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【ヤベッチュ外伝も】Another-CU_4【超よろしく】
[829]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/09(日) 23:11:16 ID:??? > D 話はサンパウロ戦の後にする事を提案する ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 賀茂の提案に三杉は興味持たないでもなかった。 この言葉だけでは何も分からない為、返事をするには全容を聞かねばならなかったが。 しかし三杉としては他の理由により、今ここで詳細を聞く事も避けたかった。 三杉「話は明日のサンパウロ戦を終えた後にしましょう。」 賀茂「むむっ……そうか。」 肩を透かせてしまったか、賀茂は少々渋い顔を見せる。 しかしすぐに表情を戻し、再びニンマリと皮肉味のある笑みを浮かべる。 賀茂「ふん。 今は試合に集中したいって所か?」 三杉「それもありますが、一番の理由は新田ですよ。」 賀茂「おお………なるほどな。」 三杉は賀茂の回答に満足した。 同じ境遇の新田瞬の事を考えると、今ここで返事をする事は当然出来ない。 そして自分だけに出されるオファーというのであれば、それもまたある意味で考えものである。
[830]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/09(日) 23:12:26 ID:??? 三杉「納得してくれたという事は、新田もこの席に入れるべきという事ですよね?」 賀茂「その通りだ。」 三杉「ならば話は新田も交えて。 そして試合に妙な影響を与えさせない為にも、また後日と言う事で…」 賀茂「OK、いいだろう。」 三杉「ではこの場は失礼します。 興味深い話を聞けましたよ。」 賀茂「ふん、調子のイイやつだな。」 三杉は賀茂に一礼して美術館を後にした。 もう穏やかに絵画を楽しむような気はなかった。 高揚によってやや紅潮した顔を二、三度叩き、現実へと意識を戻す。 三杉(この高揚は明日の試合で出すべき物だ…。 今は忘れよう。) 美術館の外へ出ると、湿度と気温の落差でむせる思いだった。 しかしそんな環境でも三杉はホテルまでの帰路を走り出す。 まだ早い興奮を、今少しでも発散させておくために。 そして三杉達は翌日まで英気を養うのであった―――
[831]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/09(日) 23:21:47 ID:??? 先着で ★サンパウロ側のエピソード→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 《ダイヤ数字》 ロベルトがジョアンの手紙を読んでいる。 《ハート》 バビントンが何を目的とするでもなく満月を見詰めている。(Kで何かが起こる?) 《スペード》 ストラットが電話をしている(奇数でバンビーノ、偶数でミアータ) 《クラブ》 ドトールとアマラウ、そして石崎が話をしている。 《ダイヤ絵柄、JOKER》 ロベルトの部屋のドアを翼が叩いた。
[832]森崎名無しさん:2012/09/09(日) 23:22:05 ID:??? ★サンパウロ側のエピソード→ スペードK
[833]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/09(日) 23:22:51 ID:??? >>820 その通り、Dはベターでした。 試合の事もありますが、新田的な意味でも。 >>821 少々ネタばれをしても良いですよ。 ただし賀茂の口からになりますが。 >>822 そこまで…どんだけだよブンブンてば。 >>823 賀茂の思惑がどうか、という意味を考えるのは大事です。 >>824 そういう話にはなりませんでしたね。 >>825 あまり入れたくないメンバーですw >>826 遂に最終兵器SGGKとSGGPが… >>827 いやはや驚きました。 早い回復をお祈りしております。
[834]森崎名無しさん:2012/09/09(日) 23:23:15 ID:??? バビ様……スート違いです……無念w
[835]森崎名無しさん:2012/09/09(日) 23:23:23 ID:??? マーク違いだよォ
[836]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/09(日) 23:24:05 ID:??? あと一回更新できるか微妙な感じです〜。
[837]森崎名無しさん:2012/09/10(月) 00:22:13 ID:??? > ★サンパウロ側のエピソード→ スペードK > ストラットがバンビーノと電話をしている バンビーノ「次のクラブ(負傷)活動いつにしようか?」 ストラット「オレのそばに近寄るなああーーーーーーーーッ!!」
[838]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/11(火) 13:04:36 ID:??? 済みません、ご迷惑をおかけしました。 それ以外に言葉がございません。 >>834-835 バビ様的にも無念でしょうが、今回のスペードの結果的にもきっと皆さまは後悔すると思います。 スト様のトラウマ再び。 >>837 終わりのないのが終わり。 それがクラブAレクイエム。 ============================================ > サンパウロ側のエピソード→ スペードK > 《スペード》 ストラットが電話をしている(奇数でバンビーノ) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ストラット「いよいよ明日に迫ったよ。」 バンビーノ『ああ。 無事試合が行われる事になって、オレも安堵している。』 試合前日の夜… サンパウロのエースストライカー、チェザーレ・ストラットは親友に電話をかけた。 数年前に大怪我を負わせ、ブラジルまで逃げて来る切っ掛けとなった親友・バンビーノへと。 あの日、バンビーノが訪ねて来るまでの日々はストラットにとって苦難であった。 過去の罪に懺悔を想うも、それでもカルチョにすがるしかない自分を呪う日々。 夢も希望もない、まさに後悔ばかりしかなかった。
[839]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/11(火) 13:05:38 ID:??? しかしストラットはようやく拾い掬われつつある。 明日、三年振りにイタリアのクラブチームとカルチョができる。 これは彼にとって他に替えられぬ幸福であり、また恐怖でもあった。 万感胸に迫るという言葉は、今の彼の心情を表わすに相応しいであろう。 自然と口数も少なくなるが…。 バンビーノ『フフ、大丈夫かストラット。 フロレンティア・ヴィオラは手強いぞ? 感傷に心を奪われていると無惨な事になる程度にな。』 それを察したバンビーノはストラットへ注意を喚起した。 バンビーノにとっても思う所のあるカードだが、今回は親友を応援すると決めていた。 なにしろ今回の試合はストラットがジョカトーレとして再び認められるかに係わっている。 ストラット「忠告感謝するさ。 相手がコッパ・イタリア・プリマヴェーラで優勝したチームって事も調べた。 ジノ、ジェンティ―レ、ランピオン達全員を破った奴ら相手に感傷を抱く余裕なんてないだろうな。」 バンビーノ『解かっているのなら良い。 ジェンティ―レ達が悔しがるような結果を聞かせてくれ。 実力によって過去を清算する機会を手に入れるためにも…な。』 ストラット「………」 そう、フロレンティア・ヴィオラとの試合はストラットにとって感傷を刺激するだけの物ではない。 今後再びイタリアの地に立つ事が出来るか、ミラノの青空の下を歩けるかに係わる試合であった。
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0ch BBS 2007-01-24