※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【ヤベッチュ外伝も】Another-CU_4【超よろしく】
[45]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/07/14(土) 14:40:07 ID:??? 皆さんコメントや乙に感謝です。 体調の不良やスケジュールのすし詰めによりまだ数日は更新をお休みいたします。 新スレ建てておいて申し訳ありませーンヌ。 けれど今後とも参加者の皆さんが楽しめ、スレ主自身も楽しんで書いていける物語作りを 意識していきますので 、生ぬるくお待ち頂きけるようお願いします。
[46]森崎名無しさん:2012/07/14(土) 14:50:42 ID:??? 見舞いの 鮭茶漬け です。お大事に乙
[47]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/07/17(火) 00:42:18 ID:??? こんばんわ。 少しだけ更新させていただきます。 ただ、レスについては大変失礼ですが、どうか明日に回させて下さい。 皆さまの乙やコメ、お見舞いには感謝の極みでありますれば…
[48]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/07/17(火) 00:43:28 ID:??? Episode2 OPテーマ [ONE VOW] http://www.youtube.com/watch?v=elGX9rQesrI RIDER バチ当たりなLife has started. STRIKER Beat Strike makes some cut cut. Fire Now運命が訪れる瞬間だ想いだけ抱いていけばいいさ FIGHTER 輝ける星の尖ったとこで刺せ PRIMER ARH降り注ぐLight and junk gut gut. A BRIGHTER BRIGHTER HEARTで悩んで再び越えて Be a Big Boy Yo ,stand up! Break恐れずにBreak むせかえる無数の花 闇を暴けMy Days 誰も知らねぇ明日の意味づけなんざBust it Just say Hey! I go wild deep inside of my heartONE VOW 今 俺達 やるせない叫びもそのままで 愛がREALかどうかOne more try,YEA! AH YEA! 吹き荒れる風 夢みてるさ また再びお前に逢うために
[49]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/07/17(火) 00:44:37 ID:??? [9月 自由行動パート AM〜PM フィレンツェ ヴェッキオ橋周辺] ミュラー「さて、ランチも楽しめたそろそろ宿舎に戻りましょうか。」 三杉「そうだね、気付けば昼食時も過ぎた時間だし。」 ミュラー「そうだ、もし良かったら午後はボクの部屋へ来ませんか? アメフト時代の友人からビデオレターが届いてまして… それを見ながらでしたら、もっと色々と話す事も出てくると思います。」 三杉「おや、そうなのかい? それじゃあ、どうしようか…」 今日の昼、三杉とミュラーの二人は軽食をテイクアウトし、ヴェッキオ橋の縁(へり)に座りながら食べた。 食べながら、三杉はミュラーの過去…即ちアメフト時代の事を尋ね、今現在の悩みに通ずる話まで聞いていた。 その上で三杉は彼を励まし、これから先に何が必要かを再認識させる事が出来たと言える。 > A 午後の自由行動を消費して、ミュラーの部屋を伺う。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 三杉(アドバイスは一応したつもりではある…それをミュラーも受け留めてくれたとも思う…。 キャプテンとしてメンバーをケアするという義務は、一先ず果たし終えたと考えて良い筈だ。) しかしそう考える一方で、三杉はミュラーの話を更に聞いてみたいとも思っていた。 それはキャプテンとしてどうこうではなく、同じ釜の飯を食べる仲間として、友人としての興味であった。
[50]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/07/17(火) 00:50:12 ID:??? 三杉「うん、では迷惑じゃなければ午後はお邪魔させて貰おうかな。 君の昔の話もまだまだ聞いてみたいと思うしね。」 ミュラー「はは、そっちの方は本当に大した事はもう何もないですがね。 しかし折角ですからアプフェル・ザフト・ショーレを用意しましょう、この暑さにはピッタリですから。」 三杉「アプフェル・ザフト・ショーレ…?」 ミュラー「アップルジュースと強いソーダ水を3:2で割った飲み物ですよ。 甘くなりすぎない爽快な口当たりで、ドイツでは夏に欠かせません。」 三杉「へぇ…それは魅力的だね、遠慮なくご馳走になりたいところだよ。」 ミュラー「一日二杯までですよ、ドイツ産アップルジュースは手に入り難いので。」 三杉「ふふ、了解だ。」 冗談っぽく交わし合いながら、三杉とミュラーは午後も時間を供する事を約束した。 三杉もミュラーに対しては以前と比べて少々無遠慮な物言いになったと言える。 言い換えれば、そこまで気安い間柄になっている証明でもあったが。
[51]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/07/17(火) 00:51:47 ID:??? こうしてミュラーの部屋を訪れる事になった三杉だが… まずはミュラーの計画通りと言うべきか、出されたアップルソーダ(アプフェル・ザフト・ショーレ)に舌鼓を打たされた。 三杉「むむ…確かにこれは夏の暑さにはまるね。」 ミュラー「そうでしょう。 これにシチリアレモンを数滴落とすと、更に鮮烈さも加わって最高なんですけどね。」 『生憎シチリアレモンが手元にない』と言わずとも伝わる苦笑とジェスチャーに、三杉も残念そうに笑みを返す。 間もなくミュラーは机の方から一本の8mmビデオテープを取り出し、TVの方でゴソゴソとし始める。 ミュラーが接続に手をかけている間、三杉はグラスに満たされた美しい琥珀色の液体をマジマジと眺めた。 『この有り触れた様な素晴らしいドリンクがドイツで愛されるのは何故であろうか…』と些細な疑問を楽しむのだ。 三杉(ビールと似通った色をしている事も理由の一つだったりしてね。) 爽快さ、味は勿論だが、きっと色合いもドイツ人に愛されやすいのではないか… そんな詰まらぬ仮説を立てている間に準備が整ったようだ。 ミュラー「お待たせしました。 見ても面白い物じゃないとは思いますが…」 三杉「おや、十分に興味あるよ。 君の旧友の言葉が入っているんだろう?」
[52]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/07/17(火) 00:52:51 ID:??? ミュラー「まあ恐らく。」 三杉(恐らく…という事は、ミュラー自身もまだ見ていなかったのか。) どうやらミュラーは自身にとって初見にも関わらず、一緒に見る事を許してくれたようだった。 これには三杉も畏まり、姿勢を正してTVの画面へと向き合う。 そして数秒の砂嵐の後…画面には一人の男の姿が映し出された。 長髪を後ろで一本にまとめた、眼鏡の似合う知的な美男子である。 ミュラー「ヴィリーだ…久しいな。」 ヴィリー『久し振りだね、アルフレド。 キミがオーバーフラッグスを離れてもうすぐ3年かな? 先日コッパ・イタリア・プリマヴェーラでキミのチームが優勝した事を聞いてね。 嬉しくなって、皆でこうしてビデオレターを送る事にしたんだ。』 ミュラー「………ありがたい。」 三杉「そのようだね。」 ヴィリー『こちらはと言えば、ボクは相変わらず主務としてチームの裏方をやっているよ。 チームの方は好調だ、キミの穴は小さくないけれどボクと彼らで上手くやっている。』 ヴィリーと呼ばれた男が視線を横に流すと、それに準ずるようにカメラも水平に移動した。 今度は二人の男達が満面の笑みをこちらに向けていた。
[53]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/07/17(火) 00:55:30 ID:??? ミュラー「ダリル、ハワード…!」 ハワード『キャプテン、サッカー大会での優勝おめでとうございます!』 ダリル『オーバーフラッグスは大丈夫っす! キャプテンの作ったチームっすからね! アメフト界はオレ達に任せてキャプテンはデカい世界を飛んで下さいね!』 感涙を今にも零しそうなミュラーに追い打ちをかけるかのように、 それからも暫く旧チームメイトからの激励の言葉がミュラーに投げかけられ続けた。 共に見ていた三杉は、このビデオがミュラーの人となりその物であると理解しつつ… 無粋にならぬよう、ただ沈黙して聞いていた。 当然思い浮かぶ大きな疑問が一つあったが、それについては口にしなかったのである。 やがて最後のメンバーまで回り終えたか、画面には最初の男が再び写された。 ヴィリー『さて、御覧の通りさアルフレド。 キミの性格からして、過去を全て払拭するのは難しかろう。 けれど今年のオーバーフラッグスは地区大会で優勝し、全国大会に向けての士気も上がってる。 大丈夫、キミが居なくともボク達はやれるよ。 キミの居場所はもうここにはない。』 痛烈にも思える言葉だった。 しかしそこに恨みの念がない事は確認するまでもない。 今、ミュラーが置かれている栄光の後の挫折を知った上で。彼等は前を向くようエールを送っているのだろう。
[54]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/07/17(火) 00:57:22 ID:??? 三杉「かなりアッパーな仲間達だね。」 チラ ミュラー「頼れる友です。」 三杉「ふふ、仲間達のコメントも一通り回ったようだし…これでお終いかな。」 ミュラー「そうですね。 …あ、いや…どうやらまだのようです。」 ビデオを止めようとしたミュラーの手が止まった。 画面が突如として切り替わったのである。 それまでは部室か何処か…屋内の背景であったが、急に外の風景へと変わった。 そしてその屋外の風景は、どう見てもサッカースタジアムに違いなかった。 ミュラー「これは…」 三杉「サッカーの試合みたいだが、対戦カードは一体…?」
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24