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【ヤベッチュ外伝も】Another-CU_4【超よろしく】
[682]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/26(日) 19:42:18 ID:??? 先程の心頭から一転して冷え切ってしまったか、ミハエルは悲しげな背中でこの場を離れて行く。 そして未だ頭に血が昇りっぱなしの石崎はミハエルを追いすがろうとするが… 石崎「クソっ、待ちやが…」 陽子「このっ…」 いきり立って走りだそうとする石崎の目の前に、陽子は素早く回り込み… 一瞬キョトンとした石崎に向け、彼女は腕を引き絞った。 バチィィィィィィン!!!! 石崎「ぶほっ!!!」 頬を思い切り張り倒した。 陽子「バカっ! なんで話を聞かないのよ!」 石崎「よ、陽子さん!? だだ、だってあのヤロウが…」 陽子「何が『だって』よ!? あれは……」
[683]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/26(日) 19:45:25 ID:??? 〜 回想に限りなく近い数分前 〜 ミハエル(ええと…あっ、WCはあそこですネ?) 案内図からトイレの位置を確認し、悠々と歩き始めるミハエル。 空港入口に近いその方向に、周囲を見回しながら危なっかしそうに歩いている少女が一人。 ミハエルは然程も気にする事なくWCのある方向へと向かっていた。 陽子「あっれぇ…? 石崎くんったら何処かしら?」 ヨタヨタ 距離が縮まり、ようやくミハエルも危なっかしそうな少女の存在に気がついた。 ぶつからないようと方向を僅かに転換させて通り過ぎようとした時… 陽子「キャッ…」 グラリ ミハエル「…っと!」 スッ 少女が転倒しそうになったのに気付き、ミハエルは思わずスッと距離を縮め… みっともなく転倒するより前に、少女の事を抱き支えて見せた。 素早い動き出しに、瞬時の出来事でも女性の体重を抱えられる腕の力…バレエスクールの賜物であろう。
[684]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/26(日) 19:47:19 ID:??? ミハエル「大丈夫ですカ?」 陽子「あっ、ど、どうも済みません!」 ミハエル「ふふ、気をつけなさイ。」 陽子「ありがとうございます…って、あれ?」 グッ それでミハエルは彼女の身体を離してWCへ向かうつもりだった。 しかし相手の少女の方はジッとこちらを凝視し、またミハエルの胸襟から手を放そうとしなかった。 当然ながらミハエルは戸惑う事となったが、力任せに引き剥がすという事も躊躇われた。 ミハエル(ワット?) 陽子「貴方、確か…」 怪訝な顔をするミハエルに向けて少女が何か言おうとした時、 奥にあるWCの方向から、如何にも下品そうな声が聞こえてきた。
[685]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/26(日) 19:49:04 ID:??? 石崎「ふう、出た出た。 身も心も軽いぜ。 って、あっ、ああーーーー!?」 陽子「えっ、この声…」 ミハエル(オーッ…下品な声、そして下品な顔……。 ボクの最も好まない雰囲気です。) WCから出てきたその男の顔を確認し、ミハエルはげんなりとした顔をした。 出来る事なら人生レベルで関わらずに居たいと思う感想であった。 石崎「てててて、テメェーーー! なに陽子さんを抱きしめてやがる! うらやま…いや、けしからん! こんの変態ヤロ――!!」 ミハエル「はっ…?」 陽子「えっ? あっ…… キャッ!」 ドン 石崎の叫びにキョトンとするミハエルと、傍目から見た自分の体勢に気がつき、慌てて離れる陽子。 その『キャッ』という言葉に石崎のブロークンハートは更にヒートアップである。
[686]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/26(日) 19:50:32 ID:??? 石崎「こ、このヤロウ…嫌がる陽子さんを無理やり…!」 ミハエル「何を言っているのか分かりませン。 それよりもトイレから出たばかりの汚い手で服に触らないで下さイ。」 陽子「ちょ、ちょっと石崎くん! この人は私を助けて…」 石崎「んのやろ…。 陽子さん、もう安心ですよ。 このオカマ変態ヤロ―は俺がきっちり叩きのめしてやりま…」 ミハエル「お、オカマ!? しかも変態…!? い、言いマシタねこの類人猿!!!!」 冷静だったミハエルも突然激昂した。 どうやら興奮した石崎の言葉が彼の逆鱗に触れてしまったようである。 陽子「ふ、二人とも話を聞いて!」 …と必死に止める陽子の言葉は全く聞こえていないようだった。
[687]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/26(日) 19:51:51 ID:??? 石崎「る、類人猿だぁーー!?」 ミハエル「いや、類人猿は上等過ぎマス! キミにはヤマザルがお似合いデース!!」 石崎「こ、こいつぅ…もう許さねえぞ!?」 陽子「やめて――――!!!!!」 大声を上げながら、二人の間に割って入る陽子。 元はと言えば彼女の不用意さが原因であったが…それにしてもこんなトラブルはない。 そして騒ぎを聞きつけたか、どんどん人が集まって来ており、これでは晒し物である。 陽子「とにかくこっち!」 見世物になって空港の係員に取り押さえられるような問題は流石に拙い。 ともかく陽子は強引に二人の腕を取ってその場を離れるしかなかった。 〜 回想に限りなく近い数分前終わり 〜
[688]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/26(日) 19:53:56 ID:??? 三杉「なるほど…」 石崎「うえっ……そ、そうだったの? それならそうと…」 陽子「言ったじゃない、何度も何度も…! なのに全然聞いてくれなくて、最低最悪よ!!」 石崎「そ、そんなぁーーー」 三杉(失敗した。 と言うか…) どうやら事実はミハエルが完全な被害者であったらしい。 彼は些少もやらかした事実なく、一方的に言いがかりをつけられただけだったのだ。 それなのに、三杉はミハエルが陽子に少しでも何かやらかしたのだと思った事になる。 …今回の件で真っ白だったミハエルとしては当然不愉快に思った事であろう。 三杉(浅はかな思い込みでミハエルを傷つけてしまった? …しかも試合前に! 僕はなんと言う迂闊!) 陽子「はぁ………三杉くん。」 三杉「なんでしょうか…」
[689]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/26(日) 19:56:48 ID:??? 陽子「ごめん、私も色々迂闊だったわ。 こんな事になるなんて…」 三杉「いえ…いや、そうかも知れませんが…」 陽子「でも貴方もそうよ? キャプテンとして流石にアレは…」 三杉「………分かっています。」 陽子「今日の所は、石崎くんと私は引き上げるわ。 ちょっと、交流どころじゃないみたいだし…。」 ☆三杉「ええと…」 A 仕方ありません、お引き取り下さい。 B ダメです、二人ともこのまま帰すわけにはいきません。 C ダメです、石崎だけ帰して下さい。 D ダメです、石崎は残して貴女だけ帰って下さい。 E その判断はそちらの好きにして下さい。 F その他 3票選ばれた選択肢で続行します。(メル欄空白でお願い致します)
[690]669:2012/08/26(日) 20:02:27 ID:??? 戦犯の私にはとても選べぬ〜 他の方にお任せっ
[691]森崎名無しさん:2012/08/26(日) 20:03:46 ID:??? すまねえ…
[692]森崎名無しさん:2012/08/26(日) 20:06:10 ID:??? いやむしろこんな所で投げっぱなしジャーマンで任されても困る
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0ch BBS 2007-01-24