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【ヤベッチュ外伝も】Another-CU_4【超よろしく】
[635]森崎名無しさん:2012/08/25(土) 01:40:57 ID:??? この試合から猫監督、M沢くん、美人マネージャーのトリオがベンチに揃い踏み乙
[636]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/25(土) 20:22:55 ID:??? > A [3−4−3] ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 三杉「今回は3−4−3で行こう。」 オジオ「これね。」 オワイラン「中盤は守備よりも攻撃の展開の多さを取る…と、そういう訳だね。」 三杉「ああ、ラムカーネの奮闘も見込んで、少なくとも前半は攻撃を重視していこうと思う。 もちろんこれで翼くんの中盤を潰せるというのならば、それに越した事はない。 これでも敵が中盤でボールを持った時は2人で当たり易い配置になっているからね。」 オワイラン「確かに…」 オジオ「…となると、前半のうちでリードは必須だね。 望むならば2点差以上…」 三杉「ああ、だから敵ゴール前の堅さによってはねじ込み要員を2人取る事も想定する。 その場合は僕がアーリークロスを上げる為に右へ開く展開が考えられる…」
[637]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/25(土) 20:23:55 ID:??? オジオ「そういう状況なら、逆に左の場合はボクが前進して上げに行かなければならないかな。」 三杉「そういう事になるね。」 …と、これにてサンパウロ戦での大まかな戦い方が定まった。 中盤で抑えられなかった時はその時で、その場合はDFとラムカーネに賭ける。 代わりに攻撃のバリエーションを広く取れる形を取ったのだから、点に結びつける。 この思い切りが吉と出るか凶と出るか… 三杉「ところで、この試合はどこで行われるのだろうか?」 オワイラン「えっ?」 ここで突然の話。 三杉は肝心な事を知らない自分に気付いた。 試合が行われるのは確定事項。 しかしイタリアとブラジル、いずれで行われるかを聞いていないのだ。 かなりの移動距離であり、フライト時間もかなりの物。 飛行機(ただしエコノミーに限る)が大嫌いな三杉にとっては、なるたけイタリアでやって欲しい所ではある。
[638]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/25(土) 20:25:59 ID:??? 三杉(…しかしブラジルでは州リーグ(ジュニオールver)が始まっている筈だ。 体調管理や疲労蓄積を考えれば、長期遠征など呑むとは思えない。) オジオ(けれど、うちも財政難が重荷だよね… 。往復の移動費、宿泊費を考えると、 やっぱりプロ4部チームが地球の裏側まで遠征だなんて無茶だよなあ…) 冷静に考えてみれば、いずれのチームも出向くのを出来る限り避けたい状況にあるのだ。 この辺りについては窓口での交渉が今も為されているのであろうと想像するが… ここで衝撃発言が飛び出した。 オワイラン「それでしたら、ブラジル・サンパウロ市で行われる事に決まったようですよ。」 三杉「はえっ?」 オジオ「そうだったの!?」 オワイラン「ええ、昨日ようやく話がまとまったそうなんです。」
[639]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/25(土) 20:27:28 ID:??? オジオ「へえ……それにしても、うちによくそんなお金があったね。 いや、無理なんじゃないかって心配してたよ。」 オワイラン「先月に海外から大口のスポンサーが入りましたからね。 そちらの方面から、この件について援助されたらしいです。」 三杉「ちょっと待って………なんでオワイランがそんな事まで知っているんだい?」 オワイラン「?」 三杉としてはちょっとした衝撃だった。 通常ならばキャプテン(実質的に監督兼務)である自分が、マネージャーを通して真っ先に知らされる筈… またはコーチ役のシーザーから合同連絡でチームメンバーに伝えられる筈なのだ。 それなのに、三杉に先んじてオワイランがこのような重大情報を知っている事実。 三杉としては首を傾げない筈がなかった。
[640]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/25(土) 20:28:34 ID:??? 三杉(マネージャーから先に教えて貰ったとか……えっ、そんなに仲が発展してる? この短期間で?) オワイラン「昨日クラブハウスに用事で出向いたのですが、その時にオーナーに掴まりまして…。 その時に、 ご機嫌そうに話してくれたんですよ。 ミスギにはマネージャー経由で話がいくと聞いてましたから、 てっきりもうご存知なのだと思っていましたよ。」 三杉「えっ、ああ、そう……。 まあそういう事もあるのかな。」 オジオ「とにかく、こちらからブラジルへ向かうわけなんだね……体調には気をつけないと。」 オワイラン「そうですね。 フライトは疲れますし、エコノミー症候群も嫌な物ですから。」 三杉(それはその通り…) いまいち釈然としなかったが、それを三杉は取り敢えず忘れ…このオワイランの言に同意した。 選手達には早めに告知し、体調管理に特別気を遣わせる事にするよう決めるのだった。 部外者も含め、何人もの人間が関わり、実現を求めたサンパウロ戦… それはもう間もなくまで迫っていた。
[641]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/25(土) 20:29:40 ID:??? <ブラジル・サンパウロ市> 陽子「…と、こんな所かな?」 翼「なるほど…。」 ブラジルの中でもトップクラスに都会であるサンパウロ市、その中心街。 大きくはないが、清潔にされた喫茶店に大空翼は居た。 同席しているのは片桐陽子。 日本サッカー協会にて若くして発言力を持つ片桐宗政を兄に持ち… 自身も日本サッカー協会の海外派遣エージェントを担っている、うら若き女性であった。 翼(これが三杉くんのチーム、フロレンティア・ヴィオラ…) 陽子(こうして説明してみると、やっぱり驚きだわ。 セリエC2…4部リーグのチームだなんてとても思えない。) 翼が陽子と合っているのは、別におデートしている訳ではない。 今度のテストマッチに際し、相手チーム情報の提供を受けていると、そういう理由だけである。 そしてこの情報を得た所で、そういう桃色な頭になる要素は翼にとって一片たりともなかった。
[642]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/25(土) 20:32:27 ID:??? 翼「元とは言え、流石にセリエAユースクラスでNo.1になっただけありそうですね。」 陽子「ええ。 その実力はチーム、三杉くん個人を問わず、兄さんも大きく評価していたわ。」 翼「片桐さんも…。」 小学生の頃から自分に対して注目し、中学時代には『翼にライバルなし』と公に言った人物。 その人物が大きく評価すると言ったならば、翼にとってはやはり複雑に違いなかった。 翼(三杉くん…小学生時代、俺が勝てないと一度は諦めた相手。 心臓病のハンデが無くなれば、やはり周囲は俺よりも君を上だと思うのか?) 既に克服したと思われていた翼の悪いメンタル…傲慢さがここで顔を出していた。 この傲慢さは決して天然な物ではなく、育んだのは周囲の弱さと、彼を持ちあげる大人達に違いなかった。 しかしブラジルの地においては、翼はライバルに困るという事がなかった。 また宿敵とも言える森崎とも何度も何度も試合をし、勝利と敗北のいずれも経験している。 一時はスランプや周囲との折り合いに苦しむ事もあったが、石崎やペペらの力でそれも解消されている。 即ち翼はブラジルにやってきた事で、技術だけでなく精神面も大きく成長する事が出来たと言える。 それなのに今、翼の胸の中ではかつて巣食われていたような感情の破片が、何かを主張しようと蠢いていた。
[643]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/25(土) 20:33:36 ID:??? カラン… ここで喫茶店の古めかしい主動ドアが開く音がした。 普通ならばそんな事は気にも留める事でもないが、陽子が手を上げたのを見て、翼は振り返った。 先着で ★誰か来たぞー→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 《ダイヤ、ハート》 森崎 《スペード、クラブ》 石崎 《JOKER》 豚みたいな臭気を放つ男。 ポルコ(紅の豚)みたいなイケメンではない。
[644]森崎名無しさん:2012/08/25(土) 20:33:53 ID:??? ★誰か来たぞー→ ハート3
[645]森崎名無しさん:2012/08/25(土) 20:34:01 ID:??? ★誰か来たぞー→ クラブJ
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