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【ヤベッチュ外伝も】Another-CU_4【超よろしく】
[395]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 02:36:52 ID:??? これが遠い記憶なのか願望なのか…そんな事はもうどうでも良い。 今はこの心地よさを感じていよう。 オレは自由になりたい。 そして今だけは自由だ、全てのしがらみも圧力もオレには届かない… ???「ふうん…少しは解ってきたんじゃない?」 むっ… 誰だ、誰が話しかけて来ている…? ???「ご挨拶じゃない、忘れちゃったの?」 お前は……… ???「まっ、仕方ないか。 外の人間はここに来ると外の事を忘れちゃうし、 その逆もまた然りで当然と言えば当然ね。 でもそんな事より…ダメじゃない、またこんな所に来て。」
[396]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 02:38:18 ID:??? オレは、以前にもここに来た事がある…? これは夢ではないのか? ???「ここは存在を忘れ去られ、そしてまた自らを忘れ去ろうとする者が訪れる…いわば全てを断ち切る場所。 あんたの場合はきっと...存在意義を見失いかけているんでしょうね。」 アイデンティティ…… そうだな、オレは何のために生きているのか最早分からない。 知りたかった事を知った時、夢に見るほど望んでいた物を全てを失った後だと思い出した。 これから先、何を求めていけばいいのかも見えない。 ???「下らないわ。」 なにっ!? ???「そんな事に縛られて……随分見ない間につまんない人間になったものね。 …とは言え、精神の偉大さは苦悩の深さで決まる、か。 あたしには一生分からない事だけれど。」
[397]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 02:39:51 ID:??? お前は…お前は一体? ???「昨日を求めても何も得られないわ。 今日を維持しようとしても、それは緩やかに死んでいくだけのこと。 明日を求めなさいな、生きてるんだったら……がむしゃらにさ。」 明日を……… ???「もう戻りなさい、本当に帰れなくなっちゃうわよ。」 ………… ???「じゃあね」 ………… …………………… ………………………………
[398]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 02:40:58 ID:??? ???「全く、世話の焼けること。」 子供「ねえ、あれを教えてよ!」 ???「(こっちもか……)えー、また? あんたには無理よ。」 子供「できるよ! できなくってもやる! ボクだって空を飛んでみたいもん!」 ???「飛んでるわけじゃないんだけどねえ。」 そう言うと、???は子供のボールを翳め取り、空高くへと蹴り上げた。 そしてボールを追うように自らも跳躍……高く高く、青い空へと届くほど。 バシュウウウウウウウウウウウ! ズギャギャーーーン!! 大空から蹴り下ろした弾頭は、むき出しの地面へとめり込んだ。
[399]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 02:41:59 ID:??? 子供「わーーー、やっぱすげーー!」 ???「ふふん。」 子供「で、どうやってやんの!?」 ???「自由になるのよ。 そう、重力から…全てのしがらみから自由になるだけのこと。」 子供「それがわかんない。」 ???「ふふ、でもアンタ十分にフリーダムよ。 意外に出来るようになっちゃうかもね。」 子供「えへへー。」 ???「あはは。」 ―――――――――― ――――――― ――――
[400]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 02:44:11 ID:??? チュンチュン… 蓮子「あれ…中東にスズメっているのかしら?」 朝に目が覚めて真っ先に口にしたのは下らない疑問だった。 うら若き乙女が異国の地で、しかもこんなスイートルームで朝を迎えている…にも関わらずこのざま。 しかして宇佐美蓮子自身は『このざま』などとは思っていなかった。 一般的な女子の感覚とは少々…だいぶかけ離れていると言わざるを得ない。 親友の姿が消失してから既に2ヵ月…いや、更に半月が経過している。 暦は10月に入り、四季としては完全に秋真っ盛りだ。 大学の長いサマーバケーションも9月末で終了し、後期課程が始まってしまっている。 蓮子「このまんまじゃいけないか…流石に。」 蓮子はベッドから起き出すと、手際良く服を着替え、最低限のメイクをして人前に出る用意を整えた。 起き出してから30分程度と、年頃の女子としては驚異的なスピードで部屋から飛び出し、 蓮子はある場所へと向かった。 コンコン 扉をノックすると、数秒も待つことなく『入っていいぞ』という言葉が返ってきた。 これまでの関係から反射的に『偉そうに』と思う蓮子が、彼がこの巨大施設の主という事実がある。 感覚的な部分でいまだ慣れないが、ともかくとして生じた感情をポポイッと霧散させ、蓮子はドアを開けた。
[401]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 02:46:11 ID:??? ナムリス「おや、蓮子先輩でしたか。」 蓮子「うん、おはよ。」 ナムリス「おはようございます。 どうしました? 朝食はいつもの場所に用意させていますが。」 蓮子「うん、それはいいの。 それより私さ、一旦日本に戻ろうと思うの。」 ナムリス「ほう………どうかしましたか?」 蓮子「なによ、顔をしかめて? 大学が始まったから、顔を出さなきゃいけないでしょ? 休学するにせよ何にせよ、放っぽっとく訳にはいかないのよ、普通は。」 ナムリス「ふむ、そういう理由でしたか。」 蓮子「どんな理由だったら拙いっての?」 ナムリス「いえ……先程アルシオンもこちらに来ましてね。 ブラジルと、それから日本へ行きたいと言い出しまして…」 蓮子「アルシオンが? ブラジルはともかく日本へ? なんで?」 ナムリス「来年ブラジルではリオカップというサッカーの大会が、そして日本でもジャパンカップというのが開催されます。 それで、試合が予定されているスタジアムや風土を下見しておきたい…という話のようです。」 蓮子「へえ…マメなのか、それともそれを口実に観光したいのか。 後者だったらなかなか抜け目のないヤツね。」 ナムリス「そういう事に関心を持つようなヤツではない筈ですけどね。」
[402]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 02:47:13 ID:??? 蓮子「それはいいけど、アンタはいいの? 大学の事もあるし一度日本に戻ったら?」 ナムリス「そうしたいのも山々ですが…残念ながら父の遺した事が予想以上に重く、もう暫し身体動きません。 場合によっては休学ではなく退学とするべきかも知れません。」 蓮子「そうなんだ…大きな家に生まれるのも大変なのね。 まっ、とにかく私の用事はそれだけ。 早ければ明日にでも帰国するからね。 連絡先はあのアパートだから、なんかあったり日本に来るなら連絡して。」 ナムリス「分かりました。」 必要な事を告げ、蓮子はナムリスの私室を後にした。 『これから少しばかり忙しくなる…』そう呟きながら、確実な未来を前に頭の中を整理する。 まず何よりも一番初めにやらなければいけない事だけはハッキリしていた。 蓮子「朝バイキング食べにいかなきゃ。」 なかなか豪勢に品揃えされている食堂へと速足に向かった。 このおぶれっくふぁーすと≠ニ暫しお別れなのは心から残念ざますと、蓮子は小さく溜息をついた。
[403]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 02:48:17 ID:??? [ リターン To ―ヴィオラ・サイド― ] フロレンティア・ヴィオラ 10月 自由行動1 三杉(サンパウロとの…翼くんとの試合が確実になったわけだけど、ジッとしているのが辛いな。 しかし休みの日は切り替えて全力で休まなくちゃね…) ☆オフ日(AM)の行動を決めて下さい。 A ブンナークを訪ねる B 新田を訪ねる C オジオを訪ねる D ミハエルを訪ねる E レントゥルスを訪ねる F ダラピッコラを訪ねる G スペルマンを訪ねる H ミュラーを訪ねる I オワイランを訪ねる J ラムカーネを訪ねる K 一人で過ごす [3]票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
[404]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/12(日) 02:50:48 ID:??? そんなところでお休みなさい キリンのソルティライチ(^ρ^ ウマウマ 寝ると見せかけて今からハッシュドビーフ・ハンバーグを作る事にします
[405]森崎名無しさん:2012/08/12(日) 03:05:21 ID:RsuzbSyE J
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0ch BBS 2007-01-24