに所属しており、その点では歓迎できない客だった。 松山「(っていっても、別にアリスさんが何かしたわけじゃないしな)」 自分がアリスに、冷たい態度をとればシャンハイも弱るだろうと判断した松山は挨拶がてら近寄ろうとして……。 すんすんと、松山から発する猛烈な汗の匂いを察してアリスは逆に半歩下がった。 アリス「邪魔して悪かったわね。 入浴するならどうぞ。 用があるからその間、上がらせて待たせてもらうわ」 松山「(用?) ああ、どうぞ。 できるだけ早めに上がるから」 そのまま距離を離し、脱衣所〜風呂とでぱぱっと汗を流し落とすと、松山は爽快な気持ちで家の居間に向かった。
[241]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2012/07/01(日) 00:34:01 ID:??? 松山「待たせてごめ……ん? (なんだろう、シャンハイの表情は変わらないけど、こう……空気が緊張感を伝えてくる?)」 アリスは逆に平然としてるが、彫像の様に固まり松山に声もかけないシャンハイから感じる重苦しさは只事でない 板の間に座らず、魔力で作った半透明な椅子に腰掛けてるアリスは、松山を迎えるやすぐ用向きについて切り出す アリス「さて、あのね。 用件についてなんだけどね」 シャンハイ「アリス様、う……う〜」 アリス「今日、私は貴方に伝えにきたのよ。 この前に、シャンハイが来た時、私とシャンハイで行うことになったとある賭けのことを」 松山「賭け? シャンハイとアリスさんでか? ……シャンハイ、それはどんな賭けなんだ?」 シャンハイ「あっ、あっう……それは」 しどろもどろになるシャンハイの言葉にかぶせて、アリスが滑らかに言ってきた。 アリス「ミラクルカップでぶつかった時において成立する賭けよ。 幽――あぁっと私のいるチームと、貴方が率いるチームで対戦して私達が勝った場合」 松山「(なんだか風向きが……いやな予感がしてきたぞ……)」 なんだかアリスが、松山の心情を慮ってくれた様子だが、それに増して次の発言に悪寒が走る。 その悪寒は正しかった。 アリス「その時は、ね? 可愛いシャンハイは私が引き取ることに決まるから」 シャンハイ「ああああっアリス様、顔に似合わずなんて暴風並に率直で正直な……!)」
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0ch BBS 2007-01-24